20代で5000万円の住宅ローンを組める世帯年収は?月々の返済額はいくら?のサムネイル画像
・20代で5000万円の住宅ローンを組むことはできるだろうか?
・5000万円ものローンを返せるのだろうか?

このようにお悩みではありませんか?

収入によっては、5000万円という高額なローンを組むことも可能ですが、長期にわたり返済を続けることになるため、計画的な利用が必要です。

この記事では、20代の方が5000万円の住宅ローンを組む際に、現実的な観点からどのように検討するべきかを解説します。

無理のない範囲で住宅ローンを利用するためには、FPに相談するのが有効です。自分の収入やライフスタイルに合った適切なローン額をアドバイスしてもらえます。

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

20代で住宅ローン5000万円は現実的?

20代で家を買うときに住宅ローンを利用するとして、5000万円の借入を行うのは現実的かどうかは、年収が1つの目安となります。

  • 年収800万円以上 : 審査が通りやすく現実的
  • 年収400~700万円ぐらい : 審査に通る可能性はあるけど返済が厳しくなりやすい


年収が300万円台の場合、5000万円の借入は現実的ではありません。


ただし、頭金を多く用意できると、年収が低くても無理なく借りられる場合があります。また、出産や育児、転職、病気など生活環境の変化に応じて、高額なローンを利用すべきかどうかも変わってきます。

必要な世帯年収の目安は700~800万円以上

5000万円の住宅ローンを利用する際、以下のような基準が無難なラインです。

  • 返済負担率 : 25%以内
  • 年収倍率 : 6倍以内


まず、返済負担率を計算してみましょう。金利1.5%で35年のローンを組んだ場合、月々の返済額は約15万円、年間で180万円となります。この180万円が年収の30%に相当すると仮定すると、必要な年収は約720万円です。


次に、年収倍率ですが、年収の6倍が5000万円に相当するため、必要な年収は約830万円となります。


したがって、5000万円の住宅ローンを組むには、年収700~800万円が現実的なラインとなります。

<ワンポイントアドバイス>


金利によって適正な年収は変わります。住宅ローンには、金利が固定されている固定金利と、市場金利に応じて変動する変動金利があります。特に変動金利の場合は、金利の上昇に注意が必要です。


また、家を購入すると、固定資産税や修繕費が発生します。これらの費用も含めて、住宅ローン返済の負担を考慮することが重要です。

共働きなら収入合算・ペアローンという選択肢もある

20代で5000万円の住宅ローンを利用する場合、返済が厳しくなることがあります。その際、収入合算ローンやペアローンを選ぶこともできます。


収入合算ローンは、夫婦のいずれかが契約し、2人の収入を合わせて借り入れ額が決まります。例えば、夫が500万円、妻が300万円の年収であれば、合算して800万円の収入でローンを組むことになります。


ペアローンは、夫婦がそれぞれローンを組む形です。これにより、借り入れ額は増えますが、諸費用は2倍になり、どちらかが返済できなくなると、残りの1人がその分を補わなければなりません。

<ワンポイントアドバイス>


収入合算ローンもペアローンも、通常のローンよりも借りる金額が増えるので、夫も妻も完済まで働き十分な収入を得て返済してくことが大切です。


そのために、ローンを組む前には、将来のリスクや生活の変化も考慮しておきましょう。例えば、出産や育児、病気、怪我などがあると、収入が減るので、そんなリスクも考えておきます。


しかし、将来何が発生するのか、どんな人生でのイベントが待ち受けているかは、なかなか考えにくいものでしょう。そんなときには、ライフプランニングの得意なFPに相談するのがおすすめです。将来においてどんなリスクがあるのか提案してくれるので、その上でローンを組むかどうか考えていけます。


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【結論】20代の5000万円ローンは世帯年収や計画次第で実現できる

5000万円を借りる場合、返済能力が十分であることが必要です。

以下の条件に当てはまる人は、返済の負担が少なくなるでしょう。

  • 年収800万円以上である
  • 大企業の正社員や公務員、弁護士、医者などの職業に就いている
  • 頭金を多く用意できる


また、十分な頭金を用意できるなら、年収が低くても5000万円の借入が現実的になります。例えば、年収500万円の場合、2000万円の頭金を用意すれば、返済が可能になります。


さらに、夫婦の合計年収が800万円以上ならば、ペアローンや収入合算ローンを利用することで、5000万円の借入が可能になります。

<ワンポイントアドバイス>


年収が高い、または安定した職業に就いている人は、高額なローンを組むことが可能です。しかし、年収が低くても、十分な頭金があれば5000万円のローンを組むことができます。


