内容をまとめると
- 積立NISAやめたほうがいいと言われる理由①投資先が金融庁お墨付きの銘柄に限られ幅が狭く感じる人がいるから
- 積立NISAやめたほうがいいと言われる理由②長期運用で効果を感じやすい仕組みであり短期思考の人には向いてないから。
- 初心者で短期志向の人にはおすすめしない
- 長期でコツコツ資産運用を行いたい人にはおすすめ!
- つみたてNISAに関する悩みや相談は満足度98.6%、何度でも相談無料のマネーキャリアがおすすめ!
- FP資格を持つ専門家がひとりひとりの状況に寄り添ってサポートします!
積立NISAはやめたほうがいいという声を聞いて不安な方もいるのではないでしょうか。本記事では積立NISAでやめたほうがいい人や理由、後悔しないための注意点について詳しく解説します。投資初心者に必見の内容になるので、ぜひご覧ください。
この記事の目次
目次を閉じる積立NISAはやめたほうがいいと言われる5つの理由【知恵袋から調査】
積立NISAは、勧める人がいる一方で「やめたほうがいい」と主張する人もいます。
積立NISAで失敗して後悔しないためにも、「やめたほうがいい」と言われる理由を理解してその対策をすることはとても重要です。
今回紹介する積立NISAがやめたほうがいい・やらない方がいいと言われる主な理由は、下記5つです。
- 投資先が限定されている
- 元本保証ではないので、損する可能性がある
- 長期投資が前提の制度
- 損益通算・繰越控除ができない
- 初心者にとって難しく感じることがあるから
理由①投資先が限定されている
積立NISAはやめたほうがいいと言われる理由の1つ目は、つみたてNISAでは投資信託とETFしか選べない点です。
金融庁の調査によると、積立NISAの対象商品は以下の通りです。(2023年11月現在)
国内 | 内外 | 海外 | |
---|---|---|---|
公募投信 株式型 | 48本 | 26本 | 7本 |
公募投信 資産複合型 | 5本 | 102本 | 2本 |
ETF | 7本 | - | 5本 |
参考文献:金融庁
理由②元本保証ではないので、元本割れする可能性がある
積立NISAはやめたほうがいいと言われる理由の2つ目は、積立NISAは元本保証がなく、元本割れして損する可能性がある点です。
積立NISAは、金融庁が定めた一定の条件を満たす銘柄に購入が限られているなど他と比べてリスクは低いですが、それでも元本割れで損をする可能性はあり、やめたほうがいいと言われているようです。
- 満期時の社会情勢で、積み立て額がマイナスになる可能性が高い。私の場合、コロナ、ロシア・ウクライナ悪化の流れで変動しまくってます。マイナス17000から、今はマイナス11000円ぐらいかな。(引用:Yahoo知恵袋)
しかし、確実に利益が出る資産運用などありません。
金融庁の発表によると、積立NISAは5・10年の保有だと元本割れの可能性がありますが20年間同一の金融商品を保有することで元本割れの可能性はほぼ0%になるとされています。
(参考文献:金融庁)
以上の理由からも積立NISAは長期の資産形成におすすめです!
