
- 投資でのポートフォリオについて詳しくなりたい人
- 積立NISAで自分に合ったポートフォリオを組みたい人
- 年代に合ったポートフォリオを知りたい人
内容をまとめると
- ポートフォリオは、資産の配分のこと。リスクを下げるために組むもの
- リスクとリターン、コストを理解してポートフォリオの銘柄を選ぼう
- 分散投資でリスク管理ができるポートフォリオを作成するのが大切
- ポートフォリオのおすすめ選定基準は「長期運用・純資産高・運用コスト」
- ライフステージが変わるのに合わせて、ポートフォリオの定期的な見直しを!
- ポートフォリオ作成のお悩みは、マネーキャリアに相談がおすすめ!
- マネーキャリアは3,000人のFPが在籍!無料相談でご自身最強のポートフォリオを作成しよう!
積立NISAを始めたいけどどのように投資するべきかわからないという方もいるのではないでしょうか。そのような時におすすめなのが目的・目標別にポートフォリオを作成することです。この記事では、ポートフォリオ作り方のポイントや年代別のポートフォリオ例を公開します。
この記事の目次
目次を閉じるそもそも積立NISAのポートフォリオとは?
投資についての記事で、ポートフォリオという言葉が盛んに使われているのを見かけますね。
この言葉の意味、ご存じでしょうか。
投資の世界では、
- ポートフォリオ=自分が投資する金融資産の組み合わせ
つまり、どんな資産をいくら運用しているかという資産配分のこと。
積立NISAは取り扱い対象が投資信託のみ。
投資信託は、多様な国の多様な資産が詰め合わせてある金融商品です。
つまり、投資信託を購入した時点で、自然と分散投資していることになりますね。
株式など他の資産と比較して、低リスク低リターン。
長期運用で利益を得ていく商品です。
では、積立NISAのポートフォリオを考える場合、どのような投資信託を選べば正解なのでしょうか。
一緒に最強のポートフォリオ構築を目指しましょう。
ポートフォリオを組む目的
- 新興国A国のB社の超高利率の株式のみ、100%投入
- A国B社の株式40%、全米株式を組み込んだ投資信託60%
- A国でクーデターが起き国中が混乱に陥った場合…
- B社の株が暴落した場合…
積立NISAのポートフォリオで選べるファンドの種類は?
- 指定インデックス投資信託:209本
- アクティブ運用投資信託等:34本
投資信託 | 株式型 | バランス型 |
---|---|---|
国内 | 46本 | 5本 |
国内+海外 | 24本 | 100本 |
海外 | 64本 | 2本 |
最強なポートフォリオを組むためのポイント4選!
さて、投資においてポートフォリオを組むことの重要性と、積立NISAでどのような銘柄の投資信託を選ぶことができるのかについてお伝えしました。
人生の3大資金と呼ばれる、教育資金、住宅資金、老後資金…
生活だけでなく、人生を楽しむお金も必要。
それをすべて叶えるためのポートフォリオは、どのようにして組んだらよいのでしょうか。
ここからは、実際に組んでいくための準備にとりかかりましょう。
最強のポートフォリオを積立NISAで組むためのポイントを、4つご紹介します。
- 目的と目標・期間を決める
- 分散投資を意識する
- ライフステージを意識する
- シミュレーションをしてみる
ポイント①目的と目標・期間を決める
はじめに、目的と期間を決め、投資の目標を設定しましょう。
子どもの教育資金が必要だ!
老後資金を準備したい。
貯蓄と別に、旅行や趣味に使うためのお金も…
心の中で、さまざまな要望があるはず。
それをいつまでに、どれだけ必要なのかという要素を加えて書き出してみましょう。
- 7年後の子どもの受験までに、教育資金を500万円準備する
- この10年で、夫婦での旅行や趣味のための資金、300万円ほど作っておきたい
- 25年後に定年退職。それまでに老後資金を2000万円貯える
これで、具体的になりましたね。
目的・期間・金額が決まると、おのずと積立NISAで投資すべき資産や積立金額、めざす利回り、選ぶ銘柄がわかってきます。
これをもとに、ポートフォリオを組み立てていきましょう。
ポイント②分散投資を意識する
地域 | リスク |
---|---|
先進国 | 低 |
新興国 | 高 |
資産の種類 | リスク |
---|---|
株式 | 高 |
REIT(不動産) | 中 |
債券 | 低 |
- 同じ種類の資産にかたよる=値動きが似る
- 同じ地域(国)にかたよる=地域事情に左右される
ポイント③ライフステージを意識する
- 20代…まだ独身。積立NISAで将来にむけて資産形成しよう
- 30代…そろそろ結婚?子供の教育資金や、住宅資金が気になる
- 40代…子供の教育資金に手いっぱい、でも、老後資金は?
