- 歯の矯正治療が生命保険の対象になるか知りたい人
- どのような歯の矯正治療が生命保険の適用になるのか気になる人
- 費用をおさえて歯の矯正治療をしたいと思っている人
内容をまとめると
- 歯の矯正治療は基本的に健康保険や生命保険の適用対象外である
- 例外的に、先天性の異常やかみ合わせの異常によって手術が必要とされるような歯科矯正に対しては保険が適用される
- 保険以外で歯の治療費をおさえる方法として医療費控除がある
- 歯の治療が生命保険・医療費控除の対象内か迷った場合はマネーキャリアへ相談を!
- オンライン相談無料!興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!
歯の矯正治療は症状や目的によって保険適用となるかが異なります。生命保険が適用される歯列矯正治療は何なのか気になりますよね。今回は、生命保険の対象となる歯の矯正治療や、子どもの歯の矯正は生命保険の対象か、保険以外で歯の矯正治療費用を抑える方法について紹介します!
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
歯の矯正治療は生命保険適用外?よくある疑問
歯の矯正治療を考えるとき、気になるのは費用面です。
歯の矯正治療は費用が高額になることが多く、なるべく費用をおさえて治療したいと思う人も多いでしょう。
そこで、歯の矯正治療は健康保険や生命保険が適用されるのか、気になりますよね。
結論、歯の矯正治療は基本的に健康保険や生命保険の適用対象外です。
歯並びを揃えたいなど、容姿的な理由で行う歯の矯正は自由診療にあたるため、保険適用の対象外となります。
ただし、すべての歯の矯正治療が保険適用の対象外となるわけではありません。
日常生活に支障をきたすなど、歯の矯正治療が必要と認められるような場合には、生命保険の対象となります。
では、どんな歯の矯正治療が保険適用の対象になるのでしょうか?
次の見出しから詳しく解説していきます。
子どもの歯の矯正に保険は適用される?
子ども頃から将来のために歯の矯正治療をしたいと思う親御さんもいるでしょう。
結論としては、子どもであっても条件は同じで、基本的に保険適用の対象外です。
しかし、発育過程で子どもの成長を阻害しないために行う必要な矯正治療については、医療費控除の対象となります。
将来的な歯にかかる費用負担を軽減できるため、医療費控除が使える子どものうちに矯正治療を行うことは賢い選択といえそうです。
医療費控除については、保険以外で歯の矯正治療費をおさえる方法として記事の後半で説明しています。
顎関節症の治療は生命保険は適用される?
歯の矯正治療が保険適用になる条件は次の章で詳しく解説しますが、そのうちの1つに「顎変形症」があります。
ここでよく間違えやすいのは「顎関節症」です。
顎関節症とは、顎の関節から音がする、顎の関節が痛むといった症状が特徴の疾患で、顎変形症とは異なります。
顎関節症は、特定疾患にあてはまらないため保険は適用されません。
混同しがちですが、顎関節症は保険の適用外となりますので注意が必要です。
そもそも「子どもの矯正のために手許のお金を使ってしまっていいの?」「今後お金が足りなくなってしまうことは?」「毎月いくらまでだったら子どもにために使っていいの?」
大切なお子さまに対して「できる限りのことをやってあげたい」と思うことは自然です。
しかしながら、使えるお金には限りがあります。
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歯の矯正治療が保険適用対象になる場合
歯の矯正治療は基本的に保険適用の対象外ですが、一部の場合では保険適用の対象となります。
日本矯正歯科学会によると、保険が適用される症例は以下の3つです。
- ①「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
- ②前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療
- ③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正歯科治療
つまり、先天性の異常やかみ合わせの異常によって手術が必要とされるような歯科矯正に対しては保険が適用されます。
条件であげた「別に厚生労働大臣が定める疾患」について、詳しくは日本矯正歯科学会のホームページをご覧ください。
顎変形症の症状とは
保険適用が認められる症例の1つに「顎変形症」があります。
顎変形症とは、顎の骨の大きさや形に異常がでており、歯のかみ合わせに問題を起こしている症状のことです。
顎変形症になると、食べ物をしっかり噛めなくなったり、発声がしにくくなったりと、口腔機能に問題が生じます。
顎変形症によって口腔機能の問題が大きいと判断されれば、矯正治療だけでなく、外科手術が必要な場合もあるでしょう。
そのため、顎変形症は矯正治療を考える人のなかで、最も保険適用の可能性が高い症状といえます。
保険が適用されれば、費用をおさえたうえで治療することができるでしょう。
食べ物をよく噛めない、発音しにくいなど、症状にお悩みの方は、一度歯科矯正治療が受けられる医療機関への相談をおすすめします。
上記の歯科矯正治療が受けれる医療機関の探し方
- 「地方厚生局」8つの厚生(支)局から、自分の地域の厚生(支)局のホームページにアクセスする
- サイト内検索で「施設基準届出受理医療機関名簿」と入力し検索をかける
- 県別の受理医療機関より歯科の名簿(PDF)を探す
- そのなかから「矯診」あるいは「顎診」の指定医療機関を探す
「矯診」歯科矯正診断料算定の指定医療機関:症例の①、②が保険適用
「顎診」顎口腔機能診断料算定の指定医療機関:症例の③が保険適用
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歯の矯正治療で必要となった親知らずの抜歯は保険対象!
