住宅ローン3000万円・30年返済の月々返済額をシミュレーションのサムネイル画像
・3000万円の住宅ローンを30年で返済すると毎月の支払いはいくら?
・30年ローンで後悔しないためにはどうしたらいい?

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

<結論>
3000万円のローンを借入期間30年で返済すると、金利タイプにもよりますが毎月の返済額は10~12万円ほどです。

頭金を多めに入れたり、繰り上げ返済をしたりすることで毎月の返済負担が減り、利息の支払いも少なくなります。

3000万円の住宅ローンで後悔しないためのポイントとして、返済比率を適正範囲内に収めることや、諸費用の内訳・団信の内容も含めて複数の金融機関を比較検討すること、繰り上げ返済の計画を立てておくことを押さえておきましょう。

この記事では、3000万円の住宅ローンを30年間で返済する際の金利タイプ別シミュレーションを行います。

3000万円ローンで後悔しないためのポイントも詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
井村FP
住宅ローンの契約の際には、ローンの借り入れ額と返済期間の他にも金利タイプや団信など決めるべきことが多いため、圧倒されるように感じるかもしれません。

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この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

住宅ローン3000万円・30年返済の月々返済額をシミュレーション

3000万円の住宅ローンを30年で返済する場合、毎月の返済額はいくらになるでしょうか。


ここでは、金利タイプ別にシミュレーションを行い、毎月返済額や総返済額を比較します。特に変動金利はシミュレーション通りの結果にはならない可能性もありますが、ローン契約の参考にしてみてください。

変動金利で借りた場合

変動金利を選んで3000万円の住宅ローンを契約し、30年で返済するシミュレーションを行ってみましょう。


表では、当初の金利を0.9%とし、30年の間に3回ほど金利上昇すると予想しました。


そのほかの条件として、元利均等返済、頭金なし、ボーナス払いなしとしています。

金利毎月返済額
1~5年目0.9%9万5000円
6~15年目1.4%10万2000円
16~25年目2.0%10万6000円
26~30年目2.5%10万8000円
総返済額-3717万円


金利が上昇するごとに毎月返済額は数千円ずつ増加していますが、金利2.5%の期間も10万円台を保っています。また、総返済額から、利息分の支払いは700万円以上に上るとわかりました。


初期金利の0.9%を維持したまま返済を続けた場合、総返済額は3424万円となるため、金利上昇により利息の支払い額は300万円ほど増えることになります。

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住宅ローンの変動金利には、5年ルールや125%ルールというものが適用されます。


5年ルールによって、5年に1度しか返済額が上昇せず、125%ルールによって、前の期間の返済額を基準に125%以上の返済額にはなりません。


ただし、実際の金利上昇が返済額を上回ることもあり、そうしたケースでは元金がなかなか減らずに最終的な支払額が増加してしまうリスクがあります。

10年固定金利で借りた場合

10年固定金利を選んだ場合、毎月の返済額はいくらになるでしょうか。


10年固定金利とは、最初の10年間は比較的低い金利で借り入れでき、11年目以降は金利が上がるタイプの住宅ローンです。


表では、当初の金利は1.95%、11年目以降に3.18%となる想定でシミュレーションを行いました。


先ほどと同じく借入金額3000万円、頭金なし、ボーナス払いなし、元利均等返済の条件を使用しています。

金利毎月返済額
1~10年目1.95%11万円
11~30年目3.18%12万3000円
総返済額-4280万円


10年固定金利のシミュレーションでは、金利が高い分毎月の返済額は11年目以降に12万円を超え、利息の支払い額は1200万円以上となります。

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10年固定金利は変動金利と比べて金利が高く、提供している金融機関も少ない傾向にあります。


ただし、変動金利のような5年ルールがなく、11年目以降の金利も契約時に決まっているため、最終的な支払額の見通しが立ちやすいのがメリットです。

全期間固定金利で借りた場合

全期間固定金利で3000万円のローンを組んだ場合、毎月の返済額はいくらになるでしょうか。


表では、全期間金利2.6%で借り入れ、頭金なし、ボーナス払いなし、元利均等返済の条件でシミュレーションを行いました。

金利毎月返済額
1~30年目2.6%12万円
総返済額-4324万円


毎月返済額は12万円ほど、利息分の返済額は1300万円以上に上ることがわかりました。


固定金利を選ぶと、毎月の返済額が30年間変わらず、元金が減るスピードも想定通りとなるため、資金計画が立てやすいのが大きなメリットです。

井村FP

金利タイプにはこのほかにも、変動金利と固定金利のミックスタイプや、5年固定・20年固定などの選択肢があります。


住宅ローンの契約前にFPに相談すると、金利タイプの選び方や、自分の状況におすすめな金融機関などについて具体的なアドバイスが受けられます。マネーキャリアではオンライン相談や訪問相談が可能で、自宅にいながらプロの意見が聞けるのが嬉しいポイントです。


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頭金なし・頭金ありの場合で月々返済額をシミュレーション

3000万円の住宅ローンで頭金なしと頭金ありの場合では月々の返済額にはどれくらいの差が出るでしょうか。


表では、住宅価格は3000万円、固定金利1.5%で借り入れし、30年で返済する場合、頭金ありとなしで返済額をシミュレーションしました。


このほかの条件として、ボーナス払いなし、元利均等返済としています。

頭金なし頭金1割
(300万円)
頭金2割
(600万円)
頭金3割
(900万円)
毎月返済額10万4000円9万3000円8万3000円7万2000円
総支払額3727万円3655万円3581万円3509万円
利息軽減額-72万円146万円218万円