理由③長期投資が前提の制度
積立NISAはやめたほうがいいと言われる理由の3つ目は、積立NISAは長期投資が前提の制度である点です。
制度自体が一獲千金を想定しておらず、20年以上の長期で積み立てて資産形成ができるものに限定されています。
- 投資は長期が原則です。 短期で気にするひとは、やめたほうがよいです。(引用:Yahoo知恵袋)
短期で売るのは自由ですが、短期で利益が出るような投資信託は少ないです。
理由④損益通算・繰越控除ができない
積立NISAはやめたほうがいいと言われる理由の4つ目は、損益通算・繰越控除ができない点です。
- 損益通算•••複数の口座で生じた利益や損失を合算すること
- 繰越控除•••損益を合算しても損失が出た場合に、その損失を最大3年間繰り越し、翌年の利益から控除することができる方法
両者とも投資に伴う税金を軽減するための手段となりますが、積立NISAではこれらの恩恵を受けることができません。
そのため、積立NISA以外の特定口座・一般口座でも資産運用を行なっている方にとってデメリットとなるのでやめたほうがいいと言われているようです。
- NISAはそれが他と合算できないというわけですのでNISAの商品がマイナスになっても税金が戻らないのでNISAのせいで余計に損をしてしまいます。(引用:Yahoo知恵袋)
理由⑤初心者にとって難しくストレスに感じることがあるから
積立NISAはやめたほうがいいと言われる理由の5つ目は、初心者にとって難しく感じることがある点です。
積立NISAは「長期的な資産形成を行いたい投資の未経験者・初心者をサポートするために導入された非課税制度」であり、誰でも始めやすい仕組みですが、自分で決めないといけない事柄も多いです。
- 証券会社
- 購入銘柄本数
- 購入銘柄の種類(インデックスファンド/アクティブファンド、全世界型・バランス型かなど)
- 運用期間
また、想定通りに利益が出るわけでもありません。
- 始めたはいいけど全然儲からないとかそんな理由でしょうか。 もし右肩上がりに儲け続けるみたいのを想定していたのなら、認識をアップデートしたうえで継続か否かを考えてください。(引用:Yahoo知恵袋)
そのような場合に自分一人で考えるのではなく、専門家にアドバイスをもらうこともおすすめです。
積立NISAを途中でやめたほうがいいケースを紹介
積立NISAがやめたほうがいいと言われている理由を紹介しましたが、では、すでに始めている人で途中でやめたほうがいいケースはあるのでしょうか。
ここでは以下の3つのケースを紹介します。
- ケース①生活費を圧迫している
- ケース②価格変動で精神的に不安や苦痛を感じる
- ケース③積立NISAでの目標を達成できた
ケース①生活費を圧迫している
積立NISAを途中でやめたほうがいいケースの1つ目は、投資活動によって生活費を圧迫してしまっているケースです。
積立NISAをはじめとする投資活動は、余剰資金で行うことが鉄則です。
積立NISAは「長期・積立・分散投資」に適した制度であり、長期的に継続することで複利効果が生じて利益が増えていく仕組みとなっています。
そのため、生活費を削って積立NISAを始めたが、生活が苦しく結局続かなかったとなればこの複利の効果は消滅してしまいます。
積立NISAは月3000円の少額投資でも問題ないので、毎月一定額を積立NISAに確実に回せる余裕を持ってから始めましょう。
ケース②価格変動で精神的に不安や苦痛を感じる
積立NISAを途中でやめたほうがいいケースの2つ目は、保有している金融資産の価格変動で精神的に不安や苦痛を感じるケースです。
元本割れを起こした際に、人によっては極度に不安になったりすぐに売却をしたくなる方もいるかもしれません。
積立NISAは一時の価格運動で一喜一憂せず長い視野で運用し続けることが重要ですので、精神的に苦痛を感じる方は積立NISAよりも元本保証されている定期預金等を検討することがおすすめです。
ケース③積立NISAでの目標を達成できた
積立NISAを途中でやめたほうがいいケースの3つ目は、資産形成での目標を達成できたケースです。
すでに目標を達成した方が積立NISAを続けることでさらに資産を増やせる可能性がありますが、同時に元本割れで損をしてしまう可能性もあります。
市場は何が起きるかわからないため、目標を達成できたら一旦積立NISAをやめることも選択肢のひとつです。
そして、必要になったら再度始めることも検討しましょう。
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴6選【現役FPが解説】
積立NISAの口座数が増え続けています。
2023年6月末時点の調査によると、NISA総口座数は1,290万口座を超えました。
参考:日本証券業協会
少額から積み立てて投資できる点が、投資初心者に人気の理由です。
ただし、積立NISAは誰でも安易に手を出して成功するものでもありません。
今回は、積立NISAをやめたほうがいい人の特徴以下7選を紹介します!
