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3人家族なんだけど生活費の平均はいくら?内訳はどうなってる?乳幼児・小学生・中学生・高校生で平均に違いはある?3人家族の生活費の節約術は?それぞれ解説します!将来のこどものために早めに教育費を貯めたいあなたにおすすめの貯蓄方法・保険も紹介中!

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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3人家族の生活費の平均ってどれくらい?


こんにちは。マネーキャリア編集長の谷川です。


先日、30代の女性の友人からこんな疑問を寄せられました。 

先日妊娠していることが分かったんだけど、子供が産まれたら生活費ってどれくらい必要なんだろう?今まで特に意識もしてなかったから家計がいつもカツカツで心配…

ここでは、

  • 3人家族の生活費の平均
  • 3人家族の子供の年齢別の生活費について
  • 3人家族の生活費を節約する方法

など、3人家族の生活費について分かる記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。 


マネーキャリアでは、お金に関する記事が数多くありますので興味のある方は合わせてご覧ください。 

3人家族の生活費の平均はこどもの年齢によってちがう!

3人家族の生活費は、こどもの年齢により大きく異なります。

当たり前の話ですが、小学校入学前と高校生で生活費が同じなはずがありません。


基本的には年齢に応じて支出はどんどん上がっていきます。

3人家族全体の生活費の平均は約30万円!

まずは、こどもの年齢を考慮しない「3人家族の平均生活費」から見ていきましょう。


世帯人数ごとの生活費については、総務省統計局の家計調査「消費支出」より統計が取られています。


ただ、住居費の平均がいずれの世帯も3万円未満と、全く実態に即した統計にはなっていません。 


これは、地域により住居費に大きな差があるため、特に東京を含めた大都市部お住まいの方にとっては実現不可能な数値になってしまうからです。

会社によっては家賃補助が充実していることも、平均住居費を下げる要因にもなっています。 


また、地方なら車が必要だが都心部なら不要など、自動車関連費にも大きなばらつきがあります。 


そのため、まずは住居費・自動車購入費を除いた平均生活費を見ていきましょう。 

2020年の統計はおおよそ以下の通りです。

期間平均生活費
1~3月246,892円
4~6月233,976円
7~9月243,502円
10月~12月269,322円

ただし、2020年は特殊要因が数多くあります。

  • 4~6月:緊急事態宣言で支出大幅減 
  • 10~12月:gotoトラベルによる旅行特需で支出微増

そのため、住居費や自動車関連費以外の平均生活費については25万円前後と考えられます。


ここに平均的な住居費や自動車関連費を考慮すると、おおよそ下記の通りとなります。

費目金額
住居19,383円
食料77,071円
光熱・水道 22,683円
家具・家事用品11,961円
被服及び履物11,375円
保険医療14,367円
自動車・交通31,398円
通信13,892円
教育10,434円
教養娯楽28,658円
その他
(雑費・使途不明金)
62,397円
合計303,619円

平均的な生活費は30万円前後です。


ただし、東京都心の家賃は平均7万円を優に超える地域も存在しますので、都心在住の方は33万~34万円前後は想定しておいた方が良いと思います。

①こどもが2歳以下の場合の生活費内訳

ここからは3人家族のこどもの年齢別に生活費を見ていきます。


なお、年齢別の生活費については内閣府の「子どものいる世帯の年齢層別消費支出」を元に、消費税増税分を加味して計算します。


上記統計は平成17年ですので、当時の消費税は5%。現在は食料品等のみ軽減税率8%、他は10%です。


日本は近年、物価がほとんど上がっていませんので、これで十分実態に合った数値になると思います。


こどもが2歳以下の場合は下記の通りです。


費目金額
住居39,358円
食料51,159円
光熱・水道 16,868円
家具・家事用品10,144円
被服及び履物
13,404円
保険医療12,430円
自動車・交通 33,277円
通信16,041円
教育510円
教養娯楽24,950円
その他
(雑費・使途不明金)
53,055円
合計271,196円


