40歳はiDeCoとNISAどっちが良い?目的別の選び方・注意点を解説のサムネイル画像
・そろそろ将来の資産形成を本格的に考えたい 
・40歳から始めるならiDeCoとNISA、どっちが自分に合っているの? 

こうした悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、40代の資産形成においてiDeCoとNISAはどちらも魅力的な制度です。iDeCoは老後資金を確実に積み立てたい方に向いており、掛金の全額が所得控除になるうえ、運用益も非課税といった節税効果が大きな特長です。一方、NISAはいつでも引き出せる柔軟性があり、目的に応じて使い道を選べるのが魅力といえます。

ただし、それぞれの制度には制約や注意点も存在します。メリットだけに目を向けると後悔する可能性もあるため、選ぶ際には慎重な検討が欠かせません。

この記事では40歳から始めるiDeCoとNISAの違いと選び方について、わかりやすく解説していきます。
井村FP
「40歳を迎え、そろそろ老後の資金準備を始めたい。でも、iDeCoとNISAのどちらが自分に合っているのか分からない…」そんな迷いを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、無料のオンライン相談サービス「マネーキャリア」です。国家資格を持つ専門家が在籍しており、iDeCoやNISAについての基本から活用法まで丁寧にアドバイスしてくれます。相談は何度でも無料で、スマホ一つで完結できるため、忙しい40代でも気軽に利用できるのが特長です。

ご自身にとって最適な制度の使い方を知るには、早い段階で信頼できる専門家に相談するのが一番の近道です。少しでも気になることがあれば、まずは一度話を聞いてみることをおすすめします。 

この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

40歳はiDeCoとNISAどっちが良い?目的別の選び方を紹介

40歳という節目を迎え「そろそろ将来に備えて資産形成を始めたい」と考える方も多いのではないでしょうか。


しかし、いざ始めようとすると「iDeCoとNISA、どちらを選ぶべきか迷う」という声がよく聞かれます。それぞれに魅力があり、制度の仕組みや活用方法も異なるため、自分に合った選択をすることが重要です。

項目新NISA(※1)iDeCo(※2)
目的資産形成老後資金の準備
利用できる人18歳以上20歳以上65歳未満
投資期間無期限65歳になるまで
投資上限額
つみたて型:年120万円
成長投資枠:年240万円
累計:年360万円
保有限度額:1800万円
(成長投資枠は1200万円まで)
年14.4,万〜81.6万円
公的年金の被保険者種別や
企業年金制度の加入状況によって変動
投資商品つみたて投資枠:長期の積立分散投資に適した投信、ETF
成長投資枠:上場株式、投信、REIT、ETF
定期預金
元本確保型保険
投資信託
非課税期間無期限資産を受け取るまで
税制メリット運用益非課税拠出時:掛金が全額所得控除
運用期間:運用益が非課税
受取時:退職所得控除や公的年金等控除
資産の引き出し
いつでも売却(引き出し)できる60歳〜75歳の間
※60歳まで引き出し不可
受け取り時の課税非課税退職所得控除や年金控除を適用しても
課税対象になる場合あり
手数料
無料口座開設:2,829円
口座管理:年2,052〜7,000円程度
受取時手数料:440円
最低拠出額制限なし
※金融機関によって異なる
月5,000円から

※1 参照:NISA/新NISA(非課税投資)とは?|楽天証券

※2 参照:【わかりやすく解説】iDeCoとは?概要や向いている人・iDeCoの始め方|SMBC日興証券

まず考えるべきは「何のために資産を築くのか」という目的です。老後の生活資金を中心に備えたいのか、それとも教育費や住宅購入といった中期的な出費に備えたいのか。資産形成のゴールによって、適した制度が変わってきます。


ここでは、その目的別にiDeCoとNISAの選び方について解説します。

老後資金に集中したいならiDeCo

老後資金にしっかり備えたいと考える40代にとって、iDeCoは非常に有力な選択肢となります。その最大の魅力は、何といっても「節税効果」「強制的な積立機能」です。


iDeCoの仕組みでは、毎月の掛金が全額所得控除の対象となります。そのため拠出額に応じて所得税や住民税の負担が軽減されます。


さらに、運用益もすべて非課税で再投資されるため、長期間にわたって効率よく資産を増やすことが可能です。特に40歳は収入が安定している方も多く、年収が高ければ高いほど、この所得控除によるメリットが大きくなる点は見逃せません。