- 50代…老後も視野に入ってきた。iDeCoと併用してみようか
- 60代…定年退職。夫婦でのんびりしたい。堅実な運用を続けよう
ポイント④シミュレーションをしてみる
- 7年後の子どもの受験までに、教育資金を500万円準備
7年後の 最終積立額 | 年利4% 積立額/月 | 年利5% 積立額/月 |
---|---|---|
500万円 | 51,677円 | 49,836円 |
ポートフォリオに入れたい銘柄の特徴3選

- 長期での成長が見込める銘柄
- 純資産残高が大きい銘柄
- コストを抑えることができる銘柄
長期成長が見込める銘柄
- ドル=コスト平均法(積立購入を続けることで購入コストを下げる)
- 複利効果(利益の元本組み入れにより投資効果が飛躍的に上がる)
純資産残高が大きい銘柄
- 純資産残高=資産の時価総額ーコスト
コストを抑えることができる銘柄
- 購入時手数料
- 信託報酬… 運用に関わる各会社への報酬。資産額×割合
- 信託財産留保額… 実質的な解約手数料
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド… 0.0938%程度
- フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド… 1.045%
銘柄は上記で紹介した以外にも様々な種類があります。
しかし、自分で銘柄を全て調べたり比較することは困難ですし、大変です。
そのような時は、自分専用の最強ポートフォリオを作成するためにもプロの専門家に相談してみることもおすすめです!
マネーキャリアではFP資格を保有している専門家に無料でオンライン相談をすることができます!
満足度98.6%のオンライン相談をぜひご利用ください。
年代別ポートフォリオの組み方例を紹介!

さて、ポートフォリオの重要性と、組み入れるべき銘柄がわかってきましたね。
同じ積立NISAの銘柄でも、よりハイリスクハイリターンなものにするのか、それとももっと安定志向の銘柄に変更していくのか。
- 【20-30代】資金形成したい方
- 【30代】教育・老後の資産形成に
- 【40-50代】安定的な収益を求める方に
【20-30代】資金形成したい方におすすめポートフォリオ
国 | リスクとリターン |
---|---|
先進国 | 低 |
新興国 | 高 |
種類 | リスクとリターン |
---|---|
株式 | 高 |
REIT(不動産) | 中 |
債券 | 低 |
- SBI・V・全米株式(SBI証券) 100%
【30代】教育・老後の資産形成におすすめポートフォリオ
- つみたて先進国株式(三菱UFJ国際投信) 100%
【40-50代】安定的な収益を求める方におすすめポートフォリオ
ポートフォリオを組むときの注意点とは?

さて、年代別の戦略などを通じて、あなたにとっての理想的なポートフォリオの組み方がだんだん見えてきたでしょうか。
ではここで、積立NISAのポートフォリオ構築についての注意点を、3つお教えします。
- iDeCoとの併用も視野に入れる
- 完璧を求めない
- 定期的に作成したポートフォリオの見直しを
これを守って積立NISAの構築ができれば、最強のポートフォリオを目指すことができるでしょう。
注意点①iDeCoとの併用も視野に入れる
積立NISAで構築したポートフォリオも、非課税期間の20年が過ぎれば、資産は課税口座に移され、以降は20.315%の所得税がかかってしまいます。
そこで、iDeCoとの併用を考えてみましょう。
iDeCo(確定拠出年金)とは、こんな制度です。
- 国が作った私的年金制度で、月5,000円~の積み立てをし、自分で運用
- 老後資産の確保を目的とし、60歳以降に年金か一括で払い出し
- ずっと非課税で運用できる
注意点としては、
- 原則として60歳以上にならないと、払い出しができない
つまり、自由に払い出しができるが非課税期間が有限な積立NISAは、iDeCoと併用することで弱点を補いあえるのです。
積立NISAでの非課税期間が近づいたら、資産を売却し、資金をiDeCoに移すなどして上手に併用していきましょう。
注意点②完璧を求めない
そして、完璧を求めないことが大切です。
最強のポートフォリオは、すぐに作れるものではありません。
それは、あなたにぴったりのポートフォリオこそが最強だからです。
自分にどんな銘柄が向いているのか、月いくらの資金投入なら生活とのバランスがとれるのか、という試行錯誤が必要です。
積立NISAは、国が投資初心者のために用意した少額投資制度。
そのため、
- 20年の長期非課税期間
- いつでも引き出し自由
- 積立額、積み立て銘柄の変更がすぐできる
というメリットが用意されています。
少しずつ経験を重ね、資産の銘柄や配分を変えていくことで、最強のポートフォリオが完成していくと考えましょう。
注意点③定期的に作成したポートフォリオの見直しを
完璧と思えるポートフォリオも、定期的に見直しが必要です。
投資信託は毎日価格変動していくため、間隔を決めてメンテナンスをしましょう。
見直しの際のポイントは…
◆運用による資産配分の変化をチェック
- 新興国株式30%、先進国株式70%のはずが、5:5になってきた!
