ideco(個人型確定拠出年金)産休中・育休中は節税効果がないが続けるべき?のサムネイル画像

「産休中・育休中だがイデコを始めるべき?」「idecoに入っているがidecoを続けるべき?」このような悩みを持つ方は多いでしょう。そこで本記事では個人型確定拠出年金(ideco)加入者が産休中に注意すべきことをまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

目次を閉じる

産休中・育休中でもideco(イデコ、確定拠出年金)をすべき?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


iDeCoを運営している国民年金基金連合会の調査では2021年7月現在のiDeCo加入者は約200万人となっています。


近年の投資ブームから口座開設数は年々増加し、多くの方が利用する制度へ成長しました。

また、所得税の計算する中で掛金分の所得控除を受けることが出来るため、サラリーマン世帯に人気の制度となっています。

そんな中、友人からこのような質問・相談がありました。

産休中・育休中でもiDeCoに加入するべき?
産休中でもお得なの?

このように所得がなく、所得控除が行われない産休中にiDeCoに加入することにメリットがあるか悩まれている方が多くいます。


そんな方のため、この記事では

  • 産休中にiDeCoを継続するメリット
  • 産休中で収入が減り、生活が苦しい場合の対処法
  • 加入者が産休中となった場合の注意点
について解説していきます。

少しでも皆さんのお手伝いになれば幸いです。

個人型確定拠出年金(ideco)加入者は産休中も掛け続けるべき

結論からいうと「産休中であってもiDeCoは続けるべき」ということです。


iDeCoに加入し続けることで将来必ずくる老後に効率よく備えることができます。

ですが、iDeCoの掛金とする資金は家計の余裕資金で掛け続けることが大切です。

無理な掛金のiDeCoを続けると家計にも、精神上も良くありません。


この記事では、こういった場合の対処法を解説しています。

「不安がある」といった方は是非、ご覧ください。

個人型確定拠出年金(ideco)加入者が産休に入ったら注意が必要!

まずこちらでは「iDeCo加入者が産休となった場合の注意点」について解説します。


解説の際には次の項目に沿って説明します。

  1. 途中解約することはできない
  2. 産休中・育休中は節税メリットは少ない
  3. 給与から天引きしている場合は注意
  4. 産休前には無理に加入しない
1つ1つ詳しく解説していきます。

①途中解約することはできない

まずは「途中解約することはできない」です。


iDeCoは一度加入すると原則60歳まで解約することができません。

例外的に解約ができるケースがありますが、条件が厳しいため基本的に解約は難しくなっています。


なので、産休中にお金が足りなくなったからといってiDeCoに積み立てた資金を当てにすることができません。

iDeCoには解約ができないので、強制貯蓄といったメリットがありますが、解約できないデメリットも加入前に確認しておきましょう。

②産休中・育休中は節税メリットは少ない

次は「産休中・育休中は節税メリットは少ない」です。


iDeCoのメリットの一つには所得税を計算する上で所得控除となる点があります。

産休中の場合に受け取る産休手当・育休手当は給与と異なり、健康保険組合等から支給される非課税所得となります。

なので、産休中・育休中にiDeCoを掛け続けた場合であっても所得控除を受けることが出来るといったメリットは享受できません。


産休・育休が明けた後に職場を退職し、専業主婦になる場合は以後も所得控除のメリットを受けることができなくなるので注意が必要です。

ですが、iDeCoには所得控除以外にもメリットがありますので、一度継続を検討してみる価値があります。

③給与から天引きしている場合は注意

次は「給与から天引きしている場合には注意」です。


iDeCoを活用されている多くの方が給与天引きを選択しています。

産休中・育休中等の給与が支払われないタイミングに給与天引きを選択していると掛金の引き落としができなくなってしまいます。


そのようなケースでは元金が増えずにiDeCoの手数料のみを支払っていく形となります。

運用益が出ていれば損はしませんが、運用益が出ていなければ損をしてしまいます。


iDeCoを給与天引きにしている状態で産休・育休に入る場合は注意しましょう。

④産休前には無理に加入しない

次は「産休前には無理に加入しない」です。


iDeCoの掛金は基本的には家計の余剰資金を勧めており、それは途中解約ができないためです。

産休前のタイミングで無理にiDeCoに加入すると

  • お金が足りない
  • 掛金を払うのが負担となる
といった家計上のトラブルになりかねません。

産休中・育休中には所得も減り、病院・ベビー用品と多くのお金が必要となります。
無理なiDeCo加入で資金が不足し、ストレスを抱えないためにも計画的な加入検討をしましょう。

産休中・育休中でも個人型確定拠出年金(ideco)を始めるメリットを紹介

ここまで記事を読んで頂いた方にも「注意点はわかったけど、加入理由にはならないな」「iDeCoを始めたら良いことあるかな」といったことを考えている方もいらっしゃると思います。


そんな方のためにiDeCoに加入した際のメリットを次の項目に沿って紹介します。

  1. 子どもが生まれるまで支出が少ない
  2. 長期間続けるほどメリットが多いので早く始めるべき
  3. 教育資金と同時に老後の資金準備も重要
1つ1つ詳しく解説していきます。

