「糖尿病でも保険に入れる?」
「糖尿病でも入れる保険のおすすめはどれ?」
とお悩みではないでしょうか。
結論、糖尿病でも保険加入することはできます。
ただし、過去の糖尿病の病歴や現在の症状によって細かく加入基準が設けられています。
そのため、自分の病歴や現在の症状に合わせて、どの保険を検討すべきかを知ることが大切です。
この記事では、糖尿病でも保険加入できる条件や、糖尿病でも入りやすい保険について紹介します。
糖尿病の保険の一時金についてや保険に加入できないケースについても解説するのでぜひご覧下さい。
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- 糖尿病でも加入できる保険を知りたい人
- 糖尿病の場合の保険の一時金について知りたい人
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※糖尿病を隠して保険に加入すると告知義務違反となるため注意しましょう。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
糖尿病だと保険に入れない?加入基準を専門家が解説!
結論から述べると、糖尿病と診断されても保険に加入できます。
ただし、加入時の条件や過去の糖尿病の病歴や現在の症状によって細かく加入基準が設けられており、加入できない場合もあります。
糖尿病でも加入できる可能性があり、検討すべき保険を種類ごとに解説していきます。
この記事を参考にすると、糖尿病に関する悩みを解消でき、保険の選び方や相談先を把握できます。
- 通常の生命保険や医療保険
- がん保険
- 引受基準緩和型保険
糖尿病の保険の加入基準
糖尿病の保険の加入基準を解説する前に、糖尿病について簡単に説明します。
糖尿病とは、インスリン(血糖を一定の範囲におさめるホルモン)が十分に働かず、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。
糖尿病には大きく4つの種類があります。
糖尿病の種類 | 特徴 |
---|---|
1型糖尿病 | インスリンが膵臓からほとんど出なくなり、 血糖値が高くなる |
2型糖尿病 | インスリンが効きにくくなったり、 出にくくなったりして血糖値が高くなる |
その他の特定の機序、疾患によるもの | 糖尿病以外の病気や、治療薬の影響で 血糖値が上昇して発症 |
妊娠糖尿病 | 妊娠中に初めてわかった、 まだ糖尿病には至っていない血糖の上昇 |
年齢によって発症リスクが異なり、男女とも30〜40代から増え始めます。
糖尿病が疑われる割合は、50代では男性約18%、女性約6%、60代男性は約25%、女性は約11%であり、糖尿病は年齢が上がるとともにかかりやすくなる病気です。
糖尿病の保険の加入基準は保険審査項目にあり、糖尿病でも加入できるケースと加入できないケースは以下のとおりです。
▼糖尿病における主な保険審査項目と加入可否のめやす
加入可否 | 主な保険審査項目 |
---|---|
加入できるパターン | 年齢 入院歴と医療データ |
加入できないパターン | 年齢 合併症の有無 既往症の有無 薬物治療の有無 健康診断数値(尿蛋白・クレアチニン等) |
表の通り、糖尿病だと加入できないパターンの審査項目が多いことがわかります。
しかし、2型糖尿病の方や重症化していないケースだと加入できる可能性が高くなるため保険を検討する際に確認する必要があります。
▼糖尿病でも加入できる保険会社の審査基準例
保険会社 | 年齢による判断 | 入院歴による判断 |
---|---|---|
A社 | 29歳以下は無条件加入ができない ※40歳以上であれば入院歴次第で 加入ができる場合がある | 5年を基点とし糖尿病による入院が なければ加入できる ※5年未満の場合健康診断の数値や年齢 により審査を行う |
B社 | 明確な規定はないが 若年者ほど厳しい審査を行う | 完治後2年が経過していれば 条件なしで加入できる ※現在治療中の場合は保険料の 引き上げにより対応 |
糖尿病でも入れる引受基準緩和型保険
そんなときに一時的に備える形で加入することをおすすめしています。
合併症や1型糖尿病で加入拒否された場合だと今後も加入できない可能性がありますが、年齢や入院歴などにより加入できない場合は時間が経てば通常の保険に加入できる可能性があります。
そのため定期的に保険の見直しを行い条件がいい保険を見つけていくことが大切です!