この場合は、積立額を変えることで調節しましょう。
長期保有を念頭に置き、積み立ての配分で徐々に修正をかけるのです。
◆積立をやめた銘柄も、すぐ売らない
- 違う銘柄を買いたいけど、今の銘柄は売る?
また、売却して新規購入する場合も、非課税枠に算入されるので、その点に注意です。
こうして、状況にあわせ柔軟に変化していくポートフォリオこそが、最強のポートフォリオといえるのかもしれませんね。
ポートフォリオに迷ったら「おまかせNISA」を活用しよう

とはいえ、ポートフォリオを構築するには、かなりの手間がかかります。
積立NISAの場合、
- 投資信託の銘柄の組み合わせを選ぶ
- どれくらいの金額を購入するか決める
- 実際の積立の設定と実行
- 定期的なポートフォリオの見直し
という手順が必要となってきます。
忙しい毎日ですべてを自分で行うのは、なかなか難しそうですね。
そんな方は、思い切ってロボアドバイザーの導入を考えてもいいかもしれません。
ロボアドバイザーを一言でいうと…
- 投資したい人の代わりに、資産運用の代行をしてくれるサービス
ロボアドバイザーには、たくさんの種類がありますが、その中でも、今回ご紹介するのはおまかせNISA(ウェルスナビ)です。
おまかせNISAとは
では、ウェルスナビのおまかせNISAとは、いったいどのようなサービスなのでしょうか。
- 利用者がリスク許容度を設定、それに合った理想的な資産配分を自動で構築
- 6〜7本のETF(上場投資信託)を選定、世界約50カ国の12,000銘柄へ分散投資してくれる
- ポートフォリオの見直しも自動、配分の調整も!
このサービスに採用されている金融アルゴリズムは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づくもの。
いわば、投資の頼れる代理人。
忙しい人や、最初から自分で運用するのは…という方の、心強い味方となってくれそうです。
※注意※
2023年中におまかせNISAの利用を開始したい方は、2023年11月末までを目安にお申し込みくださいね!
ポートフォリオ(資産配分)の作成に困ったら専門家へ相談がおすすめ
さて、ここまで積立NISAのポートフォリオ形成についてお伝えしてきましたが…
10年後の子供の教育資金を用意するのに、積み立てる投資信託はどんな銘柄がいい?
25年後の定年退職にむけて、積立NISAとiDeCoを併用したいけれど、どうしたら?
運用を始めると、どう判断していったらいいかわからないことも多いはず。
そんな時は、まよわずマネーキャリアのFPにご相談を!
女性FPも多数在籍し、電話対応時間は9:00~21:00ととても利用しやすいんです。
おまけに、何回相談しても無料。
ぜひ、あなたの資産運用に役立ててくださいね。
まとめ:積立NISAのポートフォリオを組んで計画的な運用を目指そう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、積立NISAのポートフォリオの作り方や、年代別のおすすめポートフォリオをご紹介しました。
この記事のポイントをまとめると以下になります。
- ポートフォリオは、資産の配分のこと。リスクを下げるために組むもの
- リスクとリターン、コストを理解してポートフォリオの銘柄を選ぼう
- 分散投資でリスク管理ができるポートフォリオを作成するのが大切
- ポートフォリオのおすすめ選定基準は「長期運用・純資産高・運用コスト」
- ライフステージが変わるのに合わせて、ポートフォリオの定期的な見直しを!
現行NISAの新規口座開設は2023年12月が最後になっていますが、非課税期限までは、新NISAさらにはiDeCoとも併用していけることなど、メリットもたくさんありましたね。
自分の独学だけでは、なかなかむずかしいもの。
迷いがあれば、お金のプロであるマネーキャリアに相談してくださいね。
積立NISAを活用して、あなたにとっての最強のポートフォリオを作り上げていきましょう!