積立NISAは月いくらがおすすめ?平均額や月いくらまで積立可能かを紹介のサムネイル画像

▼この記事を読んで欲しい人

  • 積立NISAを月いくらにしようか悩んでいる人 
  • 積立NISAの平均額を知りたい人 

内容をまとめると

▼内容をまとめると...

  • 積立NISAは年間40万円まで投資可能
  • 年代や収入に応じて月いくらか決める
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現行の積立NISAでは満額で月33,333円まで積立が可能です。しかし、自分はいくら積み立てるべきなのかなど特に投資初心者にとっては不安ですよね。この記事では、20代30代等の年代別投資額の目安や、金額設定のポイントを解説します!月いくら

この記事の目次

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積立NISAでは月いくらまで積み立てられるの?満額はいくら?


2023年までの積立NISAは年間40万円が上限です。


よって、以下の計算式のとおり月に33,333円までを非課税で運用ができます。

40万円÷12カ月≒33,333円

40万円を超えて投資しようとしても金融機関側の設定で不可能となっています。


積立NISAは比較的少なめの金額で長期的に積み立て、分散投資を支援する目的で誕生したため、上限額が決められています。


月いくらまで利用できるかわかったところで、以下の疑問やポイントも紹介しながら積立NISAについてさらに深堀りしていきましょう。

  • 月100円からでも始めることができる
  • 証券会社によって金額が異なる?
  • 新NISAで上限額は変わる?

月100円からでも始めることができる

積立NISAをいくらから投資できるかは金融機関によって違いますが、月100円から始めることも可能です。


とくに大手のネット証券では100円から投資できるところも多く、一部を以下の表にまとめたので参考にしてください。

大手ネット証券最低金額と単位
SBI証券100円以上
1円単位
楽天証券100円以上
1円単位
松井証券100円以上
1円単位
マネックス証券100円以上
1円単位
auカブコム証券 100円以上
1円単位

投資に不安や抵抗を感じる場合でも、100円なら気軽にスタートできるでしょう。


手元にまとまったお金が無くても開始できるので、月いくらにしようか悩んでいた方は、投資の勉強もかねて検討してみてくださいね。

証券会社によって金額が異なる?

積立金額の上限は年間40万円と決まっているので、どの証券会社でも同じです。


ただし、積立できる最低金額が違うため金額が変わってきます。


100円以上1円単位の金融機関では月に33,333円投資できるので、1年で最高で39万9,996円まで積み立てが可能です。


しかし、一般的な銀行では1,000円単位が中心のため、月に33,000円に減ってしまいます。


そのため、金融機関の最低金額に応じて、年間約4,000円の差が生じます。少しでもギリギリを狙いたいならば、ネット証券での口座開設をおすすめします。

新NISAで上限額は変わる?

新しく始まるNISAは、1年間に非課税で運用できる枠の上限額が120万円に変更されました。


よって、以下の計算式のとおり月に10万円まで運用が可能です。

120万円÷1年(12ヵ月)=10万円

また、2023年までは一般NISAと併用は不可でしたが、新NISAでは積立投資枠と成長投資枠をどちらも利用できます。


もしも2つとも利用した場合は、最大で360万円まで年間投資枠が拡大されます。

【目安】積立NISAの平均積立額は?


積立額を月いくらにしようか悩む方に、積立希望額に関するアンケート結果を紹介します。


一般社団法人投資信託協会の「投資信託に関するアンケート調査報告書」によると、2022年のNISAの積立投資希望額は、平均で2.9万円でした。

NISAでの月次積立投資希望額

NISAでの月次積立投資希望額

2019年では平均1.9万円だったため、年々増加していることがわかります。


ただし、あくまでも希望額のため、全員がこの金額で積み立てているわけではありません。


人によって貯金額や収入は異なるため、無理のない範囲で運用をすることが大切です。


月いくらにしようか悩んでいる方は、年代別のおすすめ金額を後ほど紹介しているので、このまま読み進めてくださいね。

積立NISA月いくらで利益が増える?積み立てシミュレーション


月いくら積み立てれば資産がどのように増額するのか、さっそく確認していきましょう。なお、金融庁のサイト上にある資産運用シミュレーションから気軽に試算できます。


以下の金額で利益を想定して紹介するので、月いくらからにするか参考にしてください。

なお、年利3%で運用したケースを紹介します。

  • 月5,000円の場合
  • 月10,000円の場合
  • 月20,000円の場合
  • 月100,000円の場合

月5,000円の場合

10年後の結果は以下のとおりです。なお、10年目以降は画像はご覧ください。
  • 年利:3%
  • 元本:60万円
  • 運用収益:9.9万円
  • 合計:69.9万円

