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浪人生で大学合格を目指す方の中には奨学金を利用したいと考える方も多いのではないでしょうか。浪人生でも奨学金を受け取ることはできますが、必要な手続きや気をつけなければならないことがあります。ここでは、実際の奨学金受給者が申し込み方法や注意点を解説します。

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

浪人生でも奨学金をもらえる?申し込みに必要な手続きは?

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの品川です。


知人から、こんな相談がありました。


浪人して大学に合格できたけど、奨学金は利用できるの?

大学に入学すると、様々な費用が発生します。ご家族で準備されている資金だけでは賄いきれないかもしれません。  


日本学生支援機構が公表している奨学金ガイドブックによると、 大学生の支出平均は、1,884,200円。 


収入の平均は、1,965,900円。その内家族からの給付が60.1%、奨学金が19.6%、アルバイトが18.1%となっています。 


データから、家族の支援だけでは大学生活を送れないことが分かります。 アルバイトを増やせば…と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、大学生は勉強することに時間を費やすべきです。 


条件を満たせば、浪人生でも奨学金を利用することが出来るのです。 


今回のポイントは、

  • 給付奨学金は高校卒業後2年以内に大学入学すれば利用可能 
  • 学力と家庭の収入によって利用できる奨学金が異なる 
  • 奨学金の時期ごとの申込方法 

です。 


実際に奨学金を利用している経験から、説明させていただきます。 「これから奨学金を利用したい」と考えているあなたのお手伝いになれば幸いです。

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奨学金は浪人生でも高校卒業後2年以内に大学入学すればもらえる!



日本学生支援機構の給付奨学金申込資格には以下の記載があります。


  1. 2021年3月末に高校等を卒業予定の人
  2. 高校等を卒業後、2年以内の人

以上のどちらかを満たす必要があります。


つまり、浪人生でも高校卒業後2年以内に大学へ入学すれば給付奨学金を利用できるということです。


「高等学校卒業程度認定試験」に合格した方は、これから説明する方法とは申込方法が異なりますので、後述します『高卒認定試験で合格した場合は日本学生支援機構に申請を』をご覧ください。


また、三浪以上の多浪生であっても、貸与奨学金であれば申請可能ですので安心してください。

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浪人生が奨学金を申し込む方法!必要書類の書き方や期限を解説!



奨学金の申込方法は大学進学前に申し込む「予約採用」と大学進学後の在学中に申し込む「在学採用」があります。


浪人生の場合でも、予約採用・在学採用ともに申込をすることができます。


予約採用は、浪人生の場合は卒業した学校等を通じて申込をします。募集期間は第一種と第二種で異なり、第一種の方が締め切りが早いので準備を早めにしておく必要があります。高校によって多少の差はありますが、第一種はおおむね4~7月上旬頃、第二種は4月~翌年1月中旬頃までとなっています。


在学採用は、大学進学後に申込むことになります。


それでは、奨学金申請の流れを解説していきます。

申請の流れを解説

予約採用の手続きの流れは以下の通り。

≪進学前≫

  1. 募集
  2. 申込・書類提出
  3. 学校からの推薦
  4. 日本学生支援機構での選考
  5. 採用候補者決定通知の交付
≪進学後≫
  1. 進学届を進学先へ提出
  2. 機構から採用決定の通知
  3. 返還誓約書の提出
  4. 奨学金の入金
  5. 卒業
  6. 返済開始

予約採用の場合は、高校在学中や浪人中に申込をすることとなります。申込の結果「採用候補者」となっても正式に奨学金を受け取れると決まったわけではありません。


大学へ進学後、進学先へ進学届や変換誓約書を提出することにより給付奨学生として採用され、奨学金の振込みが始まります。 


また、マイナンバー等の提出書類は専用の封筒で、本人が郵便局の窓口から簡易書留により直接日本学生支援機構へ郵送となります。


もし、予約採用の申込を失念していたとしても、在学採用の申込は大学入学後に手続きが出来ますので、安心してください。


在学採用の手続きの流れは以下の通り。

  