高額なローンを組むためには、年収だけでなく、貯金や借金などの生活面も重要です。収入が少ないからといって、必ずしも高額なローンが組めないわけではありません。5000万円のローンを検討しているなら、自分の収支や貯金、資産も含めた全体的な資産状況を見直すことが大切です。


資産がどれくらいあるのかを把握するのは、現金だけでなく、不動産や車など金額で見えにくい財産もあるため難しいことがあります。


そこで、ローンや資産に詳しいファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、自分の家庭に合った資産計画を立て、無理なく利用できるローン額が明確になります。FPに相談すれば、現金、資産、借金を考慮して現実的なローン額を提案してくれます。

FPと一緒に資金計画を考える
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あなたの家庭にあったプランは?FPと一緒に無理のない資金計画を立てよう

5000万円という金額は非常に大きく、住宅ローンで借りる場合、膨大な額を借金することになります。特に20代であれば、35年ローンを組むことが可能ですが、仮に金利を考慮せずに5000万円を35年で返済する場合、年間で約142万円を返済することになります。つまり、月々で10万円以上の返済が必要です。


ローン契約後に返済ができなくなると、購入した家を手放さなければならない事態にもなりかねません。返済不能に陥らないためには、自分の収入を考慮し、無理のない資金計画のもとでローンを組むことが重要です。

<ワンポイントアドバイス>


無理のない範囲で住宅ローンを組むためには、資金計画やライフプランの策定が欠かせません。しかし、住宅購入のための資金計画を立てたり、数十年先のライフプランを考えるのは非常に難しいものです。


そのため、お金に詳しいFPが在籍するマネーキャリアに相談することをおすすめします。


ローン返済のためにどのように資金を確保するか、無理のない返済計画のためのライフプランニングをどう行うかなど、専門的なアドバイスを受けられます。これにより、5000万円という高額なローンでも、無理なく返済できる目処が立てられるでしょう。

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【実際どうだった?】20代で5000万円台の住宅ローンを契約した人の体験談

当編集部では、実際に20代で5,000万円の住宅ローンを契約した人を対象にアンケートを実施しました。全体で見れば20代で5,000万円もの高額な住宅ローンを利用する人は決して多くはありません。


今回は、アンケートの回答から見えてきた傾向や注意点を専門家目線で解説します。

住宅ローンを契約したときの年齢・世帯年収を教えてください

アンケート結果では、世帯年収が500万円~1,000万円以上のいわゆる高所得層が半数以上を占めました。契約には審査があるため、一定以上の収入が必要であることがうかがえます。


一方で、世帯年収が500万円以下の世帯では、親からの援助や生前贈与などを活用して返済を可能にしているケースも見られました。


また、ローンを組んだ年齢にはばらつきがあるものの、20代後半が大多数を占めました。20〜23歳の前半層、24〜26歳の半ば層はともに約20%程度となっています。返済期間を長く確保するためには早めの契約が有利ですが、新社会人の初任給を考慮すると、利用には一定の条件を満たす必要があると言えるでしょう。


高所得者であれば大きな問題にはなりにくいですが、それ以外の層が無理をして高額な住宅ローンを契約するのは、リスクが大きくおすすめできません。

住宅ローンの借入額・返済期間を教えてください

返済期間を見ると、総支払額を抑えたいと考える層に選ばれやすい「30年返済」が4割強で最も多くなりましたが、「35年」「40年」といった長期返済を選んだ回答も合わせると、半数を超える結果となりました。


20代で住宅ローンを契約する場合は、35年や40年といった長期のローンを組むことも可能です。返済期間が長くなるほど支払う利息は増えるものの、月々の返済額を抑えられるというメリットがあります。


例えば、金利1.5%(固定金利)で5,000万円を借り入れた場合の月々の返済額は以下の通りです。

  • 30年返済:約172,500円
  • 35年返済:約154,000円
  • 40年返済:約138,500円

※概算です。


契約年齢が20代であれば、完済後も長い人生が続く可能性が高く、住宅ローンの返済が終わっていれば、その分を老後の生活費や他の資金に充てられる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

