「ライフイベントにはどんなものがあるの?費用はいくらかかるの?一覧で解説してほしい!」このような要望を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、ライフイベントの一覧と、各ライフイベントにかかる費用、ライフイベントでもらえるお金などをまとめました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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ライフイベントの一覧は?各ライフイベントにどれくらい費用がかかる?

内容をまとめると

ライフイベントには主に以下のようなものがある

・就職活動:15万円 

・結婚費用:500万円 

・出産費用:50万円 

・子供の教育費用:530万円〜1800万円 

・住宅購入費:3000万円〜6000万円 

・老後の生活費:23万8000円(月額) 

将来のライフイベントのために今のうちに積立投資などの資産運用を始めておくのがおすすめ

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


先日、40代の主婦の方からこんな相談がありました。 

ライフイベントにはどのようなものがあって、どのくらい費用がかかるの?

ライフイベントとひとことに言っても、さまざまな事柄があって、どのようなものがあるのか把握しきれないという方も多いのではないでしょうか?


「ライフイベントの一覧と費用を一気に知りたい!」

そう思っている方もいますよね。


そこで今回は、ライフイベントの一覧それぞれにかかる費用について解説していきます。


本記事では、


  • ライフイベントの一覧と各ライフイベントにかかる費用
  • ライフイベントでもらえるお金の一覧
  • ライフイベント表

といった内容で解説します。

ライフイベントの一覧と各ライフイベントにかかる費用を解説!


どこかにわざわざ相談するほどではないけれど、人生の節目において発生する費用の概算くらいは把握しておきたいと考えている方が多いのではないでしょうか?


まずは、そんなライフイベントの一覧と、ライフイベントにかかる費用についてまとめていきます。

①就職活動費

ライフイベント名称ライフイベント費用ライフイベント費用内訳
就職活動約15万円スーツ・交通費・宿泊費等


東京都内や、その近郊にもともと住んでいれば就職活動費は比較的、抑えられるかもしれません。確実にかかってくる費用は、スーツ代くらいでしょう。


しかし、地方から上京してくる方などは別です。交通費だけではなく、ホテルなどの宿泊費もかかってきます。


しかしながら、最近ではリモート面接という新しいスタイルが広まったことで、地方に住んでいる方の負担も軽減されたと言えます。

②結婚費用

項目平均費用
両家顔合わせ約7万円
結婚指輪約26万円
挙式・披露宴約390万円
新婚旅行約65万円


上記の表は、結婚における項目の一部にはなりますが、結婚にかかる総合的な平均費用は約500万円と言われています。


上記の項目の他にも、婚約指輪まで用意する場合もあれば、結納までおこなう場合もあるので費用はそれぞれで異なることが考えられます。

③出産費用

項目(入院約6日間想定)平均費用
入院約11万円
分娩約25万円
新生児管理保育約5万円
検査・薬剤・処置約30万円


通常分娩における出産にかかる費用は、平均約50万円と言われています。

また出産で入院となった場合でも、特に病気というわけではないので健康保険は適用外となります。


また、実際に出産に至る前にも検診等は何度もおこなわれるので、実際には上記以上の費用がかかることが予想されます。

④子供の教育費用

小学校(6年間)

中学校(3年間)

高校(3年間)
公立:約190万円公立:約145万円公立:約120万円
私立:約920万円私立:約400万円私立:約300万円

お子さんの教育費用に関しては、短期間というわけにはいきません。
小学校から高校まですべて公立に通ったとしても、費用は約530万円。逆に、すべてを私立とした場合は、なんと約1800万円もの費用がかかってしまい、その差はなんと約1000万円以上にもなってしまいます。

また、場合によっては大学に進学する可能性もあるので、上記よりも費用がかかってしまうこともあり得ます。

⑤住宅購入費

新築マンション新築一戸建て
平均費用約5600万円約4900万円


東京都内の新築マンションに関しては、東京オリンピックの開催による土地や建築費の高騰によって、価格が上がっています。


また、新築一戸建てに関しては新築マンションを購入するよりも安価にはなっていますが、土地代や維持費の観点から、あまり需要があるというわけではないようです。

⑥老後の生活費

項目平均費用
食費約65000円
住居約15000円
水道・光熱費約19000円
医療費約15000円


上記以外にも娯楽費や洋服費などの費用もかかり、平均総額費用は約23万8000円と言われています。


そして、最低限の生活費以外に余裕を持った生活を送るために必要な費用は、平均で約13万円とも言われています。

そのため、先ほどの最低生活費と合わせると合計で約37万円は1ヶ月のうちに必要ということになります。

⑦介護費用

在宅介護特別養護老人ホーム
平均費用約8万円約77000~15万円


在宅介護に関しては特別養護老人ホームに比べると、費用は安価にはなっていますが、こちらもあくまで平均値となっています。


通常の日常生活と変わらないようなかたちでの在宅介護であれば、上記の費用で収まるかもしれませんが、介護専用ベッドの導入や、介護のために自宅をリフォーム等するとなると、確実に上記の費用では収まりません。