≪進学後≫

  1. 学校の奨学金申込時説明会に出席
  2. 必要書類を学校へ提出
  3. JSASの識別番号の交付を受け取る
  4. スカラネットによる奨学金申込み
  5. 学校による推薦者の選考・機構による選考・採用決定 
  6. 学校の奨学金採用時説明会に出席 
  7. 返還誓約書を学校へ提出
  8. 奨学金の入金
  9. 卒業
  10. 返済開始
予約採用との違いは、進学後に手続きを始めることです。

大学入学後、間もなく奨学金の説明会が開催されますので、忘れずに参加するようにしましょう。説明会で記入書類の説明等を受けることができます。

必要書類とその書き方を解説



必要書類は給付奨学金と第一種・第二種貸与奨学金で少し異なります。基本的な申込内容はスカラネットで入力しますが、下記書類については記入・提出が必要となります。


給付奨学金の場合

  • マイナンバー提出書
  • 給付奨学金確認書
  • 提出書類一覧表


第一種・第二種貸与奨学金の場合

  • マイナンバー提出書
  • 貸与奨学金確認書兼同意書
  • 提出書類一覧表
給付奨学金確認書および貸与奨学金確認書兼同意書は、申込者本人と、申込者本人が記入日時点で未成年の場合は親権者の記入・署名押印が必要です。 親権者が父母ともにいる場合は、父母 2 人ともそれぞれ記入・署名押印が必要となります。 

親権者が海外に在住していたり、単身赴任等により別居している場合であっても、記入・署名押印する必要がありますので、この場合は単身赴任先へ確認書を送る等により作成しましょう。記入に関して特殊な事情がある場合は、学校へ相談するようにしましょう。

記入時に間違えてしまった場合は、二重線に訂正印を押して訂正しましょう。また、署名する際は、住民票に記載されている通りに書く必要がありますので、注意してください。

マイナンバーの提出は、学校から配付される「マイナンバー提出書のセット」(青色の封筒)の中に入っている、専用の提出用封筒(青色)を使って、必要な書類を郵便局の窓口から簡易書留で郵送します。提出先は学校ではなく、機構となっていますので気を付けましょう。 

マイナンバー提出書には、インターネット(スカラネット)での申込みに必要な「申込ID」及び「パスワード」が記載されていますので、インターネット(スカラネット)で入力する前に、「マイナンバー提出書」を提出しないよう注意してください。

上記の書類は、全員が提出しなければいけないものですが、場合によっては上記以外の提出書類が求められることがあります。申込みのてびきをよく読んで、提出書類を確認するようにしましょう。

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日本学生支援機構の奨学金は3種類!給付額や返済額について解説



日本学生支援機構の奨学金は以下の3種類です。 


  • 給付奨学金【返済不要】
  • 第一種貸与奨学金【返済有・無利子】
  • 第二種貸与奨学金【返済有・有利子】

給付奨学金、第一種貸与奨学金、第二種貸与奨学金の順に受給条件が緩和されています。
受給条件には学力基準と家計基準があり、どちらも満たす必要がありますので、後述する解説をご覧ください。

それぞれの奨学金ごとに利用できる金額が異なりますので、自身が大学進学後にどれくらい学費・生活費が必要か、収入はどのくらいになるか試算してみましょう。
平均的な大学生の支出と収入の金額については、奨学金ガイドブックを参照ください。

ここで留意しておかないといけないことは、貸与奨学金の場合は卒業後に返済していくということです。必要以上に奨学金を借りて、将来自分の首を絞めることがないように注意して、利用する奨学金を決めましょう。

①給付奨学金【返済不要】

給付奨学金は、その名の通り返済不要で奨学金が「給付」されます


給付奨学生として採用されてから大学を卒業するまで、家族の所得金額に基づく第1~第3区分に応じて、通学形態(自宅通学・自宅外通学)によって定まる下表の金額(月額)が、原則として毎月振り込まれます。


