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メルカリで購入予定だったが横取りされてしまった。専用出品にしてもらったのに横取りされた。このようなトラブルはよく起こります。この記事では、メルカリで横取りされたときの対応の仕方や、横取りされないようにするための対策を解説します。ぜひ最後までお読みください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

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メルカリで横取りされたときの対応は?対処法はある?

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無料で総額360万円も節約できる!国が認めたその方法とは?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


フリマアプリが発達して個人でも売買ができる世の中となり、便利になりましたがトラブルも増えてきています。


国民生活センターの調査では2017年にはトラブル相談件数が3300件を超えています。


先日、友人からこのような相談がありました。  

購入しようとしていたのに先を越された
価格交渉をしていた時に横取りされた

このように自身が購入をしようと交渉をしていた物を横取りされることがあります。


メルカリなどのフリマアプリでは店頭で手に取っていないので、対策が難しくなってしまいます。


今回はメルカリで横取りされた時の対応方法・メルカリで横取りされないための方法をわかりやすく解説していきます。


少しでも皆さんのお手伝いになれば幸いです。

メルカリで横取りされた時の対応方法を解説【出品者・購入者別】

この記事ではメルカリで商品を横取りされた場合について「出品者」「購入者」別にわかりやすくわかりやすく解説していきます。


とても多いトラブルですが、対応の仕方を間違えてしまうと大きなトラブルに発展しかねないので、しっかり理解した上で取引を行いましょう。


そもそも横取りはルール違反ではない!事務局は対応なし


「横取り」と聞くととても悪いことをしているように思いますが、そうではありません。


メルカリでは交渉をどれだけ行なっていたとしても先に「購入ボタン」を押した方が購入ができる「早い者勝ち」となっています。


ですので、出品者がどれだけルール違反だと騒いだとしてもメルカリのルール上では違反してません。


実際にメルカリ事務局に連絡した際の対応は次の通りです。

出品者:購入者予定者と購入が決まっている状態の交渉中に商品を横取りされました。キャンセルできますか?
メルカリ:事前に取引を約束をしているかたがいらっしゃった場合であっても先に購入をされた人と取引が成立したとみなされます。誠に申し訳ございませんが取引キャンセルを行うことはできかねます。

メルカリでは「専用ページ」「購入を約束した」などの独自ルールが認められていません。


その為、残念ながらルールに違反しているわけではないのでキャンセル等の対応はしてもらうことはできません。

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①出品者ができる対応を紹介


先ほどはメルカリ事務局では対応してもらえないことを解説しました。

こちらでは「出品者」の立場からはどのような対応ができるかを紹介していきます。


①キャンセル申請をする

メルカリにはキャンセル申請という制度があります。


キャンセル申請とは、購入者へキャンセル希望理由を連絡することで同意を得られた場合に取引をキャンセルできる仕組みです。


出品者はキャンセル申請をどのタイミングでも行うことが可能です。


キャンセル申請の流れは次の通りです。

  1. 取引画面の「この取引をキャンセルする」のボタンを押す
  2. キャンセルの理由を書く
  3. 「キャンセル申請をする」のボタンを押す


キャンセル申請をすることによって購入者の取引画面にキャンセル申請返答画面が表示されます。


ここで購入者が「同意」をした場合は取引がキャンセルとなりますが、「同意しない」を選択するとキャンセルが不成立となり、取引が継続されることとなります。


24時間返答がない場合は自動でキャンセル成立となります。


ここでの注意点はキャンセル申請をすることで取引メッセージの閲覧・利用ができなくなります。


取引の証拠を残しておきたい場合には注意が必要です。


②元購入予定者に謝る・お詫びする

メルカリでは購入者がキャンセルに同意しない限り取引が行われることとなります。

購入を約束して頂いていた元購入予定者は商品が手に入らなくなってしまいます。

出品者として元購入予定者に取引ができなくなった旨を伝え、お詫びをしましょう。

例文:
この度は私の出品商品に交渉を頂きありがとうございました。
交渉中の商品ですが、交渉中に他の方が購入しました。
誠に申し訳ございませんが、今回はメルカリルールに従って、購入された方と取引をさせて頂きます。
また、機会がございましたら、よろしくお願いいたします。

注:「商品を発送しない」は間違った対応

元購入予定者に販売をしたい一心で取引が成立しているにも関わらず発送しなかった場合は「悪質な出品者」としてペナルティの対象となります。

メルカリのペナルティは次の通り様々な種類があります。
  • 警告
  • 出品物の一時停止・削除
  • 期間限定の利用停止(3時間・12時間・24時間、2日間、3日間、1週間等)
  • 無期限利用停止
  • 強制退会
下にいくにつれて処分が重くなっていきます。

複数回ペナルティを繰り返すことによって処分が重くなっていくようになっています。

②購入者ができる対応を紹介


先ほどは「出品者」としての対応を紹介しましたが、こちらでは「購入予定者」としてのできる対応を解説していきます。


①出品者にキャンセル依頼をする

出品されていた商品がどうしても欲しい物だった場合、まずは出品者へ購入した人へキャンセル依頼をしてもらうように依頼することです。


ですが、購入した人がキャンセルに応じない限りは出品者に納得頂いたからといって確実に商品が購入できるとは限りません。


この方法では商品を購入できる可能性は限りなく低くなっております。


例文:

先日に「〇〇◯」という商品で交渉させて頂いておりました△△と申します。

交渉中に別の方に購入されておりましたが、出品して頂いていた商品を諦めることができません。

購入をしなかった立場からは大変厚かましいお願いですが、購入者様へ「キャンセル申請」をして頂くことはできますでしょうか。

何卒、よろしくお願いいたします。


②諦めて他の商品を探す

先ほど説明した通り「キャンセル申請」は出品者・購入者の同意が必要となりますので、改めて購入できる可能性は限りなく低くなってしまします。

他にも同様の条件で同じ商品を販売している出品者がいる可能性がありますので、早めに諦めて他の商品を探すことも問題解決に繋がります。


メルカリでは多くの出品者が様々な商品を出品していますので、横取りされた商品に固執することなく次に進みましょう。


③出品者に出品在庫がないか確認する

メルカリの出品者には大量に在庫を持っているにも関わらず、一商品ずつ出品している出品者がいます。

その場合には商品が横取りされた場合でも新たに同じ商品を出品してもらえる可能性があります。

商品を横取りされたからといって諦めることなく、一度出品者へ「商品在庫」がないか確認することをお勧めします。

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メルカリで横取りされやすいケース【こんな場合は気をつけよう】


次にメルカリを利用してい際に横取りをされやすいケースを紹介します。


横取りをされる際には次のようなケースが考えられます。

  • 値下げ交渉・質問中で出品者からの返答を待っているとき
  • 購入にコメントが必要なとき
  • コメント欄に購入希望者が多く書き込みしているとき
このような場合は横取りされる可能性が高くなっています。

また、値下げ交渉で出品者の了承を得て、値下げ後に横取りされる可能性もあります。

このようなことがないように本当に欲しい商品はコメント等せずに即購入することがオススメです。

こちらでは各事例について詳しく解説していきます。

①値下げ交渉・質問中で出品者からの返答を待っているとき


出品者の中には交渉・質問をしているのになかなか返答を返してくれない方がいると思います。


この返答に長時間掛かっている場合は横取りのリスクが高まってしまいます。


他の利用者で値段・状態に関わらず出品されている商品が欲しければ即購入をされてしまいます。


自身が本当に欲しい商品である場合は値段に拘らず即購入を心がけましょう。

②購入にコメントが必要なとき


メルカリのルールには存在しませんが、「即購入禁止・コメントをしてから購入」というマイルールが存在します。


この場合、コメントをしてから返答が来るまで購入ができずに待機時間が発生してしまいます。


その待機時間に他の出品者に横取りされる可能性があります。


メルカリの規則ではマイルールに従うことはありませんので、本当に欲しい商品であれば即購入をしましょう。


また、出品者とトラブルになりかねませんので、取引メッセージで「無言購入で失礼します。」と一言お詫びをしておきましょう。


購入後に悪い評価をされた場合は事務局へ「不当な評価を受けた」と報告することで評価を変更・取り下げてもらえる可能性がありますので、一度事務局へ連絡してみましょう。

③コメント欄に購入希望者が多く書き込みしているとき


横取りされるリスクは商品の人気に比例します。


商品の人気を測るためには「コメント・いいね!」の数を見ることでわかります。


「コメント・いいね!」はその商品に興味を持っている証拠です。


「いいね!」が多い商品の交渉でコメントをした場合、「いいね!」をしている全てのユーザーに通知が送られます。


結果、値下げ交渉をしようとしているとその他の購入者に狙われ、値下げ交渉後に購入をされたり、値下げ交渉中に購入されることがあります。


人気が高い商品は見つけて「欲しい!」と感じたのであれば、すぐに購入しましょう。

メルカリで横取りされないための対策を解説【事前に横取りは防げる!】


メルカリを利用している際に横取りをされると気持ちが良いものではありません。


横取りは事前の対策で防ぐことが可能となります。


こちらでは商品を横取りされない対策について解説していきます。

①出品者ができる対策方法を紹介


まずは出品者側ができる対応を紹介していきます。

  1. 値下げ交渉や質問には直ぐに対応する
  2. 専用出品の場合は検索に引っかからないようにする
  3. 専用出品の場合は商品の画像を載せない
一つずつ詳しく解説していきます。

