NISAのリスクとは?低リスクで投資できる方法を徹底解説のサムネイル画像
2024年に旧NISAがリニューアルされて始まった新NISAは、非課税での保有が無期限となったり投資枠が拡大したりと、格段に使いやすくなりました。また手数料が原則無料で取扱商品もリスクが比較的少ない商品を中心に2,000本近くと幅広いです。

しかし、NISAで投資をしたくてもリスクが怖く、損をしたくないので始められない方も多いのではないでしょうか?元本割れの心配や、取扱商品の多さから何を選んでいいのかわからないなどの理由で、NISA投資をためらう人も多いです。

そこで本記事では「NISAを運用するリスク」や「NISAでリスクを抑えた投資のポイント」を中心に解説します。

・NISAを始めたいが、どのようなリスクに気をつければいいのかを知った上で始めたい
・投資のリスクが怖いが、安全に資産形成をする方法を知って効果的に資産を増やしたい

とお考えなら本記事を参考にすると、NISAのリスクを軽減させる方法がわかるだけでなく、あなたが長期的な資産運用の計画を立てるうえで役立つ情報が得られます。ぜひ最後までお読みください。

内容をまとめると

  • NISAの運用は長期投資を前提としている。短期的にみると価格が下がることも大いにあるが一喜一憂せず、継続的に成長が見込める投資商品に投資をすることが大切。
  • NISAの商品の特性をよく知ることがNISAでリスクが低い投資をする鍵。非課税所有期間が無制限なことを生かしたり、年間投資枠の上限、2つのNISAでつかえる枠の利用などを積極的に行う。
  • NISAでリスクの低い投資をするには、銘柄や商品、時間の分散投資を心がけ、しっかりとした自分の状況に合った投資計画を立てることが重要。
  • ただし、個人で適切な投資判断を行うのは難しいため、つみたてNISAのプロへ「無料で何度でも」資産運用について相談できる「マネーキャリア」を利用する人が増えている。
  • 特に分散投資の銘柄や商品がよくわからなかったり、適切な自分の投資計画が立てられない人こそ専門家に相談し、これからの投資方針を決めてほしい。

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

NISAを運用するうえでのリスクとは


ここではNISAを運用する上でのリスクを3つ紹介します。

  • 元本割れの可能性がある
  • 損益通算ができない
  • 1人につき1口座しか開設できない
NISAをしっかりと運用していきたい人やリスクを極力抑えて効果的に資産形成をしたい人は必見です。それぞれ詳しく説明します。

元本割れの可能性がある

NISAを運用する上で最も注意すべきリスクは、NISAを利用した投資には元本割れのリスクがあることです。


NISAで購入できる金融商品は株式や投資信託などですが、市場の変動により価格が上下し、購入時よりも価格が下回ることがあるのです。


元本割れのリスクはNISAだけでなくすべての投資に共通しますが、短期的な価格変動に踊らされないことが大切です。成長が見込める投資商品に長期投資をすることを心がけ、継続的に投資を行うことでリスクを軽減しましょう。

損益通算ができない

NISAを運用する上で次に注意するリスクは、損益通算ができないことです。


損益通算とは投資することで生じた利益と損失を相殺して、課税対象となる利益を減らす方法のことです。


通常の証券口座では、ある投資の際に損失が出た場合、別の投資で得た利益と相殺して利益を圧縮できます。しかしNISA口座では損益通算が認められておらず、他の口座や金融商品の利益と相殺することができないのです。


NISA口座では出来るだけ長期の投資を行い、損失を出さない運用を心がけましょう。

1人につき1口座しか開設できない

NISA口座を運用する上でさらに注意するリスクとして、1人につき1口座しか開設できないことがあります。


そのため複数の金融機関でNISA口座は開設できません。


例えばAの金融機関でNISA口座を開設して運用を始めた後に、Bの証券会社で魅力的な投資商品を見つけても、他の金融機関の商品は利用できません。つまり1つの金融機関のサービスや商品しか利用できないので、NISA口座を開く際は自分が利用したい商品があるかをよく検討しましょう。

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項は5つあります。

  • 非課税保有期間は無期限
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がある
  • 年間投資枠が360万円
  • 非課税保有限度額(総枠)が1,800万円に
  • 非課税保有限度額の枠は再利用が可能
NISAを上手に使いこなして資産運用をしたい人やNISAを利用するコツを知りたい人は必見です。詳しく説明します。

