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▼この記事を読んで欲しい人

  • 終身保険って必要?と加入するかどうかの必要性がわからない人
  • 加入したいと考えているけど選び方を知りたい人
  • すでに加入しているけどこれでいいのか不安に感じている人

▼この記事を読んでわかること

  • 終身保険に加入する目的
  • 目的別の終身保険の選び方
  • 終身保険の選ぶ際の注意点

終身保険の選び方のポイントは何か、どのような目的の人に合っていて目的別に選び商品に違いがあることを解説しています。検討のプロセスや加入を検討する際の注意点、つまずいたときの相談などについても合わせて解説している記事です。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

終身保険の選び方




終身保険とは万が一死亡した場合、または高度障害状態になってしまった場合にに保険金を受け取れる保険です。また「終身」の名称どおり保険期間は一生涯です。皆さんは終身保険に加入していますか?また加入を検討していますか?


これから加入を検討している方、なんとなく加入したけどよくわかっていなまま加入してしまった方に向けて終身保険の必要性、目的はなんなのか、選び方のポイントはあるのか、どのようなことに注意していけばいいのかなどを解説していきたいと思います。

まずは終身保険の必要性を考えよう

終身保険に加入するにあたってはまず目的を明確にする必要があります。なぜ終身保険にが必要と思ったかです。

終身保険の加入の目的は主に以下のいずれかに当てはまるでしょう。


  • 万が一死亡したときの葬儀費用など最小限の備え
  • 万が一死亡したときの残された家族の生活の補填となるような備え
  • 資産運用目的


ひとつ目の万が一死亡したときの葬儀費用など最小限の備えが目的という方は、独身の方やすでに養う必要のあるお子さんが独立している場合などのステージにいる方が考えられます。

ご家族に大きなお金は必要ないけれど、葬儀の費用などでは負担をかけたくないなどの理由から加入するというものです。


二つ目の万が一死亡したときの残された家族の生活の補填となるような備えについてはまだ働き盛りであったり、お子さんがまだ独立していないご家庭の方が考えられます。そのような方が万が一亡くなってしまうと残された家族の生活にダイレクトに影響が出てきてしまいます。当面の生活費や学費にあてられるような少し大きめの保障が必要という理由から加入するものになります。


三つ目の資産運用目的という方はまとまった金額の資金があるものの銀行預金に預けているだけでは昨今の金利事情では増えていくことは期待できません。そう言った場合に一時払いの終身保険で運用しながら死亡保障も用意できるという理由から加入するというものになります。


付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう

終身保険に加入する目的が自分に合致したとして、いきなりどの商品にしようかと考えるのなかなか難しいと思います。


そこで選び方の一例として、自分に最適な保障内容や保険料の目安を決めてからその条件に当てはまる商品を探すという方法があります。


終身保険ですので、医療保険のように細かい特約がたくさんあるということではありませんが、前述している万が一死亡したときの残された家族の生活の補填となるような備えが目的のような方は定期保険特約を上乗せして保険料を抑えながら保障を手厚くするということも可能です。


自分の現在の収入に対して保険料はいくらくらい払えるのか?ということを概算でもいいので事前に算出しておくと商品を選ぶ際に選択しやすくなるでしょう。

遺族年金など公的保障を考慮して必要な保障金額を見積もる

一般的に自分の葬儀の費用だけを残したいという方は、200万円ほどと言われているので、保障の金額についてはあまり悩まないかもしれません。


しかし、万が一死亡したときの残された家族の生活の補填となるような備えという目的の場合は、各家族構成、年齢、会社員(または公務員)か自営業なのかなどによって必要な保障金額は変わってきます。


