貨物保険とは?保険の種類、保険料の相場、適用範囲などを徹底解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  • 外航貨物海上保険は、海外への海上輸送中のあらゆる事故を補償する保険 
  • 内航貨物海上保険は、国内における海上輸送中のあらゆる事故を補償する保険 
  • 陸路では、運送業者が加入する運送業者賠償と、荷主が加入する物流保険がある 
  • 外航貨物海上保険のみ、戦争やストライキが補償される 
  • 特約を付帯することで自社にあった補償にカスタマイズすることができる

貨物保険とは、国外、国内の輸送中に起こる損害を補償する保険です。貨物保険は大きく分けて、外航貨物海上保険、内航貨物海上保険、運送保険の3種類がある。戦争やストライキに対する補償も可能な点が、貨物保険の大きな特徴といえます。

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

貨物保険とは?大きく分けて3種類


国際貿易がますます拡大している中で、企業は世界各地に商品や製品を輸送する機会が増えています。

しかしながら外国への輸送には、陸路、空路、航路などさまざまな輸送過程を経る必要があり、その都度多くのリスクにさらされることになります。

こういったリスクを最小限におさえ、商品・製品を目的地まで安全に届けるために貨物保険が必要不可欠となっています。


この記事では、貨物保険について以下の内容を解説します。

  • 貨物保険の補償内容
  • 貨物保険では戦争やストライキのリスクも補償できる
  • 貨物保険の保険料の相場
  • 貨物保険の加入方法
国内最大級のオンライン保険相談サービス「マネーキャリア」では、法人保険のプロに無料で何度も相談できます。

貨物保険に関する相談はもちろん、損害保険に関する悩みはなんでもご相談いただけますのでぜひご活用ください。

自社のリスク対策を相談する

①外航貨物海上保険

外航貨物海上保険は、船が沈没・座礁したり、荒天の影響で荷物が破損した場合など、海外への海上輸送中のあらゆる事故によって大切な荷物に損害があった場合に補償される保険です。


テレビのニュースで、大きな輸送船が何かに衝突し、中の荷物が海に流れ込んでしまっている映像をみたこともある方もいらっしゃるのではないでしょうか?


特に海外への海上輸送では、長距離になることも多く、こうした物理的な衝突のほか、悪天候の影響を受けたりと、輸送過程でさまざまなリスクを抱えています。


こういった事態になった際にも、海外の取引先とトラブルにならないよう、国際間で行われる取引は通常、インコタームズとよばれる国際規定にのっとって行われています。


買い手と売り手の間で、時期や代金、輸送方法や保険手配などをあらかじめ取り決めており、主な取引条件はFOB条件、CFR(C&F)条件、CIF条件などと呼ばれています。


どの条件で取引を行うかによって、貨物の売り手と買い手のどちらが保険を手配するのかが決まっています。

貿易条件保険手配
FOB買い手(輸入者)
CFR(C&F)買い手(輸入者)
CIF売り手(輸出者)

例えば、自社が輸出企業(売り手)の場合、CIF条件の場合は買い手のために自社で保険を手配する必要があります。また、FOBやCFR(C&F)であっても、倉庫から、本船に荷積みするまでは無保険状態となってしまいますので、その間の保険手配も必要になります。


