新NISAで個別株はやめとけと言われる理由は?デメリットも解説のサムネイル画像

・新NISAで個別株はやめとけって言われる理由は?

・どんなデメリットがあるの?


なんて疑問に思っていませんか?


結論、新NISAで個別株はやめとけと言われる理由は、損益通算・繰越控除ができない、集中投資になりやすいから。


投資経験が豊富、市場を読める知識がある、リスク許容度が高い方は選択肢のひとつとしてあり。ですが、NISAの特性も考慮すると万人向けではなく、人によってはデメリットが大きいでしょう。


そこで本記事では、新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリット、新NISAの「成長投資枠」を賢く使うポイント、新NISAで個別株を運用した方の体験談を紹介します。


最後まで読めば、新NISAの個別株が自分に合っているか、成長枠を賢く活用するにはどうすればいいのかわかりますよ!ぜひ参考になさってください。

新NISAは、上手に使えばリスクを抑えながら効率よく資産形成ができます。


しかし、メリット・デメリットを理解しないまま始めてしまったり、自分に合わないファンドを購入してしまったりすると、値動きに耐えられなくなる、元本割れするタイミングでの解約を余儀なくされることも。


特に新NISAの個別株は人によって合う・合わないが分かれます。購入する際は、マネーキャリアのFP相談を活用して、自分に合っているのか慎重に検討しましょう。


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この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由!デメリットとは?

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由、デメリットを紹介します。

  • 損益通算・繰越控除ができないから
  • 非課税投資枠を短期間で消費する場合があるから
  • 集中投資になりやすいから
  • 難易度が高く初心者には向かないから

損益通算・繰越控除ができないから

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリットのひとつに、損益通算・繰越控除ができないことが挙げられます。

例えば、通常の課税口座で購入したA株で10万円の利益、B株で8万円の損失が出た場合、損益通算により課税される利益は2万円(10万円−8万円)に。

また、ある年に15万円の損失がでて、翌年20万円の利益が出た場合、繰越控除により課税される利益は5万円(20万円−15万円)となります。

だがしかし、新NISAは課税口座と損益通算・繰越控除ができません。新NISA口座で5万円の損失、課税口座で10万円の利益が出た場合、課税される利益は10万円。得た利益はそのまま課税対象となります

「損益通算・繰越控除ができないこと」は、課税口座で投資信託や株、債券などを購入している方は要注意ポイントです。


逆に、新NISAでのみ資産運用をしている場合はそもそも運用益は非課税であるため、デメリットとはなりません。

非課税投資枠を短期間で消費する場合があるから

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリットとして、投資方法によっては非課税投資枠を短期間で消費する可能性があることが挙げられます。


新NISAの非課税投資枠は、生涯で1800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)、年間で360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)。 


個別株を購入する場合は、年間240万円・合計1200万円まで利用できる「成長投資枠」を使って100株単位で取引をすることに。


100〜1,000円単位で購入ができる投資信託と比べて購入額が大きくなる傾向があるため、非課税枠をあっという間に消費してしまう可能性があります。

新NISAの非課税投資枠は、毎年1月1日にリセット(復活)します。


このタイミングで年間の投資枠のカウントはリセット。生涯の投資枠を使い切っていても、いくらか売却をすれば翌年に非課税枠が復活します。


また、新NISAで個別株を購入する場合、通常は100株単位での取引となりますが、金融機関によっては単元未満株(1株から購入できる)サービスを提供していることも。


少額から始めたい、試しにやってみたい方は自分がNISA口座を開設している金融機関が単元未満株を取り扱っているか確認しましょう。

集中投資になりやすいから

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリットとして、集中投資になりやすいことが挙げられます。


NISAの基本は「長期・積立・分散」。長く運用することで複利効果を最大に、積立(ドルコスト平均法)によって購入価格をならし、分散投資によって運用を安定させることが推奨されています。