また、特別養護老人ホームに入居した場合でも費用にはかなりのひらきがあり、選択する施設のタイプや、サービス内容などによって費用は大きく異なってきます。

⑧緊急の際にかかる費用

緊急資金
平均費用約60万円
(※1ヵ月の生活費を約20万円とし、最低でも生活費3ヵ月分の確保を想定)


ライフイベントにかかる費用は、なにも代表的なイベントばかりではありません。

急なリストラ交通事故病気や災害など予想外の出来事は数多く存在します。このような不測の事態に対応するためにも、最低でも上記の金額は貯蓄しておく必要があります。

ライフベントでもらえるお金を一覧で紹介!


ライフイベントにおいて発生する費用に関しては、すべて自分で用意しなければならないというわけではありません。


国や各自治体から手当などを受けることができる場合もあります。

①出産

  • 出産育児一時金:約40万円
  • 出産手当金:約10万円
  • 育児休業手当:約13万円(休業開始から約6ヶ月間)

出産の際に受けることのできる手当は、上記のようになっています。
上記の出産育児一時金に関しては、産まれてくるお子さん1人分の金額になるので双子などであれば、その人数分を受け取ることができます。

②子育て

  • 児童手当:約10000~15000円(年齢により変動)
  • 高等学校等就学支援金:約10~30万円(公立や私立によって変動)

子育てのために受けることのできる手当として1番、有名なのが児童手当ですね。
この児童手当は0~15歳までの児童に支給される手当で、15歳までに受け取ることのできる金額は約200万円とされています。

また、高等学校の費用については既に年間約12万円の費用が無償化となっていましたが、2020年4月からは私立の高等学校の授業料に関しても無償化となっています。

③老後

  • 老齢基礎年金:約80万円/1年間
  • 老齢厚生年金:約20万円/1ヶ月

これらの年金手当を受け取れたとしても生活費や、その他の費用のことを考えるとどうしても足りない場合が出てくると思います。
そのため、必然的に自身でも貯蓄が必要となるでしょう。

また、自営業によって仕事をしてきた場合ですと、受け取ることのできる年金はさらに少なくなってくるので、早い段階から将来のための備えが必要になってくるかと思います。

ライフイベントにかかる費用は自分で準備するという意識を持つべき

確かに前述の通り、ライフイベントごとに国や各自治体から手当を受けることはできます。しかしながら、何か少しでも不測の事態が発生してしまえば費用が足りなくなってしまうという可能性は十分あります。


特に老後の費用お子さんの教育費に関しては余裕を持って用意をしておく必要があるでしょう。そのため、ライフイベントの費用に関しては手当に頼るのではなく、自分で備えておくという心構えの方がいいかもしれません。

ライフイベントの資金が足りない場合はFPへの相談がおすすめな理由

ここまで、ライフイベントと、各ライフイベントにかかる費用について解説してきました。


とはいえ、

大きなライフイベントを控えているけど、資金が足りるのか心配。。。

このような悩みを持っている方は多いでしょう。


結論から言うと、そのような方はお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。 


FPは、ライフプラン形成の専門家なので、相談者の資産状況や家計の状況に合わせて、資金の準備について最適な提案をすることができます。


例えば、「10年後このようなライフイベントがあるので、今のうちにこのような資産運用を始めましょう。」などといった提案です。 


特に、マネーキャリア無料FP相談サービス3,000名のFPと提携している日本最大級のFP相談サービスです。 


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おまけ:ライフイベント表の例を紹介!


ライフイベント表というのは、予測されるライフイベントを個人や家族単位で表にまとめたもののことをいいます。


表として目に見えるかたちで作成をしておくことで、漠然としていたライフイベントにかかる費用を明確化することができます。


特に決まった形式というものはないので、家族で分かりやすいオリジナルのライフイベント表を作成するといいかもしれません。


項目2015年2021年
2430
3531
長男06
ライフイベント予定費用車購入:100万円住宅購入:5000万円


ライフイベントの一覧と各ライフイベントにかかる費用まとめ

本記事では、ライフイベントについて解説してきました。

今回の記事のポイントは、


  • ライフイベントごとに利用できる手当は受けるべき
  • ライフイベントにかかる費用はなるべく自分自身でも準備する
  • ライフイベント表を作成すると費用を明確化できる

などを学ぶことができました。

ライフイベントについて明確にしておきたいという方は是非、本記事を参考にしてみてください。

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