内容をまとめると
- NISAに興味はあるが、リスクが怖くて始められない
- NISAの仕組みや目的を正しく理解した上で投資を始めたい
- 自分がNISAに向いているのかどうか知りたい
- 新NISA制度の詳細を知って、効果的に活用したい
- NISAで失敗せず、着実に資産を増やしていきたい
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 新NISAが政府の罠と言われる理由とは
- 多くの人が勘違いしている「NISA」の制度
- 受給額減少が見込まれる年金に頼らない老後資金つくり
- 高齢者の貯蓄を引き出し経済を活性化させる仕組み
- 【経験者が語る!】NISAをやめたほうがいい人と危険
- 短期間でハイリスクハイリターンの投資がしたい人
- 損益通算や繰越控除を投資で行いたい人
- 投資の余剰資金が確保できない人
- NISAに向いている人の特徴5選
- 老後資金を貯めたいと思っている人
- 少額でも毎月一定額を貯めていた人
- 銀行の低金利に悩んで他の方法を探していた人
- 長期間に渡ってコツコツと積立投資ができる人
- はじめて投資をする人
- 新NISAとは?
- 投資の運用利益の約20%の課税がゼロになる制度
- つみたて投資枠と成長投資枠で投資方法を決める
- 投資できる対象は投資信託・株式・REIT・ETFなどさまざま
- 【簡単3ステップ】NISAをはじめる手順とは
- 専門家に相談して目標金額や投資金額を決める
- 自分に合った金融機関でNISA口座を開設する
- 商品を選んで実際に購入してみる
- はじめての投資・NISAで失敗しない方法とは?
- 専門家に何度でも無料で相談できるマネーキャリア
- 新NISAは罠なのかまとめ
新NISAが政府の罠と言われる理由とは
新NISAは、従来のNISAを拡充した制度であり、投資初心者でも始めやすい手軽な投資方法として注目されています。しかし、一部の専門家からは「新NISAは政府の罠だ」の指摘もあります。
多くの人が勘違いしている「NISA」の制度
NISAとは、少額投資非課税制度の略称であり、投資で得た利益に対する税金が非課税になる制度のことを指します。つまり、NISAは非課税の制度であって、NISAは投資商品の名称ではなくNISAを購入するわけではありません。
にも関わらず、多くの人が「NISAを買う」という表現を使っていることから、制度に対する理解が不十分であることがうかがえます。
受給額減少が見込まれる年金に頼らない老後資金つくり
政府は、少子高齢化にともなう年金受給額の減少が見込まれるなか、国民に自助努力による老後資金の確保を促しています。
そのための一つの手段として、新NISAが導入されました。つまり新NISAは、年金に頼らない老後資金づくりを推進するための政策の一環なのです。
高齢者の貯蓄を引き出し経済を活性化させる仕組み
また新NISAには、高齢者の貯蓄を引き出し、経済を活性化させる目的もあります。
政府は、高齢者の手元に眠っている膨大な貯蓄を投資に回すことで、経済の活性化を狙っています。そのために、新NISAでは、投資対象商品の拡大や非課税枠の拡充などが行われました。
さらに将来的には、新たな貨幣の導入も検討されているようです。現金よりもデジタル通貨を優先的に使用して、経済活動を促進しようとする政府の意図が垣間見えます。
以上のように、新NISAには単なる投資優遇策だけでなく、政府のさまざまな思惑が込められていることがわかります。
【経験者が語る!】NISAをやめたほうがいい人と危険
新NISAは多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。投資経験者のなかには、「NISAをやめたほうがいい」という人もいます。
本章では、NISAが向いていない人の特徴と、NISAの危険性を解説します。
短期間でハイリスクハイリターンの投資がしたい人
NISAは、長期的な資産形成を目的とした制度です。そのため、短期間で高いリターンを狙うようなハイリスクハイリターンの投資には向いていません。
短期的な利益を追求するのであれば、NISAではなく、通常の証券口座を利用しましょう。
損益通算や繰越控除を投資で行いたい人
NISAでは損失が出た場合でも、他の口座の利益と損益通算ができません。また、損失を翌年以降に繰り越すこともできません。
