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▼この記事を読んでほしい人

  • iDeCoの利回りとは何か知りたい人
  • iDeCoの平均利回りとは何か知りたい人
  • iDeCoで利回りを考慮した運用方法が知りたい人

▼この記事を読んでわかること

  • iDeCoの利回りの仕組みと計算方法について
  • iDeCoの平均利回りの仕組みについて
  • iDeCoで利回りを考慮した運用方法について

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内容をまとめると

  • iDeCoの利回り別の将来資産シミュレーションを詳しく解説
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iDeCoを利用する上で注目したいのが利回り。今回はiDeCoの利回りの考え方と、平均利回り、運用方法について解説しています。また、想定の平均利回りによる将来の資産シミュレーションも紹介します。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

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iDeCoの利回りの仕組みは?またその計算方法や平均利回りは?

こんにちは。マネーキャリア編集部です。

皆さんは老後のお金について、何か準備をされていますか?


今回は、老後の資産形成の手段の一つ・iDeCoにおける利回りについて解説します。

iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、自分で年金を用意する制度です。


この記事では、以下を中心に説明していきます。

  • iDeCoにおいて利回りは重要?
  • iDeCoの利回りに関するメリットとデメリットとは?
  • 利回りによって将来の資産はどれくらい違う?
  • 利回り別のポートフォリオ
この記事を読めば、投資の基礎的な考え方や、iDeCoを利用すると資産面でどんな老後になるのか、想像しやすくなります。
ぜひ最後までご覧ください。

iDeCoの平均利回りとは?利回りの仕組みとともに解説

iDeCoに加入するのであれば、利回りは注目しておきたい点です。
利回りは運用結果に直結し、将来の受取金額が大きく変動する要因になるため重要です。 

この記事でiDeCoの利回りについて、チェックしていきましょう。
計算方法や利回りとは何かについて解説します。

iDeCoの利回りの計算方法

利回りは以下で計算します。

利回り(%)=(分配金 + 譲渡損益)÷投資元本×100

iDeCoの平均利回りは、一年を通した利回りを平均したもの

一般的に「利回り」と言えば、1年間を通した年利回りのことを指します。

iDeCoの場合も、平均して1年あたりどのくらいの割合で資産が増えているのかを表しています。

利回りは、年によって変わってきます。

iDeCoは平均利回りが3〜5%の運用商品が多くある

iDeCoの運用結果を見てみると、平均利回り3~5%の商品が最も多くなっています。

ちなみに、iDeCoの商品およそ400本の、過去5年間の利回りは、平均で約4%です。


ただ銀行に預金しているより、大きなリターンが得られそうですね。

iDeCoの利回りの2つのメリットについて解説

iDeCoの利回りには期待が持てそうですが、具体的に何がメリットなのでしょうか?
メリットを2つ解説します。

メリット①|運用益が非課税だから複利の恩恵が受けられる

普通、運用益には20%ほど税金がかかります。

しかし、iDeCoを利用すれば運用益分の税金がかかりません。

例えば、100万円の運用益が出た場合。

iDeCoでなければ100万円×20%=20万円の税金がかかりますが、iDeCoを利用していれば、この分は課税されません。

 