非課税保有期間は無期限

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項の1つ目は、非課税保有期間は無期限だということです。


このためNISAを長期的に運用できるようになりました。


投資商品を短期間で売買を繰り返すと、市場の短期的な変動により、どうしても損失がでてしまいがちです。NISAでは保有期間が無期限なので、じっくりと資産を育てることができ、資産運用のリスク回避につながります。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がある

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項の2つ目は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があることです。


2つの枠を柔軟に利用することでリスクを抑えつつ積極的な投資ができます。


つみたて投資枠毎月一定額を積み立てながら投資する枠です。長期に積立することで分散投資ができ、市場の変動に左右されにくい安定的な資産運用が期待されます。


一方、成長投資枠では株式や少しリスクを取った投資信託も選ぶことができ、積極運用が可能です。2つの枠を使い分けながら投資することで、リスクを軽減しながらよりパフォーマンスの高い投資が期待できるでしょう。

年間投資枠が360万円

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項の3つ目は、年間投資枠が360万円だということです。


内訳としてはつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円となっています。


旧NISAでは年間投資枠が最大だった一般NISAでも120万円だったので、非課税の投資枠が増えてより効果的な資産形成が行えるようになりました。しかし投資枠が大きくなったからといって無理に投資額を増やすのは禁物です。


自分の資金状況や投資目的に合わせて適切な投資をしていきましょう。

非課税保有限度額(総枠)が1,800万円に

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項の4つ目は、非課税保有限度額(総枠)が1,800万円になったことです。


この非課税の総枠を意識して投資を行うことで、より効率的な資産運用が可能になります。


まずはこの枠をどのように活用するか実際にプランを立てて実行しましょう。それと同時に限度額に達したときに次はどのような運用をするのかの対応策も事前に考えておくことが必要です。

非課税保有限度額の枠は再利用が可能

NISAのリスクを回避するために押さえておくべき基本事項の5つ目は、非課税限度額の枠は再利用が可能なことです。


投資枠を売却などで空けたとき、今後もその枠を再度使えるようになりました。


これにより市場の状況に合わせて資産の入れ替えを行ったり、ライフステージに合わせて資産状況を変更することもできます。自分に合った投資方法をそのときどきで選び、効果的な資産形成につなげましょう。

NISAでリスクを低く抑えた運用のポイント


NISAでリスクを低く抑えた運用のポイントは4つあります。

  • 長期運用を前提とする
  • 複数の銘柄に分散投資する
  • NISAの積立投資枠を利用する
  • 資金計画を綿密に立てる
NISAでリスクを抑えつつ効率的な投資をしたい人やNISAのメリットを最大限活用したい人には必見です。それぞれ詳しく説明します。

長期運用を前提とする

NISAでリスクを低く抑えた運用のポイントの1つ目は、長期運用を前提とすることです。


短期的な市場の変動に左右されず、長期的な運用をこころがけることで投資リスクを減らせます。


新NISAでは保有期限が無期限となり、運用期間を気にせずにじっくりと資産運用ができるようになりました。長期運用を行うことで、運用益が再投資されて生まれる複利効果も最大限活用できます。


NISAは短期的な運用で大きな利益を得ることを目的としたものではありません。短期的にみると株価の変動により損失が出る場合もありますが、長期投資をすることで安定したリターンが得られます。

複数の銘柄に分散投資する

NISAでリスクを低く抑えた運用のポイントの2つ目は、複数の銘柄に分散投資することです。


1つの銘柄や業種に集中投資をするのではなく、異なる業種や地域の銘柄に分散して投資することで、リスクを減らすことができます。


分散投資は、国内株だけでなく海外株や債券、REIT、投資信託など、異なる種類の投資をすることでさらにリスク分散が可能です。いろいろな角度から見て分散投資を心がけましょう。

NISAの積立投資枠を利用する

NISAでリスクを低く抑えた運用のポイントの3つ目は、NISAのつみたて投資枠を利用することです。

定期的に一定金額の少額投資を行うことで、市場の変動によるリスクを抑える効果があります。

「ドルコスト平均法」と呼ばれるこの方法は、市場価格が高い時は少なく、市場価格が低い時は多く購入します。それにより購入金額が平準化され、安定した投資を行えるのです。

また同じ金額で定期的に購入することで、投資商品の購入タイミングを考えなくてもすみ、心理的な負担も軽減します。つみたて投資枠の年間120万円の非課税枠を活用して、計画的な投資を行いましょう。

