- 生命保険に何個まで入れるか知りたい人
- 平均生命保険は何個入ってるのか知りたい人
- 複数の生命保険に入るメリット・デメリットが気になっている人
内容をまとめると
- 2社以上の生命保険に加入可能
- 2つ加入して保険を組み合わせることもできる
- 生命保険の相談ならマネーキャリアがおすすめ
- 生命保険について何度でも無料で相談できる
補償内容を充実させたい方にとって複数の生命保険に加入するという選択肢があります。しかし、生命保険といっても何社まで入れるのか、全てで補償の上限金はあるのか気になりますよね。この記事では、生命保険に何個入ってるのか、その上限やメリットデメリットなどを解説します!
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 生命保険は何社まで加入できる?上限はある?
- 損保保険では何社も重複して受け取れない
- 周りの人は生命保険に何個入ってるの?
- 複数の生命保険に加入するメリット3選
- メリット①補償内容のバランスをとりやすい
- メリット②保険商品の見直しがしやすい
- メリット③複数の保険会社の保障を受けることができる
- 複数の生命保険に加入するデメリット3選
- デメリット①保険料の負担が大きくなる
- デメリット②保険管理が複雑になる
- デメリット③入院時や死亡時に保有契約の把握と手続きが困難
- 生命保険の複数加入見直しのおすすめタイミング!
- ①ライフステージが変わったとき
- ②デメリットが負担に感じるようになったとき
- 複数加入でも税負担を軽減可能!生命保険料控除とは
- 生命保険料控除の概要
- 生命保険控除の手続き方法
- 生命保険の相続税が非課税になることも!その条件とは
- 生命保険の複数加入に関する相談はマネーキャリアへ
- まとめ:生命保険の複数加入で最大限のメリットを受け取ろう
生命保険は何社まで加入できる?上限はある?
「生命保険は何社・何個まで入れるの?」「生命保険に加入上限はあるのかな?」そんな疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響もあり、保険に入ってる人は増え、必要性は益々高くなっています。
実は生命保険は2社加入することも、2個以上の保険に加入することもできます。
もちろん、同じ保証内容の保険に重複して加入することも可能で、何個かの保険から入院や事故などの際にお金を受け取ることができます。
しかし、「何個まででも、いくらまででも加入できる」わけではありません。
年齢による加入条件や職業、年収、年齢からも各自上限が定められています。
例えば、15歳未満の場合は生命保険の上限が1000万円に設定されています。
これは1社のみの設定価格ではなく、保険会社全てを合算して1000万円以下までの保証にする必要があります。
また、自分の年収に見合っていないほど多くの保証を受けられる保険に入ってる人や、保険料の支払いが困難であると判断された場合は、保険会社から加入を断られる場合もありますので、注意しておきましょう。
損保保険では何社も重複して受け取れない
生命保険は加入上限以下であれば、何個でも加入できますが、自動車の事故の際などに保証してくれる「損害保険」は重複して受け取ることができなくなっています。
不慮の火災や自動車事故などを保証してくれる損害保険は「実損填補方式」です。
実損填補方式とは、簡単に言ってしまうと被害者が被った損失額に基づいた保証をする考え方。
そのため、保険金を得て得することが目的ではなく、自分が被害に遭ってしまった分だけの保証をしてくれます。
損害保険を重複可能な保険にしてしまうと、故意に車の事故を起こして保険金をたくさん受け取ることも可能になってしまうため、保険金詐欺に利用される危険性が高くなってしまう可能性も。
保険金目的の詐欺をなくすためにも、損害保険は実損填補方式で重複して保証を受け取れない仕組みになっています。
生命保険との大きな違いですので覚えておきましょう。
周りの人は生命保険に何個入ってるの?