さらに、複利の効果で運用益は増えていきます。

複利とは「元本+利息」に利息がつき、雪だるま式に利益が増えていく仕組みです。


例として、100万円の元本に5%の利回りがつく場合では、以下のようになります。

1年後2年後
iDeCoを利用しない103万9,843円108万1,273円
iDeCo利用105万円110万2,500円
差額1万157円2万1,227円

3年後は3万3,271円、4年後は4万6,355円、5年後は6万548円...と差額はどんどん広がっていきます。


運用益が非課税で複利の効果があるiDeCoをうまく活用できれば、大きな資産となるでしょう。

メリット②|所得税控除で実際の利回りはもっと上がる

iDeCoにおいて、掛金は拠出時に所得控除になります。


例えば、iDeCoで長年資産を運用し、最終的に500万円を掛金として支払い、700万円の運用益が出たとします。

この時、掛金の500万円は拠出時に所得控除になるのです。

掛金×税率の分、所得税や住民税が安くなります。

所得税率10%・住民税率10%の場合は、500万円×20%で100万円分の節税になります。

累進課税によって年収が高くなるほど税率も高くなるので、その分節税できる金額も高くなります。


運用成績自体が良くなるわけではありませんが、利回り20%相当に値します。

iDeCoの注意点(デメリット)について解説

iDeCoのメリットに着目してきましたが、注意点やデメリットについても2つ解説します。

デメリット①|iDeCoの手数料は平均利回りを下げる要因となる

加入した時・口座開設を行った時・年金を受け取る時などに、手数料を支払う必要があります。

国民年金基金連合会・運営管理機関・事務委託先に、数千円ほど払います。

  • 国民年金基金連合会:加入と転職等で移管した時に2,829円、掛金納付の度に105円
  • 運営管理機関:金融機関によって異なる
  • 事務委託先:金融機関によって異なる

運用で資産が増えても、手数料は支払う必要があります。

手数料がかからない・もしくは安いところで口座を開設しましょう。

デメリット②|iDeCoは原則60歳まで引き出すことができない

iDeCoは解約ができない定期預金のようなもの。

拠出したお金は原則60歳にならないと引き出せません。

iDeCoでの年金を受け取れるのは、加入期間によって異なってきます。

例外的に、中途解約が認められることもありますが、該当する人はほぼいません。

iDeCoは、始めたらやめられないと覚えておきましょう。

iDeCoの平均利回りによって将来の資産にどれほど影響が出るのか解説

iDeCoの平均利回りでどれほど差が出るのでしょうか?
以下のパターンを見ていきましょう。

  • 平均利回りが4%(運用30年)の場合
  • 平均利回りが2%(運用30年)の場合
  • 平均利回りが3%(運用20年)の場合
  • 平均利回りが1%(運用20年)の場合

平均利回りが4%(運用30年)の場合

月1万円を30年積み立てた場合で考えてみます。

平均利回り4%、30年運用した場合は以下になります。

12万円×58.3283=699.94万円


「58.3283」は年金終価係数です。

年金終価係数とは、一定期間・一定利率で毎年一定金額を積み立てた時の、将来の積み立て合計額を計算するために使用する係数を表しています。

平均利回りが2%(運用30年)の場合

同じく月1万円を30年積み立てた場合で考えます。
平均利回り2%、30年運用した場合は以下になります。

12万円×41.3794=496.55万円

「41.3794」は年金終価係数です。

運用期間30年で両者の資産には約200万もの差が出る

利回りが2%違うだけでも、699.94万円と496.55万円で、およそ200万円の差が生まれています。


利回りを考えずに運用すれば、これだけ損する可能性があると思うと、軽視できませんね。


次からは少し視点を変えて「何年の間、毎年いくら受け取りたいか」で考えてみましょう。

平均利回りが3%(運用20年)の場合

20年間、毎月5万円を受け取りたい場合で考えていきます。

平均利回り3%のパターンを見てみましょう。

60万円×15.3238=919.43万円

「15.3238」は年金原価係数です。

年金原価係数とは、元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間で取り崩していく時、現在いくらの元本で複利運用を開始すればいいかを計算する時に使用する係数です。

平均利回りが1%(運用20年)の場合

同じく、20年間で毎月5万円を受け取りたい場合の、平均利回り3%のパターンを見てみましょう。

60万円×18.2260=1093.56万円


「18.2260」は年金原価係数です。

目標資産額に必要な総積立金には約175万円もの差が出る

目標金額が同じでも、利回りが違うだけで、必要な資金が「919.43万円」と「1093.56万円」で、およそ175万円の差が出ることが分かりました。


やはり、できるだけ利回りは大きくなるよう、運用していきたいものですね。

iDeCoで平均利回りを0%〜10%としてどれほどの資産になるのか解説

企業年金に加入していない会社員は、月額2万3000円が掛金の上限です。
この条件で、iDeCoで平均利回りを0%〜10%とした場合、どれほどの資産になるのか見てみましょう。

月2万3000円、平均利回りが0%〜10%で運用期間別に将来資産を解説

年利0%、5%、10%で見てみましょう。

  • 年利0%:10年で276万円、20年で552万円、30年で828万円
  • 年利5%:10年で355万円、20年で934万円、30年で1876万円
  • 年利10%:10年で460万円、20年で1654万円、30年で4749万円
0%と10%では、最大3900万円ほどの差がついています。

