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60代になると、健康に関する悩みや将来への不安が増えてくるものです。そんな時、生命保険は一つの解決策となるかもしれません。しかし、数多くの保険商品の中から、自分にとって最適なものを選ぶのは簡単なことではありません。そこで、この記事では60代の方が生命保険を選ぶ際に気を付けるべきポイントを紹介します。

▼この記事を読んで欲しい人
  • 60代で生命保険に新たに加入しようと検討している人
  • 60代で生命保険の選び方がわからない人
  • 60代で生命保険に加入する際の注意点が知りたい人

60代の方が生命保険を選ぶ際の注意点や、保険の選び方の具体的な手順について詳しく解説しました。この世代ならではのポイントを押さえて賢く選びましょう。自分に合った生命保険を選ぶことで、心配や不安を解消し、安心した生活を送るための参考にしてください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

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60代の生命保険の選び方



60代の生命保険の選び方について、以下のようなステップで具体的に解説します。


  1. まずは生命保険の必要性を考えよう
  2. 付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう
  3. 生命保険に加入する目的を決める(生命保険の種類を決める)
  4. 資産運用を目的にするならリスクとリターンのバランスも考えよう
  5. 保険金をいくらにするか決める
  6. 年間に支払う保険料の目安を決める
  7. 保険料の支払い方法を決める
  8. 条件に合う生命保険を探す
  9. 生命保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのが一番おすすめ

まずは生命保険の必要性を考えよう

まず大前提として、自分や家族にとって、これから生命保険へ加入する必要性がどの程度あるのか、他の保険に優先して加入する必要があるのかについてはっきりさせておきましょう。


一般的に、60代になると健康上のリスクが高まるうえ、定年退職後の収入が減少することもあり、家族の生活費や葬儀費用など、思いがけない出費に備える必要があります。


生命保険は、このような不測の事態に備えるための重要なツールで、60代は必要性がますます高まるといえるでしょう。ただしその一方で、60代になると子供たちも独立し、住宅ローンや教育費などの支出が減るケースも多いため、必要な保障額や保険の種類は変化する場合があります。


また、生命保険だけでなく、医療保険や介護保険など、自身や家族の生活や健康に直結する保険も重要性が高まるでしょう。そのため、生命保険とこれらの保険の優先度は考慮する必要があります。自身や家族の生活スタイル・リスクを総合的に見て、保険の優先順位を決めることが大切です。


以上のように、60代において生命保険の重要性が高まるのは事実ですが、他の保険とのバランスの考慮は必須です。自身や家族の将来を見据え、保険の優先度を考えることが、適切な生命保険の選択につながるでしょう。

付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう

60代の保険の選び方で大切なのは、自分自身が生命保険に対してどのような保障内容を望んでいるか、そしてどの程度の保険料が支払えるのかを把握することです。


いきなり商品を比較するのではなく、自分に最適な保障内容や保険料の目安を決めてからその条件に当てはまる保険を探すべきです。生命保険の商品は数多くあるため、いきなり商品の比較から始めると、自分にとって重要なポイントを見失ってしまうかもしれません。


具体的には、どのような事態に備えたいのか、いつまで保障が必要なのか、そして払える保険料の額はどの程度かを考えましょう。保険料に関しては、現在の収入や支出、将来の見込みなどを考慮して、自分にとって負担の少ない金額の目安を決めることが重要です。

生命保険に加入する目的を決める(生命保険の種類を決める)

生命保険には大きく分けて以下のようなタイプがあります。


  1. 終身保険
  2. 定期保険
  3. 収入保障保険
  4. 養老保険


60代で生命保険に加入する際は、保険に加入する目的を明確にしたうえで、その目的に応じたものを選ぶようにしましょう。


終身保険は保障が一生涯続くタイプで、加入している限り保険料の支払いも一生涯続きます。死亡時には必ずまとまった保険金が受け取れるため、お葬式代などを目的として加入されることが多くなっています。また、解約返戻金もあるため、将来の老後資金を確保したい場合にもおすすめです。


定期保険は満期までを保障する生命保険で、掛け捨てと呼ばれるタイプです。保障期間内に亡くなった場合にのみ保険金が支払われることから、保険料が安価であることが特徴となっています。定期保険は、一定期間のみ保障を手厚くしたい方におすすめです。例えば子供が成人するまでの期間のみ生命保険に入っておきたい場合などは、終身保険ではなく定期保険を選択するとよいでしょう。


