賃上げの実現なるか?本気で年収を上げる方法のサムネイル画像

岸田総理大臣が年頭会見でコメントした賃上げは実現するのでしょうか。物価や電気代などの高騰が続く中で、賃上げが実現されれば生活の助けにはなりますが、本気で年収を上げるためには自分自身が変わる必要があります。今回は具体的な4つの方法についても紹介しています。

この記事の目次

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政府の年頭会見「賃上げの実現を」

岸田総理大臣が年頭の会見で、長年解決されてこなかった日本経済の課題についてコメントをしました。


岸田総理大臣は会見の中で、「持続可能で格差の少ない力強い成長の基盤を作り上げるために、賃上げを何としても実現する」と述べています。


日本経済はこの30年間で企業が成長しても社員の賃金を上げることはなく、想定したトリクルダウンは起きませんでした。


トリクルダウンとは、大企業などが潤い、その恩恵を中小企業などが受けることで経済の格差が埋まることを指します。


岸田総理大臣は、この日本経済の問題を解決すべく、毎年賃金を上げるシステム構築を目指しています。


その第一歩として、来春5%程度賃金を上げることを企業に求める発言をしました。


しかし、この発言に対し世間の声として「結局政府が何かをするわけではなく、企業に丸投げしている」といったものが挙げられています。


 「トリクルダウンは起きなかった」と発言をしておきながら、賃金を上げるための政策があるわけではなく、企業に委ねていると感じる人もいるのでしょう。

本当に年収を上げたいなら自分を変える

岸田総理の年頭会見に対する世間の声は厳しいものがありました。


しかし、本当に年収を上げるためには私たち自身が努力をすることも大切です。


国の政策や企業の働きで賃金が上げられることももちろんありますが、自分自身が目標としていることや将来の夢を叶えるためにも、自分を変える必要があります。


自分を変えると言ってもどのように変えればいいかわからない人もいるでしょう。

次の章で、具体的な方法について紹介します。

年収を上げる効果的な方法4つ

それでは、年収を上げるために効果的な4つの方法について見ていきましょう。


  • 転職
年収を上げる1つ目の方法は、転職です。

現在の職場で人間関係が上手くいかず出世できない、自身が出した成果に対して正当な評価を受けていないと感じる人もいるのではないでしょうか。

その場合、転職をすることで正当な評価を受けて出世や年収を上げることにもつながる可能性もあります。

特に、これまでの社会人経験を活かせる会社や、企業側から求められていれば年収が上がる可能性は十分にあり得ます。

転職をすることで年収を上げることは充分に叶えられるので、一つの選択肢として覚えておきましょう。

  • 副業
年収を上げる2つ目の方法は、副業です。

副業は、現代において年収を上げる方法として最も確実と言えるでしょう。
さまざまな副業がある中で、自分の経験やスキルを活かせる副業を選ぶ人もいれば、仕事終わりに隙間時間でできる副業を優先する人もいるでしょう。

副業のデメリットとしては、副業で年間20万円収入が入ると確定申告をする必要があり、税金を支払う必要が出てくることです。

ただ、会社員の給料で月収1万円上げることは相当な努力が必要ですが、副業で月に1万円を稼ぐことはそんなに難しいことではありません。

転職や起業を考えている人は、副業OKの会社を選ぶことと、どのように副業をしながら年収を上げていくかを考えておくとよいでしょう。

  • 起業
年収を上げる3つ目の方法は、起業です。

雇われて給料をもらう会社員よりも、働いてくれる人を雇用してマネジメントする立場になることでよりお金を稼げるようになります。

自分が動くよりも他人を動かす立場にいる人の方が年収が高くなるのは会社員でも同じなので、起業して会社を経営している人が年収が高いのは想像できるのではないでしょうか。

ただし、起業するには人脈や商品力、営業力など会社を経営するためのさまざまなスキルが必要となります。

そのため「とりあえず起業してみよう」という考えではなく、起業した後の経営戦略を考えたうえで起業すれば年収が上がる可能性は高いでしょう。

  • 昇進
年収を上げる4つ目の方法は、昇進です。

転職する方法については先述しましたが、年齢を重ねるごとに転職が難しく、年収が上がりづらくなることもあります。

特に肉体労働系の業界・職場では、年齢を重ねれば仕事もつらくなり、若い社員のように動けなくなってしまいます。

会社員として年収を上げるためには、昇進して管理職になることが最短の道でしょう。

たくさん残業をして残業代で稼ぐという考えもあるかもしれませんが、長くは続きません。
何より体調を崩してしまう可能性もあります。

昇進をすれば残業の時給もあがり、賞与の単価も上がりますので、昇進するために社内のコミュニケーションや資格取得などを目指してみるのもよいでしょう。

年収を上げるためには自分のスキルを磨くこと


年収を上げる方法を4つ紹介しましたが、どれもスキルアップが欠かせません。


転職はこれまでの経験だけで成功できるかもしれませんが、転職した後にはやはりスキルアップが不可欠です。


副業や起業は、経験を活かした副業などを選ぶことで稼ぎやすくなるかもしれませんが、より収入を増やすためには学び続けることが大切です。


昇進でも同様ですね。

スキルや知識を身に付けていくことで、上司や会社から評価をされて昇進することができます。


年収を上げる方法はいくつかありますが、より大きな金額を稼いでいくためにはスキルアップが大切であると言えます。

まとめ

今回の記事では、岸田総理大臣がコメントした賃上げと、年収を上げる方法について紹介しました。


国の政策によって来春以降、毎年賃上げされる可能性はありますが、国や企業に頼りきりではなく自分自身が変わり年収を上げることが大切です。


転職や副業など、スタートする際に出費がないものから始めることで気軽に年収を上げることができるかもしれません。


自身に合った方法を試してみましょう。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。