①子どもが生まれるまで支出が少ない

まずは「子どもが生まれるまで支出が少ない」です。


多くの方が子どもが生まれてからの支出を心配し、備えられています。

その反面、子どもが生まれるまでは大きな支出は少なく、余剰資金が生まれます。


その資金を効率的に積立てることで投資をするクセができます。

子どもが生まれた後では目先にお金が必要なイベントが控えていると投資を始めることが難しくなってしまいます。


妊娠中に投資を始めたいと考えている方は出産前に始めることをオススメします。

②長期間続けるほどメリットが多いので早く始めるべき

次は「長期間続けるほどメリットが多いので早く始めるべき」です。


iDeCo等の投資は長期間投資を続けることによって多くのメリットを得ることができます。

そのメリットは

  • 元金が大きくなる
  • 投資で得られる利益は大きくなる
  • 将来受け取ることが出来る年金額が大きくなる
等があります。

投資には「長期投資は短期投資より安定的に資産の増加を見込める」といった傾向があります。
その為、iDeCoを始める際にも出来るだけ早いタイミングで始めることで安定的に老後資金の準備ができます。

iDeCoを始める際には出来るだけ早いタイミングから始めることをオススメします。

③教育資金と同時に老後の資金準備も重要

次は「教育資金と同時に老後の資金準備も重要」です。


多くの方が教育資金と同様に不安を感じている資金には「老後資金」があります。

iDeCoは制度の性質上、加入者が60歳以上にならなければ引き出しができません。

引き出しができない反面、教育資金と切り離して老後資金の準備が可能といえます。


通常の貯金で教育資金・老後資金を準備をすると、遠い将来の老後資金は後回しにされることが多くなります。

結果、定年を迎えて老後を迎えた段階でお金がなくなり、豊かな老後を送れなくなってしまいます。


豊かな老後を送るためには資金は欠かせない存在となっており、教育資金と両立するためにはiDeCoの利用をオススメします。

産休中に個人型確定拠出年金(ideco)運用が苦しい場合の対処法3選

いざiDeCoを始めた際に「掛金の負担が大きい」「もっと少額にすればよかった」と後悔される方が多くいらっしゃいます。


iDeCoやローン契約の際には当初のシミュレーションと異なる出産・結婚等のイベントがあった場合に対応しきれないケースが多くあります。


そんな場合の対処法を紹介します。

  1. 産休中は中断し、家計が安定したら再開
  2. 産休中は掛け金を減らす
  3. 管理費が低額な運用機関に変更
こちらでは1つ1つ詳しく解説していきます。

①産休中は中断し、家計が安定したら再開

まずは「産休中は中断し、家計が安定したら再開」です。


iDeCoを一度始めてしまうと掛金払込みの停止ができないと勘違いされている方がいらっしゃいますが、そのようなことはありません。

基本的にiDeCoの掛金払込停止はいつでもできることとなっており、安心して加入ができるようになっています。


掛金の払込みを停止する際にはコールセンターに連絡し、必要書類を提出が必要です。

通常、提出後1〜2ヶ月程度手続き期間が必要となりますので、お急ぎの際は早めに手続きを始められることをオススメします。

②産休中は掛け金を減らす

次は「産休中は掛け金を減らす」です。


産休前後にiDeCoに加入される際に「産休中・育休中は掛金が負担が大きいから加入できない」といった方が多くいらっしゃいます。

産休・育休を理由にiDeCo加入を諦めることは必要ありません。


iDeCoは1月〜12月の間で好きな時期に1度だけ掛金の変更ができる制度となっています。

なので、1年の中で大きなライフイベントを予定していたり、予期せぬライフイベントがあった場合に掛金変更が可能となります。


産休中に払込みが苦しくなった場合には、掛金の減額をオススメします。

③管理費が低額な運用機関に変更

次は「管理費が低額な運用機関に変更」です。


iDeCoの手数料が加入時のみと考えられている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。

iDeCoの手数料には「口座管理手数料」「運営管理手数料」が必要となるケースが多くあります。

この費用は掛金を払い込んでいない状況であっても発生することとなり、元金が大きいほど多くの費用が必要となります。


そんな場合に備えて管理費が定額な運用期間に変更することで掛金を停止・減額した場合であっても手数料損という状況に陥らなくなります。

iDeCoに加入・金融機関の選定時には管理費用の手数料が定額な金融機関を選択することをオススメします。

まとめ:産休中・育休中のideco加入は慎重に検討

産休中・育休中のiDeCo加入について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • iDeCo加入者は産休中でも掛け続けるべき
  • 長期投資をするため、iDeCo加入は出来るだけ早く行う
  • 払込みが苦しい場合には、払込停止・減額が必要

でした。


現代では教育資金・老後資金について疑問・不安を持っている方が多くいらっしゃいます。

iDeCoを利用することで老後資金を効率よく貯めることができ、節税効果も得られるのでオススメできる制度です。

ですが、適正な掛金を設定する際には家計・収入等の様々な情報を整理する必要があり、個人で行うには難易度が高く、FP等の専門家に相談することが必要になります。

そんな時にマネーキャリアのFPに相談することで老後の目標資金・適正な掛金共に自身に合ったプランが提示できます。

この記事内で皆様の不安がなくなり、皆様の生活がより良いものになりましたら幸いです。


マネーキャリアでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。