借入額は返済期間に比例して高額になっている傾向にあります。例えば、5,000万円の住宅を購入する場合、返済期間によって支払う総額には大きな差が生まれます。


仮に金利1.5%(固定)で5,000万円を借り入れた場合の返済総額は、以下のとおりです。

  • 30年返済:約6,210万円(利息:約1,210万円)
  • 35年返済:約6,475万円(利息:約1,475万円)
  • 40年返済:約6,720万円(利息:約1,720万円) 
※概算です。

このように、返済期間を延ばすことで月々の返済額は抑えられますが、その分、支払う利息が増え、最終的な返済総額は大きくなります。

アンケート結果でも5,500万円以上の借り入れでは、40年以上の返済期間で契約をしたという意見がありました。

ローンの組み方を教えてください

単独ローンが最も多く、43.2%という結果でした。ただしその多くは、親からの援助や生前贈与を活用したケースであり、援助を受けない方法としては「収入合算」が最多の30.5%でした。


5,000万円を単独で借りるには、審査上800万円以上の高年収が求められるため、20代での実現は難しいケースが多いのが実情です。


また、夫婦それぞれが契約者となるペアローンは、契約手続きや将来のリスクを理由に敬遠されがちですが、5,000万円のような高額ローンでは、一定のニーズがあることもうかがえました。

そのほかにも、親子リレーやフラット35、連帯債務型といった選択肢もあります。

頭金はいくら用意しましたか?

自己資金は「300〜500万円未満」が最も多く(36.7%)、20代が自力の貯蓄や親の援助を組み合わせて用意する水準としては妥当な結果と言えるでしょう。


「300万円未満」も22.3%おり、頭金を抑えて金利優遇や購入タイミングを重視する層が含まれます。


一方「500万円以上」は堅実層や親の支援を受けた層が中心で「1,000万円以上」は少数ながら高所得や既に資産を持つ20代の存在がうかがえました。

住宅ローンで後悔していることがあれば教えてください

20代で5,000万円の住宅ローンを組んだ人の後悔として最も多かったのは「金利の上昇を考慮すればよかった」(30.5%)でした。


次いで「ライフステージの変化による出費を想定していなかった」(28.2%)、「借入額を減らせばよかった」(25.4%)が続きました。


一方で「特になし」と答えた人は15.9%にとどまり、多くの人が将来的な支出や金利変動の見通しの甘さに課題を感じている様子がうかがえました。


アンケート結果からいくつか紹介しますので具体例として見ていきましょう。

30代男性


将来のライフプランも含めてシュミレーションしておけばよかった

契約時、固定金利と変動金利で迷いましたが「今は金利が低いから」と営業にすすめられ変動金利を選択しました。少しでも安く抑えるための判断ですが、今では金利が上がり始め返済額も増加しました。将来のライフプランも含めて、固定金利でのシミュレーションをしておけばよかったと後悔しています。

50代男性


子供が生まれるタイミングを考慮していなかった

住宅ローン契約時、特に後悔していることはありませんが、生活費が若干厳しくなったのが実情です。特に、子供がすぐに生まれるとは思っておらず、予想外の支出が増えたことが影響しています。もうじきローンの返済が終わるため、今後は老後資金の準備や生活費の見直しを行い、より安定した生活を目指していきたいと思っています。

40代女性


事前に相談できたので満足のいく決断ができた

住宅ローンを契約する際、固定金利と変動金利で迷いましたが、FPに相談して変動金利を選択しました。金利が上がっても、返済計画には大きな影響がなく、将来的に金利が下がる可能性もあるとアドバイスを受けたため、特に後悔はありません。今の選択が正しかったと感じています。

20代で5,000万円の住宅ローンを組んだ人の後悔で最も多かったのは「金利の上昇を考慮すればよかった」という回答でした。


そのほかにも「将来の出費を見誤った」「借入額を抑えればよかった」といった声が目立ち、営業担当の意見に流されて判断したことを悔やむケースもありました。


こうした失敗を防ぐには、金利やライフプランも踏まえて判断できる中立的な専門家のアドバイスが有効です。


独立系FPに無料相談できる「マネーキャリア」なら、専門家と一緒に幅広い視点から検討が可能です。気になる方は下記のボタンから公式サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。

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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説

20代で5000万円の住宅ローンを組む際の月々の返済額をシミュレーション

20代の時期から住宅ローンを組むとして、5000万円の借り入れで返済期間ごとに返済額はどうなるのか、そのシミュレーションを紹介します。


シミュレーションする期間は以下のとおりです。

  • 返済期間:40年
  • 返済期間:35年
  • 返済期間:30年


最近では、40年や50年の期間のローンを組む人も出てきており、特に若い人に選ばれているようです。それぞれの期間における返済額をシミュレーションで見ていきましょう。


