共働きで住宅ローンを夫のみで組むメリットは?共有名義と単独名義の違いも解説のサムネイル画像
・共有名義で離婚時や相続時のトラブルリスクはあるのか不安
・各名義で住宅ローン控除はどうなるのか知りたい

このような悩みを抱えていませんか?

将来のトラブルを避けたいなら住宅ローンは夫単独名義で組む方がおすすめです。

この記事では、住宅ローンを単独名義(夫のみ)で組む場合と共有名義で組む場合の違いや、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。最後まで読めば、住宅ローン名義に関する悩みが解消し、ご夫婦に合った住宅ローンの組み方を選べるようになるでしょう。
井村FP

<住宅ローンで悩んでいるならマネーキャリアがおすすめ>


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この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むメリット

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むメリット

共働き夫婦であってもあえて夫のみの単独名義で住宅ローンを利用するケースは多く、その背景には次のようなメリットがあります。


特に、妻の収入が今後減少する可能性が高い場合や、出産などで退職の予定がある場合には、夫だけで無理のない額のローンを組む方法が選ばれる傾向があります。


共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むメリットは、以下の4つです。

  • 団体信用生命保険(団信)の適用がシンプル
  • 住宅ローン控除を夫が全額受けられる
  • 手続きがシンプル
  • 妻の借入余力が残る

借入額が夫の収入に見合った範囲に限定されるため、妻の収入が減少しても返済が行き詰まりにくいという大きな安心感が得られます。


共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むメリットについて、詳しく解説します。

団体信用生命保険(団信)の適用がシンプル

ほとんどの金融機関で住宅ローン契約時に団信加入が義務付けられており、夫のみが住宅ローンを組む場合、団信の対象者も夫一人となるため、保障の仕組みが明快で手続きもシンプルです。


契約者である夫に万が一のことが起きた場合、団信によって残りのローン残高は0円となり、残された妻が住宅ローンの返済を背負う必要はなくなります。


例えば、残債が3,000万円残っていても、団信加入によって全額が保険金で完済されるため、遺された家族は住まいを失う心配なく暮らし続けることができます。これに対し、夫婦2人それぞれがローンを組むペアローンなどでは、夫が亡くなっても妻名義のローンが残ってしまい、世帯全体の返済負担をゼロにすることはできません。

団体信用生命保険(団信)とは
井村FP

<ワンポイントアドバイス>


夫単独の借入であれば、一契約の団信で家全体の住宅ローンを完済できるため保障内容が明確で安心です。また、妻はローン契約者ではないため、自身で団信の告知審査を受ける必要もなく、この点でも手続きが簡便です。


夫婦双方が団信に加入できる夫婦連生団信(夫婦ペア団信)という商品を用意する金融機関もありますが、保険料の負担が増える場合や取扱いが限定的であることから、夫のみの借入であればそうした追加の手続きをせずに済むというメリットもあります。

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夫婦二人で別々のローン契約を結ぶ場合には、団信の契約も二本必要となりますが、夫単独ローンであれば団信契約も一つで済み管理も容易です。また、妻に持病があるなど健康上の理由で団信加入が難しい場合でも、妻がローン借入に関わらなければ支障は生じません。


夫のみでローンを組むことは保険適用の面で無駄や不明瞭な点が少なく、大きな安心材料となります。このように、夫のみの住宅ローン契約は、シンプルな形で住宅ローンに対する生命保険の備えを持つことができ、家計のリスクヘッジとして大きな安心感をもたらします。

住宅ローン控除を夫が全額受けられる

住宅ローン控除を考慮すると、借入残高が3,000万円なら毎年約21万円、13年間で総額約273万円もの減税効果が得られる計算になります。住宅ローン控除を夫のみが受けられるということは、控除の恩恵を一家で受けられるのです。


夫の所得が高く税負担額が大きい場合、控除枠を夫一人で使い切った方が節税効果が高まります。住宅ローン控除は納めた税金の範囲内でしか還付されないため、妻の所得税・住民税額が低い場合には、夫婦で控除枠を分けるより夫がまとめて控除を受けたほうが控除枠の無駄が生じません。


