
「新NISAが罠と言われる理由は?」
「新NISAの罠や注意点を知らずに始めて後悔したくない…」
とお悩みではないでしょうか。
結論、新NISAは制度の複雑さや国民のお金を投資に回すという特色から政府の罠と言われていますが、仕組みやリスクを正しく理解すれば資産を増やすのに有効な制度です。
この記事では、罠と言われている理由や知っておくべきリスクについて一つ一つ詳しく解説します。
また、新NISAで失敗しないためのポイントや、向いている人・不向きの人などについても紹介するので、ぜひ参考にしてください!
内容をまとめると
- 新NISAは「政府の罠」とも言われるが、制度の仕組みやリスクを理解すれば有効に活用できる
- 新NISAに向いている人の特徴として、少額でも毎月コツコツ一定額を貯められる人
- 投資を始める際は、長期視点やリスク管理が重要
- 新NISAは制度が複雑で選択肢も多いため、自分に合った活用方法を見極めるのは難しい
- しかし無料で相談できる「マネーキャリア」を利用すれば、新NISAの不安を解消しながら賢く資産形成が始められる

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 新NISAが政府の罠と言われる理由とは?
- 新NISAで多くの人が理解できていないポイント
- 少額投資非課税制度の略称であり投資商品ではない
- 自助努力による老後資金確保を目指す制度である
- 貯蓄を投資に回すことで経済の活性化を目指す制度である
- 【経験者が語る!】NISAをやめたほうがいい人と危険
- 短期間でハイリスクハイリターンの投資がしたい人
- 損益通算や繰越控除を投資で行いたい人
- 投資の余剰資金が確保できない人
- NISAに向いている人の特徴5選
- 老後資金を貯めたいと思っている人
- 少額でも毎月一定額を貯めていた人
- 銀行の低金利に悩んで他の方法を探していた人
- 長期間に渡ってコツコツと積立投資ができる人
- はじめて投資をする人
- 新NISAとは?
- 投資の運用利益の約20%の課税がゼロになる制度
- つみたて投資枠と成長投資枠で投資方法を決める
- 投資できる対象は投資信託・株式・REIT・ETFなどさまざま
- 【簡単3ステップ】NISAをはじめる手順とは
- 専門家に相談して目標金額や投資金額を決める
- 自分に合った金融機関でNISA口座を開設する
- 商品を選んで実際に購入してみる
- はじめての投資・NISAで失敗しない方法とは?
- 専門家に何度でも無料で相談できるマネーキャリア
- 新NISAは罠なのかまとめ
新NISAが政府の罠と言われる理由とは?
新NISAが罠と言われる理由は、新NISAに対する理解不足に原因があります。
制度の目的や非課税枠の仕組み、投資対象の特徴などを正しく理解しておらず、イメージとして「怪しい」と考えてしまう人がいるようです。
ただし、正しい知識を身に着けて運用すれば決して怪しい制度ではないことがわかり、老後資金や子供の教育資金準備などに有効活用することが可能です。
そのためまずは次の章で、勘違いしてしまいがちな新NISAの制度内容・目的について詳しく紹介していきます。
新NISAで多くの人が理解できていないポイント

新NISAで多くの人が理解できていないポイントとして、以下のものがあります。
- 少額投資非課税制度の略称であり投資商品ではない
- 自助努力による老後資金確保を目指す制度である
- 貯蓄を投資に回すことで経済の活性化を目指す制度である
少額投資非課税制度の略称であり投資商品ではない
新NISAは、少額投資非課税制度の略称であり金融商品ではありません。
利益にかかる税金が非課税になる仕組みを提供する「制度」であり、NISAそのものを「買う」ことはできません。
NISAは非課税の“枠”を使って投資商品を購入する制度なので、活用することで運用益を非課税で得ることができます。
金融商品と勘違いされがちですが、将来の資産形成に有効な制度なので安心して利用しましょう。
自助努力による老後資金確保を目指す制度である
新NISAは、自助努力による老後資金の確保を後押しする制度です。
少子高齢化の進行により、将来的に年金だけでは十分な生活資金を賄えない可能性があると指摘されています。
そのため政府は、国民自身が投資を通じて資産形成を進めるよう制度を整備した背景があり、国民からお金を徴収する意図から作られた制度ではありません。
新NISAは非課税のメリットを活かしながら、長期的に資産を増やしていく手段として設計されています。
自ら老後資金への備えを蓄えられる制度として、新NISAは安心して利用できます。
貯蓄を投資に回すことで経済の活性化を目指す制度である
新NISAは、個人の貯蓄を投資に回すことで経済の活性化を目指す制度です。