2000万を貯めるなら平均利回り5%で30年の運用が必要

年利5%だと、30年で1876万円。


よく聞く「老後2000万円」には少し届かないようですが、上記の解説では、所得控除を考慮していません。

控除額を加えれば、年利5%でも2000万円に届く計算になります。

掛金別に平均利回り1%〜5%の運用による将来資産を解説

掛金と利回り別に将来の資産がどのようになるのか見ていきましょう。

毎月の掛金を1万円で積み立てた場合

毎月1万円で積み立てると、利回り別では以下のようになります。

  • 1%:10年で約126万円、20年で約266万円、30年で約420万円
  • 3%:10年で約140万円、20年で約140万円、30年で約583万円
  • 5%:10年で約155万円、20年で約411万円、30年で約832万円

毎月の掛金を2万円で積み立てた場合

毎月2万円で積み立てると、利回り別では以下のようになります。
  • 1%:10年で約252万円、20年で約531万円、30年で約839万円
  • 3%:10年で約279万円、20年で約657万円、30年で約1,165万円
  • 5%:10年で約311万円、20年で約822万円、30年で約1,665万円

1000万貯めたい場合は?

「老後2,000万円とは言うけど、ちょっとハードルが高い...せめて半額の1,000万円なら?」というケースを想定してみました。


上述したように、掛金2万円以上・平均利回り3%・25年の運用で達成可能です。

iDeCoの過去5年間の運用利回りは、平均およそ4%ですが、3%と控えめの利回りでも1,000万円なら手が届きそうです。

iDeCo外国株式中心の運用なら、平均利回り5%も可能

日本を除く先進国全体の株式を対象とする指数に「MSCIコクサイインデックス」があります。


2019年5月末時点の情報ですが、5年間で年率6.33%の上昇を記録しています。

10年間では11.07%の上昇。

1994年からの25年間で見ても、年率8.57%と高く伸びています。


ただ、これらの数字は米ドル建てのパフォーマンスです。

皆さんが投資する際は、為替レートや、運用手数料の影響も考える必要はあります。

それでも選択肢の一つとして、検討の余地はありそうです。

iDeCoは職業によって、掛金の上限が異なる

iDeCoの掛金の上限は、職業によって違います。
掛金額の上限が高い順に、月額でそれぞれ以下の通りです。

  • フリーランス・自営業者、フリーター:68,000円
  • 企業年金がない会社員、専業主婦:23,000円
  • 企業型確定拠出年金のみに加入している会社員:20,000円
  • 公務員、確定給付企業年金のみの会社員、確定給付企業年金と企業型確定拠出年金の両方に加入している会社員:12,000円
ご自身がいずれに該当するのか、チェックしてみましょう。

iDeCoの想定の平均利回りを決めたら実際の資産配分を考えよう

それでは実際に、資産の配分について考えてみましょう。
まずはポートフォリオから説明していきます。

資産配分(ポートフォリオ)について

ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのこと。

よく「ポートフォリオを組む」と言いますが、どの商品を選んで運用していくか、どんな銘柄をどれくらい買うか検討することを意味します。



iDeCoの運用商品をリスク・リターン別に紹介

iDeCoの商品は2タイプがあります。


1つ目が元本確保型。

あらかじめ決まった金利で運用され、元本と利息が確保されています。

その分、リターンも少なく、利回りは年0.01%程度です。


2つ目が元本変動型。

その名の通り、元本の変動がありますが、原本確保型に比べて大きなリターンが見込めます。

元本変動型にはリスクとリターンが大きい順に、以下の種類があります。

  • 外国株式型
  • 国内株式型
  • 外国債券型
  • 国内債券型

外国株式型が一番ハイリスク・ハイリターンで、国内債券型がローリスク・ローリターンになります。

平均利回り3.8%を目指す場合のポートフォリオの例

平均利回り3.8%を目指すポートフォリオとしては、以下が挙げられます。

  • 国内債券型:60%
  • 外国株式型:15%
  • 国内株式型:15%
  • 外国債券型:10%
ハイリスク・ハイリターンな株式の割合はほどほどにし、ローリスク・ローリターンな国内債券型の割合を多くしています。