こどもが小さいうちは、そこまで生活費は増えません。


住居費が安すぎに見えますが、都心なら車不要、交通費も会社負担が多いので「住居+自動車・交通」まで含めて考えれば、実態に近い数値になります。

②こどもが3〜6歳の場合の生活費内訳

こどもが3~6歳の場合は、下記の通りです。

そろそろ幼稚園や保育園など、教育費用がかかりはじめます。


費目金額
住居39,358円
食料59,506円
光熱・水道18,396円
家具・家事用品9,086円
被服及び履物14,967円
保険医療11,290円
自動車・交通28,445円
通信16,041円
教育19,727円
教養娯楽33,053円
その他
(雑費・使途不明金)
56,305円
合計306,174円


3万円以上増えました。

なお、住居費や通信費が統計では0~2歳と比べて減っていますが、特段の事情がない限り減るはずがありませんので同額としています。

③こどもが小学生の場合の生活費内訳

ここから統計上の住居費が全く実態に合わない数値になってしまいますので、国土交通省令和2年度住宅経済関連データ総務省統計局平成30年住宅・土地統計調査をもとに算出します。


上記のデータをいったんまとめます。

  • 住宅ローン月額平均:約10万円
  • 持家住宅率全国平均:約60%
  • 家賃全国平均(非木造):約7万円

※家賃については、借家の平均畳数に1畳当たりの家賃をかけて計算


家賃と住宅ローン負担額の平均を割合も考慮して出すと88,000円となります。

他の費目については、「平成26年全国消費実態調査」を元に修正します。


以上を元にしたこどもが小学生の場合の生活費内訳は下記の通りです。


費目金額
住居88,000円
食料70,735円
光熱・水道19,517円
家具・家事用品9,361円
被服及び履物16,328円
保険医療10,115円
自動車・交通33,514円
通信16,826円
教育9,015円
教養娯楽32,967円
その他
(雑費・使途不明金)
43,959円
合計350,337円


平均生活費と乖離が発生していますが、これは住居費に関して特別安い人も対象にしているためです。

  • 公営住宅
  • 勤務先の家賃補助
上記に該当する方は、都心部でも家賃が大幅に安くなります。

④こどもが中学生の場合の生活費内訳

こどもが中学生の場合の生活費内訳は下記の通りです。


費目金額
住居88,000円
食料77,698円
光熱・水道21,865円
家具・家事用品9,223円
被服及び履物16,806円
保険医療9,069円
自動車・交通30,015円
通信19,447円
教育25,812円
教養娯楽31,827円
その他
 (雑費・使途不明金)
44,214円
合計373,976円


教育費や教養娯楽については、公立中学で塾通いなしなら平均よりはかなり減らせます。

⑤こどもが高校生の場合の生活費内訳

こどもが高校生の場合の生活費内訳は下記の通りです。


費目金額
住居88,000円
食料82,521円
光熱・水道22,888円
家具・家事用品10,604円
被服及び履物16,804円
保険医療10,380円
自動車・交通40,720円
通信23,197円
教育39,593円
教養娯楽27,234円
その他
 (雑費・使途不明金) 
55,006円
合計416,677円


高校を公立にすればもう少し安く収まりますし、自動車についてはもう少し下げる余地もあるはずです。

3人家族の理想の生活費内訳


これまで紹介したのはあくまで3人家族の平均生活費で、年収が高い方も含まれています。


「そんなに稼げません!」という人もいるでしょう。


そこで、生活費の費目ごとの割合を見ながら、理想的な内訳を考えていきましょう。

生活費は固定費と変動費に分けられる

まず、生活費を大きく2つに分けます。

  • 固定費:生活するうえで毎月ほぼ定額でかかる費用
  • 変動費:毎月変動する費用
基本的に、毎月の出費が一定である人はいません。
それは、変動費が上下するためです。

家計簿をつけている方にとってはお馴染みですが、ここで固定費と変動費にあたるものを全て挙げていきます。

a.固定費

  • 家賃(住宅ローン等)
  • 光熱費
  • 通信費
  • 保険料(医療費)
  • 教育費
  • 交通費(自動車関連費)
固定費には、生活するうえで重要な「住」の部分が含まれるため支出の中でも大きな割合を占めます。
また、親世代と比べて通信費が増加しており、固定費の負担は増える一方です。

b.変動費

  • 食費
  • 衣料費
  • 交際費(レジャー代)
  • 日用品
  • その他(趣味に使うお金など)
変動費は固定費に属さないものが含まれます。
2021年6月現在、コロナによる外出自粛が続いているため交際費は減少傾向が見えます。