頭金2割の場合では頭金なしの場合と比べて総支払額が146万円も減るシミュレーション結果となりました。

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理想的な頭金の額は住宅価格の1~2割で、頭金を多めに入れることで低い金利で借り入れできる金融機関もあります。


ただし、手元に残す資金や諸費用などの支払いとのバランスを取ることも重要です。最適な頭金の額についてFPに相談してみてはいかがでしょうか。


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繰り上げ返済した場合の効果をシミュレーション

繰り上げ返済を使うと、総返済額はどれくらい減るでしょうか。


先ほどと同じく住宅価格3000万円、固定金利1.5%で借り入れし、30年で返済するケースで、借り入れ5年後に100万円の繰り上げ返済をする場合と、10年後に100万円繰り上げ返済する場合とで返済額を比較してみました。


その他の条件として、頭金なし、ボーナス払いなし、元利均等返済としています。

繰り上げ返済なし5年後に繰り上げ返済
100万円
10年後に繰り上げ返済
100万円
毎月返済額10万4000円10万4000円10万4000円
短縮効果-1年1ヶ月1年0か月
総返済額3727万円3683万円3593万円
利息軽減額-44万円34万円


5年後に繰上げ返済した場合、繰り上げ返済なしの場合と比べて総支払額が44万円も減る結果となりました。


また、5年後と10年後を比較すると、同じ100万円の繰り上げ返済でも利息軽減額に10万円の差が出ることから、早いタイミングで繰り上げ返済するほうが効果的といえます。

井村FP

シミュレーション結果から、計画的に繰り上げ返済をすることで返済期間を短縮でき、総支払額も抑えられることがわかりました。ただし、金融機関によっては繰り上げ返済に手数料がかかるため、事前の確認が必要です。


自己資金とのバランスを取りながら繰り上げ返済する方法については、FPに相談してみるのがおすすめです。


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住宅ローン3000万円・30年返済で後悔しないためのポイント

3000万円ローンを30年で返済する際に後悔しないために何ができるでしょうか。

次の3つのポイントについて解説します。

  • 返済比率は手取り年収の20〜25%以内を目安にする
  • 諸費用や団信の内容を含めて複数の金融機関を比較する
  • 繰上げ返済の計画を立てておく

返済比率は手取り年収の20〜25%以内を目安にする

3000万円ローンで後悔しないために、返済比率を適正範囲内に収めるようにしてください。


返済比率とは手取り収入に対するローン返済額の割合のことで、理想の返済比率は20~25%以内とされています。


表では、3000万円ローンを20年で返済する際の年収別の返済比率をまとめました。


固定金利1.5%、頭金なし、ボーナス払いなし、元利均等返済の条件を使用しています。

年収(手取り)毎月返済額返済比率
400万円(320万円)10万4000円38%
500万円(400万円)10万4000円31%
600万円(480万円)10万4000円25%
700万円(560万円)10万4000円22%


表のシミュレーションから、3000万円ローンを無理なく返済できる理想の年収は600万円以上とわかりました。

井村FP

返済比率を下げるには、頭金を多めに入れたり、借り入れ期間を長く設定したり、できるだけ低い金利で借り入れたりすることが有効です。


額面年収に対する手取り年収にも人によって差があるため、条件を変えてシミュレーションしてみてください。

諸費用や団信の内容を含めて複数の金融機関を比較する

金融機関を選ぶ際には、金利の低さを最も重視するかもしれません。


ただし、金利が低くても契約の際の諸費用が高額だったり、団信でカバーされる範囲が狭かったりする可能性もあります。


諸費用の内訳や、団信に自分と家族に必要な保障内容が含まれているかどうかも含めて金融機関を比較検討してみてください。

井村FP

近年は団信の種類も豊富になってきており、ガンや三大疾病の特約を付けて現在加入している生命保険を解約するほうがお得になる場合もあります。


収入合算やペアローンで契約を組む場合には、ペア団信なども合わせて検討してみましょう。

繰上げ返済の計画を立てておく

繰り上げ返済とは、あらかじめ決められた返済額よりも多く返済することで、最終的な利息の支払いを減らす効果があります。


繰り上げ返済には2つの種類があり、1つは期間短縮型、もう1つは返済額軽減型です。


期間短縮型は繰り上げ返済額分だけ返済期間を短縮でき、返済額減額型は残りの期間の返済額を減らせる方法です。2つを比較すると、期間短縮型の方が利息の支払いを減らす効果が大きく、おすすめの方法といえるでしょう。

井村FP

繰り上げ返済をするなら、計画的に貯蓄しておくことが必要です。


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【まとめ】住宅ローン3000万円・30年返済で迷ったらFPに相談しよう

この記事では、3000万円の住宅ローンを30年で返済する場合の返済額のシミュレーションを行い、頭金を入れたり繰り上げ返済をしたりするケースについても考えました。


3000万円のローンで後悔しないために、借りられる額ではなく無理なく返済できる額を基準に借り入れをし、予期しない出来事があったときのための緊急予備資金も確保しておきましょう。


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