内容をまとめると
- 塾や習い事教室には常にリスクが存在する
- それに対応する塾総合保険というものが存在する
- 塾総合保険では主に3つの補償をカバーする
- 保険会社によって補償内容に違いがあるので加入前には注意が必要
- 塾総合保険だけではカバーできない補償がある
塾を経営する際、生徒が滑って怪我をするリスクや生徒同士でぶつかり怪我をするリスクなどがあります。そのようなリスクの対策として塾総合保険をおすすめします。塾総合保険はさまざまな保険会社で提供しているため、こちらの記事ではそれぞれ補償内容などを比較しています。
この記事の目次
目次を閉じる塾や習い事教室を取り巻くリスク
塾の経営を取り巻くリスク
塾を経営する上で、必要な保険はどのようなものがあるでしょうか。上記はリスクマップといいます。経営する事業ごとに怒り得るリスクを可視化したものです。
こちらは業種だけでなく、塾の規模や、環境に応じても異なります。そのため、ご自身のリスクについて、必要な補償を取捨選択をおこないたいという人は多いと思います。
塾や習い事教室は人が集まる場所です。そのため、事故のリスクは大いに考えられます。しかし、実際に必要な保険やリスクがどのようなものが考えられるのかイメージは難しいです。
ここではいくつかの例と共に塾や習い事教室におけるリスクについて解説します。
- 施設や設備が原因のリスク
- 生徒同士のトラブル
- 個人情報に関するリスク
そのような方におすすめなのが「マネーキャリア」というサービスです。「マネーキャリア」では事業に応じた保険や、事業リスクの専門家が無料で相談に乗ってくれるサービスです。
相談は無料で何度でもすることができ、実際に相談した方の98.6%が満足しているというサービスですので安心して任せられます。
①施設や設備が起因となる事故のリスク
塾や習い事教室では生徒が教室や事務所を訪れて授業を受けたり、進路相談をおこないます。
また、設備による事故は教室内だけでなく屋外の看板なども原因となり得ます。
そんなときに考えられるリスクとして下記があげられます。
- 生徒が教室で転倒し怪我を負った。
- 塾の看板が外れ、歩行者に当たって怪我を負った。
- 塾の扉の故障によって、生徒が怪我を負った。
- 廊下が水濡れにより滑りやすくなっており、生徒が誤って転倒した。
通常の転倒事故では生徒にも責任があると判断されるかもしれません。
しかし、教室の床が濡れていたり、設備に不備があるにも関わらず放置し、それが原因となって、生徒が怪我を負った場合など塾側が「安全配慮義務」を怠ったとなります。
塾の看板が外れ、歩行者に当たって怪我を負った。
塾や習い事教室では周囲への認知のために看板を設置しています。
ただ、この看板が外れ、落下したり倒れたときに、歩行者に当たり怪我をするリスクがあります。
この場合には歩行者に対して、怪我を負わせた責任が発生します。
塾の扉の故障によって、生徒が怪我を負った。
教室のドアが自動ドアで故障しており、生徒が挟まれて怪我をした場合、施設に起因する事故として塾側に責任が問われます。
廊下が水濡れにより滑りやすくなっており、生徒が誤って転倒した。
建物の配管などの不備を放置しており、それによって水漏れが発生する可能性があります。
その結果、廊下を歩いていた生徒が滑って転倒し、怪我を負った場合には施設が原因の事故として、賠償責任を問われます。
②生徒同士の衝突などによる怪我のリスク
塾が直接の原因ではなく、生徒同士に起きるトラブルのリスクとして下記があげられます。
- 生徒同士が喧嘩をして生徒の持ち物を破損した。
- 生徒同士が教室内でふざけていたときに誤って頭部をぶつけて怪我をした。
生徒同士が喧嘩をして生徒の持ち物を破損した。
③個人情報が漏洩するリスク
塾や習い事教室を経営する場合、生徒や保護者の個人情報を預かります。
そんなときに起きるのが下記のようなトラブルです。
- 塾のパソコンがウィルスに感染し、生徒の個人情報が漏洩した。
- 講師が持ち出した個人情報の入ったUSBメモリを紛失した。
塾や習い事教室の賠償リスクを補償する塾総合保険を比較
ここでは、塾や習い事教室の賠償リスクに対する補償をおこなう保険を3社紹介します。
1つ目の保険会社の塾総合保険
1つ目の保険会社で提供している塾総合保険について解説します。
補償内容は
- 塾・おけいこ教室の経営者の賠償責任
- 塾・おけいこ教室の生徒の賠償責任
- 通行人が塾の看板の落下によって怪我をした場合
- 塾・おけいこ教室の生徒のケガ
- 漏水補償特約(塾用)
2つ目の保険会社の塾総合保険
次に2つ目の保険会社の補償について紹介します。
こちらの塾総合保険の特徴として
- 塾の経営者の賠償責任