損益通算や繰越控除を活用したい人にとっては、NISAは不向きな制度です。
投資の余剰資金が確保できない人
NISAで投資をおこなうためには、一定の資金が必要です。
- つみたてNISAの場合、毎月3.3万円の積立が必要
- 一般NISAの場合、年間120万円の枠があるため、まとまった資金が必要
NISAに向いている人の特徴5選
前章では、NISAをやめたほうがいい人の特徴を解説しました。では逆に、NISAに向いている人の特徴とはどのようなものか。
本章では、NISAに向いている人の特徴を5つ挙げます。
老後資金を貯めたいと思っている人
老後資金の確保は、多くの人にとって重要な課題です。NISAは長期的な資産形成に適した制度であるため、老後資金を貯めたいと思っている人にピッタリです。
非課税のメリットを活かして、コツコツと資産を築いていくことができます。
少額でも毎月一定額を貯めていた人
NISAは、少額からでも投資を始められる手軽さが魅力です。とくにつみたてNISAは、毎月3.3万円から積立を始められるため、少額でも貯蓄習慣がある人にはおすすめです。
投資初心者でも、無理なく長期的な資産形成を目指すことができます。
銀行の低金利に悩んで他の方法を探していた人
現在の銀行預金金利は非常に低く、預金だけでは資産を増やすことが難しくなっています。
そのような状況に悩んでいる人にとって、NISAは銀行預金に代わる資産運用方法の一つとして注目されています。非課税のメリットを活かせば、より高いリターンを狙うことができます。
長期間に渡ってコツコツと積立投資ができる人
NISAは長期間に渡って積立投資を続けることで、メリットを最大限に活かすことができます。
投資期間が長いほど、複利効果によって資産が大きく成長するからです。コツコツと積立を続けられる人は、NISAに向いています。
はじめて投資をする人
NISAは、投資初心者でも始めやすい制度です。少額から投資ができるうえ、非課税のメリットもあるため、投資のハードルが下がります。
また、つみたてNISAであれば、投資信託の選択肢が限定されているため、商品選びに悩む必要もありません。投資を始めたいと思っている人にとって、NISAは最適な制度です。
以上のように、NISAには多くのメリットがあります。とくに、長期的な資産形成を目指す人にとっては、非常に魅力的な制度です。
新NISAとは?
前章では、NISAに向いている人の特徴を解説しました。本章からは、新NISA制度の詳細を説明します。
新NISAとは、2024年から始まる新しいNISA制度のことです。従来のNISAから大幅に制度が変更され、より多くの人が利用しやすくなることが期待されています。
投資の運用利益の約20%の課税がゼロになる制度
NISAの最大のメリットは、投資の運用利益に対する税金が非課税になることです。
一般的に、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。しかしNISAを利用すれば、税金がゼロになるため、手取り額を増やすことができます。
非課税のメリットを活かせば、長期的な資産形成に大きな効果があります。
つみたて投資枠と成長投資枠で投資方法を決める
新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠組みが設けられます。
つみたて投資枠は、従来のつみたてNISAと同様に、毎月一定額を積み立てる方式です。対象商品は投資信託のみで、年間の非課税枠は60万円です。
一方、成長投資枠は、一般NISAと同様に、一括で投資をする方式です。対象商品は投資信託だけでなく、株式やREIT、ETFなども含まれます。年間の非課税枠は最大で200万円です。
自分の投資スタイルに合わせて、どちらの枠組みを利用するか選ぶことができます。
投資できる対象は投資信託・株式・REIT・ETFなどさまざま
新NISAでは、投資できる対象商品が大幅に拡大されます。
つみたて投資枠では、投資信託のみが対象ですが、成長投資枠では以下のような商品が対象になります。
- 投資信託
- 株式(上場株式、店頭登録株式など)
- REIT(不動産投資信託)
- ETF(上場投資信託)
【簡単3ステップ】NISAをはじめる手順とは
前章では、新NISA制度の詳細を解説しました。では、実際にNISAを始めるにはどうすればよいのか。
本章では、NISAを始める手順を3つのステップに分けて説明します。
