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この記事を読んで欲しい人
  • 20代で生命保険に加入しようか迷っている人
  • 20代に生命保険が必要な理由が知りたい人
  • 生命保険の選び方がわからない20代
  • 20代の子どもに生命保険の加入をすすめたい親世代
この記事を読んでわかること
  • 20代の生命保険の選び方
  • 20代の生命保険の必要性
  • 生命保険加入の目的が大事
  • 20代が生命保険を選ぶときの注意点

この記事では、20代の生命保険の選び方を解説します。若くて元気な20代にも生命保険は必要です。どのように生命保険を選んでよいか、選び方だけでなく選び方の注意点も解説するので、20代の人は自分に合った生命保険を選ぶときの参考にしてください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

20代の生命保険の選び方

生命保険は必要だけど、どう選んで良いのかわからなくて困っている20代の人もいるでしょう。


この記事では、20代の人がどんな保険にどのように加入したらよいのか、選び方を解説します。


以下の流れで、加入する生命保険を選ぶといいでしょう。

  1. 保障内容や保険料の目安を決める
  2. 加入目的を決める
  3. 資産運用はリスクとリターンのバランスを考える
  4. 保険金額を決める
  5. 支払い保険料を決める
  6. 保険料の支払い方法を決める

まずは生命保険の必要性を考えよう

生命保険の選び方の前にまずは、20代の生命保険の必要性を考えましょう。


20代は、初めて親元を離れ生活をする人・大学を卒業し就職したばかりの人・結婚したばかりの人・子どもが産まれ子育てにいそしんでいる人などさまざまなライフステージにいることでしょう。


就職したばかりの人は、収入も少ないため、病気やケガで入院したときの治療費に備える必要がああります。

結婚して夫婦共働きの20代も同じように医療保険に備えるほか、働けなくなったときの就業不能保険に備えるのも良いでしょう。


しかし、結婚をし子供がいれば、病気やケガのリスクに備えながらも、万が一のときの備えも必要です。自分にもしものことが起こったら、その後の子どもやパートナーの生活が心配ですよね。


20代は、子どもは生まれたばかりだったり、まだ小さい子がほとんどでしょう。子どもが小さければ大きな保障が必要です。遺された家族が生活を立て直すまでの間の充分な生活費や子どもの教育資金を考慮にいれなければいけません。


生命保険は、遺された家族の生活費に備えるためだけでなく、自身の葬儀費用をまかなうためのものでもあります。

独身や夫婦共働き家庭にも、自分に万が一のときを想定して少額でも良いので生命保険に加入しておくべきです。


20代の生命保険の選び方は、それぞれのライフステージや家族構成・収入などを考慮することが大事です。

付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう

まずは、付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選びましょう。


たくさんある生命保険の商品をいきなり比べるのではなく、自分に最適な保障内容や保険料の目安を決めたうえで、保険を選ぶのが大事です。


「親からすすめられたから」や「友だちが加入したからなんとなく」などで保険に加入すると、あとあと保障が足りなくて困ったり、保障をたくさん付けすぎて何がなんだかわからなくなってしまうこともあるでしょう。


また、支払えるだいたいの目安保険料も決めましょう。

あれもこれもと保障を手厚くすると、その分保険料も高くなってしまいます。


万が一の安心は買えても、保険料の支払いができなくなってしまえば、解約せざるを得なくなってしまいます。


まずは、付けたい保障と保険料の目安を決めることが、生命保険の選び方の第一歩です。

生命保険に加入する目的を決める(生命保険の種類を決める)

次に、生命保険に加入する目的を決めましょう。


死亡保障のある生命保険は大別して以下の4つがあります。

  1. 終身保険
  2. 養老保険
  3. 定期保険
  4. 収入保障保険
終身保険は、一生涯の保障で、保険料も一生涯変わりません。
保険期間の途中で解約すると解約返戻金が受け取れます。
お葬式費用として掛ける人もいます。

養老保険は、保険期間は一定期間で、満期まで保険料は変わりません。
満期時に満期金が受け取れるので、貯蓄性があります。

終身保険と養老保険は、死亡時の保障をつけながら資産運用をしたい人におすすめです。

定期保険は、一定期間のみの保障で、満期がくれば保障は終了します。掛け捨ての死亡保障なので、保険料は割安です。
子どもが成人するまで死亡保障を手厚くしたいが保険料を安く抑えたいと考える人に向いています。

