- 老後の生活が不安な人
- 老後の資産形成の方法を知りたい人
- 積立NISAとiDeCoの運用方法を知りたい人
内容をまとめると
- 老後資金におすすめの貯蓄方法は積立NISAとiDeCo
- 老後資金の積立には明確な目標設定と長期での分散投資が大切
- 資産運用以外で老後資金積立のためにできることは生活費の見直しと健康な身体づくり
- 老後資金積立に関するお悩みはマネーキャリアへ相談を!
- オンライン相談無料!興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!
老後資金形成で多くの方に選ばれているのが積立NISAとiDeCoです。しかし、積立NISAとiDeCoどちらが自分に適しているのか、メリットデメリット等気になりますよね。本記事では、積立NISAとiDeCoの特徴やその他老後資金のおすすめ形成方法を紹介します!
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 【老後2000万円問題】実際に必要な老後資金を考える
- 老後資金おすすめ貯蓄方法|積立NISAとiDeCoとは
- おすすめ①積立NISA(新NISA)
- おすすめ②iDeCo(個人型確定拠出年金制度)
- 積立NISAとiDeCoの違い
- 積立NISAとiDeCoの運用が向いている人の特徴
- 積立NISAとiDeCo併用もOK
- 老後資金を積み立てるために気をつけるべきポイント
- ポイント①目標や目的を明確にする
- ポイント②長期運用を心がける
- ポイント③退職金は分散投資を行う資金にする
- ポイント④不安があったら専門家に相談してみる
- 資産運用以外に老後資金積立のためにできること
- ①生活費の見直し
- ②健康な身体づくり
- まとめ:老後資金積立に関する相談はマネーキャリアへ!
【老後2000万円問題】実際に必要な老後資金を考える
2020年に「老後2000万円問題」が話題となりましたね。
老後2000万円問題とは、現在の平均寿命と平均的な収入・支出を考慮したときに、定年退職した無職世帯の夫婦が生活していくには約2000万円が必要と試算し、物議をかもした問題のことです。
金融庁の金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書によれば 、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯で、収入と支出の差により毎月5万円ほどが不足し、20年で約1300万円、30年で約2000万円が必要になると計算しています。
老後の生活費は、住宅費、教育費に続く人生最大支出のひとつです。
私たちが生きていくうえで、老後の生活費との関係は切っても切り離せません。
「人生100年時代」といわれるように、今後も平均寿命は上昇し、老後の生活はますます長くなることが予想されるでしょう。
豊かな人生を送るためには、老後の資産形成を考えることがとても大切になります。
老後の資産形成をするのに何歳からでも遅いことはありません。
次から老後資金の形成方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
老後資金おすすめ貯蓄方法|積立NISAとiDeCoとは
老後資金を貯蓄するためには、おもに以下の3つの方法があります。
- 貯金
- 財形貯蓄
- 積立投資
このなかでおすすめの貯蓄方法は、積立投資です。
老後2000万円問題を解決するためには、長期的な資産形成が大切になります。
この長期的な資産形成に向いているのが積立投資なのです。
また、おすすめの積立投資には、積立NISAとiDeCoの2つがあります。
ともに税制上の優遇を受けながら長期で資産形成できるお得な制度です。
ここでは、積立NISAとiDeCoのメリットやデメリット、おすすめの理由などを紹介します。
おすすめ①積立NISA(新NISA)
積立NISA(新NISA)は、少額からの投資を支援する非課税制度です。
メリット、デメリットには、以下があげられます。
- メリット①運用益が非課税(非課税保有期間は無期限)
- メリット②年間で最大360万円まで投資可能(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円)
- デメリット①投資対象は金融庁が指定した投資信託のみ
- デメリット②長期で運用しないと効果が得られにくい
おすすめ②iDeCo(個人型確定拠出年金制度)
iDeCo(個人型確定拠出年金制度)は、老後資金を準備するための私的年金制度です。