専門家に相談して目標金額や投資金額を決める
NISAを始める前に、まずは投資の目標を明確にするのが大切です。
どのくらいの期間で、どれだけの資産を築きたいのか。そのために、毎月いくら投資に回せるのかを考えることが、投資の第一歩になります。
しかし、投資初心者にとっては、自分で決めるのは難しい可能性があります。そんなときは、専門家に相談するのがおすすめです。
金融機関の担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すれば、自分に合った目標金額や投資金額を決めることができるます。
自分に合った金融機関でNISA口座を開設する
投資の目標が決まったら、次はNISA口座を開設します。
NISA口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設ができます。金融機関は自分に合ったところを選ぶことが大切です。
たとえば、投資信託を中心に運用したい人は、投資信託の品揃えが豊富な証券会社がおすすめです。一方、株式投資がメインの人は、取引手数料の安い証券会社を選ぶといいです。
また、オンラインでの口座開設に対応している金融機関もあるので、自分に合った方法で口座を開設しましょう。
商品を選んで実際に購入してみる
NISA口座を開設したら、いよいよ商品を選んで購入します。
商品選びは、自分の投資目的に合ったものを選ぶことが大切です。リスクとリターンのバランスを考えて、自分に合った商品を見つけましょう。
また、初めての投資では、少額から始めるのがおすすめです。投資に慣れていない段階で、大きな金額を投資するのは危険です。
少額から始めて、徐々に投資金額を増やしていくのが賢明です。
以上の3つのステップを踏めば、NISAを始めることができます。投資初心者でも専門家に相談しながら、自分に合った方法で投資を始められるので安心です。
はじめての投資・NISAで失敗しない方法とは?
前章では、NISAを始める手順について解説しました。しかし、いざ投資を始めてみると、思うような結果が出ずに失敗してしまうこともあります。
とくに投資初心者にとっては、投資のリスクを十分に理解していないために、大きな損失を出してしまうことがあります。
はじめての投資・NISAで投資で迷ったときは、専門家に相談をおすすめします。
金融機関の担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家は、投資のプロです。専門家のアドバイスを受けることで、失敗のリスクを減らすことができます。
投資はリスクを恐れるあまり始められないのではなく、正しい知識を身につけて、賢く始めることが大切です。
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新NISAは罠なのかまとめ
本記事では、新NISAが政府の罠と言われる理由、NISAをやめたほうがいい人の特徴、NISAに向いている人の特徴、新NISA制度の詳細、NISAを始める手順、NISAで失敗しない方法を解説しました。
新NISAは、投資初心者でも始めやすい手軽な投資方法である一方で、政府の思惑や罠もあると指摘されています。とくに、NISAの仕組みや目的を十分に理解していないまま投資を始めてしまうと、思わぬ損失を被る可能性があります。
また、短期的な利益を追求するハイリスクハイリターンの投資や、損益通算・繰越控除を前提とした投資、投資の余剰資金が確保できない状態でのNISA利用は危険です。無理のある投資は資産形成どころか、生活を圧迫しかねません。
一方で、老後資金の確保を目指す人、少額からコツコツと積立投資を続けられる人、銀行預金に代わる資産運用方法を探している人、投資初心者の人には、NISAは非常に魅力的な制度です。
新NISAを始めるには、まずは専門家に相談して目標金額や投資金額を決め、自分に合った金融機関でNISA口座を開設し、商品を選んで実際に購入してみることが大切です。
また、NISAで失敗しないためには、分散投資を心がけ、長期的な視点を持ち、自分の許容リスクを知り、投資の知識を身につけ、専門家に相談するのが重要です。
しかし、自分に合った投資方法を選ぶのは難しく、NISAを始める前に専門家に相談をおすすめします。
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