月5,000円でも積立NISAをやってみる価値はあるでしょう。

初めて投資をする方は、少額からでもおすめです。

月10,000円の場合

10年後の結果は以下のとおりです。なお、10年目以降は画像をご覧ください。

  • 年利:3%
  • 元本:120万円
  • 運用収益:19.7万円
  • 合計:139.7万円


5,000円と比較すると、積立金額は2倍ですが運用収益は2倍以上です。

複利効果によって効率的に資産を増やせます。

月20,000円の場合

10年後の結果は以下のとおりです。なお、10年目以降は画像をご覧ください。

  • 年利:3%
  • 元本:240万円
  • 運用収益:39.5万円
  • 合計:279.5万円

1万円と比較すると、差の大きさがわかります。

コツコツと運用することが大切です。

月100,000円の場合

5年後の結果は以下のとおりです。10・20年後は画像を掲載しています。

  • 年利:3%
  • 元本:1,200万円
  • 運用収益:197.4万円
  • 合計:1,397.4万円


それなりの金額の用意は必要ですが、元本が大きいほど効果を発揮できます。

2024年からの新NISAで、月に10万円積み立てようと考えていた方は参考にしてください。

月いくらの投資額が良い?金額設定のおすすめポイント


積み立てる金額が多く、運用年数が長いほど積立NISAの恩恵は大きくなります。

しかし、月にいくらから投資しようか悩む人もいるでしょう。

金額設定をする際は、以下の項目を参考にしてください。
  • 目標金額と、運用年数から計算してみる
  • 無理なく毎月納められる額を設定する
  • 迷ったら少額からでもok
それぞれ解説します。

目標金額と、運用年数から計算してみる

積立金額を先に設定するのではなく、目標とする金額を決めてから年数を逆算し、月いくらにするか決めるのもおすすめです。


投資の目的は人によって異なるため、何年後までにいくら欲しいのかを考えましょう。計算方法は以下のとおりです。

目標とする金額÷運用年数÷12ヵ月=毎月の積立金額

上記の計算式は想定利回りを0%としていますが、3~5%で運用できれば早めに目標に到達します。


運用年数が長いほど複利の効果で金額は大きくなるので、さまざまな状況を考慮して月いくらにするか決めましょう。

無理なく毎月納められる額を設定する

積立NISAは一括で購入するのではなく、長期積み立てを支援する制度です。

長期間運用すると複利効果で雪だるま式に資産が増えていくので、リスクを軽減できます。

しかし「金額が大きいほど運用益が発生する」と思い、ギリギリの生活をしてまで積み立てるのは推奨しません。

なぜなら、積立が続けられず途中でやめてしまえば、運用がストップして複利効果を十分に得られないからです。

運用期間が長いほどメリットを享受できるので、無理のない範囲で月いくらかを決めることが重要です。

迷ったら少額からでもOK

少額からでも投資の効果を得られるので、月いくらでもやらないよりはやったほうが良いでしょう。

先ほどのシミュレーションでも紹介しましたが、たとえ月に5,000円でも投資の効果を得られます。

ただし、継続して運用することが大切です。

複利とは元金と利息の合計金額に対してさらに利息を計算するため、効率的に資産を増やせます。

もちろん、積立額が多いほど投資効果も大きくなりますが、少額でも銀行に預金するよりはメリットが大きいでしょう。

途中で積立NISAの金額変更はできるの?