日本では長い間、家計の金融資産の多くが預貯金に偏っており、これが投資を通じた資金循環を妨げているとされてきました。
国民の預貯金を投資に回すことで経済停滞の打開を目指したのがNISA制度であり、政府が国民からお金を徴収するための制度ではありません。
NISAは国民がリスクを抑えながら投資に取り組みやすくなり、経済全体の活性化にもつながると期待されています。
国民にとって投資活動をより身近にしたNISAは、安心して利用できます。
【経験者が語る!】NISAをやめたほうがいい人と危険
新NISAは多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 短期間でハイリスクハイリターンの投資がしたい人
- 損益通算や繰越控除を投資で行いたい人
- 投資の余剰資金が確保できない人
投資経験者のなかには、「NISAをやめたほうがいい」という人もいます。
本章では、NISAが向いていない人の特徴と、NISAの危険性を解説します。
短期間でハイリスクハイリターンの投資がしたい人
NISAは、長期的な資産形成を目的とした制度です。
そのため、短期間で高いリターンを狙うようなハイリスクハイリターンの投資には向いていません。
短期的な利益を追求するのであれば、NISAではなく、通常の証券口座を利用しましょう。
損益通算や繰越控除を投資で行いたい人
NISAでは損失が出た場合でも、他の口座の利益と損益通算ができません。
これは通常の証券口座では可能な税金面での重要なメリットが、NISA口座では使えないということです。
また、損失を翌年以降に繰り越すこともできません。
この制限は特に複数の投資を並行して行う投資家にとって大きなデメリットとなります。
損益通算や繰越控除を活用したい人にとっては、NISAは不向きな制度です。
投資の余剰資金が確保できない人
NISAは非課税で長期投資ができる魅力的な制度ですが、そもそも投資に回せる余剰資金がない人には向いていません。
特に、新NISAは少額から始めることができますが、ある程度のリターンを望む場合、希望するリターンに届く程度のまとまった余剰賃金が必要になります。
また、新NISAのつみたて投資枠では最長20年の長期投資を前提としているため、途中で資金が必要になり引き出してしまうと、非課税メリットを十分に受けられなくなります。
NISAに向いている人の特徴5選
本章では、NISAに向いている人の特徴を5つ挙げます。
紹介する項目は以下の通りです。
- 老後資金を貯めたいと思っている人
- 少額でも毎月一定額を貯めていた人
- 銀行の低金利に悩んで他の方法を探していた人
- 長期間に渡ってコツコツと積立投資ができる人
- はじめて投資をする人
老後資金を貯めたいと思っている人
老後資金の確保は、多くの人にとって重要な課題です。
NISAは長期的な資産形成に適した制度であるため、老後資金を貯めたいと思っている人にピッタリです。
非課税のメリットを活かして、コツコツと資産を築いていくことができます。
少額でも毎月一定額を貯めていた人
NISAは、少額からでも投資を始められる手軽さが魅力です。
新NISAのつみたて投資枠は、毎月100円や1000円から月10万円、年間120万円まで投資が可能です。
そのため、少額からコツコツ貯金をしていきたい人にはおすすめです。
投資初心者でも、無理なく長期的な資産形成を目指すことができます。
銀行の低金利に悩んで他の方法を探していた人
現在の銀行預金金利は非常に低く、預金だけでは資産を増やすことが難しくなっています。
そのような状況に悩んでいる人にとって、NISAは銀行預金に代わる資産運用方法の一つとして注目されています。
非課税のメリットを活かせば、より高いリターンを狙うことができます。
長期間に渡ってコツコツと積立投資ができる人
NISAは長期間に渡って積立投資を続けることで、メリットを最大限に活かすことができます。
特に新NISAでは非課税保有期間が無期限になったため、長期投資の効果がさらに高まりました。
また、定期的な積立によって市場の変動リスクを抑えることもできます。
投資期間が長いほど、複利効果によって資産が大きく成長するため、コツコツと積立を続けられる人は、NISAに向いています。
はじめて投資をする人
NISAは、投資初心者でも始めやすい制度です。少額から投資ができるうえ、非課税のメリットもあるため、投資のハードルが下がります。
また、つみたてNISAであれば、投資信託の選択肢が限定されているため、商品選びに悩む必要もありません。投資を始めたいと思っている人にとって、NISAは最適な制度です。
以上のように、NISAには多くのメリットがあります。とくに、長期的な資産形成を目指す人にとっては、非常に魅力的な制度です。
新NISAとは?