【国公立の場合】 

区分自宅通学自宅外通学
第1区分29,200円66,700円
第2区分19,500円44,500円
第3区分9,800円22,300円


【私立の場合】

区分自宅通学自宅外通学
第1区分38,300円75,800円
第2区分25,600円50,600円
第3区分12,800円25,300円


国公立と私立ともに、奨学金の限度額は自宅外通学>自宅通学、第3区分>第2区分>第1区分となっています。表にある区分についてご説明すると、自宅通学と自宅外通学は言葉の通りですね。第1区分~第3区分がどのように決まるのかというと、家族の収入の多寡によって区分分けされています。


ご自身がどの区分に該当するかは、日本学生支援機構の進学資金シミュレーターでも確認することができます。

ご参考までに、以下は日本学生支援機構が公表している収入基準を一部抜粋している表となります。


給付奨学金の第1区分収入上限【出典:日本学生支援機構より抜粋】

世帯人数世帯構成収入
2人本人・母229万円
3人本人・母・高校生289万円
4人本人・父・母・高校生295万円


給付奨学金の第2区分収入上限【出典:日本学生支援機構より抜粋】

世帯人数世帯構成収入
2人本人・母332万円
3人本人・母・高校生391万円
4人本人・父・母・高校生395万円


給付奨学金の第3区分収入上限【出典:日本学生支援機構より抜粋】

世帯人数世帯構成収入
2人本人・母402万円
3人本人・母・高校生457万円
4人本人・父・母・高校生461万円


第1区分は給付額が多いですが、収入の要件がかなり厳しくなっています。反対に第3区分は給付額が少なくなりますが、収入要件は緩和されていますね。

②第一種貸与奨学金【返済が必要・無利子】



第一種貸与奨学金と第二種貸与奨学金の違いは、利息の有無です。第一種は無利子ですが、第二種では有利子となっていますので、第一種の方が採用要件は厳しくなっています。

【出典:日本学生支援機構より抜粋】

区分自宅自宅外
国公立20,000円
30,000円
45,000円
20,000円
30,000円
40,000円
51,000円
私立20,000円
30,000円
40,000円
54,000円
20,000円
30,000円
40,000円
50,000円
64,000円



奨学金の返済方法は、毎月一定金額を返済していく方法が一般的です。卒業後に算出される返済金額が口座から引き落としされる口座振替での返済となります。


奨学金の月々の返済金額は、貸与を受ける総額によって異なります。

【出典:日本学生支援機構 返還期間(回数)より抜粋】

貸与総額割賦金の基礎額返済回数
100万円90,000円132回(11年)
150万円110,000円156回(13年)
200万円140,000円168回(14年)
300万円170,000円204回(17年)

「割賦金の基礎額」がおおよその年間返済金額となります。例えば、毎月50,000円の奨学金を入学してから利用し続けた場合は、50,000円×4年間×12か月で、総額240万円の奨学金を利用することとなります。240万円の割賦基礎額は16万円ですので、15年間毎月13,000円程度を返済していく計算になりますね。


第二種貸与奨学金【返済が必要・利子あり】

第二種貸与奨学金は、他の奨学金と違って月額20,000円~120,000円の内から1万円単位で受給する金額を自由に選ぶことが出来ます。

返済方法は前述したとおりで、貸与総額によって返済金額や返済回数が変わってきます。

第二種貸与奨学金は有利子となっており、利率の算定方法について申込時に利率固定方式か、利率見直し方式のどちらかを選択します。申込時に選択した「利率の算定方法」は、貸与期間が終了する年度の一定時期まで変更することができます。 

  • 利率固定方式・・・貸与終了時に決定した利率が奨学金の返済完了まで適用されます。 将来、市場金利が上昇しても下降しても利率は変動しません。 
  • 利率見直し方式・・・返済期間中、約5年ごとに適用利率が見直されます。 将来、市場金利が上昇・下降した場合は利率が変動します。 
なお、いずれの方式も利率は年3%が上限となっており、在学中及び返還期限猶予中は無利息です。

令和2年度の3月時点の貸与利率は、利率固定方式では0.268%、利率見直し方式では0.004%となっています。
貸与総額が300万円だとすると、初年度は利率固定方式では年間8,040円の利息、利率見直し方式では120円の利息が発生する計算となります。
※実際には毎月返済元本が減っていくのでこれよりも低い利息負担となります。

通常の教育ローンよりもかなり低い金利水準となっていますが、金利が無いのに越したことはないので、第一種を優先して申し込むようにすることをお勧めします。

奨学金を受け取れる条件を紹介!学力基準と家計基準を満たす必要あり!