自社が輸入企業(買い手)の場合、FOBやCFR(C&F)条件の場合は保険を手配する必要があります。


買い手と売り手、どちらかがどの部分の保険を手配するのかを確認したうえでもれなく保険手配することが重要です。

②内航貨物海上保険

内航貨物海上保険は、国内における海上輸送中の商品・製品の損傷などあらゆる事故を補償してくれる保険です。


外航貨物海上保険は、輸送先が海外向けの保険なのに対し、内航貨物海上保険は輸送先が日本国内のみが対象となりますのでご注意ください。


目的地が海外であっても日本であっても海の上での危険はつきものです。

海上での事故は一度起こると莫大な被害がでますので、国内間の取引においてもしっかりと保険手配することをおすすめします。


内航貨物海上保険では、海上での事故のほか、陸上での保管中荷役中も補償の対象とすることができます。

国内での海上輸送だけでなく、陸路であっても同様にさまざまなリスクを抱えていますのであわせて加入しておくことで安心です。


内航貨物海上保険はあくまで、輸送している貨物の損害を補償する保険であり、輸送している船舶自体は補償されませんのでご注意ください。


輸送している船舶自体を補償したい場合は、別途「船舶保険」への加入が必要となります。

③運送保険

国内の陸路におけるあらゆる事故を補償するのが運送保険です。

運送保険は大きくわけて2種類あります。


運送業者が輸送中の荷物の損害に対して賠償する場合の運送業者賠償責任保険と、荷主が荷物の財物リスクなどを補償するための物流保険です。


いずれも重要な保険ですが、この記事では主に荷主が加入する物流保険について解説します。


物流保険では、輸送中のあらゆる事故のほか、倉庫での保管中や工場での加工中まで補償されます。

また、契約時に特定した保管場所以外に一時的に保管する場合など、国内における不特定の保管場所においても一定額まで補償してくれるのが特徴です。


輸送しているトラックで自動車保険に入っているから大丈夫という方もいるかもしれませんが、自動車保険はあくまで自動車自体の損壊や、対人・対物事故を補償するものですので、積んでいる貨物は補償されません。


また、運送業者が運んでいるのだから、輸送中の事故は運送業者の責任だ、という人もいるかもしれませんが、自然災害による損壊など、補償されない場合もありますので注意が必要です。


陸路における事故もあらゆるリスクを抱えていますので、付保もれがないかしっかりと確認しましょう。

貨物保険の補償内容


製造・販売した荷物は、陸路も海路もさまざまな輸送過程を経て消費者に届けられます。

外航貨物、内航貨物、運送保険についてそれぞれどの保険を手配するべきか検討がついてきたでしょうか。


ここからはそれぞれの貨物保険の補償内容について解説します。

  1. 外航貨物海上保険の補償内容
  2. 内航貨物海上保険の補償内容
  3. 運送保険の補償内容
  4. 補償範囲を拡大する場合は特約を付帯できる
オンラインで無料相談ができる「マネーキャリア」では、厳選されたFPに損害保険のほかさまざまな経営上のお金に関する悩みを相談することができます。相談満足度は98.6%ですので、ぜひいちどご利用ください。

自社のリスク対策を相談する

①外航貨物海上保険の補償内容

ここでは外航貨物海上保険の補償内容を解説します。


補償される内容

外航貨物海上保険では、国際貿易が世界各国で執り行われるため、どの保険会社であっても、世界的に共通の「協会約款(ICC)」が適用され、補償内容が統一されています。


「協会約款(ICC)」で補償される事故の内容は以下の通りです。

  • 火災・爆発
  • 船舶または艀の沈没・座礁
  • 陸上輸送用具の転覆・脱線
  • 輸送用具の衝突
  • 積込・荷卸の際の水没または落下による 梱包1個ごとの全損
  • 海・湖・河川の水の輸送用具・保管場所等への侵入
  • 地震・噴火・雷
  • 共同海損
  • 救助料
  • その他の損害 (例:汗濡れ・破損・曲がり・へこみ・盗難・ 漏出・不足・汚染・混合等)
  • 被保険者が関与していない荷造りの不完全による損害

補償パターンは、上記のリスクをすべて補償するオールリスクのICC(A)、「その他の損害」以外の補償をするICC(B)、いちばん補償がせまいICC(C)と、主な輸送用具が航空機となった場合のICC(Air)の4パターンにわかれます。


基本的には火災といった事故から、船舶の沈没まであらゆる事故が補償対象となっているので充実した補償内容といえるでしょう。


また、共同海損といって、海上輸送では、自社の荷物に何の損害がなかったとしても、事故の危険を回避する目的で発生した損害や費用の一部を負担しなければならず、その際にも補償されますので安心です。


保険金をお支払いしない場合

保険金をお支払いしない主な場合は以下のとおりです。
  • 腐敗、変質、錆など
  • 被保険者が関与した荷造り・梱包が不完全であったために生じた損害
  • 航海・運送の遅延による損害
  • 被保険者の故意・違法行為
  • 陸上輸送中・保管中の戦争危険による損害
  • 原子力危険による損害          など

自然の腐敗や錆などは補償されませんのでご注意ください。


この他にもお支払いされない場合があります。

詳しくは各保険会社のパンフレット・約款をご確認ください。


保険期間

保険期間は、通常の海上危険・ストライキ危険の場合以下の通りとなります。

保険期間補償内容
開始保険証券記載の倉庫や保管場所から、
貨物が輸送の目的をもって初めて動かされたとき
終了保険証券記載の仕向け地にある
最終倉庫や保管場所で荷卸しが完了したとき
海上にいる間のみならず、本船に荷積みするまでのトラック輸送中の事故も補償されるというのがポイントです。

