

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 住宅ローンのボーナス払いがきついときの対処法5選
- ボーナス払いの割合を減らす・月払いに変更する
- 返済スケジュールの見直しの相談をする
- 住宅ローンの借り換えを検討する
- 住宅ローンの繰り上げ返済を活用する
- 家計の見直しをして月々の収支バランスを改善する
- 住宅ローンのボーナス払いがきついと感じたら今すぐFPに相談しよう
- 住宅ローンのボーナス払いがきつくなる理由3選
- ボーナスや収入の減少があった
- 教育費や生活費の増加により家計の余裕がなくなった
- 住宅ローン以外の借入れが増えた
- 無料FP相談を活用して、無理のない返済プランを一緒に考えよう
- 住宅ローンのボーナス払いを変更する際の注意点
- 変更手数料や条件を金融機関に確認する
- 毎月の返済額や金利・総支払額がどう変わるか試算する
- 他のローンや家計への影響も考慮する
- ライフプランの再検討をする
- 【まとめ】住宅ローンのボーナス払いがきついなら早めの対策を!
住宅ローンのボーナス払いがきついときの対処法5選
- ボーナス払いの割合を減らす・月払いに変更する
- 返済スケジュールの見直しの相談をする
- 住宅ローンの借り換えを検討する
- 住宅ローンの繰り上げ返済を活用する
- 家計の見直しをして月々の収支バランスを改善する
ボーナス払いの割合を減らす・月払いに変更する
まず最初にできる対策は、ボーナス払いの割合を減らしたり月払いに変更したりすることです。
毎月の支払額は大きくなりますが、支払いの見通しが立ちやすくなり、利息も小さくなるメリットがあります。
例えば、1年間で120万円返済するプランの場合、ボーナス払いの割合を減らすと毎月の負担額は次のように変化していきます。
支払い方法 | 平常月返済額 | ボーナス時期返済額 |
---|---|---|
ボーナス払い多め | 7万円 | 25万円 |
ボーナス払い少なめ | 9万円 | 15万円 |
月払い | 10万円 | 10万円 |
返済スケジュールの見直しの相談をする
住宅ローンを借りている金融機関に相談することで、返済スケジュールの見直しが可能な場合があります。
どのように返済スケジュールを変更できるかは金融機関ごとに異なりますが、当面の返済額を減らしたり、返済期間を長くしたりすることでローンの延滞を避けられます。
住宅ローンの借り換えを検討する
住宅ローンを借り換えることで返済の負担を減らせる場合もあります。
現在のローンよりも金利が低いなど良い条件で借り換えできるなら、ぜひ検討してみてください。
住宅ローンの繰り上げ返済を活用する
住宅ローンの繰り上げ返済、つまり決まった額よりも多く返済する方法を活用すれば、ボーナス時期の支払い負担を減らせます。繰り上げ返済は自由なタイミングでできるため、ボーナス支給額や支給のタイミングに左右されずに支払いが可能です。
ただし、繰り上げ返済には手数料がかかる場合があります。プランによって異なるため、住宅ローンの担当者に確認してみてください。
家計の見直しをして月々の収支バランスを改善する
家計を見直すことで住宅ローンのボーナス払いがきついという悩みが解消するかもしれません。
まずは次のような固定費を見直してみてください。
- 通信費
- 光熱費
- サブスクリプション契約
- 保険料
- 車の維持費
住宅ローンのボーナス払いがきついと感じたら今すぐFPに相談しよう

住宅ローンのボーナス払いがきつくてどうしたらいいか迷ったら、早めにFP相談を活用するのがおすすめです。
ローン返済を延滞することがないように、どんな対処法が効果的か個別のケースに合わせたアドバイスが受けられます。

住宅ローンのボーナス払いがきつくなる理由3選
- ボーナスや収入の減少があった
- 教育費や生活費の増加により家計の余裕がなくなった
- 住宅ローン以外の借入れが増えた
ボーナスや収入の減少があった
- 会社の業績悪化によりボーナス支給額が減った
- 残業が減って収入が減った
- 時短勤務が増えて収入が減った
教育費や生活費の増加により家計の余裕がなくなった
- 子どもの進学により、予定より多く教育費がかかる
- 生活スタイルの変化によって生活費が増加した
- 思わぬ病気や入院によって治療費が必要
住宅ローン以外の借入れが増えた
- 教育ローン
- リフォームローン
- 自動車ローン
無料FP相談を活用して、無理のない返済プランを一緒に考えよう

無料のFP相談では、住宅ローンのお悩みに限らず、家計管理や保険の見直し、資産形成などについて幅広く相談できるため、改善策が見つかりやすいのが嬉しいポイントです。
お金のプロに相談し、客観的なアドバイスを受けることで今までは気づかなかった点に目を向けられるかもしれません。

住宅ローンのボーナス払いを変更する際の注意点
- 変更手数料や条件を金融機関に確認する
- 毎月の返済額や金利・総支払額がどう変わるか試算する
- 他のローンや家計への影響も考慮する
- ライフプランの再検討をする
変更手数料や条件を金融機関に確認する
まずは住宅ローンのボーナス払いを変更できるかどうか、また変更手数料や条件を確認しておきましょう。
金融機関によって変更できるプラン内容や手数料が異なるため、早めの確認がおすすめです。
毎月の返済額や金利・総支払額がどう変わるか試算する
ボーナス払いを変更したり、月払いへ移行したりする場合に毎月の返済額や金利、総支払額がどのくらい変わるか試算しておきます。今後の収入の見通しも含めて、無理なく返済できるプランを選べるようにシミュレーションしておきましょう。
月払いへの変更では、利息が小さくなるため総支払額はボーナス払いを続けるよりも少なくなるケースが多いといえます。
他のローンや家計への影響も考慮する
他のローンを返済していたり、近いうちに大きな出費を予定したりするなど、家計への影響はどうなるか考慮しておきます。
身近な固定費を見直すなど、できることがあれば対策しておくのがおすすめです。
ライフプランの再検討をする
住宅ローンの返済がきついと感じるなら、物件の売却も視野に入れたライフプランの再検討をしてみてください。
教育資金や車の購入など、どんな場面でお金が必要なのか、絶対に譲れないポイントはどこなのか家族も交えて話し合うことで、思わぬ選択肢が見えてくるかもしれません。
【まとめ】住宅ローンのボーナス払いがきついなら早めの対策を!

この記事では、住宅ローンのボーナス払いがきついと感じたときにできるローン返済の変更や家計の見直しについて解説してきました。
仮に物件を売却することになった場合、今月の返済分は無駄になってしまう可能性もあるため、ボーナス払いがきついと感じたらできるだけ早く対策を講じるのが重要です。
自分だけでシミュレーションするのは不安、他にどんな選択肢があるのか知りたい、という場合はFP相談の活用がおすすめです。
マネーキャリアでは、住宅ローンの相談だけではなくライフプラン、家計の見直し、資産形成、NISA、老後資金、教育資金、保険相談、相続税など幅広いジャンルについて総合的なアドバイスが可能です。
家計管理やライフプランも含めた幅広いシミュレーションが可能で、お悩みへの最適解が見つかりますよ。