公益財団法人生命保険文化センター リスクに備えるための生活設計公的遺族年金について知りたいに詳しく記載があります。

必要保障額を算出するにはこの公的遺族年金を考慮してどの程度の金額が不足するのかということを見積もる必要があります。


特に自営業(国民年金)の対象の方は公的遺族年金は少なくなるので、必要保障額は慎重に算出して不足のないようにしたいものです。


見積もりを基に保障金額をいくらにするか決める

どのくらいの公的保障があるかわかったら具体的に保障金額をいくらにするか決めていきます。


先ほど一般的な葬儀の費用だけなら200万程度としましたが、その他に不足がないかも検討しましょう。例えばお墓の費用もということであればプラスで150万円くらいが相場なので全部で350万円ほどでしょう。


家族の生活費の補填が目的の方の場合は公的遺族年金を考慮しつつ、現在の貯蓄の金額やお子さんの年齢、人数から今後かかるであろう学費や生活費などを積み上げていき必要な保障金額を算出します。


資産運用が目的の方の場合は基本的に一時払い保険料として支払える金額から保障金額が決まってきますので保障金額より、いくら保険料を納めるかを検討するほうがよいでしょう。

資産運用を目的にするならリスクとリターンのバランスも考えよう

資産運用を目的として終身保険に加入する場合は主に一時払終身保険になるでしょう。

保険料を一括で収めて一定期間運用して解約払戻金を受け取るということができます。


一時払終身保険でも様々な種類があり、資産運用になりますので運用がうまくいけばリターンがありますが、それなりにリスクが存在します。


国内生命保険会社の一般的な一時払い終身保険であれば、加入の際から解約払戻金が経過年数ごとに決まっていますのでリスクは低いと言えます。その分、昨今の金融事情では予定利率も下がっていますので大きなリターンは望めません。


一方で外貨建ての一時払い終身保険では、日本円より利率がよく、為替相場によって大きなリターンが得られることもありますが、その分逆に大きく損をするリスクもあります。


自分のリスク許容度がどのくらいなのかは加入前によく検討し、商品を選択しましょう。

保険料の目安を決める

終身保険に加入を検討されている方は、他になんの保険にも加入していないという方は少ないのではないでしょうか。


すでに医療保険に加入していたり、死亡保障の保険などに加入している方もいるでしょう。

または、全体で加入している保険を見直ししているなんて方もいるかもしれません。


保障は必要ですが、保険料の支払いで生活が苦しいなんてことになったら本末転倒です。自分の(または家計の)収入に対し、いくらくらいであれば保険料を支払っていけるのかをよく検討しましょう。


生命保険文化センターの2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査による世帯年収に対する生命保険料の年間払い込み金額の割合が年収の6.7%となっています。世代別に多少差はあるものの、一つの目安として見てはいかがでしょうか。

保険料の支払い方法を決める

保険料の支払いをどのようにするかも検討した方がいいでしょう。


まずは以下の2種類からになります。


  • 一時払い
  • 平準払い


一時払いについては資産運用目的の方になりますので、ここでは平準払いについて触れたいと思います。


保険料の払込方法は以下から検討します。


  • 月払い
  • 半年払い
  • 年払い


払込回数が少ないほど保険料は少し安くなりますので、この中であれば年払いが1番保険料を抑えることができます。


さらに保険料払込期間を検討します。

こちらも大きく2種類です。


  • 短期払い
  • 終身払い


短期払いにおいては10年や20年などの期間を設定するものや、60歳までなどの年齢で決めるなど種類があります。終身払いは記載のとおり一生涯支払うものです。


終身払いの方が保険料は安くなりますが、払込期間が決まっていないので最終的にどちらがお得かは寿命にもよってくるので判断は難しいでしょう。

条件に合う終身保険を探して加入する

ここまで検討してきた終身保険の保障内容や支払える保険料などから自分にあった終身保険を見つけていきましょう。 


 自分で見つける場合は、インターネットを活用しがん保険の比較サイトなどから希望の条件や保険料などを入力して各社の比較をすることが可能です。 


 気になった保険会社、保険商品が見つかったら、保険会社の公式ホームページで商品内容を確認したりパンフレットを取り寄せたりしてさらに深く商品を見ていきましょう。


直接保険会社に問い合わせをして気になる点を確認してもいいですね。 なお、終身保険の比較サイトについてはマネーキャリアでも終身保険の比較ページをご用意していますのでぜひこちらから保険商品の比較検討をして見てはいかがでしょうか。

