毎月数万円以上かかることも!子供の習い事のお金はどれくらい?のサムネイル画像

子供の習い事にいくらかかるのか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。人生の三大支出と言われている教育費の中に習い事なども含まれます。今回の記事では、子供に人気の習い事のランキングやそれぞれにかかる費用について紹介していますので、最後までご覧ください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

子供に人気の習い事ランキング

子供に人気の習い事にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。


また、習い事にどれだけのお金がかかるのか気になっている人も多いでしょう。


実は、最近の子供は約3人に2人が習い事をしていますが、総合TOP10は以下の通りです。

習い事総合TOP10
1位水泳
2位学習塾
3位ピアノ
4位英会話
5位習字
6位体操・新体操
7位サッカー
8位そろばん
9位ダンス
10位テニス

(参照:株式会社バンダイ)


4位にランクインしている英会話は、5人に1人が習っています。


これは2020年から小学校で英語が教科化したことが原因でしょう。


また、男子からの人気TOP5、女子からの人気TOP5は以下の通りです。

男子に人気の習い事女子に人気の習い事
1位水泳水泳
2位学習塾ピアノ
3位英会話学習塾
4位サッカー英会話
5位体操・新体操習字

(参照:株式会社バンダイ)


男子の方がスポーツの習い事がランクインしている印象があります。


しかし、男女ともに学習塾や英会話など勉学の習い事をしていることもわかりますね。


また、ランキングには反映されていませんが、最近では小中学生にプログラミング教室も人気になってきています。


これらの習い事は無料でできるものではなく、当然お金がかかります。


人生の三大支出の教育費の中でも、習い事にかかるお金は無視できない金額となるでしょう。

習い事別、お金の平均は?


それでは、子供に人気の高い習い事はどれだけのお金がかかるのでしょうか。

先ほど紹介した人気TOP5で比較すると、一番お金がかかるのは学習塾となります。

それぞれ月額でかかるお金の平均値がこちらです。
習い事月額にかかるお金の平均
水泳6,471円
学習塾15,362円
ピアノ7,200円
英会話8,761円
習字3,451円

(参照:株式会社バンダイ)


一番お金がかかっているのは学習塾ですが、TOP5の習い事を全部習うと月に40,000円以上のお金がかかることになります。


小学生が掛け持ちで習い事をするのは平均2~3個と言われているので40,000円ほどお金はかかりませんが、生活費や住宅ローンなどただでさえお金がかかるため、習い事のためにもお金を貯めておく必要があるでしょう。

年齢別の習い事費用平均は?

次に、年齢別に習い事にかけているお金の平均値を見てみましょう。


未就学児から小学6年生までが習い事にかけている平均値は以下の通りです。

学年月額にかかるお金の平均
全体平均13,607円
未就学児8,644円
小学1年生12,253円
小学2年生13,065円
小学3年生13,866円
小学4年生15,775円
小学5年生16,003円
小学6年生15,611円

(参照:株式会社バンダイ)


年齢が上がるにつれてかかるお金も増えているのがわかります。


小学生に上がるとどの年代になっても月額10,000円以上のお金がかかっています。


年齢が上がるにつれて周りの友達が習い事をしている影響や、中学受験を考える人、自分自身でやりたいことを見つけ始める人もいるのでしょう。

中学生・高校生の習い事事情は?

小学校を卒業した後の中学生や高校生は、スポーツなどの習い事は減り学習塾へシフトしていく家庭が増えていきます。


中学1年生から高校3年生までが年間で学習塾にかけているお金は以下の通りです。

学年公立私立
中学1年生156,032円126,795円
中学2年生203,859円181,436円
中学3年生389,861円219,276円
高校1年生80,674円110,873円
高校2年生107,774円179,923円
高校3年生170,790円225,035円

(参照:文部科学省)


こちらのデータに記載されている平均値には学習塾へ通っていない家庭も含まれているため、中には学習塾に毎月10万円以上の費用を捻出している家庭もあります。


中学生においては私立よりも公立の方がお金がかかる結果となりました。


これは、私立中学が補習などのサポートが充実しているのに対し、公立中学に通っている学生は学校ではなく学習塾で学んでいる傾向にあるのが原因と考えられます。


また、中高一貫の私立中学に入学することで、高校受験をすることがなくなるため学習塾のお金がかからずに済んでいるのも理由の一つです。


高校に上がると大学受験が控えています。


大学付属の高校に通えば校内での推薦になるケースもありますが、外部の大学を受験する人も多いでしょう。


また、校内の推薦枠を獲得するためには優秀な成績を取り続ける必要があります。


そのため、高校に上がると公立よりも私立の方が学習塾のお金がかかっていると考えられます。

まとめ

今回の記事では、子供に人気の習い事とそれぞれにどれだけのお金がかかるのかを紹介しました。


人生の三大支出である教育費の中でも、習い事は大きな費用を占めることがわかりました。


子供が「習い事をしたい」と言ったときにお金がないことを理由に習い事ができなくなることを防ぐためにも、日々の節約貯蓄資産形成を考えておきましょう。