【変動費】理想の生活費内訳を紹介

では、まずは変動費から3人家族の理想の生活費内訳を見ていきましょう。

世帯の手取り収入を100%として、10%を貯蓄する前提で解説していきます。


a.食費:20%

変動費の中で最も大きな割合を示すのが食費。

食費の支出割合は、「エンゲル係数」とも言われ、日本でのエンゲル係数は平均25%前後と言われています。


しかし、平均通り25%では貯蓄が厳しくなります。

こどもが大きくなると教育費で赤字になる月すら出てくるでしょう。


理想としては15%に抑えていきたいですが、低収入の場合かなりしんどいので20%とします。


b.衣料費:3%

洋服にお金をかけるという習慣は捨てるべきです。

ミーハーなことは20代半ばまで。


家庭を築きこどもを育てることを考えれば、服はUNIQLOやGU等のファストファッション中心にして、仕事がスーツなら私服の購入は控えるべきでしょう。


体格さえ変わらなければ、大学時代で買った洋服+買い替えで何とかなります。


c.交際費(レジャー代):5%

これまでは付き合いによる飲みも多かったと思いますが、コロナでいかに無意味だったかに気付いたはずです。


5%でもかけすぎだと思いますが、あまり減らすとストレスによる浪費もあり得ますのでこのくらいにしておきます。


d.日用品:2%

かなり厳しい金額になってしまいますが、幼少期は教育費が少なく済むので


日用品+教育費(後述)=10%


を目安にしてください。ネットでの購入適切なまとめ買いを行うことで安く済ますことができます。


e.その他(趣味に使うお金など):2%

こどもを育てるならここは諦めてください。
小学校入学まではもう少し使っていても許されますが、後々困ることになります。

【固定費】理想の生活費内訳を紹介

固定費も解説していきます。


a.家賃(住宅ローン等):25%

過去に「手取りの1/3」と言われた家賃ですが、2021年現在でこの基準を当てはめると破綻します。


そもそも手取りの1/3を家賃に充てていた時代は特別でした。

  • 昇給&終身雇用が当たり前
  • 通信費は今の半分以下
  • 消費税5%以下
  • 年金制度も安泰
今では考えられない世界だったのです。

経済が停滞する今、住居関連に大金を払うのはおススメしません。
この割合は理想ではなく「絶対防衛ライン」としての25%です。

マスコミが感染者数ばかり報道する中で、コロナで家を失う人も増えています。
無理なローンを組んだり、見栄を張った部屋に住まなくても生活できるのです。

これから家を買う方、絶対に25%未満に抑えてください。

どうしてもオーバーする方は、自動車関連費用を圧縮するしかありません。

b.水道光熱費:6%

水道光熱費は、そう簡単に減らせるものではありません。
どうしても夏冬は高くなりますし、春秋は安くなります。

この割合は、東北北海道在住の方には無理な数値です。その分住居費は安く済むはずですので、住居費の割合を引き下げましょう。

c.通信費:5%

何も考えずにスマホを契約している方には厳しい数値だと思いますが、ここは工夫次第で十分達成できます。

こどもにスマホを持たせる年齢は、1年でもいいので遅らせましょう。
詳細は後述します。

d.保険料(医療費):5%

家族がいる以上、ある程度保険は必要です。
ただ、近年では共働き夫婦も増え男女の収入格差も縮小しつつあります。

個々の家庭事情によりますが、低収入であればあるほど民間の医療保険や生命保険の有用性は落ちてしまいます。


公的保険の保障内容も確認し、無駄のない保険を組んでいきましょう。


e.教育費:8%

こどもが大学進学すると8%は厳しいですが、その点は貯蓄で補ってください。

中学・高校は私立に通う必要ありません。


私立学校は教育水準にばらつきも大きく、またお金持ちの子が多いため出費もどんどん増えます。


どうしても良い教育を受けさせたいなら、他の費用を我慢するかあなたが稼ぎましょう。

低収入でこどもの成績が良ければ、無利子の奨学金を借りる手もあります。


f.交通費(自動車関連費):9%

自動車が必要か否かにより変動します。

都心部なら多少住居費を高くしてでも自動車を持たない生活をするのはアリです。


地方在住者にとって自動車は必需品ですが、持つのは1台までにしておいた方が良いでしょう。