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健康診断の結果別、保険加入可否のめやす
健康診断の結果別に保険加入可否のめやすをまとめていきます。
糖尿病の保険加入で重要視される項目の優先順位は以下のとおりです。
- HbA1c>血糖値>尿値
HbA1cの数値基準
種類 | 期間 | 判断基準 | 数値基準 |
---|---|---|---|
HbA1c | 現在 | ①個別判断 ②要検討 ③加入不可 | ①~2.2% ②2.3~6.9% ③6.9~8.5% ※③は基本的に加入ができないことが多いが 診断後からの経過年数、年齢によって 加入できる可能性がある |
血糖値(mg/dl)の数値基準
種類 | 期間 | 判断基準 | 数値基準 |
---|---|---|---|
血糖値(mg/dl) | 現在 | ①年齢 ②初診後からの経過年数 | 年齢や経過年数によって細かい基準が変わるため 下記で詳細を解説します。 |
▼年代と初診後の経過年数ごとの基準の詳細
- 30代
a.初診後5年以内:~125mg/dlなら加入できる可能性あり
b.初診後5年以上:基本的に加入できない - 40~50代
a.初診後5年以内:~135mg/dlなら加入できる可能性が高い、インスリンの治療歴は影響なし
b.初診後5年以上:基本的に136mg/dlを超えると40~50代は加入が断られる可能性が高い(死亡保険、がん保険、介護・障害保険には加入できるパターンがある) - 60歳以降
a. 初診後5年以内:~135mg/dlなら加入しやすい
b.その他:136mg/dlを超えると医療保険に加入することは基本的にできないが、がん保険の加入には影響しないことが多い
糖尿病は保険に加入しづらくなる理由
糖尿病と診断されると通常の保険に加入しにくくなります。理由は、糖尿病による入院や手術、死亡リスクが高くなるからです。
糖尿病が続くと起こる死亡リスクの高い病気
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 閉塞性動脈硬化症
また糖尿病が長く続くと視力障害や失明、腎不全などを引き起こす可能性があります。
(参照:糖尿病 - 厚生労働省)
このように糖尿病は合併症や他の部位に影響しやすい病気の1つであり保険会社からはリスクの高い病気として判断されています。ですので、直近5年以内の手術や入院歴、過去の合併症や治療内容を加入審査にしていることが多いのです。
1度持病や手術があると保険に加入しにくくなることがあります。程度によりますが糖尿病もリスクの高い病気と判断されることが多く保険に加入しにくくなることを理解しておきましょう。
持病保険専門のマネーキャリアでは業界トップクラスの取扱保険会社数の中から糖尿病と診断されたことがあるあなたでも加入しやすい保険を厳選して提案いたします。
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【補足】1型糖尿病だと保険に加入しづらい
一般的に1型糖尿病だと通常の保険に加入するのがむずかしくなります。
なぜ1型糖尿病だと保険に加入しづらくなるのでしょうか?
それは、治療費用が2型糖尿病よりも高い傾向にあるからです。
一般的に糖尿病の種類は3つあります。
- 1型糖尿病
- 2型糖尿病
- その他(妊娠糖尿病など)
※今回③は省きます。
種類 | 治療内容 | 治療費用 |
---|---|---|
1型糖尿病 | 薬物治療 | 高額 |
2型糖尿病 | 運動治療 食事治療 ※必要に応じて薬物治療 | 少額 ※薬物治療を行ったり 慢性化すると高額に |
糖尿病でも保険に加入するための選び方
糖尿病と診断されてどんな保険を選べばいいのかわからない、、
加入しやすい保険を選ぶべき?
保険料が高くても保障は充実させたほうがいい?
こんな悩みを相談される声をよくいただきます。
そこでここでは糖尿病持ちの方の保険の選び方や重視すべき点をわかりやすくまとめていきますので参考にしてください。
①加入しやすい保険で選ばない
糖尿病持ちの方の保険選びのポイントは加入しやすい保険で選ばないことです。
糖尿病持ちの方の保険を解説した記事に引受基準緩和型や無告知型保険などを紹介している記事もあります。
しかし、保険は買い切りでなく備えを続けていく買い物です。
そのため加入しやすいからといって「持病があっても入れる保険」という謳い文句につられず一般の保険から検討することがおすすめです。
糖尿病は特に過去の治療状況や現在の入院状況によって細かく加入基準が設けられています。限定的な保険会社であれば加入できる可能性があります。
持病保険専門の保険代理店や取扱保険会社数の保険会社で加入診断してもらえれば加入しやすい保険が見つかる可能性があります。
②再発リスクが低ければ限定的な保障を検討する
糖尿病と診断された方の中には再発リスクが低いまたは完治して数年経っている、軽度の糖尿病である方が多いです。
そのため、再発リスクが低い場合は限定的な保障でも加入を検討することがおすすめです。
糖尿病で過去に合併症がない方や薬物治療を行なっていない方などは一般の保険でも加入しやすい傾向にあります。
年齢的な理由(29歳以下は加入がしにくい)や現在の健康状態など糖尿病以外の審査もあり保障が限定される場合もありますが、再発リスクが低いのであれば保障が限定的でも加入を検討することが大切です!
