
- 積立NISAの利益について知りたい方
- 運用で利益がどれくらい増えるか気になる方
内容をまとめると
- 積立NISAは長期運用が利益のポイント
- 複利効果で効率よく資産を増やせる
- 売却するときはタイミングを考えよう
- 積立NISAの不安や疑問の相談は、マネーキャリアがおすすめ!
- マネーキャリアの相談満足度は98.6%!何度でも無料相談できる!
積立NISAではその仕組みにより、つみたてや投資から利益を得ることができます。1年後利益はどれくらいになるのか、利益確定後再投資ができるのか等積立NISA利用者にとって気になるポイントです。この記事では、積立NISA運用の利益にまつわる疑問を解決していきます。
この記事の目次
目次を閉じる積立NISAで利益が出る仕組みを簡単におさらい

- 複利効果が得られる
- 利益が非課税になる
複利効果が得られる
複利効果とは運用で発生した利益を元本に加えて再投資することで、さらに収益を狙うシステムです。
いわば、資産が雪だるま式に増えていくイメージです。
元本の金額が大きいほど利息も増えるので、運用の効果も大きくなり効率よく資産を増やせます。
そのため、長期間コツコツと運用することが積立NISAで利益を得るポイントです。
家計が圧迫するほど積み立てるのはよくありませんが、金額の変更や停止もできるので、状況に応じて柔軟に投資ができます。
投資になじみがなく抵抗を感じる方でも、比較的始めやすいといえます。
利益が非課税になる
積立NISAは運用により発生した収益に税金はかからないので、売却しても手元に残る金額が過度に減少することはありません。
もしも株式投資で利益が生じると、配当や譲渡益に対して20.315%の税金がかかります。
たとえば、1万円の利益が出ても2,031円分を税金として差し引かれてしまいます。
10,000円×20.315%≒2,031
一方、積立NISAは2023年までの制度では年間40万円を満額とし、最長20年間まで非課税で運用が可能です。
利益が出ても約20%分の税金が引かれないため、利益が非課税になるのは大きなメリットです。
積立NISAを継続したら利益はどれくらいになるのか検証
積立NISAの恩恵を多く受け取るためにも、長期間運用するのがおすすめです。
しかし、どのくらい継続すべきなのか、現在から〇ヶ月や〇年後にはどれくらいの利益を見込めるのかを知っておくと、投資のモチベーションにもつながるでしょう。
積立NISAの利益を、以下の点に沿ってわかりやすく解説します。
- 積立NISAの利益の構成・計算方法
- 年利/利回り/利率の言葉の違い
- 月1万円つみたてを1年後・5年後・20年後の利益シミュレーション
積立NISAの利益の構成・計算方法
積立NISAの利益の計算方法は次のとおりです。
=運用金額×年数×年利
年利とは、1年間あたりの投資した金額に対する利益の割合を表します。たとえば、想定利回り3%で10万円を1年間運用した場合、利息がつくので1年後は103,000円です。
10万円×1年(12ヶ月)×3%=103,000円
ただし、3年後は単純に109,000円となるのではなく、下記の表のとおり複利効果によって109,272円となります。
元本+利益 | 合計金額 | |
---|---|---|
1年目 | 100,000円 | 103,000円 |
2年目 | 103,000円 | 106,090円 |
3年目 | 106,090円 | 109,272円 |
年利/利回り/利率の言葉の違い
年利・利回り・利率はどれも似たような言葉に聞こえますが、意味は異なります。
3つの単語を表にまとめたので参考にしてください。
用語 | 意味 |
---|---|
年利 (年利回り) | 1年間に得られる収益の割合 |
利回り | 投資金額に対する収益の割合 |
利率 | 毎年受け取る利息の割合 |
たとえば、10万円を投資して1年後に1000円の利益が発生すれば、利率は1%です。
1000円÷10万円=1%
1年間に得られる収益の割合も1%なので、年利も同様に1%です。
利回りとは「利息で得た利益」と「投資した金額-額面金額」を合わせた金額が、投資額に対してどのくらいになるか示した数字です。
少々ややこしいですが、3つの用語を抑えておきましょう。
月1万円つみたてを1年後・5年後・20年後の利益シミュレーション
積み立てた総額 | 最終金額 | |
---|---|---|
1年後 | 120,000円 | 121,941円 |
5年後 | 600,000円 | 647,402円 |
20年後 | 2,400,000円 | 3,276,605円 |
積立NISAで利益が出たときはどうする?