収入保障保険は、定期保険と同じで、保険期間が一定で保険満了まで保険料は変わりません。保険金の受け取り方が、一時金ではなく分割で受け取れ、保険期間満了に近づくほど、受取る保険金は少なくなります。

資産運用はせず、保障のみ掛けたい20代には、定期保険・収入保障保険がおすすめです。

何のために生命保険に加入するかを決めることは、生命保険の選び方においてとても大事です。

資産運用を目的にするならリスクとリターンのバランスも考えよう


資産運用を目的にするなら、リスクとリターンのバランスも考える必要があります。


外貨建て保険は、支払った保険料をもとに保険会社がドルで運用する保険です。


日本円より利回りが高いので、支払った保険料以上のリターンが期待できます。

しかし、為替変動による為替リスクがあるため、元本割れする可能性もあるのが特徴です。


さらに、ドルから円に交換するさいには、為替手数料などコストもかかってしまいます。


円建て保険は、利回りは比較的低いので思ったほど増えないですが、為替リスクがないので為替相場の変動に振り回されることはありません。


選び方としては、リスクはあるがリターンも大きい外貨建てなのか、為替リスクはないが利回りの低い円建てにするか、どちらが自分に合っているかで決めると良いでしょう。

保険金をいくらにするか決める

万が一亡くなったときにどのくらいの金額が必要でしょうか。


まずは、死亡時の葬式費用がいくらかかるか考えましょう。

葬儀の規模にもよりますが、一般的に葬儀に関わる費用は100万円から300万円と言われています。


さらに、遺された家族の生活費がどのくらいかかるかも考える必要があります。


子どもがいる・いないや、パートナーが専業主婦(主夫)、夫婦共働きなどの家族状況などで必要な金額は異なってきます。


子どものいない・夫婦共働きであれば、子どもの生活は不要ですし、パートナーにも一定の収入があるので大きな金額は不要でしょう。


しかし、パートナーが専業主婦(主夫)で子どもがいれば、人数分の生活費の準備が必要です。子どもが小さければ、パートナーが仕事を始まるまでに時間が必要でしょう。


以上のように、葬式費用と残された家族の生活費を考慮して、保険金額をいくらに設定するかを決めることも生命保険の選び方で重要なポイントです。

年間に支払う保険料の目安を決める

年間に支払う保険料の目安を決めましょう。


ほかの人が年間どのくらい保険料を支払っているか気になりますよね。

ほかの人の支払い保険料を知ることで、自分の生命保険の選び方の参考にもなります。


生命保険文化センターの「2021年(令和3年)の生命保険に関する全国実態調査」によると、世帯の平均年間払込保険料は、37.1万円です。


さらに細かく世帯主年齢別にみると、世帯主が「29歳以下」の平均年間払込保険料は、21.5万円で、世帯主が「90歳上」の次に低い結果でした。


この平均年間保険料には、死亡保障の生命保険だけでなく、医療保険や学資保険、個人年金保険なども含まれています。


上記結果を参考にして、自分の収入や家族構成を踏まえて、年間支払保険料の目安を決めましょう。

保険料の支払い方法を決める

生命保険の選び方の最後は、保険料の支払い方法を決めることです。


保険料の支払い方法には、以下の4つがあります。

  • 月払い
  • 半年払い
  • 年払い
  • 一括払い
一般的には、月払いを選択する人が多いでしょう。
毎月の収入から決まった支出項目の一つとして家計管理がしやすいメリットがあります。

半年払い年払いは、ボーナスが入るタイミングで保険料を支払うことが出来ます。
しかし、ボーナスが時期によって金額が少なくなるような職種であれば、まとまった収入が見込めず支払えない可能性もあるので注意が必要です。

すでに十分な貯蓄がある人は、保険料を一括で払うこともおすすめです。
先に保険料を一括で支払っておけば、保険期間中の保険料の支払いを気にしなくてよ良いメリットがあります。