- すぐにお金を増やしたい人
- 投資にまわす十分なお金がない人
- 株価の変動によってストレスを抱えてしまう人
- カードローンやリボ払いなどの借金を返せていない人
- 短期的な損が出たらすぐに売ってしまう人
- アーリーリタイア・FIREを目指している人
特徴①すぐにお金を増やしたい人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の1つ目は、すぐにお金を増やしたいと思っている人です。
すぐにお金を増やしたいという気持ちは非常に分かりますが、短い期間での運用はリスクが高く運用益が安定しないことが多いです。
私が対応したお客様で「短期間ですぐ上がるような商品はない?」と聞いてきた方もいらっしゃいましたが、つみたてNISAは長期でコツコツとやっていくのが前提ですし、短期間ではリスクを抑えて運用することが困難です。
もしそれでも短期投資で一獲千金を狙いたいという人は、積立NISAではなくFXや仮想通貨といったハイリスク・ハイリターンの商品に投資した方がよいでしょう。
ただし変動がかなり激しいのでたった数日で資産が半分以下になるケースもあるので、注意してください。
特徴②投資にまわす十分なお金がない人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の2つ目は、家計が苦しく生活費を削らないと投資にまわすお金がない人です。
積立NISAは長期継続することで複利の効果を得ることができる仕組みです。
いざ積立NISAを始めたけど、生活費を圧迫してしまってすぐに中断しなければいけなくなってしまったら非常にもったいないです。
そのうえ、手放すときに利益ならまだしも、株価が下落していたら損切りになります。
出費が重なって投資信託の解約を検討しているお客様がいらっしゃいましたが、その期間で相場が下落してしまい解約を決断したときには利益を得るどころか、損して終わってしまったということがありました。
相場がいつ下がるかどうかは誰にも判断はできないので致し方ない部分ではありますが、少しでも長く投資をして運用益を安定させるためにも無理しない範囲で投資をすることが大切です。
目安として、毎月一定額を貯金できる状態であれば、積立NISAを始めても問題ないでしょう。
特徴③相場変動に敏感な人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の3つ目は、相場変動を気にしすぎてしまう人です。
相場変動を気にしすぎることがなぜ良くないかというと、相場が大きく下落した際に慌てて損切りもしくは怖くて利益確定してしまうからです。
「損切りならまだしも利益が出ているなら良くない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、積立NISAは長く運用していくことが大切です。
また、それ以上に「教育資金に使いたい」や「老後の生活に蓄えたい」のようにある程度目的を持って始めるものです。
下落した際に慌ててすぐ売ってしまっていたら、積立NISAが持つ複利効果も最大化できずに利益を伸ばせずに後々の生活が苦しくなるということにもなりかねません。
相場変動をできる限り気にしないためにも万が一運用して資産が減っても生活に影響のない余裕資金で始めるようにしましょう。
特徴④借金がある人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の4つ目は、カードローンやリボ払いなどの借金を返せていない人です。
投資は余剰資金で行うものなので、借金をしている人はつみたてNISAはやめておきましょう。
借金の利子は確実に積み上がるのに対して、積立NISAは確実に利益が出るとは限らず、非効率です。
さらに積立NISAは長期運用を前提としているので、長期間続けなければ意味がありません。
投資をするお金がない人は積立NISAをはじめるより、貯金や家計の見直しを行うのが先決です。
借金をしてまで積立NISAをはじめるのは、借金の利子の方が確実に高くなってしまい最終的にマイナスになってしまうので絶対にやめましょう。
特徴⑤短期的な損が出たらすぐに売ってしまう人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の5つ目は、短期的な損が出たらすぐに売ってしまう人です。
積立NISAは長期間同じ銘柄を持ち続けることになるので、短期的な結果を気にしやすい人や、含み損に耐えられそうにない人はやめておいた方がいいでしょう。
積立NISAは投資初心者にもおすすめされている制度ですが、元本割れするリスクはありますし、必ず利益が出るとは限りません。
一時的に利益がマイナスになることは起こり得るので、株価の上がり下がりを気にしすぎる人はあまり向いていないと言えます。
長期運用前提なのだから最終的に利益が出ればいい、と短期的な結果を気にしすぎず、気長に結果を待つ人の方が、つみたてNISAは向いているでしょう。
リスクを気にしすぎる人には積立NISAはあまり向いていないので、定期預金や個人向け国債など元本が保証されている資産運用を検討するのがおすすめです。
特徴⑥アーリーリタイア・FIREを目指している人
積立NISAをやめたほうがいい人の特徴の6つ目は、アーリーリタイア・FIREを目指している人です。
つみたてNISAは年間40万円しか積み立てを行えないので、つみたてNISAだけではFIREにはあまり貢献できません。
FIREとは「早期リタイア」を意味する言葉で、働けるうちにある程度高額の資産を形成し、その資産の運用益だけで経済的に自立することを目標とした考え方です。
FIREを達成するためには年間の生活費にもよりますが、5000万円以上の資産は必要になってくるので、年間40万円と積み立て金額が決まっているつみたてNISAでは、大きな貢献は期待できないでしょう。