収入保障保険は、定期保険の一種で、保険金を一括ではなく分割で受け取るタイプです。加入者の死亡による収入の減少分を補填したい方は、収入保障保険を選択するのもよいでしょう。月々受け取る保険金額が決まっているため、年齢とともに受け取れる総額は減少しますが、ライフスタイルによっては定期保険より効率的に活用できます。

 

養老保険は、定期保険と同じように満期までの保障となりますが、満期時に保険金が受け取れるのが特徴です。そのため、定期保険と同じ保障内容の場合、養老保険のほうが割高となります。ただ、掛け捨ての定期預金にはない貯蓄性があるため、保険料を無理なく支払える場合は選択肢の一つとなるでしょう。

資産運用を目的にするならリスクとリターンのバランスも考えよう

生命保険に加入する目的が資産運用である場合、リスクリターンのバランスを考慮することが重要です。


例えば、外貨建て保険は為替リスクがあるため、リスクが大きくなりますが、それだけリターンも大きくなる可能性があります。一方、円建てで運用する場合、為替リスクはなく比較的安定していますが、一般的に利回りは低くなります。


保険商品の選択には、自分のリスク許容度やライフスタイル、将来の目標などを考慮して、自分に合った商品を選ぶ必要があります。また、運用目的と保障目的をバランスよく考えることが重要です。


保険商品によっては、保障面では充実しているが運用面ではリターンが低いものや、運用面では魅力的ながら保障面が不十分なものがあります。自分に必要な保障を見極めた上で、資産運用の目的に合わせた商品選びをすることがポイントです。

保険金をいくらにするか決める

生命保険加入の際は、自分や家族が不幸にあった場合に必要な保険金額を考えることが大切です。まずは、家族の生活費や教育費、住宅ローンの返済などを考慮して、必要な保険金額を見積もりましょう。また、老後の生活費や介護費用も含めて考えると安心です。


保険金額を決める際には、将来的にインフレが起こる可能性があるため、将来の価値を考慮した金額を設定することが望ましいでしょう。万が一の場合に備えて、保険金額を十分な額に設定することをおすすめします。


ただし、保険金額が大きすぎると、保険料が高くなり、経済的な負担になる可能性があります。そのため、自分や家族の状況に応じて、適切な保険金額を設定することが重要です。


先述した保険の種類によっても保険金額が異なるため、その点も踏まえて自分に合った保険プランを選びましょう。

年間に支払う保険料の目安を決める

年間で支払う保険料は、保険金額や保障内容、加入年齢、性別、健康状態などによって異なります。保険料を決める際には、自分が今後必要とする保障内容やリスクに応じた適切な保険金額を設定し、その保険金額に対してどの程度の保険料を支払えるかを検討する必要があります。


目安として、公益社団法人生命保険文化センターが2021(令和3)年度に行なった全国調査によると、世帯主が60代の場合の平均的な生命保険料は、以下のとおりとなっています。


  • 60歳~64歳:年額38万4,000円(月額3万2,000円)
  • 65歳~69歳:年額43万6,000円(月額3万6,000円)


参考:公益社団法人生命保険文化センター|2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査


この調査結果からは、全体のなかでも60代後半の保険料は特に高い水準にあることがわかっています。保険料の負担が大きくなりすぎないよう、前述したとおり、自分にとって必要な保障内容と保険金額を見極めて慎重に検討しましょう。

保険料の支払い方法を決める

保険料の支払い方法は自分に合った方法を選び、無理のない範囲で支払いを行なうことが大切です。支払方法によって、保険料の支払総額も異なってくるので、保険料の目安を決める際には支払い方法を含めて検討するようにしましょう。


具体的な保険料の支払い方法としては、一括払い、分割払い(月払い、年払い、一定期間内での短期払い)などがあります。


一括払いは割引率が高い場合がありますが、一度に大きな支払いが必要になるため、財政的に余裕がある方に向いています。分割払いは、一括払いに比べて保険料が少し高くなりますが、毎回の負担を少なくすることができます。


また、分割払いの一種として、一定の期間内にまとめて支払いを行なう「短期払い」もありますが、60代で加入する場合は選択できない場合もあるため注意しましょう。



条件に合う生命保険を探す

最終的に、加入する生命保険を探すステップに進みましょう。これまで検討してきた保障内容や加入目的、支払える保険料、保険金の金額などを踏まえ、条件に合った生命保険を探します。


