▼この記事を読んでほしい人
- つみたてNISA(新NISA)をはじめたばかりでどの銘柄を買えばいいのかわからない人
- NISAのポートフォリオを作成中の人
- 投資信託か個別銘柄かどちらを買うか迷っている人
- 銘柄の選び方のコツを専門家の目線から知りたい人
内容をまとめると
- つみたてNISAで買う銘柄数は1つ、あるいは多くても2つで十分
- 地域が異なる銘柄を組み合わせる
- 手数料が低い商品を選ぶ
- インデックスファンドを選ぶ
- リスク許容度を確認する
- 【要注意!】「人気の複数銘柄を選べばいいのでは?」と考える方も多いですが、ネットの情報ではバランス型をおすすめされたが、専門家に相談した結果、自分には堅実にリターンを狙う組み合わせの方が適していたことも!
- 自分に適した銘柄の組み合わせを知るならこちらから
- そこで、誤った選択による損や機会損失のリスクを回避するために、プロのファイナンシャルプランナーへ「無料で何度でも」相談できる「マネーキャリアのNISA無料窓口」を使うのが必須です。
- 実際に、満足度98.6%・相談実績80,000件以上の実績があり、NISA系の相談はとくに人気が高いので、すぐに無料で予約だけでも押さえておきましょう。
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
つみたてNISAの銘柄はいくつ買うべき?
結論、つみたてNISAで買う銘柄数は1つ、あるいは多くても2つで十分です。
理由は、つみたてNISAの特徴である「投資信託」の商品を選んでいる時点で分散投資できているからです。
たとえば、全世界株式の投資信託を選んだ場合、先進国株式や新興国株式、国内株式といった、文字通り「全世界」の株式を組み入れており、世界中の株式指数に連動します。
そのため、投資対象が全世界株式であるファンド同士だとどの銘柄を組み合わせても、同じような運用成績となり、リスク分散ができないのです。
また、複数の銘柄を組み合わせればその分管理も複雑になり、長期運用に支障が出てしまいます。そのため、特に投資初心者は1つ、あるいは多くて2つの銘柄だけで十分なのです。
一方、投資を始めたばかりの人が、複数ある新NISAの銘柄の中から、自身に適した最善の銘柄を選び抜くことは困難です。どの銘柄を選ぶべきか、複数銘柄にすべきか専門家に聞くことで堅実な運用が可能になります。
マネーキャリアでは、新NISAの実績が豊富なファイナンシャルプランナーに「無料で何度でも」相談できるので、機会損失のない効果的な運用ができます。
複数銘柄に分散投資するメリットとは
つみたてNISAで複数銘柄に分散投資することには、メリットとデメリットの両面がありますが、まずはメリットについて解説します。
複数銘柄に投資するメリットは、自身のリスク許容度に合わせて投資割合のメンテナンスを細かく行いたい人や成長を期待している特定の地域や業種がある方におすすめ(バイキングスタイル)であることです。
また、複数銘柄に投資する際、以下の3つの要素を分散させるとリスクを抑えられます。
- 資産:株式や債券、現預金など
- 地域:日本やアメリカ、新興国など
- 時間:ドルコスト平均法(定時定額購入)、長期間投資など
複数銘柄を所有するデメリットとは
次に、つみたてNISAで複数銘柄を所有することの、デメリットの解説です。
複数銘柄を所有するデメリットは、銘柄の投資対象地域が一部被るような組み合わせでは、分散効果が低下する可能性があることです。
また、初心者はファンドごとに投資対象がかぶっていないのか検証するのが困難です。
国内株式と新興国株式、米国株式、欧州株式といった異なる地域の組み合わせはリスク分散に効果的です。しかし、以下のような対象地域が被るような組み合わせでは、分散効果を最大限発揮しきれません。
- 全世界株式+日本株式
- 全世界株式+先進国株式
- 全世界株式+新興国株式
- 先進国株式+米国株式
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みんなは銘柄を何個保有している?アンケート
つみたてNISAの投資は、いくつかの銘柄を組み合わせる、といった意見があれば、1つでも十分、といった意見もありさまざまです。
実際に、楽天証券のアンケート調査によると、結果は、1-2本が65%と半数を超えていました。以下のアンケート結果からも、投資する銘柄の個数は1つまたは多くて2つで十分であると言えます。
保有している投資信託の本数 | 回答割合 |
---|---|
1本 | 36% |
2本 | 29% |
3本 | 16% |
4本 | 19% |
ひとつの銘柄でつみたてNISAを運用したい人向けのポートフォリオ
1つの銘柄でつみたてNISAを運用する際、つみたて投資枠で選べる銘柄は、大きく分けて2つあります。「株式100%型」と「複合資産型」です。
複合資産型に含まれる債券は株式に比べてリスクとリターンが低く、かつ債券と株式は逆の値動きをする傾向があります。
そのため、以下の特徴があります。
- リスクを抑えて堅実にリターンを狙うなら「複合資産型」
- リスク高めでハイリターンを狙うなら「株式100%型」
【事例】債券型値ファンドを狙う銘柄
債券型値ファンドを狙うには、以下のようなファンドの一例が挙げられます。
銘柄名 | ドイチェ・ETFバランス・ファンド |