ここからは、新NISA制度の詳細を説明します。
新NISAとは、2024年から始まったNISA制度のことです。
従来のNISAから大幅に制度が変更され、より多くの人が利用しやすくなりました。
投資の運用利益の約20%の課税がゼロになる制度
NISAの最大のメリットは、投資の運用利益に対する税金が非課税になることです。
一般的に、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。
しかしNISAを利用すれば、税金がゼロになるため、手取り額を増やすことができます。
非課税のメリットを活かせば、長期的な資産形成に大きな効果があります。
つみたて投資枠と成長投資枠で投資方法を決める
新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠組みが設けられます。
つみたて投資枠は、従来のつみたてNISAと同様に、毎月一定額を積み立てる方式です。対象商品は投資信託のみで、年間の非課税枠は120万円です。
一方、成長投資枠は、一括投資だけでなく積立投資も可能な方式です。
対象商品は投資信託だけでなく、株式やREIT、ETFなども含まれます。年間の非課税枠は最大で240万円です。
自分の投資スタイルに合わせて、どちらの枠組みを利用するか選ぶことができます。
投資できる対象は投資信託・株式・REIT・ETFなどさまざま
新NISAでは、投資できる対象商品が大幅に拡大されています。
つみたて投資枠では、投資信託のみが対象ですが、成長投資枠では以下のような商品が対象になります。
- 投資信託
- 株式(上場株式、店頭登録株式など)
- REIT(不動産投資信託)
- ETF(上場投資信託)
【簡単3ステップ】NISAをはじめる手順とは
前章では、新NISA制度の詳細を解説しました。
では、実際にNISAを始めるにはどうすればよいのか。
本章では、NISAを始める手順を3つのステップに分けて説明します。
専門家に相談して目標金額や投資金額を決める
NISAを始める前に、まずは投資の目標を明確にするのが大切です。
どのくらいの期間で、どれだけの資産を築きたいのか。そのために、毎月いくら投資に回せるのかを考えることが、投資の第一歩になります。
しかし、投資初心者にとっては、自分で決めるのは難しい可能性があります。そんなときは、専門家に相談するのがおすすめです。
金融機関の担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すれば、自分に合った目標金額や投資金額を決めることができます。
自分に合った金融機関でNISA口座を開設する
投資の目標が決まったら、次はNISA口座を開設します。
NISA口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設ができます。金融機関は自分に合ったところを選ぶことが大切です。
たとえば、投資信託を中心に運用したい人は、投資信託の品揃えが豊富な証券会社がおすすめです。
一方、株式投資がメインの人は、取引手数料の安い証券会社を選ぶといいです。
また、オンラインでの口座開設に対応している金融機関もあるので、自分に合った方法で口座を開設しましょう。
商品を選んで実際に購入してみる
NISA口座を開設したら、いよいよ商品を選んで購入します。
商品選びは、自分の投資目的に合ったものを選ぶことが大切です。リスクとリターンのバランスを考えて、自分に合った商品を見つけましょう。
また、初めての投資では、少額から始めるのがおすすめです。投資に慣れていない段階で、大きな金額を投資するのは危険です。
少額から始めて、徐々に投資金額を増やしていくのが賢明です。
以上の3つのステップを踏めば、NISAを始めることができます。
投資初心者でも専門家に相談しながら、自分に合った方法で投資を始められるので安心です。
はじめての投資・NISAで失敗しない方法とは?
前章では、NISAを始める手順について解説しました。しかし、いざ投資を始めてみると、思うような結果が出ずに失敗してしまうこともあります。
とくに投資初心者にとっては、投資のリスクを十分に理解していないために、大きな損失を出してしまうことがあります。
はじめての投資・NISAで投資で迷ったときは、専門家に相談をおすすめします。
金融機関の担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家は、投資のプロです。専門家のアドバイスを受けることで、失敗のリスクを減らすことができます。
投資はリスクを恐れるあまり始められないのではなく、正しい知識を身につけて、賢く始めることが大切です。
ぜひ「無料で何度でも」NISAでリスクが低い運用方法を相談できる「マネーキャリア」のようなサービスを利用しましょう。
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新NISAは罠なのかまとめ
本記事について、以下のようにまとめられます。
- 新NISAは初心者でも始めやすいが、制度の誤解により損失を抱えるリスクがある
- ハイリスクな投資や余剰資金なしでの運用は危険
- 少額でも継続して積立できる人には適している
- 長期視点やリスク許容度を考慮した運用がカギ
- 制度の不安や疑問は、専門家(FP)に相談してクリアにするのが効果的
新NISAは魅力的な制度である一方、仕組みへの理解不足によって「罠」と感じる人もいます。
そのため、正しい知識をもとに判断し自分に合った計画を立てることが成功の第一歩です。
また、自力で判断が難しい場合は、お金の専門家(FP)と一緒に進めることをおすすめします。