③糖尿病の引受基準に詳しい専門家に相談する
糖尿病と診断された方で保険に加入したい方は引受基準に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
糖尿病は生活習慣病の1つでもあるため、健康診断の結果を細かく保険会社に見られる傾向にあります。
糖尿病と診断された方の加入基準となる項目 |
---|
血圧値、心電図、尿、肝機能(GOT、GPT等)、脂質(LDL、HDL、中性脂肪) 糖代謝(血糖値、HbA 1c)、尿酸値、眼底検査 |
加入基準となる項目の数値が多い分、
「A社では加入できなかったのにB社なら本当は加入できたのに、、」
となるケースが多いです。
そのため過去に糖尿病と診断された方の保険選びは持病の引受基準に詳しい専門家に相談しながら最適な保険を提案してもらうことがおすすめです!
持病保険専門のマネーキャリアでは見逃さない保険選びを推進しています!
「もっといい条件の保険があったのに、、」
「保険料をおさえて保障が充実した保険が出てたなんて、、」
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糖尿病でも利用できる公的保障制度
高額療養費制度
「高額療養費制度」は糖尿病と診断された方でも利用できる公的保障制度の1つです。
- 糖尿病の医療費や治療費用が上限額を超えたら超えた分が支給される制度です。
糖尿病とは
糖尿病とは高血圧やメタボリック症候群などと同じく、生活習慣病の一つです。自覚症状の乏しい病気ですが、適切な治療が行われなかった場合には数年~十数年の経過で血管が傷害され、手足の感覚障害や視野障害、腎機能障害を起こしたり、脳梗塞や心筋梗塞を誘発したりします。糖尿病は日本人の8人に1人、70歳以上では5人に1人が罹患している有病率の高い病気であり、病気をよく知って予防していくことが重要ですので、今回は糖尿病についてご紹介いたします。
糖尿病とは
糖尿病とはインスリンの分泌不足やインスリン抵抗性が上昇すること(インスリンの働きが悪くなること)で血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは細胞へのブドウ糖を取り込みや肝臓や筋肉でのブドウ糖の貯蔵を促すホルモンで、このホルモンの働きが不十分となることで糖尿病を発症します。
ブドウ糖は細胞の栄養源としてなくてはならないものですが、血糖が高い状態が続くと血管が障害されて、手足の感覚が鈍くなったり(糖尿病性ニューロパチー)、視野が欠けたり(糖尿病性網膜症)、腎臓の機能が低下したり(糖尿病性腎症)と様々な合併症が出現します。また、尿路感染症などの要因になったり、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたりすることもあります。
これらの合併症を引き起こさないためには予防や早期の診断・治療が重要です。生活習慣の見直しと定期的な健康診断により、予防や早期発見に努めましょう。
糖尿病の主な症状
糖尿病の発症早期には自覚症状は乏しいですが、高血糖により、喉が渇きやすくなり、尿量が増えたり、疲れやすくなったりすることがあります。また、蛋白尿となって尿が泡立ちやすくなります。膀胱炎などの尿路感染症を合併した場合には、排尿時に陰部に違和感ある、尿が濁っている、頻回にトイレに行きたくなる、尿意を感じてもトイレでなかなか排尿ができないなどの症状が出現します。
発症から5年以上経過すると、末梢神経や眼、腎臓の障害による症状も出現するようになります。末梢神経障害では手足の先端から順に感覚が鈍くなり、歩行中に地面の感覚がわからないなどの症状が出現します。眼の障害では網膜出血などにより視野が欠け、視力が低下します。この目の見えにくさは近視などと違い、コンタクトやメガネなどで矯正できないため、注意が必要です。腎臓の障害では体がむくみ、ひどく疲れやすくなります。
糖尿病の平均入院期間
糖尿病の診断や治療は主に外来への通院で行いますが、HbA1cが10%を超えるような血糖コントロールの非常に悪い方や外来での治療で改善が乏しい場合には約2週間の入院での治療を行います。
入院中は栄養管理や内服薬やインスリン皮下注射により治療を行いながら、糖尿病を解説したビデオの視聴などで治療の必要性をご理解いただき、退院後の生活習慣を改善するための各種指導(栄養指導など)を行うことで、自宅でも食事療法や運動療法を継続できるようにしています。
糖尿病の傾向に対する専門家の意見
また男性女性別に「糖尿病が強く疑われる者(20歳以上)」の割合を見てみると40代後半から男性女性ともに発症する人数が増えていることがわかります。
(参照:令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要 - 厚生労働省)
糖尿病の方の保険に関するアンケート調査結果
糖尿病でも加入できる保険は多いと思いますか?
