メルカリで購入予定だったが横取りされてしまった。専用出品にしてもらったのに横取りされた。このようなトラブルはよく起こります。この記事では、メルカリで横取りされたときの対応の仕方や、横取りされないようにするための対策を解説します。ぜひ最後までお読みください。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- メルカリで横取りされたときの対応は?対処法はある?
- メルカリで横取りされた時の対応方法を解説【出品者・購入者別】
- そもそも横取りはルール違反ではない!事務局は対応なし
- ①出品者ができる対応を紹介
- ②購入者ができる対応を紹介
- メルカリで横取りされやすいケース【こんな場合は気をつけよう】
- ①値下げ交渉・質問中で出品者からの返答を待っているとき
- ②購入にコメントが必要なとき
- ③コメント欄に購入希望者が多く書き込みしているとき
- メルカリで横取りされないための対策を解説【事前に横取りは防げる!】
- ①出品者ができる対策方法を紹介
- ②購入者ができる対策方法を紹介
- メルカリで横取りされた体験談を紹介【どう対応した?】
- まとめ:メルカリの横取りへの対処法は限られる!諦めるしかないことも
メルカリで横取りされたときの対応は?対処法はある?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
フリマアプリが発達して個人でも売買ができる世の中となり、便利になりましたがトラブルも増えてきています。
国民生活センターの調査では2017年にはトラブル相談件数が3300件を超えています。
先日、友人からこのような相談がありました。
このように自身が購入をしようと交渉をしていた物を横取りされることがあります。
メルカリなどのフリマアプリでは店頭で手に取っていないので、対策が難しくなってしまいます。
今回はメルカリで横取りされた時の対応方法・メルカリで横取りされないための方法をわかりやすく解説していきます。
少しでも皆さんのお手伝いになれば幸いです。
メルカリで横取りされた時の対応方法を解説【出品者・購入者別】
この記事ではメルカリで商品を横取りされた場合について「出品者」「購入者」別にわかりやすくわかりやすく解説していきます。
とても多いトラブルですが、対応の仕方を間違えてしまうと大きなトラブルに発展しかねないので、しっかり理解した上で取引を行いましょう。
そもそも横取りはルール違反ではない!事務局は対応なし
「横取り」と聞くととても悪いことをしているように思いますが、そうではありません。
メルカリでは交渉をどれだけ行なっていたとしても先に「購入ボタン」を押した方が購入ができる「早い者勝ち」となっています。
ですので、出品者がどれだけルール違反だと騒いだとしてもメルカリのルール上では違反してません。
実際にメルカリ事務局に連絡した際の対応は次の通りです。
メルカリでは「専用ページ」「購入を約束した」などの独自ルールが認められていません。
その為、残念ながらルールに違反しているわけではないのでキャンセル等の対応はしてもらうことはできません。
①出品者ができる対応を紹介
先ほどはメルカリ事務局では対応してもらえないことを解説しました。
こちらでは「出品者」の立場からはどのような対応ができるかを紹介していきます。
①キャンセル申請をする
メルカリにはキャンセル申請という制度があります。
キャンセル申請とは、購入者へキャンセル希望理由を連絡することで同意を得られた場合に取引をキャンセルできる仕組みです。
出品者はキャンセル申請をどのタイミングでも行うことが可能です。
キャンセル申請の流れは次の通りです。
- 取引画面の「この取引をキャンセルする」のボタンを押す
- キャンセルの理由を書く
- 「キャンセル申請をする」のボタンを押す
キャンセル申請をすることによって購入者の取引画面にキャンセル申請返答画面が表示されます。
ここで購入者が「同意」をした場合は取引がキャンセルとなりますが、「同意しない」を選択するとキャンセルが不成立となり、取引が継続されることとなります。
24時間返答がない場合は自動でキャンセル成立となります。
ここでの注意点はキャンセル申請をすることで取引メッセージの閲覧・利用ができなくなります。
取引の証拠を残しておきたい場合には注意が必要です。
②元購入予定者に謝る・お詫びする
- 警告
- 出品物の一時停止・削除
- 期間限定の利用停止(3時間・12時間・24時間、2日間、3日間、1週間等)
- 無期限利用停止
- 強制退会
②購入者ができる対応を紹介
先ほどは「出品者」としての対応を紹介しましたが、こちらでは「購入予定者」としてのできる対応を解説していきます。
①出品者にキャンセル依頼をする
出品されていた商品がどうしても欲しい物だった場合、まずは出品者へ購入した人へキャンセル依頼をしてもらうように依頼することです。
ですが、購入した人がキャンセルに応じない限りは出品者に納得頂いたからといって確実に商品が購入できるとは限りません。
この方法では商品を購入できる可能性は限りなく低くなっております。
例文:
先日に「〇〇◯」という商品で交渉させて頂いておりました△△と申します。
交渉中に別の方に購入されておりましたが、出品して頂いていた商品を諦めることができません。
