
本記事では、「たくさんの罠がある」と思われがちなiDeCoを始める前に知っておきたいポイントや、よくある5つの誤解について解説。併せて、iDeCo本当に「罠」だったのか、iDeCo利用者の体験談を紹介します。
最後まで読めばiDeCoのデメリットを理解でき、回避するための対策を取れるようになりますよ!ぜひご覧ください。

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- iDeCoをはじめる前に知っておきたい5つの「罠」とは?
- 60歳まで引き出せない
- 元本割れのリスクがある
- 受取時に課税される
- コストがかさむ
- 今後改悪される可能性も
- 迷ったら専門家に相談!iDeCoの「罠」を避けるためにFP相談を活用しよう
- 本当に「罠」だった?iDeCo利用者の体験談を紹介
- iDeCoで後悔した経験はありますか?
- どのようなことで後悔しましたか?
- 「こうすればよかった」と思うことはありますか?
- iDeCoの罠を回避するための対策3選
- 余裕資金から拠出する
- 投資の基本を学んでおく
- 出口戦略を考える
- 実は罠ではない?iDeCoによくある5つの誤解
- 誤解①元本割れする確率が高い
- 誤解②厚生年金が減ってしまう
- 誤解③1万円だと意味がない
- 誤解④専業主婦(夫)にとっては意味がない
- 誤解⑤放置すると危険
- 正しくiDeCoを学びたい人はマネーキャリアに相談してみよう
- 【まとめ】iDeCoの「罠」はデメリットへの理解で回避可能!
iDeCoをはじめる前に知っておきたい5つの「罠」とは?

iDeCoには節税などのメリットがある一方で、制度を正しく理解していないと「罠だった」感じてしまうリスクもあるのは事実。
ここでは、加入前に知っておきたい5つの注意点を取り上げ、それぞれの対策や誤解しやすいポイントを解説していきます。
- 60歳まで引き出せない
- 元本割れのリスクがある
- 受取時に課税される
- コストがかさむ
- 今後改悪される可能性も
60歳まで引き出せない
元本割れのリスクがある
iDeCoには元本割れのリスクがあることを十分に理解しないと、後々「罠だった」と感じてしまう可能性が高いです。
iDeCoを始める際、資金の「運用先」を選ぶこととなります。なかには元本確保型ではない商品も多く、運用次第では資産が減ってしまう可能性も。
受取時に課税される
コストがかさむ
今後改悪される可能性も
現在はさまざまな税優遇が受けられるiDeCoですが、今後法改正により税制優遇などの見直しが起こる可能性もゼロではありません。
実際、iDeCoはこれまでも幾度となく法改正を経てきました。特に2026年から始まるいわゆる「10年ルール」は、大きな改悪とも言われています。
迷ったら専門家に相談!iDeCoの「罠」を避けるためにFP相談を活用しよう

iDeCoは様々な税優遇を受けられるなど、多くのメリットがある制度。ですが、その仕組みを知らずに加入してしまうと「罠だった…」と後悔する可能性も。
iDeCoが本当に「罠」となり得るかどうかは、各人のライフプランなどによって異なります。
自身に合ったiDeCoの活用法や、新NISAなど他の制度を利用した方がいいのかを考えるには、FPへの相談が効果的です。

本当に「罠」だった?iDeCo利用者の体験談を紹介
実際にiDeCoを利用した人も「罠だった」と感じているのか、体験談をもとに考えてみましょう。
※ 口コミ調査方法:ランサーズ
※ 調査期間:2025年6月27日~2025年6月29日
※ 口コミ内容は回答者の主観的な感想や評価です。
- iDeCoで後悔した経験はありますか?
- どのようなことで後悔しましたか?
- 「こうすればよかった」と思うことはありますか?
iDeCoで後悔した経験はありますか?
実際にiDeCoを利用した方のうち、後悔した経験があるのは57.6%。半数以上の方が何らかの後悔があることがわかりました。
どのようなことで後悔しましたか?

iDeCoを利用して後悔したことで多かったのは「元本保証の商品を選んだこともあり、思ったより資産が増えない」(26.2%)、「受取時に税金がかかると知らず、節税メリットが薄く感じた」(24.4%)でした。
「こうすればよかった」と思うことはありますか?