通勤で夫婦とも必要な場合は、片方は自転車+公共交通機関や原付で我慢する工夫も必要です。



これで、合計90%に収まりました。

出費割合についてまとめた表を下記に載せておきます。

費目割合
家賃25%
食費20%
水道光熱費6%
日用品2%
衣料費3%
通信費5%
交通費
(自動車関連費)
9%
交際費
(レジャー代)
5%
教育費8%
保険料
(医療費)
5%
その他
(趣味に使うお金等)
2%
貯蓄10%
合計100%


これなら急な出費があっても貯蓄で賄えます。

3人家族の生活費の節約について解説!


理想の生活費の割合を紹介しましたが、あなたの家庭はどうでしょうか?

恐らく、理想通りにはなっていないと思います。


節約と言うと、

  • 我慢
  • 不便
  • 楽しくない
こんな想像をする方が多いですが、苦痛でしかない節約は長続きしません。
今回は、本当に長続きする節約方法を紹介していきます。

①食費の節約について

工夫次第で大きく変動するのが食費。
3人家族の場合、育ち盛りのこどもがいるので重要度は大きいです。

食費が多すぎる家庭は、大体以下のどれかに当てはまっています。
  • コンビニ使いすぎ
  • 外食しすぎ
  • 生ものや野菜の買いだめしすぎ
これらをやめれば、食費20%は十分達成できます。

1.コンビニ使いすぎの方

「コンビニは富裕層向け」と心得ましょう。
全く割引もなく、定価で売り付けるとんでもない店です。添加物も多く健康に悪い。

素直にスーパーで買えば3~4割引で買えます。
ペットボトルなどの飲料も安いので、マイボトルが面倒な方はスーパーでまとめ買いして職場に持っていきましょう。

2.外食しすぎの方

毎月の外食回数を決め、絶対に守ってください。
中途半端なチェーン店に行く回数を5回くらい我慢すれば、少し美味しいレストランに1回くらいは行けます。

折角の外食。味気ないチェーン店を避けて記念日に美味しいレストランへ行く方が良いと思いませんか?

3.買いだめしすぎの方

最も厄介なのが買いだめするタイプ。
スーパーの販売戦略にはめられています。

効果的なのは、冷蔵庫のチェックとお買い物メモ。
必要なものだけを記載し、それ以外のもの以外は絶対に買わないと心に決めてからスーパーに行きましょう。

それでも買いだめが止まらない方は、夫に行ってもらったりして自分がスーパーに足を踏み入れないようにしてください。

補足:食費節約の裏ワザ

上記は割と当たり前のことですので、少し裏ワザも紹介します。
  • 全てクレジットカード払いにしてポイントゲット
  • 閉店前の半額見切り品を買い漁る
半額見切り品は、タイミングをしっかり見計らう必要がありますが行きつけのスーパーなら割とクセが読めます。
大体1時間~1時間半前辺りから半額シールが貼られ始めます。

クレジットカード払いはどの時間でも通用するのでオススメです。
1%ポイントがつくカードなら、5万円の食費に対して500円分のポイントがつきます。

常時1%還元&ポイントが使いやすい楽天カードは持っておいて損はないでしょう。

②水道光熱費の節約について

大きく節約するのが難しい光熱費ですが、節約する手段はあります。

  • 電力会社&ガス会社の変更
  • 契約アンペア数の変更
  • 電気代やガス代が高い家電の利用制限
順番に解説します。

1.電力会社&ガス会社の変更

電力自由化を聞いたことがある人は多いと思います。

大きく削減できるわけではありませんが、個々の家庭に合ったプランを契約すれば月1000~2000円前後の節約になる可能性もあります。

また、時々1万円前後のキャッシュバックポイントバックキャンペーンを行う電力会社もあり、キャッシュバック狙いの変更もオススメです。

電力会社やガス会社のHPからでもキャッシュバックは受け取れますが、実はポイントサイトを介する方が高額だったりします。

いまだにポイントサイトを怪しむ方がいますが、広告費を企業から受け取り一部を利用者に還元しているだけなので、何も問題ありません。

有名なポイントサイトを下記に紹介しておきますので、気になった方はチェックしてみましょう。
なお、キャッシュバック狙いの場合は違約金に注意しましょう。
会社によりますが、1年未満での解約については違約金が請求されることがあります。