奨学金は種類ごとに受け取れる条件が異なり、「学力基準」と「家計基準」を満たす必要があります。


まずは学力基準からみていきましょう。


学力基準 【出典:日本学生支援機構より抜粋】


給付奨学金の場合

  1. 高等学校等における評定平均値が3.5以上であること、又は、入学者選抜試験の成績が入学者の上位2分の1の範囲に属すること
  2. 高等学校卒業程度認定試験の合格者であること
  3. 将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること


第一種貸与奨学金の場合

  1. 高等学校又は専修学校高等課程の1年から申込時までの成績の平均値が3.5以上
  2. 高等学校卒業程度認定試験に合格した人又は科目合格者で機構の定める基準に該当する人 
  3. 生計維持者(父母等、2人いる場合は2人とも)の住民税(所得割)が非課税であって、以下のいずれかに該当するとして学校長の推薦を得られる人 ・特定の分野において特に優れた資質能力を有し、進学先の学校において特に優れた学習成績を修める見込みがあること ・進学先の学校における学修に意欲があり、進学先の学校において特に優れた学習成績を修める見込みがあること




第二種貸与奨学金の場合

  1. 高等学校又は専修学校(高等課程)における学業成績が平均水準以上と認められる者 
  2. 特定の分野において特に優れた資質能力を有すると認められる者 
  3. 大学における学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがあると認められる者
  4. 高等学校卒業程度認定試験に合格した人又は科目合格者で機構の定める基準に該当する人


家計基準【出典:日本学生支援機構より抜粋】


給付奨学金の場合は、前述した表の第3区分を上回る収入がある場合は採用要件から外れますので、第一種あるいは第二種貸与奨学金の申請を検討しましょう。


第一種貸与奨学金の場合

世帯人数給与所得者給与所得者以外
3人657万円286万円
4人747万円349万円
5人922万円514万円


第二種貸与奨学金の場合

世帯人数給与所得者給与所得者以外
3人1009万円601万円
4人1100万円692万円
5人1300万円892万円



浪人生が奨学金を申し込むときの注意点4選!



浪人生も奨学金を利用することはできますが、注意しなければならない点があります。現役の学生と違い、在学していた高校とは疎遠になりがちです。


予約採用の場合は、出身高校から奨学金の申請を行うため、申し込み期限を忘れずに申請することが必要です。


浪人生の奨学金申請方法は基本的には現役学生と同じです。それぞれの注意点を把握して、正しく申請をできるようにしましょう。


以下では、注意点を4つご紹介していきます。

①4月に予約申し込みをしても浪人すると奨学金はもらえない

浪人生が奨学金の申請で注意すべき1点目は、予約申し込みをしても浪人すると奨学金はもらえないことです

高校在学中に予約申し込みをして、採用決定していたとしても、浪人をしてしまうと奨学金の予約採用はキャンセルとなってしまいます。

2浪までは奨学金の予約採用の申し込みは可能ですので、再度申し込みを行うようにしましょう。

②マイナンバーカードが必要



浪人生が奨学金の申請で注意すべき2点目は、マイナンバーカードを準備することです。奨学金の申請をするにあたり、マイナンバーカードと身分証明書(顔写真付きなら1種類、顔写真無しなら2種類)を提出する必要があります。