資金計画を綿密に立てる

NISAでリスクを低く抑えた運用のポイントの4つ目は、資金計画を綿密に立てることです。


自分の収入や支出、将来の目標を考えながら、無理のない範囲で投資を行いましょう。


資金計画を立てる際にはまず投資に回せる金額を明確にします。そして急な出費があっても投資分に手をつけずにすむように、収入の3~6か月分の生活費を貯めておきましょう。


投資計画は短期・中期・長期目標を設定したうえでそれぞれの計画を立てましょう。計画は定期的に見直し、必要に応じて調整を行うとよいでしょう。


しかし、自分でこのような計画を綿密に立てることはかなり困難です。老後に至るまでの長期的な運用目標を考えるにはNISAや資産運用の専門家に相談することをおすすめします。


例えば、相談員全員がFPの資格を持つマネーキャリアは無料で何度でも相談できます。専門家に相談することで自分ではよくわからない投資機会や問題点がみつかり、リスクを最小限に抑えた資産運用が実現できます。

NISAでリスクが低い投資ができている人が使っている方法とは?

NISAのメリットやデメリットなどの商品の特性をよく知った上で、自分に合った投資プランを立てることが大切です。


NISAでリスクが低い投資が出来ている人は、NISAのもつ特性を熟知しています。投資商品は価格の上がり下がりがあるのでリスクがありますが、リスクを軽減する方法を知ったうえで上手に投資をしています。


また、自分の資産運用をさまざまな角度から検討して適切な投資計画を立て、ライフスタイルや投資のトレンドなどをみながら定期的な見直しをしています。


しかし、投資に慣れていない人がNISAの特性を熟知するのは困難です。経験や市場動向を加味した専門的な知識が必要で、すぐには身に付きません。さらに、独自の判断で投資計画を立てようとしても、それが最適な選択とは限りません。


そこで、NISAのもつ特性を最大限に生かしながら、適切な投資プランを立てるために、「無料で何度でも」NISAでリスクが低い運用方法を相談できる「マネーキャリア」のようなサービスを利用するのが賢明です。


マネーキャリアでは、NISAに関する相談はもちろん、総合的な資産形成の提案が可能です。満足度98.6%・相談実績80,000件以上の実績があり、LINEで簡単に予約ができるのも魅力的なポイントです。

NISAを含む資産形成の悩みを解消する:NISAの無料相談窓口


お金に関する全ての悩みにオンラインで相談できる
NISAの無料相談窓口:https://money-career.com/

<NISAの無料相談窓口のおすすめポイントとは?>
・お客様からのアンケートでの満足度や実績による独自のスコアリングシステムで、優秀なFPのみを厳選しています。
・保険だけではなく、資産形成や総合的なライフプランの相談から最適な解決策を提案可能です。
・NISAの無料相談窓口は「丸紅グループである株式会社Wizleap」が運営しており、満足度98.6%、相談実績も80,000件以上を誇ります。

<NISAの無料相談窓口の利用料金>
NISAの無料相談窓口では、プロのファイナンシャルプランナーに 「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。
NISAの無料相談窓口はこちら▶

NISAで低リスクの運用を続けるコツまとめ

この記事では、NISAを運用するうえでのリスク、リスクを回避するために押さえるべき基本事項、リスクを低く抑えた運用のポイントを解説しました。


NISAは長期投資を前提とした制度で、適切に運用すれば低リスクで運用を続けられます。しかし誤った方法で運用すると、失敗してしまうこともあります。


▼NISAを運用するうえでのリスク

  • 元本割れの可能性がある
  • 損益通算ができない 
  • 1人につき1口座しか開設できない
NISAで低リスクの運用を続けるためには、短期的な価格の変動に一喜一憂しない、損益通算が出来ないので長期運用を心がけ損失を出さない、NISA口座を開設するときは自分が運用したい商品を扱っている金融機関を選ぶ、といったポイントがあります。

NISAで低リスクの運用をするには長期運用が不可欠で、自身の資金計画もしっかりと立てる必要があります。しかし自分で適切な投資計画をしっかりと立てるのは難しく、独断での判断では投資チャンスの機会を失うリスクもあります。

そこでNISAの無料相談窓口」のようにNISAを含む資産形成全般の悩みを「無料で何度でも」相談できるサービスを活用する人が増えています。

無料登録は30秒で完了するので、ぜひマネーキャリアを活用し、NISAで「低リスクの運用をして、投資利益を最大限に享受できるような計画」を進めましょう。

無料でマネーキャリアに相談する▶