井村FP

【現役FPのコメント】


具体例として、年収500万円の40歳がiDeCoで月2万円(年間24万円)を拠出した場合、年間でどれほどの節税効果があるか試算してみましょう。


iDeCo公式サイトのシミュレーションによれば、所得税と住民税を合わせて約4万8,000円程度※の税負担が軽減されます。これは1年で得られる節税額であり、これが毎年積み重なっていくと10年で約48万円、20年で約100万円近くにもなります。


このように、iDeCoは60歳まで資金を引き出せないという制限こそあるものの、その分しっかりと老後資金を積み上げるには適した制度です。むしろ「引き出せない」という仕組みが、将来のために資産を確実に確保したい人には強い味方になるともいえるでしょう。

将来の教育費や住宅費などを考えるならNISA

将来の教育費や住宅購入資金など、明確な目的を持って中長期の資産形成を考えるのであれば、NISAの活用を検討する価値があります。NISAには、運用益が非課税となるという大きなメリットがあり、利益に対して税金がかからないため、長期間運用することでその恩恵を最大限に受けることが可能です。


特に、NISAの魅力はその「使いやすさ」にあります。


iDeCoと異なり、NISAは資金の引き出し制限がないため、必要なタイミングで資金を取り崩すことができます。たとえば、子どもの進学に伴う教育費や住宅購入時の頭金として、あるいは転職や病気など不測の事態への備えとしても対応しやすいのが特長です。


ライフイベントが増える40代にとって、この柔軟性は非常に心強い特徴といえるでしょう。

井村FP

【注意すべきポイント】


NISAはあくまでも「投資」であることを忘れてはいけません。


数年以内に使う予定の資金は、無理にNISAへ回さず、リスクのない普通預金や定期預金で確実に貯めるのが賢明です。投資には元本割れのリスクがあるため、必要な資金が減少する恐れがあります。


そのため、NISAは「すぐには使う予定がない資金」を活用し、時間を味方にして増やしていく長期目線の資産運用として捉えるのが理想です。必要な資金と投資に回せる資金をしっかり分け、無理のない範囲で少額から始めると安心です。家計全体を見渡しながら、目的とタイミングに応じた使い分けを意識していきましょう。

資金に余裕があるならiDeCoとNISAの両方を併用しよう

40代から資産形成を始める場合、iDeCoとNISAのどちらを選ぶべきか悩む方は多いでしょう。しかし、資金にある程度の余裕があるのであれば、iDeCoとNISAを併用するという選択が有効です。それぞれの制度の特徴を活かし併用することで、資産形成のバランスがより安定します。


たとえば、NISAは途中での引き出しが自由にできるため、教育資金や住宅購入など将来のライフイベントにも柔軟に対応可能です。一方、iDeCoは原則60歳まで引き出せないものの、掛金が全額所得控除の対象となり、高い節税効果が期待できます。


つまり、NISAで流動性のある資産を育てつつ、iDeCoで堅実に老後資金を積み立てることで、それぞれのメリットを最大限に活かすことができるのです。

井村FP

【専門家からのアドバイス】


仮に毎月3万円を資産形成に回せる場合、NISAに2万円、iDeCoに1万円というように配分すれば、短期・中期・長期のバランスをとりながら運用することが可能です。


iDeCoは税制優遇の恩恵が大きいため、老後資金を重点的に準備したい方には心強い選択肢となるでしょう。万が一の出費に備えてある程度の流動性も確保したいという方には、NISAの柔軟性が役立ちます。


ただし、最適な資金配分は、家計の状況や将来のライフプランによって大きく異なります。「いくらまでなら無理なく積み立てられるか」「何歳でどれくらいの資金が必要か」などを踏まえて検討することが重要です。


その際には、FPへの相談がおすすめです。マネーキャリアのようにFP資格を持つ専門家が在籍し、無料で何度でも相談できるサービスを活用すれば、自分に合った配分プランが見つかります。