そのため、FIREを目指すのであれば、働いて大きな収入を得るか、リスクを取って積立NISA以外の投資で大きく利益を得る必要があります。
積立NISAの後悔ポイント3選
積立NISAで後悔されやすいポイントはなんなのでしょうか。
積立NISAは、投資初心者向けの制度です。
投資初心者だからこそ、やりがちで後悔することが3つあります。
- 含み損が発生してすぐ途中解約すること
- 家計全体を考えずに積立額を設定すること
- 金融機関の窓口で積立NISAを始めること
①含み損が発生してすぐ途中解約すること
含み損が発生して慌てて途中解約すると、後悔します。
株式市場は、誰にも予測できません。急落することもあれば、急騰することもあります。たまたま売ったときが底値だったら、その後上昇した株価を見て後悔します。
長期投資のスタンスで始めるなら、その方針を貫きましょう。
短期的には損失でも、長期的に見れば利益になることもあります。
②家計全体を考えずに積立額を設定すること
家計の状況を考えずに積立額を設定すると、後悔します。
積立NISAは、長期的に一定額を積み立てて投資するのが推奨されています。
家計全体をみて黒字が安定していないにも関わらず、つみたてNISAを無理やり始めるのはおすすめしません。
つみたてNISAは、毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法を勧めている投資手法です。
毎月一定額が積み立てられない家庭では、積立NISAをやっている意味が半減します。
③金融機関の窓口で積立NISAを始めること
金融機関の窓口で積立NISAを始めるのは、おすすめしません。
銀行や店舗型の証券会社では、手数料や信託報酬が高い投資信託を勧誘してきます。
仮に、信託報酬が安いインデックスファンドでも、ネット証券の方がお得です。
わざわざ高い手数料や信託報酬を払ってまで、金融機関の窓口にお世話になる必要はありません。
積立NISAをやるべき人
積立NISAをやるべき人の特徴は、以下3つです。
- 長期的な視野で資産形成をしようと考えている人
- 将来の教育資金に対して備えようと考えている人
- 投資のリテラシーを0から身につけたい人
①長期的な視野で資産形成をしようと考えている人
長期的な視野で資産形成を考えている人にはおすすめです。
2024年からの新NISA(現:積立NISA)は、運用益が無期限に非課税になる口座なので、長期的な資産形成に向いています。
②将来の教育資金に対して備えようと考えている人
将来の教育資金に備えようとしている人にも、積立NISAはおすすめです。直近5年以内だと不安は残りますが、10年以上先の教育資金であれば有効です。
今のうちから資産形成のために積み立てておくことで、学資保険よりも大きなリターンを望める可能性があります。ただし、保険と異なりリスクのある商品なので、リスクを許容した上で投資してください。
③投資のリテラシーを0から身につけたい人
積立NISAは投資初心者向けの制度なので、投資のリテラシーを0から身につけたい人にもおすすめです。
毎月少額を積み立てることで、株式市場の値動きにも少しずつ慣れます。
少額投資なら、暴落があってもある程度冷静な目で見られるので、心に余裕を持って運用を続けることができ、投資の勉強にもピッタリです!
積立NISAで後悔しないために気をつけたいこと
積立NISAでリスクを減らす方法は、3つあります。
- 手数料が低いネット証券を選ぶ
- 取扱商品数が多い金融機関を選ぶ
- 適切な積立額を設定する
①手数料が低い金融機関・銘柄を選ぶ
手数料が低い、ネット証券のインデックスファンドを選びましょう。
ネット証券なら、信託報酬で年率0.1%未満、手数料無料の投資信託はあります。
支店のある金融機関は、どうしても手数料が高くなるのでおすすめしません。
②取扱商品数が多い金融機関を選ぶ
取扱商品数が多い金融機関を選びましょう。商品数の豊富さもネット証券が勝っているので、ネット証券でつみたてNISAを始めるのが無難です。
ネット証券でおすすめできる会社は、以下3社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
③家計全体を踏まえた適切な積立額を設定する
積立NISAは、家計全体を踏まえて適切な積立額を設定しましょう。
家計に余裕がなければ、つみたてNISAも続きません。
家計に余裕がない人は、通信費や保険料を見直して、積立NISAに安定的に投資できる体制を整えましょう。
NISA・積立NISAに共通する3つのデメリット・注意点
注意点①損益通算できない
株式や投資信託の損益は、利益になると税金がかかるため損益通算できるのが原則です。つまり、A社の株で20万円利益が出たとして、B社の株で20万円の損失が出れば、損益通算で税金は0円にできます。
NISAや積立NISAは、最初から税金がかからない口座になるため、損益通算は適用されません。NISAやつみたてNISAで得られた利益は他の口座で発生した損失との通算はできませんし、仮に損失が発生したとしても、他の口座で得た利益と通算はできません。
注意点②完全投資初心者には手続きが複雑
NISAや積立NISAは、投資初心者には少し手続きが複雑です。
NISAや積立NISAは、証券口座を開設するだけでは利用できず、証券口座開設と同時にNISA口座を開設するか、証券口座開設後にNISA口座を開設する必要があります。
ネット証券を利用している人は、マイナンバーを登録するだけで開設できるので、そこまで難しくはありません。ただし、慣れていない人には少々複雑に感じるでしょう。
注意点③新規購入だけが非課税
積立NISAは、新規購入だけが非課税になる制度といえます。
売り買いを繰り返しながら利益を得たい人には向いていません。
積立NISAをやめたほうがいい人におすすめ資産運用方法
積立NISAがおすすめできない人の場合は、どのような資産運用をおこなえばいいのでしょうか?