もちろん、輸出先の目的地港に到着したあと、買い手が指定した倉庫に保管するまでも同様に保険の対象となっていますので、安心です。

上記で解説した協会約款(ICC)で補償される内容とは別に、戦争危険も補償されますが、戦争危険については保険期間が異なりますので、後ほど解説します。


契約方式

契約方式は、以下のような形態があります。

  • 個別一輸送契約:輸送のつど保険に加入する方式
  • 包括契約:長期間、継続的に輸送する場合に保険会社に通知をするだけで契約できる方式
  • 期間建て契約:取り決めた期間内に発生するすべての輸送を対象とする契約方式
どの契約方式にするかで証券発券の手間や速さに違いがありますので、自社でどのくらいの頻度で輸出入が発生するかで選択するとよいでしょう。

たとえば、包括契約では自社のインターネットを操作するだけで、通知と証券の発行までできるサービスを行っている保険会社もあります。

こういったインターネットを使用したサービスは、つど契約する個別契約とは異なり、スピーディに証券を自社で発行できるため非常に便利です。

②内航貨物海上保険の補償内容

内航貨物海上保険の補償内容を解説します。

補償される内容

内航貨物海上保険で補償される事故は以下の通りです。

  • 火災・爆発
  • 輸送用具の衝突・転覆・脱線・墜落
  • 輸送用具の不時着
  • 輸送用具の沈没・座礁・座州
  • 投荷、波ざらい
  • 擦損・かぎ損
  • 雨濡れ(含む雪・ひょう・その他の水) 海水濡れ(含む河川・湖沼の水)
  • 盗難、不着、不足
  • 破損、まがり損、へこみ損
  • 汚染(液状貨物に水その他異物が混入した状態)
  • 共同海損犠牲損害
  • その他輸送途中に発生した偶然の事故

補償パターンは保険会社により異なりますが、上記すべてを補償するオールリスクのプランと、補償を火災・爆発、輸送用具の衝突・転覆・脱線・墜落などに限定したプランがあります。


オールリスクプランでは、幅広く補償されるためオールリスクプランで加入されることをおすすめします。


保険金をお支払いしない場合

保険金をお支払いしない場合は以下の通りです。
  • 陸上(湖川を含む)にある間の地震、噴火、津波
  • ストライキ、暴動、社会騒じょう
  • 集団的暴行
  • 戦争、内乱
  • 腐敗、変質、錆など
  • 航海・運送の遅延による損害
  • 被保険者の故意・違法行為   など
自然の消耗による損害などは補償の対象外となります。
この他にもお支払いされない場合があります。
くわしくは、各保険会社のパンフレットまたは約款をご確認ください。

保険期間

保険期間はA地からB地までというように、輸送区間によって保険期間を定めます。

保険期間補償内容
開始貨物が保険証券記載の保管場所から
搬出されたときもしくは、
輸送する目的で最初に動かされた時のいずれか早いとき
終了貨物が保険証券記載の保管場所に
搬入されたときもしくは、
保管場所において貨物の荷卸しが
完了したときのいずれか遅いとき

内航貨物保険も外航貨物保険と同様に、海上の危険のみならず、保管場所から船積みまでの陸路も補償されるのがポイントです。


契約時に保管場所を特定し契約することが一般的ですので契約時に保管場所を申告するようにしましょう。


輸送方法

日本国内の海上輸送が対象となります。
海上輸送前後の、陸路輸送中の貨物に対するリスクもあわせて補償することが可能です。

陸路の補償については、運送保険でも手配ができますので、補償が重複しないように注意しましょう。

③運送保険の補償内容

ここでは、運送保険のなかでも、荷主が加入する物流保険の補償内容を解説します。


物流保険は主に荷主が加入する、陸路の保険であることを冒頭でお伝えしました。この保険は、トラックでの運送中だけでなく、倉庫で保管している間、工場で加工している間の事故まで補償してくれるのが特徴です。


物流保険で製造から流通過程をもれなく付保することができますので、備えておくと安心です。


補償される内容

物流保険ではトラックでの輸送中に起こる以下のような事故で補償されます。
  • 火災
  • 風水災
  • 輸送用具の衝突
  • 盗難
  • 破損・まがり・へこみ
  • 冷凍・冷蔵・保冷・保温貨物の温度管理のために使用されている機械・装置の破損・故障 
  • 貨物を冷凍・冷蔵・保冷・保温など温度管理する収容設備またはコンテナの破損・故障
  • 火災、爆発または輸送用具の衝突・転覆・脱線・墜落・不時着・沈没・座礁などによる温度変化による損害
生動物、野積み貨物、ばら積み貨物など、貨物の分類によって補償内容が異なる場合もありますのでご注意ください。
 