メリット、デメリットには、以下があげられます。
- メリット①運用益が非課税
- メリット②掛金が全額所得控除
- デメリット①60歳までお金が引き出せない
- デメリット②加入時手数料や口座管理手数料がかかる
積立NISAとiDeCoの違い
積立NISAとiDeCoのおもな違いは、以下の通りです。
積立NISA | iDeCo | |
---|---|---|
対象年齢 | 18歳以上 | 20歳以上60歳未満 (国民年金被保険者であれば65歳まで) |
年間投資額 | 120万円 (つみたて投資枠) | 14.4万円〜81.6万円 (属性により異なる) |
手数料 | 無料 | 加入時手数料、口座管理手数料 |
引き出し | 可 | 原則60歳まで不可 |
ともに積立投資によってお得に資産形成する役割は同じですが、それぞれ運用の目的に違いがあるといえます。
積立NISAは、積み立てたお金をいつでも引き出すことができ、幅広い目的で利用が可能です。
人生最大支出である住宅費や教育費など、ライフイベントに伴いお金が必要になったときに活用できることは大きなポイントでしょう。
一方のiDeCoは、老後の資産形成に向いています。
60歳までお金が引き出せないことは不便に感じるかもしれませんが、強制的に資金を貯蓄できることは、老後の生活費をカバーするうえで心強い味方となるでしょう。
積立NISAとiDeCoにはそれぞれの利点がありますので、資産形成の目的やお金が必要な時期によってうまく使い分けることが大切です。
積立NISAとiDeCo運用については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてくださいね。
積立NISAとiDeCoの運用が向いている人の特徴
老後資金のおすすめ貯蓄方法として積立NISAとiDeCoを紹介しました。
では、積立NISAとiDeCoの運用が向いているのはどのような人たちでしょうか?
ここでは、積立NISAとiDeCoの運用が向いている人の特徴を簡単に紹介します。
どちらの運用にすべきか迷っている人は参考にしてみてください。
積立NISAが向いている人
- 資金に余裕があり、長期で運用できる人
- コツコツと運用するのが好きな人
- 住宅費や教育費など、まとまったお金が必要になる人
- 少額からでも将来のために投資をはじめていきたい人
iDeCoが向いている人
- 60歳まで無理なく積み立てができる人
- 所得控除などの節税メリットを得たい人
- 年金や退職金だけでは老後の生活が不安な人
- 貯金が苦手で強制的にお金を貯めたい人
積立NISAとiDeCo併用もOK
積立NISAとiDeCoは併用して利用することも可能です。
併用することで、積立NISAとiDeCoそれぞれのメリットを享受でき、デメリットを補い合えます。
たとえば、ライフスタイルの変化によりお金が必要になったときは積立NISAを売却する、60歳以降はiDeCoの積立金を老後の生活費にまわす、といった使い方ができるでしょう。
ただし、無理して併用することはおすすめしません。
無理をすると、途中売却により長期投資のメリットを得られないばかりか、現在の生活を圧迫してしまうからです。
積立NISAやiDeCoを利用する際は、資産形成の目的に応じて使い分ける、もしくは併用しながら、無理のない範囲で運用していきましょう。
老後資金を積み立てるために気をつけるべきポイント
ここまで、老後資金の貯蓄方法として積立NISAとiDeCoを紹介し、それぞれのメリットやデメリット、運用に向いている人などをお伝えしました。
ここでは、老後資金を積み立てるために気をつけるべきポイントを4つ紹介します。
- ポイント①目標や目的を明確にする
- ポイント②長期運用を心がける
- ポイント③退職金は分散投資を行う資金にする
- ポイント④不安があったら専門家に相談してみる
ポイント①目標や目的を明確にする
1つ目は、目標や目的を明確にすることです。
老後資金を積み立てる目的は人によってそれぞれ異なります。
老後2000万円問題を解決したい、豊かな老後生活を送りたい、など目標や目的はさまざまあるはずです。
各自の目標や目的に応じて、投資金額や積立期間、期待する運用利回りなどの運用方法が変わってきます。
そのため、まずは何のために老後の資金を貯めるのかを明確にすることが大切です。
また、目標を決めて運用方法を考える際は、自分のリスク許容度も認識しておきましょう。
積立NISAやiDeCoは投資である以上、元本割れのリスクがゼロではありません。