投資対象 | 複合資産 |
運用方法 | インデックス |
複数の資産を投資対象としており、バランスをとった運用を行います。債券比率が50%よりも高く、リスクを抑えた堅実な運用をしたい方におすすめです。
債券比率が50%以上かつインデックス型の銘柄では積立損益率が最高値を記録したこともあります。
【事例】バランスよく8資産均等型で狙う銘柄
銘柄名 | フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド 2060 |
投資対象 | 複合資産 |
運用方法 | インデックス |
【事例】全世界株式インデックスの銘柄
銘柄名 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
投資対象 | 外国株式(先進国) |
運用方法 | インデックス |
FANG+とは「Facebook」「Amazon」「Netflix」「Google」の頭文字を取った名称で、その他にもアメリカを代表する企業に分散投資を行っています。
投資対象はアメリカだけですが、米国市場を牽引する成長企業が多く含まれているので、多少のリスクをとってもハイリターンを期待したい人におすすめです。
新NISAの「株式100%型」では最高値も記録したことがある銘柄です。
複数銘柄でつみたてNISAを運用したい人向けのポートフォリオ
複数銘柄を組み合わせてつみたてNISAを運用する際のポイントとして、投資する国や対象地域を分散させたり、資産を分散させたりすることで、分散効果を高められます。
たとえば、先進国と新興国、日本とアメリカ、国内と新興国といった組み合わせがあります。ここからは、分散効果を高める組み合わせを意識して3パターンにわけて解説します。
※以下はあくまで一例となるので、確実に利益が見込めることを保証するものではありません。
【事例】債券を複数(先進国・新興国・国内債券)を狙う組み合わせ
銘柄名 | eMAXIS SLIM 国内債券インデックス |
投資対象 | 国内債券 |
運用方法 | インデックス |
銘柄名 | DC新興国債券インデックスファンド |
投資対象 | 海外債券 |
運用方法 | インデックス |
米国を投資対象とするインデックスファンドと新興国や先進国を含む全世界型のインデックスファンドの組み合わせです。堅実な成長が見込める新興国や先進国まで、広範囲で分散投資できます。
分散効果が高いうえに、共に同分類ファンドと比較して信託報酬が低いため、リスクを抑えながら堅実な資産運用をしたい方におすすめです。
【事例】 バランスファンドの組み合わせを狙う方法
銘柄名 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
投資対象 | 外国株式(先進国) |
運用方法 | インデックス |
銘柄名 | eMAXIS 新興国株式インデックス |
投資対象 | エマージング株式 |
運用方法 | インデックス |
先進国を投資対象とするインデックスファンドと新興国を投資対象とするインデックスファンドの組み合わせです。
それぞれ、MSCI世界株式(除く日本・配当込み)とMSCIエマージング株式(配当込み)を指標としており、堅実な成長が見込めるアメリカから成長著しい新興国まで広範囲に分散投資できます。
投資対象が、安定的に成長するアメリカと、成長著しいがハイリスクハイリターンな新興国に分散されており、バランスよく資産運用をしたい方におすすめです。新興国インデックスファンドには設定から10年を超える長期間の運用実績があり、ハイリスクながらも安心材料もありバランスよくまとまっています。
【事例】複数の全世界株を狙う組み合わせ
銘柄名 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
投資対象 | 外国株式(先進国) |
運用方法 | インデックス |
銘柄名 | eMAXIS 新興国株式インデックス |
投資対象 | エマージング株式 |
運用方法 | インデックス |
海外(米国)の株式を主要投資対象とします。ベンチマークをS&P500(配当込み)としてそれに連動する運用を行います。同分類ファンドの中で信託報酬は十分に低い水準です。
新興国の株式を主要投資対象とします。ベンチマークをMSCIエマージング株式(配当込み)としてそれに連動する運用を行います。設定から10年を超える長期間の運用実績があります。
つみたてNISAで複数銘柄を選ぶ時のポイント
つみたてNISAで複数銘柄を買う目的は、リスクを分散させることにあります。
特定の銘柄だけに投資していた場合、その銘柄の価値が下がれば資産も減ってしまいます。
逆に、いくつかの銘柄に投資していた場合は、仮に1つの銘柄の価値が下落しても、残りの銘柄の価値が上昇していれば資産の減少をおさえることが可能です。
複数銘柄を買う目的はリスク分散にあるので、商品を選ぶ際は値動きの異なる銘柄を組み合わせるようにします。そこで以下では、つみたてNISAで複数銘柄を買うときのポイントを4つご紹介します。
▼複数銘柄を買うときのポイント4つ
- 地域が異なる銘柄を組み合わせる
- 手数料が低い商品を選ぶ
- インデックスファンドを選ぶ
- リスク許容度を確認する
地域が異なる銘柄を組み合わせる
1つ目は、投資先の地域が異なる銘柄を買うことです。
