- 退職金をNISAで運用したいが、何から始めればいいのかわからない
- NISAの仕組みや、つみたて投資枠と成長投資枠の違いを理解したい
- 自分に合った退職金の運用方法を見つけたい
- 資産運用の専門家のアドバイスを受けながら、安心して運用を始めたい
- 老後の豊かな生活を実現するために、退職金を賢く運用したい
内容をまとめると
- NISAを活用した退職金の運用は、専門家のアドバイスを受けながら、5つのステップを踏むことが重要
- 新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を理解し、自分に合った運用方法を選ぶ
- 長期的な視点を持ち、コツコツと積み立てを続けることが、豊かな老後生活の実現につながる
- 運用の成功には、国家資格を保有した専門家による丁寧なサポート体制が欠かせない
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 退職金をどのようにNISAで投資したらいい?
- 資産運用の専門家に無料で相談する
- 新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠どちらを利用するか決める
- 証券会社と銀行のどちらで口座を開設するか決める
- ポートフォリオを作成してつみたて設定をする
- 退職金と年金で老後資金は足りる?
- 平均寿命と必要な金額
- 退職金と生活費の平均金額と支出は釣り合う?
- 退職金運用におすすめな方法ランキング
- 新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)
- iDeCo
- 生命保険
- 退職金の運用ポートフォリオの作成ステップ5
- 資産運用の専門家に無料相談を申し込む
- どの方法で資産運用をする決める
- 積み立ての予算と目標金額を決める
- 株式、REIT、債券、外貨建て資産のバランスを考える
- どのファンドを購入するかを決める
- NISAを活用した退職金での老後資金作りを失敗させないために
- 国家資格を保有した専門家に無料で何度も相談できるマネーキャリア
- NISAを活用した退職金の資産運用5ステップまとめ
退職金をどのようにNISAで投資したらいい?
退職金を受け取った際には、NISAを活用した資産運用が注目されています。退職金は人生で大切な資金であり、その運用方法によって老後の生活の質が大きく左右されます。
NISAは少額投資非課税制度の略称で、投資による利益に対して税金がかからない仕組みです。2024年から始まった新NISAでは、投資枠が大幅に拡大され、より柔軟な運用が可能となりました。
しかし、いきなりNISAで退職金の運用を始めるのは難しいと感じる人も多いはず。そこで、以下の4つのステップに沿って、NISAを活用した退職金の賢い運用方法をご紹介します。
資産運用の専門家に無料で相談する
まずは、資産運用のプロに相談するのをおすすめします。NISAを使った退職金の運用は、自分だけで決めるのではなく、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
マネーキャリアのNISA無料窓口などのサービスを利用すれば、自分の投資状況や方針に合った複数の専門家に、無料で相談ができます。老後のライフプランや年金の効率的な運用など、幅広い提案を受けられるのがメリットです。
新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠どちらを利用するか決める
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があります。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円の投資が可能で、合計で最大360万円まで非課税で運用できます。
つみたて投資枠は、長期・分散・積立に適した商品のみに投資できる枠で、安定的な資産形成に向いています。一方、成長投資枠はより自由度の高い投資ができる枠で、値上がり益を狙うことができます。
自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、つみたて投資枠と成長投資枠の利用バランスを決めましょう。
証券会社と銀行のどちらで口座を開設するか決める
NISAの口座開設は、証券会社と銀行のいずれでも可能です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った金融機関を選ぶことが大切です。
証券会社は、豊富な金融商品の中から自由に選べるのがメリットですが、投資に関する知識が必要となります。一方、銀行は身近で安心感があり、投資信託の選択肢は限られますが、少額から始められるのがメリットです。
自分の投資スタイルに合った金融機関を選び、口座開設を進めましょう。
ポートフォリオを作成してつみたて設定をする
NISAで退職金を運用する際は、分散投資が基本となります。国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、REITなど、さまざまな資産クラスを組み合わせたポートフォリオを作成しましょう。
また、一度にまとまった資金を投入するのではなく、定期的に一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」がおすすめです。相場の変動に影響を受けにくく、長期的に平均購入単価を下げる効果が期待できます。
NISAのつみたて投資枠を活用し、金融機関の担当者と相談しながら、自分に合ったポートフォリオを作成して、積立設定を行いましょう。
以上の4つのステップを踏まえることで、NISAを活用した退職金の賢い運用が可能となります。退職金という大切な資金を、長期的な視点で着実に増やしていくことが、豊かな老後につながります。
退職金と年金で老後資金は足りる?