リスク許容度を把握できれば、多少の値動きに対しても慌てることなく投資を続けられるでしょう。
ポイント②長期運用を心がける
2つ目は、長期運用を心がけることです。
投資は、長期で運用することで複利の効果によって利益が期待できます。
とくに積立NISAは、長期・積立・分散投資に向いている制度であるため、お金が必要なタイミングまでいかに長期で継続できるかがポイントです。
短期で売却してしまうと、長期投資のメリットが得られず、時期によっては元本割れしてしまうこともあるでしょう。
積立投資は価値の暴落と回復を繰り返しながら、長期的に利益が積み上がっていくものです。
目標や目的を決めたら、無理のない範囲で続けることを心がけていきましょう。
ポイント③退職金は分散投資を行う資金にする
3つ目は、退職金は分散投資を行う資金にすることです。
人生100年時代において、老後生活を豊かにするうえで退職金はとても大切ですよね。
しかし、この退職金の取り扱いには注意が必要です。
退職金をご褒美として考え、無駄遣いをしてしまったり、すべてを投資につぎ込んだりしてはいけません。
浪費として割り切れる場合は別ですが、多くの場合で後悔につながってしまいます。
ローンの返済や住宅のリフォームなど、必要な用途に使用したあとは分散投資の資金として運用するのが賢明です。
これまでの頑張りを労いつつも、今後の生活のために資金を確保することも忘れないようにしましょう。
ポイント④不安があったら専門家に相談してみる
4つ目は、不安があったら専門家に相談してみることです。
退職金を分散投資にまわす重要さが理解できても、何に投資したらいいかわからないこともあるでしょう。
老後資金の使い道は自由ですが、管理に計画性がないと後悔する結果を生みかねません。
また、定年後は会社員のときと比べて社会との関係性が希薄になります。
老後に20年、30年と家計をやりくりするためには専門家のアドバイスを求めることも重要になるでしょう。
そんなときは、お金の専門家であるマネーキャリアに相談してみるのがおすすめです。
資産運用や家計のやりくりなど、老後の不安についてプロのFPが解決のお手伝いをしてくれます。
相談は無料で何度でもできますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
資産運用以外に老後資金積立のためにできること
ここまでは、老後資金を積み立てるために積立NISAやiDeCoなどの資産運用についてお伝えしました。
しかし、人生100年時代を生き抜くためには資産運用以外にもできることがあるのです。
ここでは、資産運用以外にも老後資金積立のためにできることを2つ紹介します。
- ①生活費の見直し
- ②健康な身体づくり
①生活費の見直し
1つ目は、生活費の見直しです。
まずは、生活にかかる支出を把握しましょう。
家計の支出は、おもに固定費と変動費の2つにわけられます。
固定費は、毎月の支払いが一定のものです。
たとえば、家賃や水道光熱費、通信費や保険料などが固定費にあたります。
変動費は、毎月の支出にばらつきがあるものです。
たとえば、食費や交際費、趣味にかかる費用などが変動費にあたります。
注目すべきは固定費です。
無駄に携帯料金を払っていないか、使っていないサブスクはないかなど、固定費で不要なものについては削減していきましょう。
老後もスリムな状態で資産管理ができるため、生活費の見直しはおすすめです。
②健康な身体づくり
2つ目は、健康な身体づくりです。
健康は、老後の人生を豊かに過ごすために大切な資産になります。
老後に趣味や旅行を楽しむためには健康であることが欠かせません。
また、健康であればその分長く働き続けることも可能です。
老後2000万円問題は、夫65歳以上、妻60歳以上を定年退職として試算していますが、それ以上働くことができれば、必要になる金額は2000万円よりも小さくなるでしょう。
収入を得られるうえに、医療費や介護費などの費用もかからなければ、さらにその差分を小さくできます。
健康でいられることは、一石二鳥にも三鳥にもなるのです。
暴飲暴食は避ける、軽いウォーキング運動をするなど、健康な身体づくりのためにできることからはじめていきましょう。
まとめ:老後資金積立に関する相談はマネーキャリアへ!
今回は、老後資金積立におすすめの方法を解説いたしました。
この記事のポイントは以下のとおりです。
- 老後資金におすすめの貯蓄方法は積立NISAとiDeCo
- 老後資金の積立には明確な目標設定と長期での分散投資が大切
- 資産運用以外で老後資金積立のためにできることは生活費の見直しと健康な身体づくり