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40歳からのiDeCoとNISA、どっちにするか迷ったら無料FP相談を活用しよう

iDeCoとNISA、どちらも資産形成に役立つ制度ですが、いざ40歳から始めようと思ったときに「自分に合っているのはどっちだろう?」と迷う方も多いはずです。節税効果を重視すべきか、流動性を優先すべきか、そもそもいくらから始めればいいのか、などといった判断材料が多く、自分だけで結論を出すのは簡単ではありません。


そんなときこそ、FPへの相談を活用するのがおすすめです。FPはライフプランや家計状況、将来の目標などをもとに、専門的な視点から中立的なアドバイスを受けられるため、ご自身にとってどちらの制度を優先すべきかが明確になります。


40代は、老後資金だけでなく教育費や住宅ローンなど複数の課題を抱えやすい時期です。制度の仕組みだけでなく、人生設計に沿った資産形成の戦略を考えることが求めらるため、FPへの相談は重要な存在になるでしょう。

井村FP

【現役FPのコメント】


中でも、マネーキャリアの無料FP相談は初めての方にも安心して利用できるサービスです。相談は何度でも無料で、訪問とオンラインの両方に対応しているため、ライフスタイルに合わせて柔軟に予定を組むことができます。また、予約もLINEから簡単にできるので、忙しい方でもスキマ時間に申し込みが可能です。


無理なく続けられる金額の設定や、将来の受け取り方まで考慮した制度選びは、早めの相談が鍵になります。自分にとって最適な選択を見つけるためにも、ぜひ一度マネーキャリアのFPに話を聞いてみてはいかがでしょうか。迷ったまま先延ばしにせず、信頼できるプロの力を借りて一歩踏み出してみましょう。


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40歳からiDeCoやNISAを始める際の注意点

40歳からiDeCoやNISAを始める場合、特に注意すべきポイントがあります。制度の仕組みや税制優遇に注目が集まりやすいですが、実際の運用にあたっては「どのように使うのか」「いつ必要になるのか」という目的や時期を明確にすることが重要です。


ここでは、40代がiDeCoやNISAを活用する際に意識したい3つのポイントを整理しました。

  • 資金の目的と使う時期を明確にする
  • 無理なく続けられる金額設定をする
  • 受け取り方(出口戦略)を見据えた計画を立てる

資金の目的と使う時期を明確にする

40歳を過ぎてからiDeCoやNISAを活用しようと考える場合、まず大切なのは「資金の目的」と「使う時期」を明確にすることです。これらの制度は運用期間や引き出しの自由度に違いがあります。そのため、目的に合った活用をしないと、かえって使いづらさを感じてしまう可能性があるためです。


iDeCoは、老後資金の形成を目的とした制度であるため、原則60歳まで引き出すことができません。※「老後のために今から積み立てておきたい」という明確な目的がある方には非常に向いています。

  • 将来何かあったときに備えたい
  • 10年後に住宅資金として使いたい

このような用途には適しません。


NISAは、比較的柔軟な制度設計となっており、途中で資金を引き出すことも可能です。中長期の資産形成を目的とするのであれば、老後資金に限らず、教育資金や住宅購入の頭金など、将来の大きな出費に備える手段として有効に活用できます。ただし、非課税期間や投資枠の管理には注意が必要です。

井村FP

【ワンポイントアドバイス】


iDeCoもNISAも、同じ「資産運用」という枠組みに当てはまります。しかし、その資金が「何のためのものなのか」「いつ頃必要になるのか」を明らかにした上で制度を選ぶことが、無理のない資産形成には欠かせません。


この時、前もってライフプランを描くことで、自分にとって最適な制度の組み合わせが見えてくるはずです。どちらか一方に偏るのではなく、目的や時期に応じて使い分ける姿勢が、40代からの資産運用を成功へと導いてくれるでしょう。

無理なく続けられる金額設定をする

40代からiDeCoやNISAを始める際、重要なのは「無理なく続けられる金額」を設定することです。


資産形成は一時的なものではなく、長期にわたりコツコツ積み上げていくことが基本です。そのため、上限いっぱいまで積み立てることを目指すよりも、日々の生活に支障をきたさない範囲で継続することが成果につながりやすいといえます。


iDeCoの場合、途中で拠出額を減らしたり、一時停止したりする手続きが面倒に感じる方も多いため、最初から生活に無理のない金額で始めることが肝心です。少額であっても、長く続けることで複利効果が受けられますし、毎月の家計にゆとりがある状態であれば精神的な安心感も得られます。