- 塾の生徒の賠償責任
- 塾の生徒の傷害
- 漏水による損害補償
- 費用内枠払い補償
3つ目の保険会社の塾総合保険
3つ目の塾総合保険を取り扱う会社の解説です。
こちらの塾総合保険は他社と同じく
- 塾賠償責任保険
- 塾生徒賠償責任保険
- 漏水担保特約
- 傷害担保(塾生徒)特約
- 初期対応費用
- 訴訟対応費用 など
塾総合保険の保険料の算出方法
ここまで主に塾総合保険を取り扱う保険会社3社について解説しました。ここからは、実際の保険料についてどう決まるのかについて解説します。
塾総合保険は基本的に1年契約となっており
- 1年間の生徒の人数
- 過去の事故歴
- 契約条件(保険金額や免責金額、オプション)
そのため、具体的な保険料についてはお伝えすることができません。
どうしても具体的な保険料が知りたいという方は「マネーキャリア」を利用することをおすすめします。
「マネーキャリア」では塾総合保険についての保険料について、複数の保険会社を比較して提案してくれます。
また、補償内容や保険料の違いの理由なども詳しく教えてくれるため、納得して加入することができます。
塾総合保険に加入する際の注意点と加入方法
ここまでは、塾や習い事教室を経営する上のリスクや塾総合保険の加入などについてお伝えしました。
まず、塾総合保険に加入するには、保険会社や保険代理店に問い合わせることで加入できます。加入を希望する方は、保険代理店である「マネーキャリア」の公式サイトからお申し込みください。
そして塾総合保険に加入する場合は、以下のことに注意してください。
- 保険金支払い対象外となるケースがあること
- 支払限度額や免責金期間があること
- スポーツ指導塾や、小学校就学前の乳幼児を対象とするなどの場合は契約ができないこと
- 故意による行為や、地震・噴火・津波などの自然災害
- 塾の管理下にない間に生徒に生じた事故 など
【参考】塾総合保険で補償できない情報漏洩リスクを補償する保険
塾総合保険で補償される範囲は主に
- 塾の施設や業務遂行における賠償責任保険
- 塾の管理下にある生徒の怪我や持ち物などの破損の賠償責任保険
- 生徒の傷害保険
- 個人情報漏洩保険
- サイバー保険
①個人情報漏洩保険
こちらは主に
- サイバー攻撃
- 情報持ち出し
- メール誤送信
- 情報の盗難
- 危機管理コンサルティング費用
- 漏洩事故対応費用
- 損害賠償費用
- 事故情報の収集作業
- 行政への対応
- 被害者への対応
- 公表対応
②サイバー保険
サイバー保険ですが、個人情報漏洩保険と補償の内容は似ている部分が多くあります。
こちらの主な補償として
- サイバー攻撃による第三者に対する賠償責任
- 事故発生時の初期対応費用
- 遺失利益や営業継続費用
- 不正アクセスやデータ改ざん
- 業務中の情報漏洩
- 業務中のシステムの使用や管理による、名誉毀損や著作権侵害
- ITユーザー業務による偶然な事故
- サイバー攻撃の調査費用
- 被害調査費用
- コールセンター設置費用
- データ復旧費用
- 損害賠償
- 被害者への見舞金など
まとめ:塾経営を取り巻くリスクと保険について
ここまで、塾や習い事教室を経営する上で必要な保険やリスクについて紹介しました。
ここまでの内容としてまとめると
- 塾や習い事教室には常にリスクが存在する
- それに対応する塾総合保険というものが存在する
- 塾総合保険では主に3つの補償をカバーする
- 保険会社によって補償内容に違いがあるので加入前には注意が必要
- 塾総合保険だけではカバーできない補償がある
塾経営は子供たちの学力向上や、意欲向上はもちろんですが、生徒や親が安心して通うことのできる環境が求められます。
塾は多くの人が集まる場所です。そのため、トラブルも起きやすい環境とも言えます。
こういった環境で経営をおこなうためには万が一の事故に備えるための保険に加入をしておくことは必須と言えます。
あらゆるリスクに対して対策をしておくことで、万が一にも安心して経営を続けることができます。
塾総合保険は経営者と生徒、その親を守る重要な保険と言えます。
ただ、塾の規模や経営の状況によって、常に見直す必要があります。
「マネーキャリア」では法人保険や事業リスクの専門家が塾総合保険だけでなく、その他のリスクの洗い出しから、現在加入している保険の見直しまでを無料で相談することができます。
実際に「マネーキャリア」に相談したことで、補償の漏れやダブりに気がつくことができたり、保険料を安くできた場合もあります。
現在、塾経営をしている方も、これから塾経営や習い事教室を開く予定の方も、一度「マネーキャリア」へ相談することをおすすめします。