
・つなぎ融資を使わないデメリットって?
・分割融資や土地先行融資の方が自分には合ってるのかな?
なんてお悩みではありませんか?
<結論>
つなぎ融資を利用しない場合、登記手続きなどの費用負担が増える、資金計画が立てにくいなどのデメリットが生じます。
特に、分割融資や土地先行融資を活用するなら金融機関を早めに決める、資金計画を綿密に立てるなどの対策が必須に。

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- つなぎ融資を使わないデメリット5選
- 自身で資金を調達しなければならない
- 登記手続きなどの費用負担が増える
- 分割融資は取り扱う金融機関が限られる
- 建築スケジュールに制約が生じる
- 資金計画が立てにくい
- つなぎ融資を使わずに住宅ローンは組める?デメリットを知りたい人はFPに相談しよう
- 【実際どうだった?】つなぎ融資を使わなかった人の体験談
- 住宅ローン実行までの資金はどのように調達しましたか?
- つなぎ融資を使わないことで困ったことは?
- つなぎ融資を使わないでよかったことは?
- つなぎ融資を使わずに住宅を購入する方法4選
- 分割融資を活用する
- 土地先行融資を使う
- 自己資金を用意する
- 親族などから援助を受ける
- つなぎ融資を使わない場合に取るべき対策3つ
- 金融機関を早めに決める
- 建築スケジュールを上手に調整する
- 資金計画を綿密に立てる
- つなぎ融資を使わないけど大丈夫?不安な人はマネーキャリアへの相談がおすすめ
- 【まとめ】つなぎ融資を使わないデメリットは正しい対策で回避可能!
つなぎ融資を使わないデメリット5選

住宅ローンの融資が降りるまで、一時的に他の金融機関から貸付を受けるつなぎ融資。もちろん使わずに住宅を購入することもできますが、デメリットも多くあります。
以下で、つなぎ融資を使わないことで生じるデメリットを5つ紹介していきます。。
- 自身で資金を調達しなければならない
- 登記手続きなどの費用負担が増える
- 分割融資は取り扱う金融機関が限られる
- 建築スケジュールに制約が生じる
- 資金計画が立てにくい
自身で資金を調達しなければならない
つなぎ融資を使わないデメリットは、自身で資金を調達しなければならなくなること。
住宅を立てる際、多くの場合は引き渡し(住宅ローン融資が実行される)までにも、着工金、中間金などの支払いが発生します。それぞれの金額は工事請負金額の30%ほど。
つまり、2000万円の住居を立てる際は、住宅ローン融資が実行されるまでに1200万円程度の高額な支払いが発生するということです。自己資金で準備できない場合は、早めに他の資金調達方法を検討なりません。
登記手続きなどの費用負担が増える
つなぎ融資を使わないで分割融資を使うデメリットは、、登記手続きなどの費用負担が増えること。
無担保で利用できるつなぎ融資は、抵当権設定登記などの登記が不要です。
一方、有担保ローンである分割融資を利用する場合、登記を複数回に分けて行う必要があり費用負担が増えるのです。
分割融資は取り扱う金融機関が限られる
つなぎ融資を使わないで分割融資を使うデメリットは、利用する金融機関が限られること。
つなぎ融資を取り扱っている金融機関は数多くあれど、分割融資に対応している金融機関は少ないというのが現状です。
建築スケジュールに制約が生じる
つなぎ融資を使わないデメリットは、建築スケジュールに制約が生じること。
つなぎ融資を使わないと、住宅ローンの融資が降りるまでの支払いを自己資金でまかなわねばなりません。
そのため、自己資金の準備が着工金や中間金の支払いに間に合わないと「資金が貯まるまで着工を待つ」「支払えるタイミングで上棟する」など建築スケジュールに制約が生じ、工期が延びる可能性もあります。
資金計画が立てにくい
つなぎ融資を使わないデメリットは、資金計画が立てにくいこと。
多くの場合、つなぎ融資は融資が始まったタイミングで住宅ローンと一本化されるため、返済計画が立てやすいことが特徴です。
一方、分割融資や自己資金で対応する場合、複数の返済や支払いを個別に管理する必要があり、長期的な資金計画が難しくなります。
つなぎ融資を使わずに住宅ローンは組める?デメリットを知りたい人はFPに相談しよう

登記手続きなどの費用負担の増加、資金計画が立てにくいといったつなぎ融資を使わないデメリットを知ると、「やっぱり分割融資を利用した方がいいの?」「自己資金だけで大丈夫かな…」と不安に感じる方も多いはず。
つなぎ融資の必要性や使わない場合のリスクは、各ご家庭の資金状況、建築プラン、利用する金融機関によって全く異なります。
「じゃあ自分の場合は…?」と不安になった方は、マネーキャリアのFP相談を活用するのがおすすめ!
住宅ローンに精通したプロの目線からの客観的なアドバイスを受けられるため、自身に最適なプランを冷静に判断できますよ。

【実際どうだった?】つなぎ融資を使わなかった人の体験談
実際に住宅を建てる際につなぎ融資を使わなかった方へ実施したアンケート結果を紹介します。
- 住宅ローン実行までの資金はどのように調達しましたか?
- つなぎ融資を使わないことで困ったことは?
- つなぎ融資を使わないでよかったことは?
住宅ローン実行までの資金はどのように調達しましたか?