2.契約アンペア数の変更

賃貸の方は大家さんへの確認が必要ですが、あまりにも高いアンペア数での契約がされている場合は変更すると基本料金が少し下がります。

3人家族なら40Aが目安です。オール電化の場合は60Aが目安になると思います。

ただ、賃貸であまりにも大きなアンペア数が契約されていることはほとんど無いに等しく、劇的な節約効果は見込めません。

3.電気代やガス代が高い家電の利用制限

実は、家電にも消費電力が大きいものがあります。
  • 浴室乾燥機
  • 小型冷蔵庫
  • 石油ストーブ
  • LED以外のライト
  • 羽根のない扇風機の温風運転
特に浴室乾燥機やストーブなどの温風を出すものは光熱費が高いです。
これらの利用は制限し、なるべく着込んだりホットカーペットで部分的に暖めるなど工夫しましょう。

また、賃貸では経費削減のために白熱電球が設置されていることが多いのでLEDライトに変えてください。
消費電力は1/10以下寿命も10倍以上です。

補足:水道費の節約は諦める

電気代やガス代と異なり、地方自治体が管轄する水道費は節約するのが困難です。
極論は安い自治体へ引っ越せば良いのですが、そんなことができる人は多くありません。

もし引っ越せる方がいるなら、大阪市は政令指定都市の中で最安ですのでオススメです。

他にも詳しいデータが見たい方は、ダイヤモンドオンラインの「水道料金」ランキング1263事業体・完全版をご覧ください。

③スマホ代・通信費の節約について

近年価格競争が進んだ結果、知る人と知らない人の差が広がりつつある通信費。

  • スマホは絶対にショップで契約しない
  • 安くて快適な業者を選ぶ
  • iPhoneは即売却しandroid端末を買う
順番に解説していきます。

1.スマホは絶対にショップで契約しない

「スマホはショップで契約するもの」


その思い込みをやめましょう。

  • 店員に払う給料
  • 店舗の経費
これら無駄なコストが乗った契約は、ただのボッタクリです。
悪質だと、お客様の無知に付け込んで高額なサービスを無理やり押し付ける例もあります。

今はネットで簡単に契約できる時代。
本気で節約したいなら、ショップに委ねてはいけません!

2.安くて快適な業者を選ぶ

「そうは言っても、docomo、au、Softbank以外の契約って何か品質悪そう…」

と思っている方。
話題になっている格安SIMは、正式にはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれ単に3大キャリアの回線を借りているだけです。

要するに、利用する回線はdocomo、au、Softbankのどれか。
混雑する時間は3大キャリアも自社通信を優先するため通信速度が落ちます。

ただ、例外的にあまり通信速度が落ちない業者もあります。
MVNOではない業者もありますが、下記3社です。
特に最近は楽天モバイルのサービス・通信網改善が際立っており、都心部なら固定回線代わりになりそうなレベルになっています。
電話は一部例外を除いてアプリ経由の通話が無料、通信料金も下記の通り破格です。
  • 月1GBまで:無料
  • 月3GBまで:980円(税抜)
  • 月20GBまで:1980円(税抜)
  • それ以上:2980円(税抜)
楽天モバイルに関しては電話の品質は結構ひどいので、仕事で電話を頻繁にする方にはおススメできませんが、それ以外の方にはほとんど欠点がありません。

3.iPhoneは即売却しandroid端末を買う

iPhoneは高すぎます。
最新型のiPhone12シリーズは最安値でも8万円以上。この金額ならノートパソコンを買う方が有用です。

androidなら、3~4万円前後で買える機種がいくらでもあります。
よほどのヘビーユーザーでもない限り、5万円以上の端末は不要です。

iPhoneは人気がありますので、人気があるうちにさっさと売却してandroidに乗り換えてしまいましょう。
スマホと通信セットでの契約なら、大幅割引のあるOCNモバイルがオススメです。
スマホセール時は1円端末もあります。

【参考】おすすめの教育費を貯める方法・保険を紹介!