積立NISAで利益が出たときに考えられることは、次の2通りです。
- 積立NISAでは一部売却・引き出しが可能
- そのまま継続運用を行う
①積立NISAでは一部売却・引き出しが可能
積立NISAからお金を下ろしたいときでも、一度に全額を引き出さなくても問題ありません。
一部商品の売却または金額の引き出しができるので、必要金額だけ下ろすことが可能です。
全額引き出してしまうと運用がストップし、複利効果を得られないため注意してください。
そのため、手元にお金が必要になったときは、必要な金額だけ引き出すことをおすすめします。
また、利益分だけを引き出すことはできません。
たとえば、元本100万円に対し10万円の利益が出ている場合は、自分で計算して10万円分を引き出しましょう。
②そのまま継続運用を行う
利益が出ても、使い道がなければそのまま継続して運用するとよいでしょう。
なぜなら、複利効果で今後も雪だるま式にお金が増えていく可能性があるからです。
儲けが出たからと言って引き出してしまうと、そこで運用は止まってしまいます。
もちろん急にお金が必要となれば、引き出しを検討しなければいけないでしょう。
特に使い道がなく急いで引き出す用事もないのであれば、利益が出てもコツコツと積み立てることを推奨します。
反対に元本割れをしていても一喜一憂せずに、長期的な視点で運用することが大切です。
積立NISAで利益に関するよくある疑問!

- 積立NISAの利益分を確定申告する必要はある?
- 積立NISA利益確定後、再投資できる?
- 利益が出やすい銘柄や商品が知りたい
- 分配金の受け取りは非課税となる?
積立NISAの利益分を確定申告する必要はある?
積立NISAで利益が出ても、確定申告は必要ありません。
NISAで発生した運用益は非課税となるので、税金を納めなくても構いません。
そもそも確定申告とは、1年間の所得を洗い出して納付する税金を計算するために行います。
会社員の場合、職場で年末調整をするのが一般的なので、確定申告になじみがない人も多いでしょう。
運用益が出ても確定申告が不要な点は、積立NISAのメリットだといえます。
ただし、医療費控除を受ける場合や、住宅ローン控除を受ける1年目のときは確定申告が必要です。
混同しないようにご注意ください。
積立NISA利益確定後、再投資できる?
積立NISAを売却した後に非課税枠が戻るかどうかは、現行と2024年から始まるNISAで違います。
まず、現行のNISAでは売却分の再投資はできません。
たとえば、満額である年40万円のうち30万円分を売却すると、残りの10万円分しか残りません。
一方で新NISAは、翌年以降に売却した分の非課枠が復活するので、再投資が可能です。
現在(2023年まで)のNISAでは途中で売却してしまうと限度額が増えなかったので、再投資できる新しいNISAのほうが魅力的だといえます。
利益が出やすい銘柄や商品が知りたい
インターネットで検索をすれば、おすすめの銘柄や商品を紹介しているサイトもあります。
たしかに、大きな利益を期待できる商品はあるかもしれませんが、必ず儲けが出るとはいえません。
投資に絶対はないので、どのような目的で投資するのかで選ぶとよいでしょう。
たとえば、リスクを冒してでもハイリターンを狙いたいのか、損はしたくないので堅実に運用したいなど、さまざまです。
現在の状況を踏まえて検討しましょう。
もしくは、お金のプロに相談しながら検討するのもおすすめです。
マネーキャリアではFPの資格を持つ専門家が、客観的な立場であなたにアドバイスをします。
相談は無料なので、ぜひ下のボタンからご確認ください。
分配金の受け取りは非課税となる?