その際、生命保険の比較サイトを利用すると、自分に合った保険商品を簡単に比較することができます。多くの保険会社の商品を一度に比較検討できるため、保障内容や保険料を簡単に確認できます。また、保険料の目安や保障内容の詳細についても、サイト上で調べることができます。


マネーキャリアでも生命保険の比較ページを提供しているので、ぜひ使ってみてください。


終身保険の比較ページ(マネーキャリア)


定期保険の比較ページ(マネーキャリア)


以上のような比較サイトを活用して、自分自身が納得できる保険を選び、将来の不安を解消しましょう。

生命保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのが一番おすすめ

生命保険を選ぶ場合、保険の専門家に相談するのもおすすめです。保険のプロは、保険商品の情報や保険会社の評判を熟知しており、個人のニーズに合わせた最適な保険商品を提案することができます。


また、保険の専門家は、商品の選び方や契約の手続きなどの手間を省いてくれるため、自分で保険を選ぶ場合と比べて、時間と労力を節約することができるでしょう。


マネーキャリアでは、無料の保険相談サービスを提供しています。ご自宅にいながらオンラインで手軽に相談できるうえ、納得いくまで何度でも無料です。多様な人材のなかから、専門性の高いFPがご相談に応じますので、一度プロに相談したいという方は、ぜひ以下のボタンから相談を申し込んでみてください。

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60代の方が生命保険を選ぶ際の注意点



ここからは、60代の方が生命保険を選ぶ際の注意点について解説していきます。60代での生命保険選びは、若い世代と比較しても慎重さが必要です。以下に挙げるようなポイントに注意しながら検討するようにしましょう。


  • 手数料が高い生命保険もあるので注意
  • 外貨建て保険に加入する方は為替リスクを把握しておく
  • 健康面や職業の告知が必要な商品があるので注意


手数料が高い生命保険もあるので注意

生命保険の選び方の重要なポイントとして、手数料に注意することが挙げられます。手数料が高い保険商品は、掛け金が高くなってしまうため、長期的な視野で見ると、適切な保障を得るためのコストが高くなる可能性があるからです。


保険商品購入において、納めた保険料のすべてが加入者に還元されるわけではありません。当然ながら、保険を販売している保険会社側でかかる人件費や広告費などの経費も、保険料からまかなわれています。そのため、手数料がかかること自体は仕方がないのですが、その割合が大きい生命保険もあるので、注意が必要というわけです。


多くの保険会社の場合、手数料は開示してもらえますので、検討に際しては必ず確認しましょう。

外貨建て保険に加入する方は為替リスクを把握しておく

外貨建て保険には、保険料や保険金が外貨建てとなるため、為替変動リスクが存在します。為替レートが円安になれば保険料や保険金が増え、円高になれば保険料や保険金が減少する可能性があるため、外貨建て保険に加入する際には為替リスクを把握する必要があります。


具体的には、加入する外貨建て保険の外貨の動向や将来的な為替レートの予想、また、保険契約期間中に円高・円安が起こった場合のリスクヘッジ策を考える必要があります。ただ、外貨建て保険は、保険商品の価格競争力や投資効果によっては為替リスクを上回るメリットを得られるケースも考えられます。判断が難しい場合は、保険の専門家と相談し、自分にとって最適な選択肢を見極めましょう。

健康面や職業の告知が必要な商品があるので注意

生命保険に加入する際には、健康面や職業に関する事項の告知が必要な商品があるので注意しましょう。一般的に、健康に問題がある場合や、リスクの高い職業に就いている場合は、保険料が高くなります。告知漏れや虚偽の回答は、保険契約が無効になる場合があるため、加入前にしっかりと調べ、正確な情報を提供するようにしましょう。


特に、高齢になると病気や体調不良のリスクが高まるため、健康面に関しては正直に回答することが重要です。また、加入後に健康状態が変化した場合には、保険会社に正確に報告することにも気を付けましょう。ただし、保険商品のなかには告知義務がないものも存在します。

まとめ:60代の生命保険の選び方

60代での生命保険の選び方については、ほかの世代とは違う注意点もいくつかあるので気を付けましょう。自身や家族に合った保険の種類や保障内容はもちろんのこと、保険会社の信頼性なども確認して、自分に合った生命保険を選ぶことが大切です。


特に60代の方は、子供の成人などにより、それまでとは求める保障内容が変わる可能性も高い世代といえます。必要に応じて保険の専門家への相談なども活用しつつ、自分にとって最適な保障を確保するようにしましょう。