将来的に大金がかかってしまう教育費。

特に大学進学までを想定するなら入念な準備が欠かせません。


しっかり貯める方法を紹介します。

①手元の教育費を増やす

まずは、増やす方法。

リスクのほぼないものとあるものに分けて紹介します。


a.リスクほぼなしで増やす方法

以下2つが主な方法として該当します。

  • ネットバンクの普通預金or定期預金:年率0.1%~0.2%
  • 個人向け国債:年率0.05%~

リスクを取らない分利率がかなり低いですが、低金利時代でメガバンクの金利が0.001%であることを比べれば50倍~200倍高いです。


b.リスクを取ってでも増やす方法

つみたてNISAでの投資信託積み立てがオススメです。


つみたてNISAとは、国が設けた制度で年40万円×20年分の投資が非課税になります。

年40万円はあくまで上限ですので、年5万円~10万円からでも可能です。


また、リスク性の高いものや手数料が高い投資信託はあらかじめ除かれており、比較的まともな商品しか買えないようになっています。


あまり詳しくない方は、下記のような商品を積み立てていくと良いでしょう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

なお、投資信託にはリスクがあります。

株価が下がれば元本割れもあるので、その点は注意してください。


気になった方は楽天証券SBI証券で確認してみましょう。

②半強制的に教育費を貯める

増やす方法は、そもそも元手がなければ効果がありません。

お金を貯める方法も紹介します。

主な方法は財形貯蓄と自動積立の2つです。


a.財形貯蓄

これは企業によって制度自体がない場合もありますが、あるなら利用を検討すべきです。

教育費用を貯める専用の財形貯蓄はありませんので、「一般財形貯蓄」を利用することになります。


一部利息が非課税になったり、給与天引きでより強制力のある貯蓄ができます。


b.自動積立

銀行に用意されている自動積立を利用する方法もあります。
低金利時代なので、ほとんど増えませんがある程度強制力をもった先取り貯蓄が可能です。

ただし、いずれも貯蓄できるだけの余力がなければいけません。
前述の節約を実行し、安定的な貯蓄が確保できるようになってから取り組んでください。

③学資保険などを活用して教育費を貯める

財形貯蓄も自動積立も、貯めることに関しては優秀な制度ですが、金利はほとんど無いに等しく、ほぼ増えません。


「貯めて少しでも増やしたい!」と思う方は、学資保険の利用も検討してみてはいかがでしょうか。


こちらも低金利のあおりを受けて返戻率は落ちていますが、102~105%前後は戻ってきます。すなわち、払い込んだ金額+2~5%が満期時に返ってくることになります。

【まとめ】こどもの将来のために生活費の貯蓄・節約をしよう!

ここまで、3人家族の生活費について取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。

本記事では、

  • 3人家族の平均生活費
  • こどもの年齢ごとの生活費
  • 3人家族の生活費を節約する方法
  • 教育費の貯め方
など、生活費だけでなく貯め方や節約方法まで幅広く紹介しました。
まとめると、以下の通りです。
  • 3人家族の生活費の平均は30万円だが、住居費によって変動がある
  • こどもの年齢が上がるにつれて、生活費も上がる
  • 食費は外食やコンビニを控えて節約
  • 通信費は格安SIM業者や安いandroidスマホに変更して節約
  • 光熱費は電力会社やガス会社を変更、電力消費の多い家電を利用制限して節約
  • 教育費を貯める方法は、投資信託、学資保険、財形貯蓄、自動積立などがある
とにかく子育てはお金がかかります。
こどもが幼いうちはそこまで影響がありませんが、小中高と年齢が上がるにつれてどんどん影響が大きくなります。

早めに備えておいて損はありません。
こどもが生まれる前からしっかり準備して、お金に困らない家庭を築きましょう!