※シミュレーションの前提条件は以下の通りです。

  • 借入金額:5000万円
  • 金利:固定1.5%
  • 頭金・ボーナス・繰上返済なし
  • 元利均等返済方式 諸費用は含まれません

返済期間40年の場合

最初に行うのは返済期間が40年のシミュレーションです。

借入金額5000万円
返済期間40年
毎月返済額138,586円
返済総額66,521,115円

※シミュレーションをサイト:住宅保証機構株式会社|返済額の試算


仮に20歳で40年の住宅ローンを組んだら、完済時の年齢は60歳です。ちょうど還暦となり、定年退職した年となります。


毎月の返済額は13万円程度となり、ある程度の手取りがあれば、無理なく返せる金額です。定年退職までに返済できるので、繰上返済は不要でしょう。40年間返済すると、支払う利息が多くなり、1500万円以上の利息を払わないといけません。

<ワンポイントアドバイス>


返済期間が長いために、それだけ支払う利息も多くなっています。そのため、利息の金額を減らしたいならば、繰上返済も考えてみましょう。繰り上げ返済したお金は、すべて元金に充てられるため、借入額が減り、その分支払う利息も少なくなります。


年を重ねるほど、自由に使えるお金も増えて蓄えも増えていくでしょう。そのため、20代や30代よりも、ある程度年齢を重ねてから繰り上げ返済したほうが、返済しやすいでしょう。

返済期間35年の場合

次は借入期間35年でのシミュレーションです。

借入金額5000万円
返済期間35年
毎月返済額153,092円
返済総額64,298,491円

※シミュレーションをサイト:住宅保証機構株式会社|返済額の試算


35年間でお金を返していくとなると、完済時の年齢は55歳です。定年前に完済して借金がなくなるので、随分と気持ちに余裕ができるでしょう。繰り上げ返済は行っても、行わなくても良いでしょう。


毎月の返済額は15万円ほどとなり、家計に占める返済額の割合が高くなってきます。20代だと手取り30万円にいかない場合もあるので、給料の半分以上を返済に充てることとなります。そのため、十分に計画してお金を返していけないといけません。

<ワンポイントアドバイス>


35年返済は、フラット35という商品があり、多くの人が利用しています。そのため、住宅ローンの一般的な返済期間です。多くの人が利用する返済期間であるため、情報が得られやすく、返済計画を立てやすいでしょう。


家の価格は新築から時間が経つほど価値がなくなり、35年後では価値はほぼありません。しかし、土地の価値は年数が経っても維持できます。ローンの残金を土地の価格までに減らしていけば、万が一返済不能になっても、土地を売って完済できます。

返済期間30年の場合

最後は借入期間30年でのシミュレーションです。

借入金額5000万円
返済期間30年
毎月返済額172,560円
返済総額62,121,428円

※シミュレーションをサイト:住宅保証機構株式会社|返済額の試算


40年や35年よりも短い30年の返済期間で住宅ローンを組んだ場合、毎月の返済額はより高くなり、約17万円程度となります。毎月17万円を返済に充てる必要があるため、ローンを利用するには一定の手取り収入が求められます。


完済時には50歳となり、まだまだ人生を楽しめる年齢です。完済後、持ち家を売却して新しい家を購入するという選択肢も出てきます。


十分な収入がある場合には問題ありませんが、手取りが少ない場合や支出が多い場合には、繰り上げ返済を考慮した方が良いかもしれません。

<ワンポイントアドバイス>


20代で住宅ローンを組むと、その後は教育費や車の費用など、さまざまな出費が待っています。その時期に毎月の返済額が多くなると、家計に大きな負担をかけることになります。できるだけ返済の負担を減らすことが重要です。


金利の選択も重要なポイントで、変動金利と固定金利では支払総額が大きく異なりますので、慎重に選ぶ必要があります。


早めにローンを完済すれば、その後は資産形成や老後に向けた準備にお金を回すことができ、生活の余裕も生まれます。短期間で多額の返済をする場合は、十分な返済計画を立ててからローンを利用することが大切です。


返済計画を立てるのが難しい場合は、お金に詳しいFPに相談するのも一つの方法です。

お金に詳しいFPに相談する

住宅ローンで失敗しないために!無料FP相談で最適な返済計画を立てよう

住宅ローンは何十年とお金を返していくこととなり、途中で返済できないとなれば、買った家を手放す結果になる場合もあります。せっかく買った家を手放すこととならないように、返済計画を立ててローンのお金を返していきましょう。