つなぎ融資を使わずにどうやって資金調達をしたか、最も多かった回答は「自己資金を用意」(46.3%)、次いで、「親などからの援助」(25.9%)でした。
つなぎ融資を使わないことで困ったことは?

つなぎ融資を使わないことで困ったこととして多かったのは「取扱金融機関を探すのが大変だった」(33.1%)、「工事のスケジュールに合わせた資金調達」(26.5%)。
なかには「家族に頼ることになり気を遣った」(19.8%)という声も見られました。
つなぎ融資を使わないでよかったことは?

つなぎ融資を使わないでよかったことで、最も多かったのは「融資実行のタイミングを調整できて安心感があった」(37.8%)。
その他、「つなぎ融資だと利息負担が重くなっていたと思う」(25.4%)、「住宅ローン控除を早く受けられた」(14.8%)という声も多く見られました。
つなぎ融資を使わずに住宅を購入する方法4選

ここでは、つなぎ融資を使わないで住宅を購入する方法を紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、自身に合った借り入れ方法を検討してみましょう。
- 分割融資を活用する
- 土地先行融資を使う
- 自己資金を用意する
- 親族などから援助を受ける
分割融資を活用する
分割融資とは土地購入時、着工時、上棟時など、支払いが発生するタイミングに合わせて融資を受けられるローンのこと。
無担保で利用できる代わりに金利が高いつなぎ融資と比べて、住宅ローンと同じ金利で利用できるため金利が低い傾向があります。
また、一定の条件を満たせば、建物完成前に住宅ローン控除を使えることも大きなメリット。
デメリットは、複数回登記手続きを行うため諸費用が多くかかる、金融機関が限られることです。
土地先行融資を使う
一方、土地と建物別々に申し込みを行う必要があり手続が煩雑、審査が厳しい、金融機関が限られることはデメリットだといえます。
自己資金を用意する
つなぎ融資を使わないで、住宅ローン実行前に必要な支払いを全て自己資金でカバーするというのも一つの手。
金利や手数料がかからないことは大きなメリットですが、多額の現金が必要となり手元資金が大幅に減ってしまうことはデメリットだと言えます。
親族などから援助を受ける
住宅ローン実行前に必要な資金を、親族から援助してもらうご家庭も。住宅資金取得にかかる贈与の特例を活用すれば非課税で贈与を受けられます。
ただし、建てる住宅の種類によって1,000万、もしくは500万円までという非課税限度額が設けられており、それを超えた援助を受けると贈与税がかかります。
つなぎ融資を使わない場合に取るべき対策3つ

ここでは、つなぎ融資を使わない人が住宅資金計画を立てる際にやっておきたい対策を3つお伝えします。
安心してマイホームを建てられるよう、ローン契約前に以下の対策を必ず行いましょう。
- 金融機関を早めに決める
- 建築スケジュールを上手に調整する
- 資金計画を綿密に立てる
金融機関を早めに決める
分割融資や土地先行融資を取り扱っている金融機関は限られていることがほとんど。審査や手続に時間を要するケースも多いため、早めに行動しておくとが安心です。
建築スケジュールを上手に調整する
つなぎ融資を使わないで住宅を建てるなら、建築スケジュールを上手に調整しましょう。
自己資金の準備・分割融資の実行タイミングが着工金や中間金の支払い期限に間に合わないと、どんどん後期が遅れていってしまいます。
ハウスメーカーとしっかりと打ち合わせを行い、支払いのタイミングと金額を明確にしたうえで、無理のない建築スケジュールを組むことが重要です。
資金計画を綿密に立てる
つなぎ融資を使わないで住宅を建てるなら、資金計画を綿密に立てましょう。
つなぎ融資ではなく分割実行や土地先行融資を利用する場合、それぞれの金利や諸費用の比較し、マイホーム建築計画に合った借り入れ方法なのかをトータルで考える必要があります。
つなぎ融資を使わないけど大丈夫?不安な人はマネーキャリアへの相談がおすすめ

住宅を立てる際、どんなローンを利用するかは頭の痛い悩み。
つなぎ融資か分割融資などの他の方法を利用するか…。それぞれにメリット・デメリットがあり、最適な方法は個々のマネープランにより異なります。
つなぎ融資のデメリットを知り、他の方法を検討しているものの不安が拭えない方は、マネーキャリアの無料FP相談がおすすめ!
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【まとめ】つなぎ融資を使わないデメリットは正しい対策で回避可能!
本記事では、つなぎ融資を使わないデメリット5選、つなぎ融資を使わずに住宅を購入する方法4選、取っておきたい対策を3つ紹介。実際につなぎ融資を使わず住宅を購入した方へのアンケート結果を紹介しました。
<結論>
つなぎ融資を利用しない場合、自己資金や贈与で資金調達できない方は分割融資や土地先行融資を活用することになります。
そうすると登記の費用負担増加、スケジュール調整が難しい、金融機関が限られるといったデメリットが生じることに。
「つなぎ融資は金利が高いからもったいない」と安易に判断せず、デメリットと代替方法を十分に理解した上で、自身の状況に合った方法を慎重に検討することが大切です。

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