「新NISAには罠があるって本当?」
「罠を知らずに新NISAを始めて損するくらいなら現状維持が一番賢い」
いま、そんな風に感じてはいませんか?
ネットでは「新NISAは全員やった方がいい」「新NISAはやめた方がいい」など様々な意見が飛び交い、何が真実か分からなくなっている方も多いはずです。
確かに、新NISAには無視できない「落とし穴」が明確に存在します。
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内容をまとめると
- 新NISAの罠と呼ばれる損益通算不可や元本割れリスクは、長期運用を前提とした制度設計上のルールであり、本質的な欠陥ではない
- 仕組みを理解せずに始めることが最大のリスクであり、暴落時のパニック売りや生活費まで投資に回す資金管理ミスが損失を招く
- インフレが続く中で現金を放置することも実質的な資産目減りというリスクであり、やらない選択にもコストがある
- 生活防衛資金の確保、低コストなインデックスファンドの選択、15年以上の長期保有の守りの3鉄則で失敗リスクを抑えることができる
- 運用バランスや新NISAへの理解の完璧を待たず少額から始めることが成功の近道であり、マネーキャリアなどの【NISA無料相談窓口】で専門家による個別シミュレーションを受けるのがおすすめ

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 新NISAは罠だと感じる理由は?3つの落とし穴を解説
- 損益通算ができない
- 非課税の裏に元本割れリスクがある
- 売却時の市場環境はコントロールできない
- 新NISAを始める人が多い3つの理由
- インフレによる現金の目減りを防げるから
- 運用益が一生涯非課税だから
- 複利効果を最大化できる時間が限られているから
- 新NISAで損する人の共通点
- 成長投資枠で高リスクな個別株に全振りするギャンブル志向
- 家計の流動性を無視した投資
- ネット情報による運用方針のブレ
- 新NISAは罠?リスクが不安なら無料FP相談でプロに相談がおすすめ
- 新NISAで賢く資産を守るためのポイント
- 生活防衛資金を確保して余剰資金の範囲を決める
- 低コストなインデックスファンドに絞る
- 長期保有を前提に暴落をシミュレーションしておく
- 【100人に独自調査】NISAに関するアンケート結果
- 【まとめ】新NISA最大の罠は何もしないことによる機会損失
新NISAは罠だと感じる理由は?3つの落とし穴を解説
新NISAが罠だと言われる背景には、メリットばかりが強調され、肝心のリスクや制度上の制約が十分に伝わっていないという現状があります。
以下で解説する3つのポイントを正しく理解せずに始めると、思わぬ損失や後悔を招く可能性があるため注意が必要です。
損益通算ができない
新NISA口座で運用して損失が出た場合、大きな制約となるのが損益通算ができない点です。
通常、特定口座(課税口座)での投資で損が出た際は、他の株の利益と相殺して税金を減らすことができますが、新NISAはこのルールが適用されません。
そのため、NISA口座で100万円の損失を出しても、他の利益と相殺できず、ただ資産が減るだけで終わります。これが「NISAは負けた時のダメージが大きすぎる罠だ」と言われる法的根拠の一つです。
非課税の裏に元本割れリスクがある
新NISAは「非課税」という言葉の響きに惹かれがちですが、その恩恵を受けられるのは利益が出た場合に限られます。
また、投資対象である投資信託や株式には価格変動リスクがあり、購入時よりも価値が下がる、いわゆる元本割れの可能性もゼロではありません。
特に、金融知識が十分でないまま「つみたて投資枠」を利用すると、短期間の暴落に不安を感じ、元本を割り込んだ状態で売却してしまうケースもあります。
そのため、「国が勧めているから安全だ」と誤解し、生活に必要な資金まで投じてしまうと、運用結果を見て後から後悔する可能性が高まります。
売却時の市場環境はコントロールできない
新NISAは非課税期間が無期限になりましたが、これは「いつ売ってもいい」という自由と同時に、「売却時の判断を自分ですべて下さなければならない」という難しさも含んでいます。
例えば、教育資金や老後資金として現金化したいタイミングで、暴落が発生している可能性もゼロではありません。
「いつでも非課税で引き出せる」というメリットの裏には、「売却時の市場環境を誰も保証してくれない」というリスクが隠れている点に注意が必要です。
新NISAを始める人が多い3つの理由
新NISAにリスクがあるのは事実ですが、それでも多くの人が口座を開設しているのは、貯金だけを続けることに限界を感じている人が多いためです。
そこで、新NISAのデメリットの存在を知りながらも資産運用に一歩踏み出す人の具体的な理由を把握して、NISAを始めるか検討する際の参考にしましょう。
インフレによる現金の目減りを防げるから
運用益が一生涯非課税だから
