
・親子リレーローンは同居しないと組めないの?
・同居しないで親子リレーローンを組む際の注意点はある?
なんてお悩みではありませんか?
<結論>
親子リレーローンは「同居しないと組めない」なんてことはありません!数は少ないものの、別居でも契約できるローン(フラット35など)を提供している金融機関もあります。
ただし、同居しないで親子リレーローンを組むと他のローンを組みにくくなる、贈与税・親族トラブルが発生する可能性があることには要注意。
本記事では、親子リレーローンは同居しないと組めないのか、同居しなくても利用できるフラット35の「親子リレー返済」の特徴や、同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点を紹介します。
最後まで読めば、フラット35の「親子リレー返済」の概要、自分の家庭には親子リレーローンが向いているのかどうか見当がつくはず。ぜひご覧ください!

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 親子リレーローンは同居しないと組めない?
- 同居しなくても利用できるフラット35の「親子リレー返済」とは?
- 同居または同居予定の有無は融資条件に含まれていない
- 返済期間は子どもの年齢を基準に設定できる
- 団信はどちらか一人が加入できる
- あなたの家庭にぴったりの方法は?FPと一緒に最適な返済プランを考えよう
- 同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点
- 別のローンが通りにくくなる可能性がある
- 「みなし贈与」のリスクを回避する
- 家族全員で話し合って将来の相続トラブルを防ぐ
- 無料FP相談を活用して無理のない返済計画を立てる
- 親子リレーローンでよくある質問
- 親または子が途中で亡くなった場合はどうなりますか?
- 親子リレーローンの審査は厳しいですか?
- 親子リレーローンはどんな人に向いてますか?
- 【まとめ】親子リレーローンは同居しなくても利用可能!無理のない返済計画を考えよう
親子リレーローンは同居しないと組めない?
親と子が共同でローンを組み、2世代に渡って返済していく「親子リレーローン」。ほとんどの銀行では同居もしくは同居予定が融資の条件となっており、親子のライフプランによっては利用ができないことも。
しかし、数は少ないものの、別居でも契約できるローン(フラット35の親子リレー返済など)を提供している金融機関もあります。
同居しなくても利用できるフラット35の「親子リレー返済」とは?

同居しないご家庭でも利用できるフラット35の「親子リレー返済」について紹介していきます。
- 同居または同居予定の有無は融資条件に含まれていない
- 返済期間は子どもの年齢を基準に設定できる
- 団信はどちらか一人が加入できる
同居または同居予定の有無は融資条件に含まれていない
フラット35の「親子リレー返済」は、契約者(親)と後継者(子)が同居しないご家庭でも利用できます。
さらに、契約者の年齢が70歳を超えていても、後継者が下記のすべての要件を満たしていれば申し込み可能です。
- 契約者の子・孫(直系卑属)、またはその配偶者で定期的収入がある
- 申込時の年齢が満70歳未満
- 連帯債務者になること
返済期間は子どもの年齢を基準に設定できる
団信はどちらか一人が加入できる
フラット35の「親子リレー返済」の団信は、親と子のどちらか一方が加入できます。
年齢制限は満15歳以上満70歳未満、保障は満80歳の誕生日の属する月の末日までです。
親が団人に加入、80歳を超えて保障が終了した際には子が団信に加入できます。
あなたの家庭にぴったりの方法は?FPと一緒に最適な返済プランを考えよう

子どもの住宅購入を支援したいけど、年齢がネックになって審査に通らない、返済期間が短くなる…。
そんな方におすすめなのがフラット35の「親子リレー返済」。同居の予定がなくても利用でき、融資可能額を増やせる可能性があります。
ただし、返済期間が長くなればその分利息がかさみ返済総額が増えるほか、団信の保障を受けられるのは親か子どちらかのみといった注意点も。
自分の家庭は親子リレーローンを利用した方がいいのか、生前贈与など他の方法を活用した方がいいのかなど。マネーキャリアのFP相談を活用して、慎重に検討しましょう。

同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点

同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点を紹介します。
- 別のローンが通りにくくなる可能性がある
- 「みなし贈与」のリスクを回避する
- 家族全員で話し合って将来の相続トラブルを防ぐ
- 無料FP相談を活用して無理のない返済計画を立てる
別のローンが通りにくくなる可能性がある
同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点は、別のローンが通りにくくなる可能性があること。
親子リレーローンを利用すると、親と子の返済負担率(年収に占めるローン返済額の割合)が上がることに。
住宅ローンは借入金が高額となることもあり、他のローン審査に通りにくくなる可能性があります。
「みなし贈与」のリスクを回避する
家族全員で話し合って将来の相続トラブルを防ぐ
同居しないで親子リレーローンを組む際は、家族全員で話し合って将来の相続トラブルを防ぎましょう。
親子リレーローンにより購入した住宅は、親が亡くなった際に相続対象となります。事前に他の兄弟姉妹と話し合っておかないと、相続割合などをめぐってトラブルが起きる可能性があります。
無料FP相談を活用して無理のない返済計画を立てる
同居しないで親子リレーローンを組む際は、無料FP相談を活用して無理のない返済計画を立てるのがおすすめ。
親子リレーローンは借入額を増やせる・返済期間を延ばせるメリットがあります。
ただし、無理のない返済をしていくには、「借りられる額」でなく「返せる額」を基準に借入額を検討せねばなりません。また、返済期間が長くなればなるほど利息がかさみ、返済総額が増えていくことに。
親子リレーローンを組む際は、マネーキャリアの無料FP相談を活用して、将来のお金の流れを見える化。無理なく返済していけるか慎重にシミュレーションしましょう。
親子リレーローンでよくある質問
親子リレーローンでよくある質問に回答していきます。
- 親または子が途中で亡くなった場合はどうなりますか?
- 親子リレーローンの審査は厳しいですか?
- 親子リレーローンはどんな人に向いてますか?
親または子が途中で亡くなった場合はどうなりますか?
フラット35の「親子リレー返済」の団信は、親と子のどちらか一方が加入できます。
例えば、親が団信に加入している場合。親が亡くなると、親の負担割合分の住宅ローン残債は0となります。
逆に子が団人に加入している場合は、親に万が一のことがあっても残債はなくならず、子が返済しなくてはなりません。
親子リレーローンの審査は厳しいですか?
親子リレーローンは、親と子の収入や信用情報を審査されます。
親は年金暮らし・高齢でも審査に通りやすい一方で、子の審査は厳しめ。
特に重視されるのは収入と年齢です。 収入が安定していない、他にもローンを組んでいる場合は返済能力が低いとみなされ審査が通らないことも。
そして多くの場合、子が定年退職するまでに完済することを求められます。
親子リレーローンはどんな人に向いてますか?
親子リレーローンは下記のような人に向いています。
- 親の年齢が高く、単独ではローンが組めない人
- 子だけ、親だけの収入では希望額の融資を受けられない人
- 実家の建て替えや二世帯住宅を検討している家庭
【まとめ】親子リレーローンは同居しなくても利用可能!無理のない返済計画を考えよう

本記事では、親子リレーローンは同居しないと組めないのか、同居しなくても利用できるフラット35の「親子リレー返済」の特徴や、同居しないで親子リレーローンを組むときの注意点を紹介しました。
<結論>
親子リレーローンは同居しないと組めないわけではありません!数は少ないものの、別居でも契約できるローン(フラット35など)を提供している金融機関もあります。
ただし、同居しないで親子リレーローンを組む際は他のローンを組みにくくなること、「みなし贈与」のリスクや親族トラブルに注意が必要です。

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