平均利回り5%・10%を目指す場合のポートフォリオ例

平均利回り5%を目指すポートフォリオとしては、以下が挙げられます。
  • 国内債券型:25%
  • 外国株式型:25%
  • 国内株式型:25%
  • 外国債券型:25%
平均利回り10%を目指すポートフォリオとしては、以下が挙げられます。
  • 国内株式型:60%
  • 外国債券型:20%
  • 国内債券型:10%
  • 外国株式型:10%
ご覧いただいて分かる通り、高利回りを目指すのであれば、株式の割合を増やしていく必要があります。

ポートフォリオを決めるポイント

iDeCoを利用するのであれば、元本変動型の商品をおすすめします。

先ほども触れた通り、複利の力によって、長期で運用するほど元本確保型との差額は莫大なものになり、リターンが期待できるためです。

ただし、全員に元本変動型をおすすめできるわけではありません。


例えば、50歳からiDeCoを始める場合。

運用期間は10年だけになってしまうので、リスクは極力避けたいところです。

この場合では、元本確保型をおすすめします。

元本確保型では、利息が増えることはほとんどありません。

しかし、iDeCoのメリットの1つ・所得控除が利用できるので、支払う税金を抑えることができます。


このように、ご自身の置かれている状況によって、柔軟に考えてポートフォリオを組んでみましょう。

iDeCo公式サイトにも、商品の選び方が解説されているので、参考にしてみてください。

iDeCoを上手に運用するコツについて解説

せっかくiDeCoで資産を運用するのであれば、利益を最大化させたいですよね。

資産運用をしていると、株式はリスクが大きいため、株式の割合が大きくなってくることが多々あります。
しかし、このままだとご自身のリスク許容度を超えてくる恐れがあります。
そこで適切な割合に調整をかけるのですが、このことをリバランスと言います。

ここでは、うまく運用していくためのリバランス方法を2つご紹介します。

iDeCoリバランス方法①スイッチング

スイッチングとは、今ある資産を売買して、そのお金で新しい商品を買ってバランスを調整する方法です。


売ると税金が20%かかるため、課税される特定口座には不向きとされています。

しかし、iDeCoに関しては売買に税金が発生しないので、スイッチングがおすすめです。 

iDeCoリバランス方法②配分変更

配分変更とは、毎月購入する配分を変更する方法。

売買で課税されてしまう資産運用においては、配分変更でリバランスするのがおすすめです。

これから購入する商品の配分を変えるだけなので、余計な税金はかかりません。

iDeCoを売るベストなタイミングはいつ?

資産運用で難しいのは、売るタイミングではないでしょうか?

iDeCoでは売るタイミングはいつなのか、解説します。

iDeCoは商品の値が暴落したときに売るのはよくない

前提として、iDeCoは長期で運用される方が多いと思います。

長い目で見れば、途中で暴落することは当然起こり得るでしょう。


しかし、一時的に値下がりしてしまっても、また回復する場合も充分あり得ます。

逆に言えば、値下がりしている時は同じ掛金で多く買える時期ということ。

暴落が落ち着くまで、待ってみましょう。

iDeCo運用では目標利回りと目標金額を決めた方がよい

それでは、いつ一体売ればいいのか?

一つの目安として、利回りと金額の目標を決めておくことをおすすめします。


運用がうまくいくと「さらに値上がりするかも!」と売れないこともしばしば。

しかし、タイミングを見計らっているうちに値下がりが発生してしまうことも。


タイミングを逃さないよう、あらかじめ「老後資金にあと500万円プラスで欲しいから、iDeCoの資産が500万円になった段階で売ろう」と具体的な数字で目標を決めておきましょう。

iDeCoや資産運用に関する悩みはFPに相談すべき理由

準備中準備中

まとめ:iDeCoを利用する上で重要な平均利回りについて

今回は、iDeCoの利回りについて

  • 受取金額が大きく変わるので、利回りには注目する
  • iDeCoでは複利の恩恵が受けられる
  • 資金が拘束される点と手数料には要注意
  • スイッチングと資産配分でリバランスをしよう
  • 暴落しても慌てない
  • 売るタイミングとして、あらかじめ目標を決めておく
以上の内容を中心にお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。

iDeCoにおいて、利回りがどれほど重要か、お伝えできたと思います。

利回りを高くすることはもちろん大事なのですが、ハイリターンを狙いすぎて身の丈に合わない運用をすれば、身を滅ぼしかねません。

リスク許容度とも相談しながら、老後へ向けて資金を準備していきましょう。

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