NISAを活用して退職金の運用を始めたら、次に気になるのが「老後資金は足りるのか」です。退職金と年金だけで、果たして老後の生活を賄えるのか。
老後の資金計画を立てる上で、退職金と年金は大きな役割を果たします。しかし、昨今の高齢化や平均寿命の伸びを考えると、それだけで十分とはいえないのが現状です。
本章では、平均寿命と必要な老後資金の目安を確認し、退職金と年金だけで賄えるのかを検討してみましょう。
平均寿命と必要な金額
まず、日本人の平均寿命を見てみると、2022年時点で男性が81.05歳、女性が87.09歳となっています。60歳で定年退職しても、その後の人生は20年以上と考えられます。
次に、老後の生活に必要な金額の目安ですが、夫婦2人で月額25万円を30年間、必要とすると仮定した場合、単純計算で9,000万円となります。ただし、これは理想的な金額であり、実際には個人差が大きいことに注意が必要です。
退職金と生活費の平均金額と支出は釣り合う?
それでは、退職金と年金の平均的な金額と、老後の生活費とのバランスを見てみましょう。
退職金の平均額は、企業規模や勤続年数によって異なりますが、大卒で60歳定年の場合、おおよそ2,000万円前後と言われています。一方、年金の平均受給額は、夫婦2人で月額約22万円程度です。
仮に退職金を2,000万円、年金を月額22万円とした場合、単純計算では以下のようになります。
- 退職金2,000万円÷月額25万円=80ヵ月(約6.7年)
- 年金月額22万円+退職金取崩し月額3万円=月額25万円
退職金運用におすすめな方法ランキング
退職金と年金だけでは老後資金が不足する可能性があるため、退職金の運用方法を検討するのが重要です。本章では、退職金運用におすすめの3つの方法をランキング形式でご紹介します。
特徴を理解し自分に合った運用方法を選択することが、安定した老後生活につながるでしょう。
新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)
退職金運用におすすめの方法、第1位は新NISAです。2024年から始まった新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて、年間最大360万円まで非課税で投資できます。
- つみたて投資枠(年間120万円):長期・分散・積立に適した商品に投資可能
- 成長投資枠(年間240万円):一定のリスクを取りながら、高いリターンを狙える商品に投資可能
iDeCo
第2位は、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。iDeCoは、自己責任で資産運用を行い、運用益を含めて老後の生活資金とする仕組みです。
iDeCoのメリットは以下のとおりです。
- 掛金が全額所得控除の対象になる
- 運用益に税金がかからない
- 60歳以降の受給時は、公的年金等控除の対象になる
生命保険
第3位は、生命保険です。生命保険は、万が一の死亡時に遺族の生活を守る役割がありますが、貯蓄型の保険であれば、退職金の運用先でも活用できます。
貯蓄型の生命保険には、以下のようなメリットがあります。
- 元本が保証されているため、安全性が高い
- 一定期間の運用で、まとまった資金を得られる
- 死亡保障があるため、万が一の場合も家族が守られる
退職金の運用ポートフォリオの作成ステップ5
新NISA、iDeCo、生命保険など、退職金の運用方法には各特徴があります。しかし、実際に運用を始める前に、もう一歩踏み込んだ準備が必要です。
本章では、退職金運用のポートフォリオを作成する5つのステップを解説します。
資産運用の専門家に無料相談を申し込む
まずは、資産運用のプロに相談するところから始めます。マネーキャリアのNISA無料窓口などのサービスを利用すれば、専門家への無料相談が可能です。
自分の運用方針やリスク許容度を伝えることで、最適な運用方法やポートフォリオのアドバイスを受けられます。プロの意見を参考にすることで、より具体的な運用プランを立てやすくなります。
どの方法で資産運用をする決める
次に、運用方法を決めます。新NISA、iDeCo、生命保険など、複数の選択肢がある中で、自分に最も合った方法を選ぶことが重要です。