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかるため、100万円の利益が出ても、手元に残るのは80万円程度になります。一方、新NISAの場合はこの20%の税金がかからない仕組みになっています。
加えて、一生涯にわたり非課税なため、運用期間が長くなるほど強力な武器になります。
国が税金を取らない制度として定めているため、手取り額を増やす効率的な手段として、多くの人が注目・運用開始しています。
複利効果を最大化できる時間が限られているから
新NISAで損する人の共通点
成長投資枠で高リスクな個別株に全振りするギャンブル志向
新NISAの成長投資枠を、一攫千金を狙うギャンブルの場と勘違いするパターンがあります。
こういった場合、「非課税だから大きく勝ちたい」という欲に負け、十分な分析なしに値動きの激しい個別株や流行のテーマ株へ資金を集中させてしまいます。
しかし、NISA口座は損益通算ができないため、ここで出した損失は他の利益でカバーできません。
「負けた時のダメージが課税口座より大きい」という事実に気づかず、全振りしてしまうことこそが、ギャンブル志向の人が陥る致命的な落とし穴になります。
家計の流動性を無視した投資
「1円でも多く非課税枠を使いたい」という焦りから、手元の現金を限界まで投資に回してしまうパターンも失敗を招くリスクが高いです。
投資は本来、数年から十数年使わない余剰資金で行うのが鉄則であり、生活防衛資金を無視して投資額を増やしすぎると、車の故障や冠婚葬祭などの急な入用に対応できなくなります。
その結果、運悪く暴落している最中に、生活費のために泣く泣く解約するという、最悪のタイミングでの現金化を強いられる可能性が高くなります。
ネット情報による運用方針のブレ
SNSやYouTubeで流れてくる「今これが一番儲かる!」「この銘柄はもう古い」といった断片的な情報に振り回される人も、損をする典型的なパターンです。
こういった場合、自分が信じて買った商品でも、インフルエンサーの否定的な意見を目にすると不安になり、すぐに売って別の流行銘柄に乗り換えてしまう場合が多くあります。
これを繰り返すと、複利効果を打ち消すだけでなく、高い時に買って安い時に売るという悪循環に陥ります。
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- 生活防衛資金: 暴落しても生活が破綻しない「残すべき現金」を再定義
- 無理のない積立額: 将来の目標から逆算した、家計を圧迫しないシミュレーション
- 失敗しない商品選び: 手数料やリスクの「裏側」をふまえた客観的なアドバイス
- 流行りのハイリスク商品に手を出してしまい、損益通算もできず大損する
- とりあえずで始めてしまい、結局いくら増えるのか、いつ売ればいいのか分からなくなる
- 家計の限界を超えた金額を投じてしまい、急な出費で泣く泣く損切りする
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新NISAで賢く資産を守るためのポイント
新NISAの最適な運用方法を知らずに運用を始めて、新NISAを「罠」にしてしまう前に着実に資産を積み上げていくためのポイントを把握することが重要です。
特に、投資初心者の場合はあれこれ悩んで時間を浪費する前に、まずは以下の3つの土台を固めることから始めてみましょう。
生活防衛資金を確保して余剰資金の範囲を決める
新NISAで大切なのは、投資を長期的に継続することです。そのためには、まず生活費の3か月から1年分を生活防衛資金として現金で確保しましょう。
その上で、当面使う予定のない余剰資金だけを投資に回すことが最適な運用手順です。
いざという時の現金が手元にあるという心の余裕があれば、暴落時に焦って損切りしてしまい、複利効果を打ち消してしまう事態を回避し、どっしりと構えていられます。
低コストなインデックスファンドに絞る
新NISAのメリットを最大化するには、運用コストという見えない手数料を徹底的に減らす必要があります。
例えば、成長投資枠を利用する場合でも、複雑な仕組みの投資信託や個別株には手を出さず、信託報酬が低いインデックスファンドを主軸に据えることがおすすめです。
また、低コストで世界中に分散投資を行うことで、特定の会社の景気が不調になった場合でも値動きを小さく抑えることができるだけでなく値動きを抑えつつ、長期的に緩やかな成長を目指せるため、資産を効率的に守ることができます。
長期保有を前提に暴落をシミュレーションしておく
投資を始める前に、資産が一時的に30〜50%減る「暴落のシミュレーション」を行っておくことが重要です。
なぜなら、投資において最大の敵は市場の暴落そのものではなく、暴落に驚いて安値で売ってしまう自分自身だからです。
「暴落は運用プロセスの一部である」と事前に理解しておくことで、いざという時のパニックを防ぎ、新NISAの恩恵を最後まで享受できるようになります。
【100人に独自調査】NISAに関するアンケート結果
NISAを始めてよかったことは何ですか?
NISAを始めて後悔したことは何ですか?
NISAを始める前と後でNISAの印象はどう変わりましたか?
【まとめ】新NISA最大の罠は何もしないことによる機会損失