対して、個別株は集中投資になりやすく、価格変動の影響をダイレクトに受けてしまうことに。


NISAのリスクを抑えながら長期的に・安定した運用を目指すという基本とミスマッチが起きやすいと言えます。

リスク許容度によっては、個別株の値動きが大きなストレスになることも。


リスクを抑えるためにも、自分で分散投資・定期的に保有資産をリバランスする必要があります。

難易度が高く初心者には向かないから

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリットとして、難易度が高く初心者には向かないことが挙げられます。


個別株の銘柄を選ぶ・売買のタイミングを見極めるには、資産運用の知識や市場を読む力が必要に。初心者にとっては少々難易度が高いと言えます。


加えて、株価は日々上下するため含み損を抱える(購入価格が時価を下回る)と精神的なダメージを受けることも。老後資金など、「守りたいお金」には特に不向きでしょう。

個別株は自分が応援したい企業や、普段から利用している企業を応援できる、購入する銘柄によっては株主優待を受けられるといったメリットがあります。


ただし、損益通算・繰越控除ができない、集中投資になりやすい、個別株の銘柄を選ぶ・売買のタイミングを見極めるのが難しいといったデメリットも。


購入する際は、無料のFP相談を活用して「やめとけ」と言われる理由やデメリットまでしっかりと把握し、自分に合っているのか慎重に検討することをおすすめします。


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資産運用を始める・始めようと思っている方の中には「新NISAの成長投資枠を有効に使いたい」「個別株はやめとけって言われてるけど、なにかデメリットがあるの?」とお思いの方も多いのではないでしょうか。


確かに、新NISAで個別株を購入すると配当金を非課税で受け取れる・銘柄によっては株主優待を受けられるといったメリットがあります。


その一方で、損益通算・繰越控除ができない、集中投資になりやすいといったデメリットも。人によって向き・不向きが分かれやすい傾向があります。

自分に合った新NISAの活用法を検討するなら、相談満足度98,6%のマネーキャリアのFP相談を活用するのがおすすめ!


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新NISAの「成長投資枠」を賢く使うポイント

新NISAの「成長投資枠」を賢く使うポイントを紹介します。

  • 個別株の一極集中は避けて「分散」を意識する
  • ライフプランを見据えた出口戦略を考えておく
  • 定期的なリバランスをする

個別株の一極集中は避けて「分散」を意識する

新NISAの成長投資枠で個別株を購入するなら、一極集中は避けて「分散」して投資することを意識しましょう。


個別株でハイリスクな一括投資を避けるには、自身でポートフォリオを管理する必要があります。


購入する株を複数の銘柄・セクター・地域に分散させるほか、ETF、REIT、テーマ型・インデックス型の投資信託を合わせて保有するという選択肢も。


いずれにせよ、つみたて枠も含めて自身が保有する資産をトータルで見た際、リスク分散ができているか精査することが重要です。

新NISAでリスクを下げながら資産形成をするには「長期運用」も意識しましょう。


個別株を長期で運用することにより、利益を再投資して資産を効率的に増やす「複利効果」、新NISAの非課税保有期間が無制限というメリットを最大限に活かせます

ライフプランを見据えた出口戦略を考えておく

新NISAの成長投資枠で個別株を購入するなら、ライフプランを見据えた出口戦略を考えておくことが重要です。


というのも、老後の生活費・教育費・住宅購入など、いつ・何のために使う資金なのかによって取るべき運用方法が変わるから。


また、長期運用が推奨されている新NISAは、5年以内など間もなく迎える予定のライフイベントに備えた資産運用をするには向いていない可能性も。


あらかじめ使う目的を決めておかないと、元本割れをしてしまう可能性が高まります。

目的意識を持つことで、より自分に合った運用方法を選択できるでしょう。

定期的なリバランスをする

新NISAの成長投資枠で個別株を購入するなら、定期的にリバランスをするようにしましょう。


リバランスとは、定期的にポートフォリオ(どんな資産を持っているか)を確認し、必要に応じて投資対象を変更すること。


特に追加購入を繰り返していると、思わず銘柄やセクター、地域に偏りが出ていることも。定期的にリバランスをしないと、市場の動きによって大きな損失が出てしまう可能性があります。