周りの人は生命保険に何個入ってるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
1世帯の平均加入件数は3.9件で、保険機関ごとに入っている数を比較すると、以下のようになっています。
保険機関 | 世帯ごとの加入件数 (単位:件) |
---|---|
民間保険 | 3.2 |
かんぽ生命 | 1.9 |
簡保 | 1.9 |
JA | 2.1 |
県民共済 生協等 | 2.1 |
(参考:公益財団法人生命保険文化センター)
上記をみてもわかるように、2つ以上の保険に入ってる人も多くいます。
生命保険に入ってる人は約90%ともいわれるため、子育てや老後、退職後などライフステージに合わせた何個かの保険選びが重要。
人それぞれ必要となる保険が何個なのかも、必要な保証金額も違いますが、平均的にどのくらいの保険に入ってるかを知ることによって、保険選びの際の参考にしてみてください。
複数の生命保険に加入するメリット3選
2社以上・2個以上の生命保険に加入することで得られるメリットは以下のものがあります。
- 補償内容のバランスをとりやすい
- 保険商品の見直しがしやすい
- 複数の保険会社の保障を受けることができる
メリット①補償内容のバランスをとりやすい
複数の生命保険に加入することで「補償内容のバランスがとりやすい」メリットがあります。
例えば、1つの保険だけだと対象外の病気でも、2つや3つ、重複して保険に加入していることで他の保険だと対象となるケースもあります。
このように複数の保険に加入しておくことで、補償内容のバランスを取ることができいざという時に手厚い補償を受けることが期待できます。
また、保険では亡くなった場合と同様に介護が必要な状態になった際の補償も重要視したいポイントです。
介護が必要な状況では、働くことが難しくなってしまう上に、介護費や医療費が生涯必要になるケースも多く、負担額も大きくなってしまうことが予想されます。
その際にも複数の保険に加入しておくことで、生活の心配を減らすことが期待できます。
メリット②保険商品の見直しがしやすい
複数の保険に加入することで「保険商品の見直し・再検討がしやすい」メリットもあります。
「なぜ見直しがしやすいの?」と疑問に感じる人も多いかもしれませんが、複数の保険商品に加入する人はその分多くの保険を検討し、閲覧しています。
そのため、数多くの保険商品と比較しながらそれぞれの保証内容や条件を知ることができ、加入している保険のデメリットにも早く気づけることが期待できます。
さまざまな保険があり、補償の幅も各自違うことから自分に合った保険商品を組み合わせられるのもメリットのひとつ。
保険は一度入ってしまうと、そのままにしてしまいがちですが見直しをすることがとても重要な商品でもあります。
日々変わりゆくライフスタイルに合わせた保険を、定期的に見直すことで保険の無駄を省くことに繋がりますよ。
昔に入ってる保険をそのままにしている、という人はぜひこの機会に一度保険を見直してみてはいかがでしょうか。
メリット③複数の保険会社の保障を受けることができる
複数の保険に入ってることは「多くの保障を受けることができる」メリットもあります。
上記でも説明しましたが、保険会社の保証はそれぞれ違うため複数の保険に加入することで、カバーできる保障の幅を広げることができます。
例えば、入院に特化している保険では入院費をカバーすることができますが手術などの保証が十分でない場合も考えられます。
そのため、入院に特化している保険に加えて手術給付金や診断給付金型の保険もプラスして入っておくことでまとまった出費に備えることが可能。
複数の保険を検討している人は、それぞれの保険の強みをしっかり理解しておくのもポイントです。
保険の疑問や悩みを解決しておきたい、という人はまずはマネーキャリアにご相談ください。
疑問をそのままにしないことで、損をしない保険選びが期待できます。
複数の生命保険に加入するデメリット3選
複数の生命保険に加入することで、保障の幅を広げられたり、見直しがしやすいメリットがありますが、デメリットもあります。
複数の生命保険に加入するデメリットは以下の3つ。
- 保険料の負担が大きくなる
- 保険管理が複雑になる
- 入院時や死亡時に保有契約の把握と手続きが困難
デメリット①保険料の負担が大きくなる
保険に加入する数が多ければ多いほど月々支払う保険料も高額になってしまいます。
2つ以上の生命保険に入ってると、保険料の負担が1つの保険加入時よりも大きくなってしまうのがデメリット。
保険料が家計を圧迫してしまっては意味がないため、自分に合った保険を無理のない範囲で契約するようにしましょう。
特に、終身保険などの解約返戻金を受け取れるタイプでは、保険料の高さに早期解約してしまうと元本割れをしてしまう可能性も少なくありません。
結果的に損をしてしまうことにもなりかねないため、保険料は収入と照らし合わせて余裕のある範囲で設定しておくのがおすすめ。
終身保険のような貯蓄性のある保険など、よく保険内容と特徴を理解して無理のない範囲で保険商品を選ぶようにしましょう。
保険選びに迷ってしまった際には、プロの意見を聞いてみる方法もおすすめです。
デメリット②保険管理が複雑になる
複数の生命保険を組み合わせて入ってると、保険の管理が複雑になってしまうのもデメリットのひとつです。
保険はひとつひとつが情報量の多い商品なため、「この保証はどっちの保険だったか分からなくなってしまった」「2つ同時に保険に加入したら、どの保険にいくらの保証があるのか覚えられない」というケースも。
対策として保険証券などはひとつにまとめ、一緒にパンプレットも保管しておくのがおすすめ。
ひとつの保険の中にも、数多くのプランがあるため自分の選んだプランはどれなのか印をつけておくことも効果的です。
いざという時に備えるために、保証内容をしっかり把握して定期的に見直しを行いましょう。
また、一定期間ごとに保険の見直しを行うことで保険についての理解を高めることも期待できますよ。
デメリット③入院時や死亡時に保有契約の把握と手続きが困難
複数の生命保険に入ってると入院時や死亡時に保有契約の把握と手続きが困難になってしまうデメリットがあります。
入院時や死亡時、特に契約者本人が動けない際の保険金請求は、配偶者や家族が行う必要があるため加入している保険が多ければ多いほど大変になることも。
どの保険でどの保証をつけているか、本人しか把握していないケースでは、複数ある保険会社それぞれに問い合わせを行ったり、保険証券を探すところから始めなければいけなかったりと残された家族の負担が大きくなってしまうのが難点です。
また保険会社が複数あると、問い合わせなども各会社に行う必要があり時間も手間もかかってしまいます。
対策として保険内容はしっかり家族に共有すると同時に、保険証券は分かりやすく必要ならメモなどに残して情報を記載しておくのがおすすめ。
入院時など早く給付金が欲しいケースでは、より迅速に対応できるよう普段から工夫しておくことが重要です。
生命保険の複数加入見直しのおすすめタイミング!