終身保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのが一番おすすめ

たくさんの保険会社、終身保険の中から希望はあるけれど、どの商品を選んだらよいかよく分からなくなってきた‥という方も多いのではないでしょうか。 


また、そもそも自分に必要な保障がわからなかったという方もいるかもしれません。 

そんな方は、保険の専門家に相談するのがおすすめです。 


保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談すれば、家族構成や世帯年収から必要な保障の金額を導き出してくれます。 


ファイナンシャルプランナーは特定の保険会社に属さないため、複数の保険会社の商品を同時に比較することも可能です。 また、各商品の特性も理解しているため、


メリットやデメリットもきちんと把握できぴったりの終身保険を見つけてくれるでしょう。 マネーキャリアでも、ファイナンシャルプランナーによる無料保険相談を行っていますので、ぜひ利用してみてください。 


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終身保険を選ぶ際の注意点




ここまで終身保険の選び方のポイントを解説してきました。


ここからは終身保険を選び際の注意点について解説していきたいと思います。

終身保険保険ならではのポイントもありますので、しっかりと事前に確認してデメリットになりうる可能性があることを理解しておく必要がありますね。


加入後に後悔しないためにも注意点をよく見ておきましょう。

手数料が高い終身保険もあるので注意

外貨建ての終身保険では、手数料が高い商品もあるので注意が必要です。


例えば、契約初期費用がかかるということです。契約初期費用とはいわゆる申込手数料のようなもので、預け入れる期間よって手数料が変わってきます。 


一時払い保険料に対して預け期間によって上記の割合を乗じた分が一時払い保険料から控除された金額で運用が開始されます。 


その他にも解約時には経過年数に応じて解約控除として一定の利率で市場価格調整がされることもあります。


この契約初期費用や解約控除というものは、円建ての保険にはない外貨建てならではの制度となるので認識しておくことが重要です。



外貨建ての終身保険に加入する方は為替リスクを把握しておく

その他にも外貨建ての終身保険に加入する場合に注意するポイントとして挙げられるのは、為替リスクがあるということです。


為替リスクとは、為替相場が変動することによっておこるリスクのことを言います。 

主な外貨建て終身保険で取り扱っている通貨は「米ドル」または「豪ドル」などがありますが、この場合の為替リスクとは、日本円に対して円安になるのか円高になるのかということです。


加入時より円安になれば為替差益が生じますが、加入時より円高に振れてしまうと為替差損が生じてしまいます。 為替による影響を長期にわたって予測することは難しいことです。受け取り時の相場によって大きく金額が変わってしまうという可能性があることを認識しておく必要があります。

健康面や職業の告知が必要な商品があるので注意

一時払いの終身保険では健康状態や職業の告知が不要で加入できる商品もありますが、平準払い、いわゆる月払いや年払いで保険料を支払うタイプの終身保険では、健康状態の告知や健康診断結果の提出、職業の告知などが必要になってきます。告知内容をもとに保険会社の方で加入の可否を審査します。


健康状態が悪いと加入したい保険金額で契約できずに保険金額の削減をされたり、加入の審査で拒否されてしまうこともあります。


またあまり知られていないかもしれませんが、保険に加入する際は職業の申告も必要で危険度が高い職業の場合も同じく保険金額の削減や加入できないということもありますので認識しておく必要がありますね。


職業は簡単には変更できませんが、健康状態については日頃から健康に留意して不利な条件にならないようにしたいものですね。

まとめ:終身保険の選び方

終身保険の選び方やポイント、注意点などについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。


終身保険は複数の目的に合わせて加入すべき商品が異なることが大きなポイントです。

目的をよく考えて自分に最適な保険に加入するためには保険に関心を持っていくことが重要ですね。


ある程度自分で必要性が見えてくると保険のプロに相談するにも疑問点など具体的で有意義な相談ができることと思います。


この記事が終身保険に選び方の参考になれば幸いです。