積立NISAは、途中で積立金額を変更できます。


上限額以内であれば金額を自由に変えられるので、新NISAでは月に10万円までの範囲で自由に変えられます。


変更方法はさまざまですが、ネット証券だとスマートフォンからできます。


ライフプランや家計の状況に合わせて臨機応変にできるので、突然の大きな出費が発生しても安心です。


資産運用は家計に影響を及ぼさないよう、無理のない範囲で行うのが重要です。 貯金を切り崩してまで積み立てるのは、得策とはいえません。


ただし、金額の変更で年間上限額の120万円に到達しなくても、余った分を翌年には繰り越せないので注意してください。

月どのくらい積み立てるのがおすすめ?年代別に紹介

金額は月いくらにすべきか、どのくらいが良いのか迷うかもしれません。
そこで年代別に金額の目安を紹介します。
理由も含めて解説するので、ぜひご覧ください。

  • 初心者・大学生向け
  • 20代(新社会人)向け
  • 30代以上向け

初心者・大学生向け

投資を初めて行う場合は、月いくらに設定しようか特に悩むでしょう。


初心者の方は月5,000円程度からスタートしてはいかがでしょうか。


大学生もアルバイトの収入で運用するならば、月5,000円と少なめにしておくのが良いでしょう。


無理に高めの金額を設定してしまい、生活や学費に支障をきたしてはいけません。サークルや部活動で突然出費が発生する機会も考えられます。


投資上限額内であれば途中から金額を増やすことも可能なので、無理のない範囲で月いくらかを決めて積み立てましょう。

20代(新社会人)向け

20代の平均給与は22~30万円なので、10%であれば月に2万円です。


ただし、働き始めたばかりの新社会人は十分に貯蓄がない点を考慮して、月に1万円を推奨します。


人によって会社の給料やライフスタイルはさまざまです。一人暮らしか実家暮らしかでも、出費額や貯金に回せる金額は変わります。


生活防衛費を含めてある程度の金額は手元に残しておき、余裕があれば積立に回すとよいでしょう。


収入と支出のバランスを考慮して、月いくらにするか設定してください。

30代以上向け

30代以上になると、仕事や生活が安定する人も多いでしょう。


資金に余裕がある場合は、満額の33,333円がおすすめです。


ただし、30代は結婚や出産、住宅や車の購入など大きな出費が発生するかもしれません。子どもがいる家庭では、養育費や教育費も必要となります。


40代や50代で子育ても一段落つき、生活も落ち着いてきたら金額を増やしてもよいでしょう。


「今さら積立NISAを開始しても遅いのでは」と不安に思う必要はありません。


月いくらでも構わないので、少しでも早めに始めることが重要です。

積立NISAで資産を増やすために意識したいこと2選


積立NISAで資産を増やすために意識したいことは以下の2つです。
  • 長期的に継続する
  • 銘柄選定をする
「元本割れのリスクがあるのなら踏み出せない」とためらう方は、ぜひご確認ください。

長期的に継続する

長期投資をすると元本に加え利息額にも利子がつくため、雪だるま式にお金が増えていきます。


そのため、期間が長いほど複利効果を大きくできます。


積立NISAは途中解約できますが、すでに利用した非課税枠は復活しません。


最長20年間ある非課税期間を十分に活用できず、売却しても年間40万円の枠も再利用できません。


急にお金が必要になったときは仕方ありませんが、一時的に金額が増えてもすぐに解約をせずに継続がすることが大切です。


積立が厳しくなれば、一時的にストップさせるか金額を減らしてもよいでしょう。

銘柄選定をする

積立NISAはおよそ250ある銘柄から投資先を選定するので、どれを選べばよいか迷うかもしれません。


ただし、成長が見込めない資産を選択すると元本割れして損をする可能性があるため、銘柄を決める際は慎重に検討しましょう。


また、投資先を一つに絞ると暴落したときのリスクが大きくなるので、分散させることが大切です。


ネットで情報収集するのも手段の一つですが、プロに相談するのもおすすめです。


専門家のアドバイスも交えながら、投資先と月いくらにするかを決めてみてはいかがでしょうか。

まとめ:積立NISAの月々の積み立てで資産形成をしよう


2023年末までの積立NISAは年間40万円、月に33,333円まで投資が可能です。


複利効果を得るために少しでも早めに積み立てを行い、長期間運用することがポイントです。


「月いくらにすべきか相談したい」、「積立NISAについてもう少し詳しく知りたい」と思う方はマネーキャリア無料FP相談サービスをぜひご利用ください。


FP資格を持つプロが、NISAについてのお悩みを解決します。


納得いくまで何度でも相談ができるので、不安を解消してから積み立てを開始できます。


マネーキャリアではNISAに関する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

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記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。