国や地域によって経済状況や景気動向は異なります。そのため、リスクを分散させるために、いくつかの国や以下のような地域を組み合わせて商品を購入するのがおすすめです。
▼投資先の地域
- 日本国内
- 米国
- 先進国
- 新興国
- 全世界
手数料が低い商品を選ぶ
2つ目は、手数料が低い商品を買うことです。
つみたてNISAの対象商品は、販売手数料がゼロ(ノーロード)、信託報酬(投資信託の運用・管理にかかる手数料)も一定水準以下と、投資初心者でも安心して商品を選びやすいのが特徴です。
信託報酬は買う銘柄によって異なります。一定水準以下であるため、余計な手数料はかかりませんが、銘柄を保有し続ける限りは継続的に発生するコストです。
信託報酬は年率で表記されるため、数値としてはわずかな違いである一方、手数料が0.1%異なるだけでも年単位でコストの差が積み上がっていきます。
また、信託報酬が安いからといってパフォーマンスに悪影響を及ぼすわけではありません。商品を買う際は信託報酬をチェックし、手数料の安い銘柄を選ぶことがポイントです。
関連記事:新NISAはなぜ手数料が低いのか
インデックスファンドを選ぶ
3つ目は、インデックスファンドを買うことです。
投資信託(ファンド)には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。それぞれ運用方針や組入銘柄の特徴が異なり、両者のおもな違いは以下の通りです。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
---|---|---|
運用方針 | 特定の指数に連動する | 特定の指数を上回る |
組入銘柄 | 特定の指数の構成銘柄と同様 | 専門家の調査・分析を通じて選定 |
信託報酬 | 安い | 高い |
初心者のうちは、「インデックス型」を買うのがおすすめです。
特定の指数と連動しているため値動きがわかりやすいほか、アクティブ型よりも手数料が安く、安定した資産運用ができます。
リスク許容度を確認する
いくつ銘柄を買うか、銘柄の組み合わせに迷ったら自分のなかのリスク許容度を確認しましょう。リスク許容度とは、「一時的にどのくらいの資産の下落を受け入られるか」の度合いのことです。
- リスク許容度が高ければ、株式(ハイリスク)の比率を高くする
- リスク許容度が低ければ、債券(ミドルリスク・ローリスク)の比率を高くする
つみたてNISAの複数銘柄でよくある質問Q&A
- 組み合わせの上限はあるの?何個まで?
- 銘柄は途中で変更できるの?
組み合わせの上限はあるの?何個まで?
Q:つみたてNISAの組み合わせに上限はあるの? 何個まで?
A:組み合わせや個数の上限はありません。
非課税投資枠1800万円の範囲内であれば、制限なく買うことができます。 ただし、複数の銘柄を購入すれば、その分管理も煩雑になります。 銘柄をいくつ買うか迷う際は、購入の目的を明確にし、目的に沿った個数を購入しましょう。
銘柄は途中で変更できるの?
Q:つみたてNISAの銘柄は途中で変更できるの?
A:銘柄は途中で変更できます。
ただし、銘柄を途中で変更する際には以下の注意点があります。
- 「値上がりしている」という理由だけで銘柄を買い替えない
- 銘柄数が少ない時は金融機関の変更も視野に入れる
値上がりしている銘柄を見つけたとしても、直近だけでなく長期的な成績を見て成長が期待できるか判断しましょう。
また、銘柄の取扱本数は 金融機関によって大きく異なります。あるネット証券では200本近くの取り扱いに対し、ある銀行では20本も取り扱っていないケースもあります。取扱本数に不満があるときは、取扱本数の多い金融機関への変更もおすすめです。
つみたてNISAでの自分に合った投資方法が簡単にわかる方法とは
ここからは、自分に合う投資方法が無料で簡単にわかる方法を紹介します。
複数銘柄のおすすめ組み合わせを教えてもらったのはいいものの、本当に合っているのか心配、もっと自分に適した組み合わせがあるのでは?と感じる方は多いです。
実際に、「ネットの情報ではバランス型をおすすめされたが、専門家に相談した結果、自分には堅実にリターンを狙う組み合わせの方が適していた」となるパターンもあるのです。
しかし、自分に合った銘柄や組み合わせを見つけるのは容易ではなく、ライフスタイルや収支を考慮しながら、複数の銘柄を比較する必要があります。比較や判断を誤ってしまうと、投資リスクを負い、大きな損失につながりかねません。
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最初にアウトラインの解説、そこからフォーカスをあてていくご説明のアプローチがとてもわかり易かったのと、次回までにシミュレーションを作成いただけるご丁寧さにとても満足しました。
「つみたてNISAで銘柄はいくつ買う?複数銘柄のデメリットは?」まとめ
- つみたてNISAで買う銘柄数は1つ、あるいは多くても2つで十分
- 【要注意!】「人気の複数銘柄を選べばいいのでは?」と考える方も多いですが、ネットの情報ではバランス型をおすすめされたが、専門家に相談した結果、自分には堅実にリターンを狙う組み合わせの方が適していたことも!
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