値下げ交渉や質問には直ぐに対応する

購入予定者と値下げ交渉・質問回答が長引いている時には横取りのリスクが高まってきます。

その時間を少しでも短くするためには回答までの時間をなるべく早くすることが大切になります。

横取りを防ぐためにはコメントへの返答は迅速に対応しましょう。

専用出品の場合は検索に引っかからないようにする

次は専用出品を行なった場合について解説していきます。

専用出品をした際には他の購入者には見つからないようにすることで横取りを防ぐことが可能です。

なので、可能な限りメルカリ内の検索で表示をされないように努力をすることが大切です。

例えば専用出品する場合に「〇〇様専用!!No××」等にしておき、購入予定者には事前に番号を通知します。

この対策を行うことで他の購入者は商品を見つけることができなくすることが可能となります。

専用出品の場合は商品の画像を載せない

次に紹介する方法は「出奔時に商品の画像を載せない」ことです。

専用出品を行い、検索にも引っかからないようにしたことで安心してはいけません。

購入者の中には専用出品を狙って「専用・限定」などで検索をする購入者もいます。

この場合の対策では「何を出品をされているかわからないようにする」ことです。

商品の画像が添付されていれば、説明文がない状態でも商品がどんなものなのかわかってしまいます。

この場合は他の購入者に狙われる場合がありますので、対策として商品とは全く関係のない画像に設定します。

この対策を行うことで検索で見つけた他の購入者への横取りを防止できます。

とても便利ですが一点注意事項があります。

それは「全く関係のない商品を連想される画像にしないこと」です。

他の購入者に間違って購入された際に「画像にある商品を発送してください」といわれた場合にトラブルになりかねないからです。

トラブルにならないようにしっかり注意しましょう。

②購入者ができる対策方法を紹介


次に購入者ができる対策を紹介していきます。

  1. 即購入する
  2. 値段交渉は迅速に
  3. 専用出品にしてもらう
  4. 出品者プロフィール・商品ページをよくチェックする
一つずつ詳しく解説していきます。

即購入する

メルカリ内で横取りを防ぐためにはこの「即購入」が一番の対策となります。

「買いたいな」と感じた商品があれば迷うことなく購入をしましょう。

また、即購入を禁止している出品者から購入後に悪い評価を付けられる可能性がありますが、不当な評価を付けられた場合は事務局に連絡しましょう。

不当な悪い評価の場合は変更してもらえる可能性があります。

値段交渉は迅速に

次は「値段交渉は迅速にする」です。

値段交渉はコメントをすることで行いますが、コメントをすることで「いいね!」をしている他のユーザーにも一斉に通知が送信されます。

ですので、値段交渉に長い時間を掛けていると他のユーザーから狙われる可能性が高くなリます。

値段交渉を行う際は出品者からのコメントにはできるだけ早くリアクションしましょう。

専用出品にしてもらう

次は「専用出品にしてもらう」です。

専用出品にすることで商品内容がわからないので他のユーザーから横取りされる可能性が低くなります。

また、他のユーザーが「いいね!」を付けていないのでコメントでゆっくり価格交渉をできるメリットもあります。

購入者にはメリットしかありませんが、出品者にはリスクがあります。

メルカリのガイドラインでは
  • 商品の詳細がわからない画像を掲載すること
  • 商品の詳細がわからない取引をすること
  • 虚偽の設定・情報を掲載すること
等の行為が禁止されています。

商品内容がわからない専用出品ではメルカリ事務局から是正するように指摘を受ける可能性があります。

出品者側の立場を考えて、購入者側から専用出品を強要することはやめましょう。

出品者プロフィール・商品ページをよくチェックする

次は「出品者プロフィール・商品ページのチュック項目」について解説します。

プロフィール・商品ページに次の記載がある場合は横取りがされやすくなってるので注意が必要です。
  • 即購入OK・可能
  • 購入は早い者勝ち
  • いいね!・コメント不要
この内容は出品者として「交渉等は必要なく、直ぐに購入をして欲しいと」いう希望です。

ですので、交渉・コメントをしている間に他のユーザーに購入されてしまう可能性が高くなっています。

交渉前に各ページにこのような記載がある場合は「即購入」を心がけましょう。

メルカリで横取りされた体験談を紹介【どう対応した?】

こちらでは実際にメルカリで横取りされた際の体験談を紹介させて頂きます。


「購入者」「出品者」の実際の体験談となっております。


実際に取引する際に役立てて頂ければ幸いです。

30代男性


購入者の体験談

値下げ交渉を行っていて、ちょうど値下げされたタイミングで横取りされてしまいました。残念で悔しい思いをしましたが、メルカリのルールは早い者勝ちなので仕方なく諦めました。

20代女性


出品者の体験談

専用出品をしていたのに横取りされてしまいました。購入予定だった方には申し訳なく、お詫びのメッセージを送りました。キャンセル申請をしようか考えましたが、トラブルのもとになったりペナルティを受けたりする可能性があったのでやめました。

まとめ:メルカリの横取りへの対処法は限られる!諦めるしかないことも

メルカリの横取りへの対処法について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • メルカリでは購入は早いもの勝ち
  • 横取りを防ぐためには「即購入」が有効
  • 商品を送らない・キャンセルを強要するとペナルティ対象となる。
  • 内容がわからない専用出品はペナルティの対象となる

でした。


メルカリを利用する際には横取りに対する多くのトラブルがあります。

トラブルは未然に防ぐことができますのでしっかり学んでおきましょう。

この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。


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