無理のない返済をするには、自分の手取りを見て、負担が多すぎないような毎月の返済額になるようにローンを組むことです。出産・教育などの費用も発生し、家に関しては修繕やリフォームもあるので、ローンを組むときには、そのような出費も考えておきましょう。

<専門家からのアドバイス>


住宅ローンのお金を返していくときに、失敗しないためには、将来にわたっての収入と出費がどうなるか見て、返済計画を立てないといけません。しかし、いままで経験したことがない事柄を予想するのは難しく、将来不足の事態も発生するかもしれず、何があるかわかりません。


そんな将来の返済計画を立てるならば、FPが在籍するマネーキャリアで相談するのがおすすめです。将来にわたってどんな出費がいくら発生するか、そして5000万円のローンを組んでも無理なくお金を返していけるかアドバイスしてくれます。


>>マネーキャリアで返済計画について無料相談する

FPで住宅ローンの相談をする
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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説

20代で5000万円の住宅ローンを組む際に後悔しないためのポイント5つ

20代で5000万円の住宅ローンを組むときには、後悔しないためには、以下の5つのポイントを抑えておきましょう。

  • 将来の収入変動を考慮した 「無理のない返済額」を知る
  • 出産・育児・教育費など ライフイベントを見越した資金計画を立てる
  • 住宅ローン以外の維持費をシミュレーションする
  • 団信と生命保険の保障バランスを見直す
  • 無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てる

それぞれのどのように考慮しておけばいいか、1つずつ説明します。

将来の収入変動を考慮した「無理のない返済額」を知る

長い期間ローンを返していけば、その間の人生で何が起こるかわかりません。場合によっては、予期せぬ出来事も起こるでしょう。そんな不測の出来事も、ある程度予想しておけば対処でき、ローン返済で慌てずに済みます。


昇給や転職などの将来のキャリアプラン、結婚・出産・育児などでの収入減少を考慮しておきましょう。特に収入が減ったときには、ローンの返済が苦しくなることが多いので、収入が減るイベントが人生の中でないかどうか考えておくと良いです。

<ワンポイントアドバイス>


無理なくお金を返していけるのかは、返済負担率を考えてみましょう。返済負担率とは、年収に対する返済額割合です。


例えば、年収1000万(手取り年収800万)、借入5000万円、35年、金利1.94%だとしましょう。このときの返済負担率は、24%です。無理なく返せる割合は、20~25%ぐらいの返済負担率と言われています。


年収や手取り、ローンの設定数値がわかれば、自分で返済負担率を計算できます。計算して無理のない割合になっているか見てみましょう。返済負担率を計算できるサイトもあります。

出産・育児・教育費などライフイベントを見越した資金計画を立てる

すでに記載のとおり、出産・育児・教育費と、これらのイベントでの出費を考えて資金計画を立てるようにしましょう。この3つは、出費の多いイベントです。特に教育費で多くのお金がかかり、大学に行く時期が費用のピークです。20代で結婚したならば、30~40代がピークとなるでしょう。


また、車を使うならば、車の購入や買い替えも考えましょう。安い車でも100万円程度かかるので、ある程度の出費があります。

<専門家からのアドバイス>


頭で考えるだけでは、実際にいくらぐらいのお金がかかるかわかりにくいものです。産婦人科や大学、カーディーラーなどをあたって、実際にいくらの費用が必要か金額を算出してみましょう。


ただし、自分の人生であるため主観が入る可能性が高く、実際より低く見積もるかもしれません。そのため、第三者の意見を聞いて資金計画を立てるのがおすすめです。相談するならば専門家がおすすめであり、資金計画が得意なFPだと詳しくアドバイスしてくれます。


>>資金計画についてFPに相談する

住宅ローン以外の維持費をシミュレーションする

住宅ローンを利用する際、契約時に発生する諸費用は無視できません。これらはローンの借入額に加えて、家を購入するために必要な追加費用です。


主な諸費用としては、以下のようなものがあります。

  • 手数料:数万円
  • 保険料:借入額の2%程度
  • 仲介手数料:物件価格の3%程度
  • 登記費用:数十万円


家を購入後に発生する費用は、固定資産税や都市計画税の税金、修繕費用やリフォーム費用です。物件の評価額で変わりますが、税金が十数万円は必要です。修繕やリフォームのお金は数十万は見ておいたほうが良いです。