一般的な歯の矯正治療は保険適用の対象外であるとお伝えしました。
しかし、歯の矯正治療で必要となることが多い親知らずの抜歯は、保険適用の対象となります。
基本的な抜歯手術は、公的医療保険と医療費控除の対象です。
抜歯は歯列矯正にかかわらず保険が適用されるため、親知らずの抜歯を考えている人は治療を検討してみてもよいでしょう。
また、抜歯手術の内容によっては民間の生命保険でも保険が適用される場合もあります。
抜歯が生命保険の対象になるかは保険会社によって異なりますので、加入している保険会社の契約内容を確認しましょう。
生命保険の見直しやお悩みについてはマネーキャリアで相談が可能です。
気になることがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
医療費控除が利用できる場合も!保険以外で歯の矯正治療費を抑える方法
保険以外で歯の矯正治療費をおさえる方法として「医療費控除」があります。
医療費控除とは、年間に支払った医療費が多い場合、確定申告することで納めた所得税の一部が還付金として戻ってくる仕組みのことです。
ただし、歯並びを揃えたいといった容姿的な理由で行う矯正治療は医療費控除の対象とはなりません。
大人の歯科矯正は、かみ合わせや発音など口腔機能に問題がある場合のみ医療費控除の対象となるため注意が必要です。
一方、子どもの歯科矯正は、発育過程の成長を阻害しないために行う観点から基本的に医療費控除の対象になります。
医療費控除の対象は、確定申告する年の1月1日〜12月31日までに支払った医療費や通院費です。
また、医療費控除の申請には、医療費の明細や領収書、医師による診断書が必要になります。
確定申告時にこれらの書類が必要になりますので、治療を受けた際は忘れず手元に残しておきましょう。
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治療が生命保険・医療費控除の対象内か迷った場合はマネーキャリアへ
ここまで、歯の矯正治療が生命保険や医療費控除の対象になる条件について紹介してきました。
しかし、希望する治療が生命保険や医療費控除の対象になるのかわからないこともあるでしょう。
そもそも「子どもの矯正のために手許のお金を使ってしまっていいの?」「今後お金が足りなくなってしまうことは?」「毎月いくらまでだったら子どもにために使っていいの?」
大切なお子さまに対して「できる限りのことをやってあげたい」と思うことは自然なことです。
しかしながら一生涯で使えるお金には限りがあります。
子のやりたいことにお金を使いきってしまい、老後資金が足りなくなってしまったら...
でも大丈夫!
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まとめ:歯科矯正の生命保険適用には条件がある
今回は、歯科矯正の生命保険適用条件について解説いたしました。
この記事のポイントは以下のとおりです。
- 歯の矯正治療は基本的に健康保険や生命保険の適用対象外である
- 例外的に、先天性の異常やかみ合わせの異常によって手術が必要とされるような歯科矯正に対しては保険が適用される
- 保険以外で歯の治療費をおさえる方法として医療費控除がある