本項では、積立NISAがおすすめできない人に適した資産運用を紹介します。
積立NISAをやめたほうがいい人におすすめの資産運用は以下の通りです。
- 元本保証で運用したい人・・・定期預金・個人向け国債
- ハイリスク・ハイリターンで資産運用したい人・・・レバレッジ投資信託
それでは見ていきましょう。
元本割れしたくない人:定期預金
定期預金は定められた日までお金を引き出せない代わりに、普通預金より高い金利を得られるのが特徴です。
地方銀行や信用金庫では0.2%以上の金利がつく場合も考えられます。
元本保証がされており、安心して資産運用を行えます。
元本割れしたくない人:個人向け国債
個人向け国債は国が発行する個人向けの債券です。
国にお金を貸す制度で、こちらも普通預金より金利が高く、最低金利が0.05%保証されています。
積立NISAよりリターンが少ない場合が多いですが、絶対に元本割れしたくないという人は定期預金か個人向け国債を検討しましょう。
積極的に資産運用したい人:レバレッジ投資信託
リターンの大きい資産運用を目指す場合は、レバレッジ投資信託を検討してもいいでしょう。
レバレッジ投資信託とは、特定の指数に対して連動を目指す投資信託を、さらにレバレッジをかけることでハイリスク・ハイリターンで運用することを指します。
参照指数の2倍・3倍の運用を目指すので、うまくいけば大きな利益を得られますが、狙いが外れた場合の損失も大きいのが特徴と言えます。
また、インデックス投資と比べて手数料も高いので、投資初心者にはおすすめできません。
投資の知識があり、リスクを承知でリターンを短期で得たい人はレバレッジ投資信託を検討してみましょう。
積立NISAはやめたほうがいい?に関してよくある質問
質問①積立NISAがダメな理由は何ですか?
積立NISAがダメと言われている理由は、
- 元本保証がない
- 選べる投資先が少ない
のようなデメリットが原因です。
しかし、資産運用でリスクがないものなどなく、また、「選べる投資先が少ない」デメリットは初心者でもリスクが低くなるよう積立NISAで購入できる商品が金融庁の基準を満たした銘柄に限られているからです。
積極的に運用をしたい投資家の方には不向きかもしれませんが、投資初心者にとって積立NISAは始めやすいものでありダメな理由はありません。
質問②積立NISAは元本割れすることはありますか?
積立NISAは元本割れすることはあります。
しかし、金融庁の発表によれば20年間長期運用を行うことで元本割れの確率は0%に近くなるとも言われています。
そのため、仮に元本割れをしてしまっても焦って売却するのではなく長期運用を心がけることが大切です。
参考文献:金融庁
質問③積立NISAはメリットよりデメリットが多いですか?
積立NISAには
- 元本割れして損をする可能性がある
- 損益通算・繰越控除ができない
等のデメリットもありますが、元本割れは長期運用で可能性を下げるができ、損益通算等ができないが運用益が全て非課税になるといったメリットがあります。
また、従来「非課税枠に制限がある」「非課税枠の再利用ができない」といったデメリットがよく言われていましたが、2024年の新NISAへの改正によってこれらのデメリットは無くなりました。
以上の理由からも、積立NISAは始めるメリットの方が多いと言えます!
まとめ:つみたてNISAや資産形成の悩みはまずマネーキャリアで無料相談!
ここまで、つみたてNISAについて解説しました。
- 長期投資が前提の制度なので、短期投資狙いの人はおすすめしない
- つみたてNISAはネット証券がおすすめ
- 損益通算できないので、その点は認識しておくべき