  • 税金:十数万円
  • 修繕費用:数十万円
  • リフォーム費用:数十万円


トイレやキッチンなどの設備は数十年ごとに修理や交換をします。そのような設備の費用も考えておきます。

<ワンポイントアドバイス>


家を買ってから必要となる、修繕費用や設備の交換費用は思った以上にお金がかかります。例えば、以下のような費用が発生します。


  • 屋根の塗替え:100万円前後
  • 壁の塗替え:80万円前後
  • 給湯器交換:15万円前後
  • トイレ交換:20万円前後
  • シンク交換:70万円前後


住宅ローンの返済のための資金計画を行うなら、これら修繕や交換費用も考慮してください。設備は交換しなくとも使える場合もありますが、長い期間交換しないと、ある時使えなくなり、通常よりも多額の費用がかかります。

団信と生命保険の保障バランスを見直す

住宅ローンを組むときに団信に加入するならば、生命保険と保証内容が重複している場合があります。すでに加入している生命保険で、保障内容が重なっているならば、加入する保険を見直してみましょう。見直すことで保険料を安くできるかもしれません。

  • 補償額が足りているか
  • 団信で賄えないリスクをカバーできるか


見直すときのポイントは上記の2つです。支出や収入を予想して補償額が足りるか考えましょう。そして、がんや脳卒中などでの先進医療は団信ではカバーできないので、その部分を補償する保険に加入すると、バランスよく団信も生命保険も使えます。

<ワンポイントアドバイス>


両方の保険のバランスを取ることは重要ですが、団信の選び方もおろそかにはできません。団信は健康状態によっては加入できません。そんなときには、病気のある人のためのワイド団信を検討してください。


疾病保障つきの団信も用意されています。3大疾病を補償する団信もあるので、生命保険でカバーできないときには、そんな団信に加入するのもおすすめです。さらに、7大や11大疾病、そしてすべての病気が補償対象の全疾病団信もあります。どこまでの病気をカバーする必要があるのかを考えて、団信を選ぶと自分に適した内容の団信に加入できます。

無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てる

住宅ローンを利用するときには、先にも記載のとおり無理のない返済額で利用することが大切です。無理なく返せる範囲でローンを組んで、返済プランを立てるようにしましょう。


そのためには、自分の収支を見て、ライフプランを考えて、どれぐらいの借入額だと無理なく返せる範囲なのか考えます。場合によっては、ボーナスを併用することも可能ですが、併用すると返済が苦しくなります。また、返済負担率も無理なく返せる金額かどうか見るのに役立つので、割合を算出してみましょう。

<専門家からのアドバイス>


住宅ローンは借入期間が短いと早く完済できますが毎月返すお金が増え、返済期間が長いと毎月の返済額を少なくできますが、長い期間返していかないといけません。20代で5000万円の住宅ローンを組むにしても、バランスの良い期間で借りていきましょう。


20代で無理なく返済できるのかどうかは、手取りや他のローンの借金、毎月の出費などが関係し、複数の要因が絡みます。自分たちだけで考えるのは、難しい場合もあるでしょう。そんなときには、FPに相談するのがおすすめです。


さまざまなお金を考慮して、長期的な視点から住宅ローンに就いて考えてくれます。FPの中でもマネーキャリアは、無料で相談できる窓口であり、住宅ローンについても詳しいです。相談すれば、きっと5000万円の借入は妥当かどうか見えてくるでしょう。


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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説

【まとめ】20代の5000万円ローンは綿密な計画が必要!迷ったらFPに相談しよう

20代で5000万円ものお金を借りるとなれば、ある程度の収入が必要です。ローンを組めたとしても、完済していくには綿密な返済計画を練らないといけません。人生の中ではどんなライフイベントが発生するか予想できず、ときには出産や病気で収入が減ることもあるでしょう。


できるだけ将来の出来事を正確に予想して計画し、その上でローンを組むと無理なく返済できます。FPはお金に関するライフイベントに詳しく、どれぐらいの費用がかかるのか、どれぐらいの期間働けなくなるのかなどを知っています。そのため、ローンのために綿密な計画を立てるならば、FPに相談してみましょう。


マネーキャリアはFPが在籍している相談窓口です。ローンを借りるときはもちろん、返済できない場合はどう対処すればいいかも教えてくれます。無料で相談できるため、気軽に活用してください。

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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説