また、NISAも同様に「継続性」がポイントです。まとまった金額が用意できず、たとえ投資額が少なかったとしても、時間を味方につけることで資産は着実に成長していきます。重要なのは、一時的な余剰資金ではなく、安定して拠出できる金額を見極めることです。

井村FP

【現役FPのコメント】


iDeCoやNISAについて「どのくらいの金額なら無理がないか判断できない」「他の支出とのバランスが不安」といった悩みがある場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。


たとえば、マネーキャリアでは、在籍するすべての担当者がFPの資格を保有しており、的確なアドバイスが受けられます。さらに、相談者の口コミや担当者のプロフィールも事前に確認できるため、信頼性の高いサポートが受けられる点も安心材料となるでしょう。


家計とのバランスを保ちながら、無理なく資産形成を進めるためにも、専門家の力を借りることを検討してみてはいかがでしょうか。気になる方は一度相談してみてください。


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受け取り方(出口戦略)を見据えた計画を立てる

iDeCoやNISAで資産形成を進める際に、見落とされがちなのが「受け取り方」、いわゆる出口戦略です。積立時の節税や運用メリットに注目が集まりやすいですが、将来の受け取り方法次第で税負担は大きく変わるため、事前の計画が重要です。


特に、注意したいのがiDeCoです。iDeCoでは60歳以降に受け取りが可能になりますが、その際の受け取り方法には「一時金としてまとめて受け取る」「年金形式で分割して受け取る」「一時金と年金の併用」といった選択肢があります。それぞれ税制上の扱いが異なるため、損をしないためには自分にとって最適な方法を見極めることが欠かせません。

井村FP

【ワンポイントアドバイス】


一時金で受け取る場合は「退職所得控除」が適用されますが、会社からの退職金と同じ年に受け取ってしまうと控除枠が圧迫され、結果として課税対象が増える恐れがあります。


そのため、退職金とiDeCoの受け取り時期をずらすことで、控除をうまく活用できる可能性が高まります。一方で年金として分割受取にした場合は「公的年金等控除」が使えますが、他の年金と合算されるため課税ラインを超えないよう注意が必要です。


また、NISAについては、非課税期間が終了したあとにどのタイミングで売却するかが重要になります。利益が出ていても、タイミングを誤ればその後の課税対象になる可能性があるため、必要資金の予定に合わせて戦略的に売却していくことが求められます。

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【実際どうだった?】40歳の方を中心にNISA・iDeCoに関するアンケート調査を実施

iDeCoやNISAといった資産形成の制度が広く知られるようになった一方で「実際に利用している人はどのくらいいるのか」「どのような考えで選んでいるのか」といった具体的な実情が気になる方も多いのではないでしょうか。40歳前後は、老後や教育費、住宅購入などさまざまなライフイベントが重なりやすく、制度選びに迷う時期でもあります。


40歳の方を中心にNISA・iDeCoの利用状況に関するアンケート調査を実施しました。どちらの制度を利用しているか、その理由や、毎月の掛金はいくらなのかなど、リアルな声をもとにまとめています。他にも「運用で感じている不安」や「迷っている点」についても回答を得ました。


これから制度を使って資産形成を始めたいと考えている方にとって、参考になる情報が満載です。ぜひ参考にしてみてください。


※2025年6月9日~2025年6月12日時点での当編集部独自調査による 

現在、NISAとiDeCoのどちらを利用していますか?理由も含めて教えてください


上記のアンケート結果によると「NISAのみを利用している」と回答した人が53.4%と最も多く、続いて「NISAとiDeCoの両方を併用」が33.3%、その次に「iDeCoのみを利用している」が13.3%という結果になりました。


全体としてNISAの活用率が高く、多くの人が自由度の高さや使いやすさに魅力を感じていることがうかがえます。

井村FP

【編集部のコメント】


実際の声として「NISAは自由に引き出せる点が便利だから」という意見があり、流動性を重視する人にはNISAが選ばれやすい傾向があります。一方で「老後資金を目的としているため、税制メリットの大きいiDeCoを中心に利用している」といった声も見られ、目的が明確な人はiDeCoを活用しているようです。


この結果から、資産形成の目的によって選択肢が大きく分かれており、今後は制度の併用や使い分けが一層重要になりそうです。自分にとって最適な制度を選ぶには、ライフプランに基づいた判断が求められるでしょう。