iDeCoを利用して「こうすればよかった」と思うことで最も多かったのは「投資の基本をもっと勉強しておけばよかった」(37.4%)。
その他「他制度との違いを比較しておけばよかった」(21.1%)、「受取時の税金について調べておけばよかった」(19.7%)という声も目立ちました。
iDeCoの罠を回避するための対策3選

iDeCoは老後資金を準備するうえで有利な制度ですが、制度をよく知らずに加入すると「罠だった」と後悔する可能性も。
ここでは、そういった落とし穴を避けるために重要な3つの対策を紹介します。
- 余裕資金から拠出する
- 投資の基本を学んでおく
- 出口戦略を考える
余裕資金から拠出する
投資の基本を学んでおく
iDeCoでは投資信託などの運用先を選ぶ必要があり、商品の選び方によって将来の資産額が大きく変わる可能性も。
運用結果に驚かないため、事前に投資の基本を学んでおくことをおすすめします。
例えば、長期で見ればリスクとリターンは表裏一体。「今元本割れしていること=悪」ではないこと。
その他、インデックス投資・分散投資・リバランスなど、投資の基本を知っておくことで、安定した資産形成を期待できます。
出口戦略を考える
iDeCoは受給時に課税されることを知らずに加入してしまうと、受取時に意外と税金がかかって「損をした」と感じるケースも。
たとえば60代で退職金と同じ時期にiDeCoを一時金で受け取ると、退職所得控除の枠を使い切ってしまい、大きく課税される可能性があります。
また、控除に関してはルールも多く、今後改正の可能性もあります。
実は罠ではない?iDeCoによくある5つの誤解

iDeCoには罠がたくさんあると思われがち。ですが、実は全くの誤解ということもあります。
ここでは、iDeCoに関するよくある誤解を5つ解説します。
- 誤解①元本割れする確率が高い
- 誤解②厚生年金が減ってしまう
- 誤解③1万円だと意味がない
- 誤解④専業主婦(夫)にとっては意味がない
- 誤解⑤放置すると危険
誤解①元本割れする確率が高い
誤解②厚生年金が減ってしまう
一方、個人型の確定拠出年金であるiDeCoは、一度受け取った給料である個人の資産から積み立てをします。
そのため、社会保険料には影響せず、厚生年金が減ることはありません。
誤解③1万円だと意味がない
iDeCoは少額の積立でも、長期的な運用により将来的に大きな資産を築けます。
例えば、30歳から35年間積み立てれば総額は420万円。運用益を元本に組み込み運用を続けることで資産を増やせる「複利効果」によってさらに増やせる可能性も。
さらに、所得控除により年間2万4000円ほどの税優遇も受けられます。
誤解④専業主婦(夫)にとっては意味がない
「60歳まで引き出しができない」「毎月自動的に積み立てされる」ことで、老後へ向けた資産形成をしくみ化でき、運用益が非課税になる恩恵も受けられます。
また、専業主婦(夫)の方は退職金がないため、退職所得控除をフル活用できることは大きなメリットです。
誤解⑤放置すると危険
正しくiDeCoを学びたい人はマネーキャリアに相談してみよう

活用方法は毎月の収支や各人の資産状況、ライフプランによって異なるため、具体的な活用法を知りたい人はマネーキャリアにご相談を。
資産形成に精通したお金のプロが、iDeCoの基礎知識からあなたに最適な活用方法をアドバイス。老後へ向けた資産形成をシミュレーションできます。
【まとめ】iDeCoの「罠」はデメリットへの理解で回避可能!
本記事では、「たくさんの罠がある」と思われがちなiDeCoを始める前に知っておきたいポイントや、よくある5つの誤解について解説。併せて、iDeCo本当に「罠」だったのか、iDeCo利用者の体験談を紹介しました。
<結論>
iDeCoには「罠」と言われるべきデメリットは存在します。ただし、それらは制度について正しく理解をすれば回避可能。
むしろ、上手に活用すれば、老後の資産形成をしていくうえでのメリットが多くあります。

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