自分では分散投資ができていると思っていても、資産運用のプロの目を通すと思わぬリスクが見つかることも。リバランスをする際は、無料のFP相談を活用するのがおすすめです。


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【実際どうだった?】新NISAで個別株を運用した人の体験談

実際に新NISAで個別株を運用したことのある方の体験談を紹介します。

  • 新NISAで個別株投資を始めた理由を教えてください
  • その個別株投資の結果(損益)はどうでしたか?また想定通りにいきましたか?
  • 新NISAで個別株に投資して感じたメリット・デメリットを教えてください
  • 今後、新NISAで再び個別株に投資したいと思いますか?理由も含めて教えてください

新NISAで個別株投資を始めた理由を教えてください

新NISAで個別株投資を始めた理由で多かったのは「新NISAの非課税枠を活かしたかった」(36.4%)、「自分で銘柄を選ぶ楽しさがあるから」(30.5%)でした。

その個別株投資の結果(損益)はどうでしたか?また想定通りにいきましたか?

個別株投資の結果(損益)は60.3%が「少しプラスになった」。「大きくマイナスになった」と回答したのは2.7%でした。

ほぼ予想通りの結果が得られたのは54.3%、「想定外の損失になってしまった」(7.7%) 、「想定以上にうまくいった」(4.6%)と回答したのは少数派でした。

新NISAで個別株に投資して感じたメリット・デメリットを教えてください

新NISAで個別株に投資して感じたメリットで最も多かったのは「利益を非課税で受け取れた」(40.0%)


その他「自分が応援したい企業に投資できた」(23.2%)、「株価や経済ニュースに詳しくなった」(21.8%)という声も目立ちました。

新NISAで個別株に投資して感じたデメリットで多かったのは「初心者には情報収集や判断が難しい」(33.2%)、「利益が出なくても非課税枠を使ってしまう」(22.2%)でした。

今後、新NISAで再び個別株に投資したいと思いますか?理由も含めて教えてください

今後も新NISAで再び個別株に投資したいと思いますか?という質問に対して52.5%の方が「条件次第では投資するかもしれない」と回答


「あまり投資したくない」(6.1%)、「もう投資するつもりはない」(4.0%)と回答したのは少数派でした。

投資したいと回答した理由で最も多かったのは「新NISAの非課税枠を有効に使いたい」(50.4%)でした。

投資するつもりはないと回答した理由はで多かったのは「自分で銘柄を選ぶのが難しい」(35.4%)、「リスクの少ない投資信託に乗り換える」(23.2%)。


なかには「思ったよりも成果が出なかった」(16.7%)という声もありました。

「やめとけ」「デメリットがある」と言われがちな新NISAの個別株投資。


「自分で銘柄を選ぶのが難しい」「リスクが気になる」といった声がある一方、「新NISAの非課税枠を活用できる」「投資の楽しさを知れる」といった肯定的な声も。


後に「思ったよりも運用益が出なかった」と悔やまないように、購入する際は無料のFP相談を活用して「新NISAの個別株は自分に合っているのか」慎重に検討するのがおすすめです。


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【まとめ】新NISAの個別株投資は上級者向け!リスクも含めて慎重な判断を

本記事では、新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリット、新NISAの「成長投資枠」を賢く使うポイント、新NISAで個別株を運用した方の体験談を紹介しました。


<結論>

新NISAで個別株はやめとけと言われる理由・デメリットは、損益通算・繰越控除ができない、集中投資になりやすいことなどが挙げられます。


投資経験が豊富・情報に強い・リスク許容度が高い方はひとつの選択肢としてあり。ですが、NISAの特性も考慮すると万人向けではないといえます。

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