毎月の掛金を教えてください


40代を中心に実施されたiDeCoの掛金に関するアンケート調査では「1万円未満」と回答した人が全体の42.8%と最多でした。


続いて「1〜2万円未満」「2万円以上」がどちらも28.6%となっており、全体としては月々1〜2万円以内の積立が主流であることがわかります。

井村FP

【編集部のコメント】 


この結果から、まずは少額から始めて無理のない範囲で続けたいと考える人が多いことがうかがえます。実際には「教育費や住宅ローンもあり、今は大きな額を掛けられないが、老後資金も少しずつ準備したい」という声も見られました。


また「余裕のあるときに増額できるよう、最初は少なめに設定した」という意見もあり、将来を見据えた柔軟な運用を意識している人が多い印象です。


40歳を中心とした層に実施したNISAに関するアンケートによると「毎月の掛金が8万円以上」と回答した人が最も多く、全体の34.6%を占めました。


次いで「3〜5万円未満」「5〜8万円未満」がともに23.1%。「〜3万円未満」は19.2%という結果となりました。

井村FP

【編集部のコメント】


この結果から、全体的にNISAの非課税投資枠を積極的に活用している層が多いことがうかがえます。新NISAでは年間の投資上限が拡大されたこともあり、積極的に資産運用に取り組む姿勢がより一層強まっていると考えられます。


その一方で「生活費に余裕のあるときだけ積み立てたい」といった柔軟な使い方を希望する声もありました。他にも「将来の備えとして投資を始めたいが、まずは無理のない少額から始めたい」という考えも根強く、コツコツ続けることを重視する傾向も見受けられました。

NISAやiDeCoを運用する上で、どのような点を最も重視していますか?


こちらのアンケート結果によると、40歳を中心とした回答者のうち、NISAやiDeCoの運用で最も重視している点として「長期運用・積立・継続」が37.1%と最も多くの支持を集めました。これに続いて「利回り・成長性重視」と「安定性・リスク分散」がいずれも22.9%となっており、バランスの取れた運用を意識している様子がうかがえます。


一方で「手数料・コスト重視」は11.4%で「節税・制度活用重視」は5.7%とやや低めの結果となりました。制度の仕組みや税制メリットは理解していても、それ以上に続けられるかどうか、リスクに備えられるかを優先して判断している傾向が見て取れます。

40代女性


定期預金と投資信託のバランス

iDeCoを運用する際に最も重視しているのは、定期預金と投資信託のバランスです。


老後資金として長期的に積み立てる制度だからこそ、リスクを分散しながら安定した運用を目指したいと考えています。すべてを投資信託に回すのではなく、一部は元本確保型の定期預金にすることで、相場の急変時にも精神的な不安を軽減できます。

40代男性


積立投資を続けること

長期的な視点で、コストの低いインデックスファンドに、淡々と積立投資を続けることです。日々の株価の変動に一喜一憂せず、ドルコスト平均法を活かして、世界経済の成長の恩恵を長期で受け取ることを目指しています。


またポートフォリオも特定の国やセクターに偏らせず、リスクを分散させることを最も重視しています。

40代女性


手数料の低さと運用の手間がかからないこと

NISAやiDeCoを運用するうえで重視しているのは、手数料の低さと運用の手間がかからないことです。基本的にはインデックス型の投資信託を選び、長期で保有しています。


毎月の積立設定さえしておけば、あとは市場の成長に任せるだけなので、忙しい日々の中でも無理なく続けられています。 

40代男性


枠によって運用の仕方を変えている

用途に応じた資産の分け方を意識して運用しています。


積み立て枠ではインデックスを中心に安定性を重視し、成長投資枠では今後の値上がりが期待できる個別銘柄に投資する方針です。リスクを抑えつつリターンも狙えるよう、バランスをとりながら運用しています。 

40代男性


長期的な成長とドローダウンの少なさを重視

長期的な成長とドローダウンの少なさを重視しています。主にオルカンかS&P500に連動する投資信託を選び、為替の状況を見ながらヘッジの有無を調整しています。


ただ、今後の経済状況や金利動向によっては判断が難しくなる場面もあるため、必要に応じて専門家の意見も取り入れていきたいと考えています。

井村FP

【編集部のコメント】


この調査結果から、多くの人が「無理のない継続」を重視し、短期的な利益ではなく長期的な資産形成を優先していることが考えられます。


運用の目的や重視するポイントは人それぞれですが、制度を選ぶ際には「自分にとって何が重要か」を整理することが大切です。目的がはっきりしていれば、iDeCoとNISAのどちらを選ぶべきか、あるいは併用すべきかも判断しやすくなります。自分軸を持つことが、後悔のない選択につながる鍵となるでしょう。


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NISAやiDeCoを運用する上で、不安に感じることや迷っていることはありますか?