以上のように、保険料の支払い方法を決めることも20代の生命保険の選び方には、大事なポイントのひとつです。

条件に合う生命保険を探す

ここまでの生命保険の選び方の流れを読んでいくと、自分に合った生命保険がどんなものか見えてきたのではないでしょうか。


加入したい生命保険の条件がそろったら、次は、条件にあった生命保険を探しましょう。


日本には約40社の生命保険会社があります。

それぞれが特徴のある保険を販売していますので、条件に合った生命保険を見つけるのが大変かと思います。


生命保険の比較サイトを利用すると、簡単に20代の自分に合った生命保険を見つけることができます。


マネーキャリアにも生命保険の比較ページがありますので、参考にしてください。

生命保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのが一番おすすめ

保険比較サイトを使ってもどの生命保険に加入したら良いのかなかなか判断がつかない人もいるのではないでしょうか。


保険の選び方に困ったときは、保険の専門家に相談するのが一番おすすめです。


マネーキャリアでは、保険の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に無料で保険の相談ができます。納得がいくまで何度でも無料で相談できるのも特徴です。


女性のFPも多数在籍しているので、20代女性の人でも安心して相談できるのではないでしょうか。


20代の人が、生命保険の選び方で困ったら、保険の専門家に相談することで悩みも一気に解決するでしょう。


自分の条件に合った生命保険を選びたい20代は、以下のボタンから無料相談の申し込みをしてください。

20代の方が生命保険を選ぶ際の注意点

ここからは、20代の方が生命保険を選ぶ際の注意点を解説します。


注意点が事前にわかれば、加入後も安心できるのではないでしょうか。


注意点は以下の3つです。

  • 手数料が高い生命保険もある
  • 外貨建て保険の加入する方は為替リスクを把握する
  • 健康面や職業の告知が必要な商品がある
それぞれ解説しますので、生命保険の選び方の参考にしてください。

手数料が高い生命保険もあるので注意

最初の注意点は、手数料が高い生命保険もあるということです。


生命保険の本質は、万が一のときの経済的不安に備えるものです。

保険料を支払い、万が一のときに受けとれる保険金や給付金があるから安心できますね。


保険料は、「純保険料」と「付加保険料」から成り立っています。

純保険料は、万が一のときの保険金として支払われるもの。

付加保険料は、人件費や宣伝費などのいわゆる経費です。


この付加保険料には、代理店に支払う手数料もあります。

代理店とは、保険に加入したい人の意向を聞き、条件に合った保険の提案をし、加入の手続きを行う役割があります。


契約が成立すると、保険会社が代理店に報酬として手数料を支払います。

手数料は、保険会社や保険種類により異なりますが、一般的に5~7%程度です。


なかには手数料が高いものもありますが、手数料はおおむね開示されていますので、加入しようとする保険の手数料が気になる人は、代理店に聞くのもいいでしょう。

外貨建て保険に加入する方は為替リスクを把握しておく

次の注意点は、外貨建て保険に加入する方は為替リスクを把握しておくことです。


外貨建て保険は円建て保険より利率が良いのがメリットで、魅力的にみえるでしょう。

しかし、円建て保険と外貨建て保険の一番の違いは、外貨建て保険には為替リスクがあることです。


為替の変動によっては、支払った保険料の総額より受け取る保険金が少なくなるリスクがあります。


外貨建て生命保険の選び方においては、為替リスクがあることを充分理解することが大事です。

利率が良いというメリットがあるだけでなく、為替リスクがあることを理解し加入するかどうか決めましょう。

健康面や職業の告知が必要な商品があるので注意

最後の注意点は、保険の加入時に健康面や職業の告知が必要な商品があることです。


告知内容は保険会社によって多少の違いがありますが、健康診断で異常を指摘された・入院や手術の予定があるかなどです。


告知の不要な生命保険もありますが、保険料が割高になるデメリットがあります。


また、スタントマンや潜水士など命の危険がともなう職業は、生命保険に加入できないこともあります。なぜなら、通常の職業より死亡するリスクが高いからです。


告知内容がどんなものか事前に保険会社や代理店に確認すると良いでしょう。


生命保険の選び方の3つの注意点をふまえた上で、生命保険加入を検討してください。

まとめ:20代の生命保険の選び方

20代の生命保険の選び方をテーマに解説しました。

若くてエネルギッシュな20代にも、生命保険は必要です。

収入や家族構成などで必要な保障額や支払える保険料は人それぞれです。

生命保険を選ぶさいには、注意点もありますので、今回の生命保険の選び方の記事を参考にして、20代のみなさんが、自分に合った生命保険を選んでください。

保険選びに悩んだら、保険のプロに相談するのも良いですね。