購入をしなかった立場からは大変厚かましいお願いですが、購入者様へ「キャンセル申請」をして頂くことはできますでしょうか。
何卒、よろしくお願いいたします。
②諦めて他の商品を探す
先ほど説明した通り「キャンセル申請」は出品者・購入者の同意が必要となりますので、改めて購入できる可能性は限りなく低くなってしまします。メルカリで横取りされやすいケース【こんな場合は気をつけよう】
次にメルカリを利用してい際に横取りをされやすいケースを紹介します。
横取りをされる際には次のようなケースが考えられます。
- 値下げ交渉・質問中で出品者からの返答を待っているとき
- 購入にコメントが必要なとき
- コメント欄に購入希望者が多く書き込みしているとき
①値下げ交渉・質問中で出品者からの返答を待っているとき
出品者の中には交渉・質問をしているのになかなか返答を返してくれない方がいると思います。
この返答に長時間掛かっている場合は横取りのリスクが高まってしまいます。
他の利用者で値段・状態に関わらず出品されている商品が欲しければ即購入をされてしまいます。
自身が本当に欲しい商品である場合は値段に拘らず即購入を心がけましょう。
②購入にコメントが必要なとき
メルカリのルールには存在しませんが、「即購入禁止・コメントをしてから購入」というマイルールが存在します。
この場合、コメントをしてから返答が来るまで購入ができずに待機時間が発生してしまいます。
その待機時間に他の出品者に横取りされる可能性があります。
メルカリの規則ではマイルールに従うことはありませんので、本当に欲しい商品であれば即購入をしましょう。
また、出品者とトラブルになりかねませんので、取引メッセージで「無言購入で失礼します。」と一言お詫びをしておきましょう。
購入後に悪い評価をされた場合は事務局へ「不当な評価を受けた」と報告することで評価を変更・取り下げてもらえる可能性がありますので、一度事務局へ連絡してみましょう。
③コメント欄に購入希望者が多く書き込みしているとき
横取りされるリスクは商品の人気に比例します。
商品の人気を測るためには「コメント・いいね!」の数を見ることでわかります。
「コメント・いいね!」はその商品に興味を持っている証拠です。
「いいね!」が多い商品の交渉でコメントをした場合、「いいね!」をしている全てのユーザーに通知が送られます。
結果、値下げ交渉をしようとしているとその他の購入者に狙われ、値下げ交渉後に購入をされたり、値下げ交渉中に購入されることがあります。
人気が高い商品は見つけて「欲しい!」と感じたのであれば、すぐに購入しましょう。
メルカリで横取りされないための対策を解説【事前に横取りは防げる!】
メルカリを利用している際に横取りをされると気持ちが良いものではありません。
横取りは事前の対策で防ぐことが可能となります。
こちらでは商品を横取りされない対策について解説していきます。
①出品者ができる対策方法を紹介
まずは出品者側ができる対応を紹介していきます。
- 値下げ交渉や質問には直ぐに対応する
- 専用出品の場合は検索に引っかからないようにする
- 専用出品の場合は商品の画像を載せない
②購入者ができる対策方法を紹介
次に購入者ができる対策を紹介していきます。
- 即購入する
- 値段交渉は迅速に
- 専用出品にしてもらう
- 出品者プロフィール・商品ページをよくチェックする
- 商品の詳細がわからない画像を掲載すること
- 商品の詳細がわからない取引をすること
- 虚偽の設定・情報を掲載すること
- 即購入OK・可能
- 購入は早い者勝ち
- いいね!・コメント不要
メルカリで横取りされた体験談を紹介【どう対応した?】
こちらでは実際にメルカリで横取りされた際の体験談を紹介させて頂きます。
「購入者」「出品者」の実際の体験談となっております。
実際に取引する際に役立てて頂ければ幸いです。
30代男性
購入者の体験談
20代女性
出品者の体験談
専用出品をしていたのに横取りされてしまいました。購入予定だった方には申し訳なく、お詫びのメッセージを送りました。キャンセル申請をしようか考えましたが、トラブルのもとになったりペナルティを受けたりする可能性があったのでやめました。
まとめ:メルカリの横取りへの対処法は限られる!諦めるしかないことも
メルカリの横取りへの対処法について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- メルカリでは購入は早いもの勝ち
- 横取りを防ぐためには「即購入」が有効
- 商品を送らない・キャンセルを強要するとペナルティ対象となる。
- 内容がわからない専用出品はペナルティの対象となる
でした。
メルカリを利用する際には横取りに対する多くのトラブルがあります。
トラブルは未然に防ぐことができますのでしっかり学んでおきましょう。
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
マネーキャリアでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。
値下げ交渉を行っていて、ちょうど値下げされたタイミングで横取りされてしまいました。残念で悔しい思いをしましたが、メルカリのルールは早い者勝ちなので仕方なく諦めました。