現役の学生であれば、顔写真付きの学生証が身分証明書で認められますが、予備校の学生証では身分証明書の代わりとなりません。

マイナンバーカードを準備していれば、マイナンバーの提出と身分証明が同時にできるので、事前に準備しておくと便利です。

③第1種は高校への申し込み期限が春

浪人生が奨学金の申請で注意すべき3点目は、奨学金の申請には申し込み期限があることです。

高校在学中であれば、進路担当の先生から奨学金の案内があると思いますが、浪人生は自分で情報収集をしなければいけません。

第一種貸与奨学金の場合は、春しか申請できないことがあります。

通常、春と秋に予約採用の募集がありますが、第一種は春にしか募集しないこともありますので、春の募集に間に合うように注意が必要です。

④再入学だと奨学金はもらえない


浪人生が奨学金の申請で注意すべき4点目は、他大学に一度入学している場合は奨学金の申請ができないことです。
仮面浪人と言われる、一旦大学に入学しておいて他の大学を受験しなおす場合等が該当します。これは、受給資格を明確にして二重受給を防ぐためです。

浪人生が春の申し込みを忘れたときの対処法2選!



上述したように、春の方が奨学金の募集を多く行っていることから、浪人生は春に奨学金の申請を行うことをお勧めします。

もし、奨学金を申請することを忘れてしまった場合、秋・大学入学後にも奨学金申請のチャンスはありますので、安心してください。

①入学後春の在学採用で申請する

浪人生が春の申し込みを忘れてしまった場合の対処法の一つ目は、入学後に在学採用で申請することです。

大学入学後に奨学金の説明会がありますので、そこで資料をもらい申請手続きを行います。

説明会の案内は全学生にありますが、説明会に参加するかは自己判断になります。うっかり説明会に参加することを忘れないように気を付けましょう。

②秋の追加募集で応募する

浪人生が春の申し込みを忘れてしまった場合の対処法の二つ目は、秋の追加募集に応募するです。

多くの浪人生は、春の奨学金募集で申請をしています。機構も春に多くの募集を行っていますが、浪人生を対象とした奨学金の追加募集は秋にも行われています。

春に奨学金の申し込みをし忘れてしまった場合でも応募することは可能です。ただし、追加募集の人数は春よりも少ないのでできるだけ早く準備しましょう。

高卒認定試験で合格した場合は日本学生支援機構に申請を



予約採用などでは、通常高校を通して奨学金の申し込みを行うことになりますが、高等学校を卒業せず、高等学校卒業程度認定試験を利用して大学進学を考えている人の場合は、直接JASSOに申し込みを行います。

科目合格者・出願者の場合も同様で、いずれも予約採用が可能です。

奨学金受給者の体験談を紹介!【申請の際に注意したことは?】

私自身、大学入学後に在学採用で申請をして奨学金を利用しています。


もともと地元の国公立大学に行くつもりで、実家から通い授業料だけは両親から支援してもらう予定でした。無事地元の国公立大学に入学できましたが、実家から大学へ通うのに1時間半かかり、時間がもったいないと感じて下宿することに決めました。


下宿の家賃や生活費もろもろで、月5万円は必要だと感じたのですぐに奨学金の説明会に参加して、奨学金の申請を行いました。


申請の際に、家族の所得証明などはすぐに準備できましたが、両親以外の保証人の署名が必要だとわかりました。その時は伯父が地元にいたので頼むことが出来ましたが、仕事の都合がつかず、署名をしてもらうのに時間がかかりました。


申請自体は難しくなく、随時大学構内にある学生支援センターで質問ができるようになっていました。


4月に申請をして、6月頃に4月・5月・6月分がまとめて私の銀行口座に振り込まれました。月5万円受給していましたが、田舎暮らしでしたし、無駄遣いしなければ生活には全く困りませんでした。


大学4年間毎月5万円の奨学金を受給していたので、計240万円を現在も返済しています。毎月13,000円ほどの返済をしており、生活にも大きな影響はありませんが、負担があることには変わりはないので、利用する金額はよく考えてから申請することが重要です。

まとめ:浪人生は2浪までなら給付奨学金を受け取れる!貸与奨学金なら制約はない!

いかがでしたでしょうか。浪人生も2浪までなら給付奨学金を受け取れますし、貸与奨学金であれば三浪しても申し込むことができます。


奨学金の細かいルールはその年によって変更があることが考えられますので、早めに申請の準備をして疑問点がでたら日本学生支援機構へ問い合わせをしてみることをお勧めします。