積立NISAで得た分配金も非課税の扱いなので、分配金を受け取っても確定申告をする必要はありません。
分配金とは、投資信託で発生した収益のなかから還元されるお金を指します。
積立NISAで分配金を得られる場合は、以下の2パターンから選択が可能です。
- 受け取り型
- 再投資型
受け取り型を選ぶと支払いがあるたびに口座にお金が振り込まれるので、分配金を自由に使用できますが、複利効果が薄れてしまいます。
一方、再投資すればその場では分配金を受け取れませんが、長期投資の効果は発揮されます。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して選択しましょう。
ちなみに、配当金は株式投資の場合に用いる用語なので、あわせて覚えておきましょう。
積立NISAの利益確定のタイミングはいつがベスト?
利益確定とは、商品が値上がりしたタイミングで手放して利益を得ることを指します。
積立NISAはいつでも引き出しが可能なので運用しっぱなしでもいいのですが、売却をして利益を得るのも一つの方法です。
利益確定を検討してもよいタイミングを、以下の3つにわけて紹介します。
- 目標金額を達成した時
- 非課税期間終了が近づいている時
- 急にまとまったお金が必要になった時
目標金額を達成した時
非課税期間終了が近づいている時
積立NISAは、投資を開始した年から最長で20年間、非課税で運用ができます。
ただし、20年を経過すると課税口座に移されるので、そのときに売却を考えてもいいでしょう。
また、19~20年目に急いで売るよりも、少し前から値動きを確認しておくのがおすすめです。
非課税期間が終わる間近に大暴落する可能性も否めないので、「もっと早くに手放せばよかった」と後悔するかもしれません。
そのため、15~17年目あたりから注視しておくとよいでしょう。
ちなみに、2024年から始まるNISAでは非課税で運用できる期間が無期限に変更されたので、期間に関係なく非課税で運用できます。
急にまとまったお金が必要になった時
積立NISAを長期的に運用している途中で、さまざまなライフイベントも起こるでしょう。
たとえば、以下の出来事があれば一般的に大きな金額が必要となります。
- 結婚や出産
- 子どもの教育費
- 車や住宅の購入
- 介護
- 退職
手元にお金が必要なのに、我慢して積立NISAを続けるのは得策とはいえません。
資金が足りない事情からカードローンや教育ローンを組んでしまうと、金利が高いため損をするでしょう。
利益確定してから口座に振り込まれるまで1週間程度かかりますが、比較的早めにお金を受け取れます。
急にまとまったお金が必要になったときは、積立NISAを売却するのも一つの方法です。
積立NISAに関する不安や悩みはマネーキャリアに相談
積立NISAについて、まだまだ疑問や不安は残るかもしれません。
たとえば、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか。
- 月々何円積み立てるべきか
- 約250ある銘柄からどれを選ぶか
- 売却するタイミングは?
上記の悩みを解決したい場合は、マネーキャリアの無料相談をご利用ください。
積立NISAや家計などの様々な悩みを、FPの資格を持つプロの専門家が解消します。
相談はオンラインからできるので、ご自宅からでも気軽にお話ができます。
納得いくまで何度でも相談料は0円なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ:積立NISAは長期運用が利益のカギ!長期運用を目指そう
積立NISAで利益を得るためには、長期間にわたり運用することがカギです。
複利効果を得られるので、効率よく資産を増やせます。
また、期間内であれば運用益を非課税で受け取れるのは大きなメリットです。
株やほかの投資では収益に対し20.315%の税金が発生しますが、積立NISAでは収益に対する税金を納める必要はありません。
運用益が発生しても確定申告をしなくてもよいので、気軽に始めやすいでしょう。
また、積立NISAは売却はいつでもできるので、急にお金が必要になったときでも安心です。
金額の変更や停止もできるので、家計に合わせて柔軟に投資が可能です。
ほかにも積立NISAに関して疑問をお持ちの方は、マネーキャリアで無料相談できるので、ご利用ください。