糖尿病になった後の保険加入についてどのような意識がありますか?
糖尿病後の保険加入のしやすさについての意識調査を行なった結果です。
糖尿病後に保険に加入できましたか?
糖尿病後に保険の加入を検討した方に加入できたかどうか調査を行なった結果です。
加入できた保険の種類を回答してください【加入した方の回答】
糖尿病後に保険に加入できた人の保険の種類の比率をアンケートで調査しました。
糖尿病後の保険選びで1番大変だったことは何ですか?
糖尿病でも保険に加入できた人に保険選びで一番困ったことのアンケート結果です!
糖尿病後の保険加入について持病保険のプロに相談したいと思いますか?
糖尿病で保険選びに困った方向けに持病保険のプロに相談したいと思うかアンケートを行なった結果です!
糖尿病で保険加入に困った人の声
これまで糖尿病の引受基準についてわかりやすく解説してきました。
持病保険専門のマネーキャリアでも糖尿病の保険加入でお悩みの方の相談が増えてきています。
そこで糖尿病で保険加入に困った人の声や口コミをまとめたので、過去に相談された方がどのようなお悩みを持っていたのか参考にしてみてください!
すぐに保険加入について相談したい方はマネーキャリアの無料相談を有効活用してみてくださいね!
30代女性
糖尿病と診断されてから適切な保険を選ぶのに時間がかかりました
50代男性
糖尿病でも保険に入りやすくするためのアドバイスがほしかった
正直、糖尿病の既往症で保険加入ができるとは思っていなかったです。しかし担当のFPに加入時に必要な医療証明書や健康診断書をみてもらい加入できる可能性のある保険を何社か選んでもらいました。自分では保険に加入するために何をすればいいかわからなかったので事前にアドバイスもらえたのがとてもよかったです。
糖尿病の保険加入でよくある質問
Q.糖尿病でも入れる保険の保障は安いってほんとですか?
糖尿病と診断された方が加入できる保険の保障は安くなりがちです。
また、加入には制限が設けられるケースが多いです。例えば、保険料が割高になったら保障範囲が限定的になったりします。
保険に加入できても負担は大きいのに保障は手薄という状態にならないよう加入前に持病保険のプロに相談しながら意思決定をすることが大切です。
Q.保険加入後に糖尿病になったら給付金はもらえますか?
基本的に保険加入後に糖尿病になっても給付金を受け取ることができます。
- 糖尿病で入院したときは、入院給付金
- 糖尿病で働くことができなくなったら就業不能保険の保険金
- 入院以外でも一時金特約がついて入れば糖尿病でも一時金をもらうことができます
Q.糖尿病が心配です。医療保険に加入するときに注意することなどありますか?
糖尿病に備えた保険選びで注意することは2つあります。
1つは生活習慣病一時金特約をつけることです。
医療費が高くなりがちな生活習慣病の通院費やその他の費用をじゅうぶんにカバーすることができます。
2つ目は長期入院に備えた入院給付金です。
貯金や収入状況とのかねあいになりますが医療費にどこまで回せるのかということと糖尿病の平均入院日数(平均33日)を考慮して算出していくことがおすすめです。
まとめ:糖尿病の保険でお悩みならマネーキャリアの無料相談がおすすめ!
当記事では糖尿病と診断されても保険に加入できるのか不安な方に向けて
- 検討すべき保険の種類
- それぞれの加入基準
糖尿病と診断されてから、いろいろな保険会社に問い合わせをしてみたのですが、私の既往症が原因で加入を断れることが多くありました。加入できたとしても保険料が高めに設定されてしまうことが多く保険選びに時間がかかりましたが持病保険専門と聞いてマネーキャリアさんで相談させてもらって加入できそうな保険をピックアップしてもらえたので助かりました、、