運用方法のメリット・デメリットを再確認し、老後の生活設計に照らし合わせて判断しましょう。複数の方法を組み合わせることで、よりバランスの取れた運用が可能になります。
積み立ての予算と目標金額を決める
運用方法が決まったら、積み立ての予算と目標金額を設定します。退職金の中から運用に回せる金額を算出し、無理のない範囲で積立額を決めましょう。
また、老後の生活を想定し、運用でどの程度の金額を目指すのかを明確にすることも大切です。目標に向けて、コツコツと積み立てを続けることが長期的な資産形成につながります。
株式、REIT、債券、外貨建て資産のバランスを考える
ポートフォリオのバランスを考えるのは、リスク分散の観点から非常に重要です。株式、REIT(不動産投資信託)、債券、外貨建て資産など、さまざまな資産クラスを組み合わせることで、安定性と収益性のバランスが取れた運用が可能になります。
自身のリスク許容度に合わせて、各資産の割合を決めていきましょう。専門家のアドバイスを参考にしながら、最適なバランスを見つけることが大切です。
どのファンドを購入するかを決める
最後に、具体的にどのファンドに投資するかを決めます。銘柄選びは運用の成否を左右する重要な要素ですが、初心者にとっては難しく感じる可能性があります。
ここでも、専門家のアドバイスを積極的に取り入れることをおすすめします。自分の運用方針に合ったファンドを選ぶことで、より効果的な資産形成が期待できます。
以上、退職金運用のポートフォリオ作成に欠かせない5つのステップをご紹介しました。一つ一つ丁寧に進めることで、自分だけの最適な運用プランを構築ができます。
老後の豊かな生活を実現するために、退職金の賢い運用を始めてみませんか。専門家の力を借りながら、着実に資産形成を進めていきましょう。
NISAを活用した退職金での老後資金作りを失敗させないために
退職金の運用ポートフォリオを作成する5つのステップを踏まえることで、NISAを活用した老後資金作りに大きく近づくことができます。しかし、初めての運用となると不安を感じる方も多いはず。
せっかく始めた資産運用を失敗に終わらせないためには、専門家のサポートを受けながら、着実に運用を続けていくことが大切です。
本章では、NISAを活用した退職金運用を成功させるための、もう一つの重要なポイントをご紹介します。
国家資格を保有した専門家に無料で何度も相談できるマネーキャリア
資産運用のプロに相談できる環境があるかどうかは、運用の成否を大きく左右します。とくに、投資初心者にとって、信頼できる相談相手の存在は心強い味方となるでしょう。
おすすめしたいのが、「マネーキャリア」の無料相談サービスです。マネーキャリアでは、国家資格を保有した専門家に、何度でも無料で相談するのができます。
ファイナンシャルプランナーなど、豊富な知識と経験を持ったプロのアドバイスを受けられるのが最大の魅力です。NISAを活用した退職金の運用方法から、老後の生活設計まで、幅広い相談が可能です。
専門家による丁寧なサポート体制があれば、運用の失敗リスクを大幅に減らすことができます。NISAを活用した退職金の運用を検討している方は、ぜひ無料相談を利用してみましょう。
老後資金作りの成功に向けて、NISAとマネーキャリアを上手に活用してみませんか。専門家と二人三脚で、理想の未来を目指していきましょう。
NISAを活用した退職金の資産運用5ステップまとめ
本記事では、NISAを活用した退職金の運用方法、5つのステップに分けて解説しました。
退職金は大切な資金であり、運用方法によって老後の生活の質が大きく左右されます。2024年から始まった新NISAは、投資枠が大幅に拡大され、より柔軟な運用が可能となりました。
NISAを活用して退職金を運用するためには、以下の5つのステップを踏まえることが大切です。
- 資産運用の専門家に無料で相談する
- 新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠のいずれを利用するか決める
- 証券会社と銀行のいずれで口座を開設するか決める
- ポートフォリオを作成してつみたて設定をする
- 国家資格を保有した専門家に無料で何度も相談できるマネーキャリアを活用する