「生命保険は加入したらそのままでいいの?」「生命保険を見直すべきタイミングはいつ?」そんな疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
生命保険を何個か入ってる人の見直しのタイミングは以下の通りです。
- ライフステージが変わったとき
- デメリットが負担に感じるようになったとき
①ライフステージが変わったとき
複数の生命保険に入ってる人は、ライフステージやスタイルが変わったときが保険を見直すべきタイミングといえます。
ライフステージとは以下のような、人生の大きなイベントを指しています。
- 結婚
- 出産
- 子育て
- 住宅購入
- 子どもの巣立ちなど
②デメリットが負担に感じるようになったとき
複数の生命保険に加入して以下のような負担を感じた際には、保険の見直すべきタイミングといえます。
- 想像以上に保険料の負担が大きく、家計を圧迫し始めた時
- 保険管理が複雑になり、手に負えないと感じた時
- 入院時の手続きの多さに、メリットよりデメリットが上回ってしまった時など
複数加入でも税負担を軽減可能!生命保険料控除とは
複数生命保険に加入していても、税負担を軽減することが可能なのをご存知でしたか?
ここではもう一度しっかり知っておきたい生命保険控除について詳しく紹介していきます。
- 生命保険料控除の概要
- 生命保険控除の手続き方法
生命保険料控除の概要
生命保険について調べると必ず目にする「生命保険控除」というキーワードですが、そもそもどんなものかしっかり理解していない方もいるかもしれません。
生命保険料控除が一体どんな仕組みでなのか解説します!
生命保険料控除は所得控除のひとつで、所得税や住民税など支払う必要のある税金が、軽減される制度です。
毎年自分で支払いをしている生命保険の額に応じて、上限額までが契約者のその年の所得から差し引かれる仕組みになっています。
生命保険料控除の新制度では、「一般生命保険料控除」と「個人年金保険料控除」に加え、「介護医療保険料控除」が新たに新設されました。
それぞれの控除の内容は以下の通りです。
一般生命保険料控除 | 生存または死亡に基因して一定額の保険金 その他給付金を支払うことを約する部分に係る保険料 |
---|---|
個人年金保険料控除 | 入院・通院等にともなう給付部分に係る保険料 |
介護医療保険料控除 | 個人年金保険料税制適格特約の付加された 個人年金保険契約等に係る保険料 |
(参照:公益財団法人生命保険文化センター)
新制度での控除額計算方法は公益財団法人生命保険文化センターの公式ページからチェックしてみてください。
生命保険控除の手続き方法
生命保険控除の手続き方法を会社員と自営業者に分けて説明していきます。
会社員(年収2000万円以下)の生命保険に入ってる人の場合は以下の通りです。
- 生命保険会社の発行する「生命保険料控除証明書」を「給与所得者の保険料控除等申告書」に添付し、勤務先に提出する
- 年末調整で控除を受ける
- 翌年2月16日〜3月15日までの所得税の確定申告で、生命保険会社の発行する「生命保険料控除証明書」を確定申告に添付して提出
- 控除を受ける
生命保険の相続税が非課税になることも!その条件とは
生命保険はみなし相続財産として相続税のかかるものですが、非課税になる可能性があることは知っていますか?
生命保険の相続税が非課税になる・または相続税の対象ではない場合の条件は以下の通りです。
- 相続税の非課税枠に収まる
- 相続税の基礎控除が適用される
- 保険料負担社と保険金受取人が同じ場合
生命保険の複数加入に関する相談はマネーキャリアへ
生命保険の複数加入でお悩みの人は、マネーキャリアにご相談ください。
マネーキャリアはスマホひとつで相談ができ、お金のプロである専属のFPが第三者の視点から適切な保険を提案してくれます。
どの保険に入ったらいいかわからない、保険を何個か組み合わせたいけど知識がなくて不安、そんな疑問に一緒に向き合うことが可能。
また、相談は何度でも無料で、電話で予約するのは苦手という人も、LINEで予約できるから簡単・お手軽です。
時間や場所を選ばず、オンラインでの相談ができますのでお気軽にお問い合わせくださいね。
まとめ:生命保険の複数加入で最大限のメリットを受け取ろう
生命保険の複数加入をうまく活用して、最大限のメリットを受け取りましょう。
この記事のポイントはこちら!
- 生命保険は何個でも加入ができる
- いろんな保険を組み合わせることで手厚い保証が期待可能
- 何個か入ってる保険商品の見直しは、ライフステージが変わった時
- 生命保険の複数加入の相談ならマネーキャリアがおすすめ