運送会社が貨物の補償に入っているから自社で物流保険に加入しなくても問題ない、という場合であっても、運送会社は、風水災といった自然災害による損害は補償してくれません。

運送会社が負担するのは、偶然の事故で賠償責任が生じた場合のみであって、自然災害は不可抗力にあたいするので、運送会社の賠償責任となりにくいためです。

近年豪雨などの自然災害によるトラックの転倒なども発生していますので、自社でしっかりと物流保険に加入し備えることをおすすめします。

保険金をお支払いしない場合

物流保険では以下のような場合、補償対象外となりますのでご注意ください。
  • 自然の消耗または貨物の性質の欠陥などによって生じた自然発火・自然爆発・腐敗・さびなど
  • 荷作りの不完全による損害
  • 荷卸しの際に発見された数量の不足
  • 保管中の紛失、原因不明の数量の不足、痕跡の明らかでない盗難
  • 運送の遅延による損害
  • 陸上にある貨物の地震・噴火・津波などによる損害      など
このほかにもお支払いされない場合があります。
詳しくは、各保険会社のパンフレットや約款をご確認ください。

保険期間 

保険期間はどの保険会社も基本的に1年間です。 保険期間中における物流に関するリスクを包括的にカバーされるのが特徴です。

保険の対象にできないもの

物流保険では、保険の対象とならないものがありますのでご注意ください。
  • 什器・備品
  • レンタル用品、販売目的でない所有品
  • 自動車、土木建設機械
  • 貴金属、宝石、宝飾品、骨とう品などの美術品
  • 貨紙幣・有価証券・新株券
  • 個人の家財           など
上記のようなものを補償したい場合は、動産総合保険などほかの保険で手配が可能な場合もあります。

くわしくは、各保険会社か保険代理店でご確認ください。「マネーキャリア」では、法人保険のプロが無料のオンライン相談を受け付けています。

どの保険に加入すればいいかわからない、現在の補償で十分かわからないなど、気軽にご相談ください。

自社のリスク対策を相談する

補償範囲を拡大する場合は特約を付帯できる

物流保険では、基本補償以外にもさまざまな特約があり、補償のカスタマイズが可能です。

特約を付帯することで補償を拡大できますので、自社の事業に即した補償にすることができます。


例えば以下のような特約があります。

  • 残存物取片付け費用・廃棄費用担保特約:事故の残骸などを片付けたり、廃棄する費用
  • 検査費用担保特約:貨物の損害を確認する費用
  • 継搬費用・急送費用特約:事故により搬送困難となった場合の代替輸送費用
  • 再梱包費用特約:梱包材のみの損傷に対応する費用
  • 臨時費用特約:事故が発生した際に臨時に必要な費用
とくに臨時費用担保特約は汎用性が高く、用途を問わず使用することができますので、どんな事業者であっても付帯することをおすすめします。

保険会社によっても付帯できる特約や、支払われる金額が異なりますので、特約は各保険会社の比較ポイントでもあります。

貨物保険では戦争やストライキのリスクも補償できる


外航貨物海上保険では、国際的に統一された協会約款(ICC)の普通保険約款とは別に、特別約款として、以下の約款が付帯されます。

  • 協会戦争約款
  • 協会ストライキ約款
これにより、上記で解説した火災や破損といった基本補償に加えて、戦争やストライキであっても補償される契約となっています。

外航貨物海上保険は、海上だけでなく、船積みまでの陸路や、目的地港に着いた後の保管倉庫までも補償されるという話を冒頭しました。 

 しかしながら、この戦争危険については船積みまでの陸路など、陸上での輸送過程では補償されませんのでご注意ください。

補償されるのは、本船に貨物を積み込んだ時から荷卸される時までとなっており海上に荷物がある間しか補償されません。

また、内航貨物海上保険や物流保険では、戦争・ストライキによる事故は補償されません。

外航貨物海上保険のみ、戦争やストライキが補償対象となっているということで理解いただければと思います。

相談満足度98.6%の「マネーキャリア」では、厳選されたFPに無料でなんどもでも相談することができます。

自社がどの保険に加入すればよいかわからないなど、なんでも気軽にご相談ください。

貨物保険の保険料の相場


貨物保険料の相場について、各貨物保険ごとに解説します。


【外航貨物海上保険】

外航貨物海上保険では、保険料は以下の要素で算出されます。

  • 保険条件
  • 貨物の性質・状態・荷姿
  • 輸送区間
  • 積載船舶
  • 過去の事故歴  など
外航貨物海上保険では、海上での事故を補償する基本補償の保険料率と、戦争・ストライキ危険での料率にわかれて計算されています。
特に、戦争・ストライキ危険は、世界情勢の変化によっても変更される場合があります。