NISAやiDeCoを活用して資産形成に取り組んでいる方の中には「運用を続けていて本当に大丈夫だろうか」といった不安を抱えている人も少なくありません。


アンケートでは「将来、株価が大きく下落しているタイミングで取り崩すことになったら、資産が目減りしてしまうのでは」といった声や「iDeCoは制度が将来的に改悪される可能性が心配」といった意見が寄せられました。また「明確な不安はないが、思ったように増えるかどうかは常に気になる」といった慎重な姿勢も見られます。

40代男性


制度の将来性

iDeCoを活用していますが、不安に感じているのは制度の将来性です。受け取りまでに時間がある分、その間に制度が改悪されるのではないかという懸念があります。税制優遇の内容や受け取り条件が変わってしまうと、計画通りに活用できなくなる可能性もあるため、不透明さが気がかりです。 

40代男性


積立投資を継続できるか不安になる

世界的な金融危機や大きな地政学的リスクが顕在化した際に、パニックにならずに現在の積立投資を継続できるか、という精神面での不安はあります。頭では「暴落時こそ買い場」と理解していても、実際に資産が大きく目減りした時に冷静でいられるか自信がありません。

40代女性


期待通り資産は増えていくのか?

運用について、大きな不安はないものの、やはり「本当に期待通りに資産が増えるのか」という点は常に頭にあります。

過去の実績やシミュレーションを見て納得してはいるものの、将来の相場は誰にも読めないため、不確実性への不安は完全には拭えません。それでも、長期目線で続けることが大切だと考えています。

30代男性


NISAの個別株に手を出したくなる

iDeCoは60歳まで引き出せないため、自然と長期運用になり、あまり迷うことはありません。ただ、NISAはいつでも売却できるぶん、ついタイミングを見計らって売ってしまおうとしたり、個別株に手を出したくなったりします。


運用方針がぶれないよう意識していますが、自己判断でいいのか不安になることもあります。

40代女性


日本株と外国株の比率

リーマンショックのような急激な下落を考えると、外国株式だけでは不安があり、最近は安定性を重視して国内株式も半分ほど組み入れるようにしています。


ただ、この比率で続けていいのか判断に迷うこともあるため、今後の運用方針については、必要に応じて専門家の意見を聞いてみたいと考えています。

井村FP

【編集部のコメント】

これらの不安に対しては、一人で悩み続けるのではなく、専門家のアドバイスを受けることが解決の近道になります。特に、資産運用やライフプランに関して総合的に見てくれるFPの存在は非常に心強いものです。


中でも「マネーキャリア」なら、在籍する担当者全員がFPの資格を持ち、節税・資産形成・保険など幅広い分野で相談が可能です。制度の仕組みや運用戦略を自分に合った形でアドバイスしてもらえるため、将来への不安を具体的に解消できるでしょう。

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【まとめ】40歳からのiDeCo・NISAは目的に応じて優先順位を立てよう

40歳からiDeCoやNISAを始めるにあたって「自分は何のために資産を築くのか」を明確にし、目的に応じて制度を使い分けることが大切です。


老後の生活資金を重点的に準備したい方には、節税効果の高いiDeCoが適しています。一方、教育費や住宅購入など中期的な資金ニーズがある場合は、柔軟に引き出せるNISAが便利です。また、資金に余裕があれば、両方を併用することで資産形成の幅を広げることができます。


ただし、それぞれの制度にはメリットだけでなく注意点もあるため、ご自身に合った活用方法を見極めることが成功のカギとなります。とはいえ「制度が複雑で自分だけでは判断が難しい」という方も少なくないでしょう。

井村FP
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将来に向けた不安を安心へと変える一歩として、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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