ご参考までにある保険会社での保険料例(海上コンテナ船積輸入機械部品の場合)をご紹介させていただきます。

保険期間上海港本船積込から
神戸港本船荷卸を経て国内指定場所搬入まで
輸送用具外航航洋船舶および接続トラック積み
保険条件オールリスク担保(ICC(A))、
戦争・ストライキ等危険担保
保険金額500万円
保険料例19,000円

【内航貨物海上保険】
内航貨物海上保険では、保険料は以下の要素で算出されます。
  • 保険条件 
  • 貨物の性質 状態・荷姿 
  • 輸送区間 
  • 積載船舶 
  • 過去の事故歴  など
保険会社によってはヒヤリングシートに記入するかたちで回答していく場合もあります。

ご参考までにある保険会社での保険料例(食料品)をご紹介させていただきます。
輸送区間気仙沼 → 東京
輸送用具内航船
保険条件特定危険担保、
盗難不着担保
保険金額300万円
保険料例1,500円

【物流保険】
物流保険では、保険料は以下の要素で算出されます。
  • 業種
  • 対象貨物
  • 直近会計年度の売上高
  • 一輸送あたりの予想最大積載量
  • 支払限度額
  • 保管場所の情報   など

ご参考までにある保険会社での保険料例をご紹介させていただきます。
  • 製造業(売上高10億円) :約40万円
  • 卸売業(売上高10億円) :約51万円
  • 小売業(売上高10億円) :約34万円

こちらは上記の外航貨物海上保険や内航貨物海上保険と違い、年間包括契約の場合の保険料となっています。

貨物保険の加入方法


貨物保険に加入するには、お近くの保険代理店または、保険会社に直接問い合わせることで加入ができます。


加入の前に、もう少し相談したい、補償内容を詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。


自社にどの保険があっているか、保険会社によってどういった違いがあるのかなど詳しく相談したい場合は、相談満足度98.6%の「マネーキャリア」でご相談ください。


厳選されたFPに、無料で何度でも相談できるので、納得いくまで話を聞くことができます。

貨物保険について相談する

法人保険の活用事例集

法人保険の活用事例集のイメージ


営業活動を安心して継続するために法人保険の加入は必須となりますが、インターネット上で事例を調べても事例の情報は非常に少ないのが現状です。


したがって、自社にどのような保険が必要か・リスク対策が必要かを「法人保険の事例」を参考に洗い出す必要があります。


そこで、マネーキャリアでは独自に「法人保険の活用事例集(全29ページ)」を作成し公開しています


抑えるべき6つのリスクや、実際の企業で保険がどのように使われているのかもわかりやすくまとめているので、「どのようなリスク対策が必要か」「自社に最適な保険がわからない」担当者の方は必見です。

無料ダウンロードはこちら▶︎

まとめ:貨物保険について


貨物保険の理解は深まりましたでしょうか。


この記事では貨物保険の種類と各貨物保険の補償内容を解説しました。


この記事のまとめです。

  • 外航貨物海上保険は、海外への海上輸送中のあらゆる事故を補償する保険
  • 内航貨物海上保険は、国内における海上輸送中のあらゆる事故を補償する保険
  • 陸路では、運送業者が加入する運送業者賠償と、荷主が加入する物流保険がある
  • 外航貨物海上保険のみ、戦争やストライキが補償される
  • 特約を付帯することで自社にあった補償にカスタマイズすることができる
どの貨物保険に加入すればいいのか、保険会社によってもさまざまな商品が販売されていますので迷ってしまうかと思います。

まずは、自社がどういった輸送経路を経ているのか、どういった貨物を運搬する必要があるのかなど改めて確認していただくとよいかと思います。

国内最大級のオンライン保険相談サービス「マネーキャリア」では、厳選されたFPに無料で何度でも保険に関する相談をすることができます。

相談満足度はなんと98.6%で、あらゆる業種の方にご満足いただいていますので是非一度ご活用ください。

自社のリスク対策を相談する