共働きで妻にも収入があるケースでは、夫婦それぞれが控除を受ける方法もありますが、夫のみの契約であれば夫が住宅ローン残高全額に対する控除を一手に受けられます。夫の収入が高い場合はこのメリットが大きく、控除による減税額も上限までフルに活用できるでしょう。

住宅ローン控除とは
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<ワンポイントアドバイス>


控除申請の手続きも夫一人分で済むため、二人それぞれが確定申告等の手続きを行う場合に比べて簡単です。妻が専業主婦またはパート収入のみで所得税をほとんど納めていない場合、夫婦でローンを組んでしまうと妻側の控除枠が使い切れず減税メリットを十分に受けられません。


その点、夫単独でローンを組めばこうした心配がなく、夫の納税額の範囲内で控除をフル活用できます。住宅ローン減税で浮いた税金分は繰上返済の資金に回すなど、有効に活用することも可能です。

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住宅ローン控除を受けるには初年度に確定申告が必要ですが、夫のみのローンならその手続きを夫一人が行えば済みます。妻も控除を受ける場合には夫婦それぞれ申告を行う必要があるため、この点でも手続きがシンプルです。


このように、夫の所得で控除枠を十分に活用できる状況であれば、住宅ローン控除を夫が全額受けることで世帯として最大の減税効果が得られるのです。これは共働き世帯にとって有利な選択肢といえます。

手続きがシンプル

夫のみで住宅ローンを組むメリットの一つに、手続きの簡便さがあります。申込時の書類準備や審査、契約手続きなど、夫一人分で済むため、共働きで夫婦2人分の手続きを行う場合に比べて負担が軽減されます。


例えば、夫婦共同でローンを組む場合にはそれぞれの収入証明や本人確認書類等を用意し、金融機関による審査も夫婦両方について行われます。夫のみの借入であれば妻の分の書類提出や審査が不要となり、手続きがシンプルです。


収入合算やペアローンなど夫婦で借りる形態では、夫婦間でローンの負担割を決める必要がありますが、夫単独ローンならそうした取り決めも不要です。また、ローン契約も一本で済むため、契約書類の数や印紙税・登記費用などの諸費用も少なくて済みます。


ペアローンでは契約が2本になる分事務手数料や登記関連費用がほぼ倍額となるケースがあります。夫のみの借入であれば、一回の契約手続きで完了するためこうしたコスト面の負担も抑えることが可能です。

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<ワンポイントアドバイス>


夫のみの審査で通過できる範囲で物件を選べば、妻を連帯保証人や共同債務者にする必要もなく、家計の状況変化によって契約内容を見直すような煩雑さも避けられます。当初見込んでいた妻の収入が減少しても、そもそも審査や返済計画に織り込んでいなければ影響は小さいといえます。


住宅ローンを夫のみで組むと、手続き上の手間や複雑さを大幅に減らすことが可能です。金融機関の審査も夫一人の収入・信用情報を確認すればよいため、手続きの進行もスムーズです。契約締結時の署名・押印や重要事項の確認も夫だけで行えるので、共働きで夫婦双方の予定を合わせる手間も軽減されます。

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契約手続きが平日に行われる場合でも、夫だけ予定を合わせればよく、妻が休暇を取って同席する必要はありません。登記の際も、共同名義であれば夫婦双方の持分割合を明記する書類準備などが必要ですが、単独名義ならそうした追加の手続きが不要です。


このように、夫のみで住宅ローンを組むことは、諸手続きや費用負担の面で大きなメリットです。

妻の借入余力が残る

夫のみで住宅ローンを組むことにより、妻の将来的な借入余力を温存できる点も大きなメリットです。住宅ローンという大きな債務を夫だけが背負う形にすることで、妻は自分名義の信用枠を他の目的に使う余地を残せます。


たとえば、以下のような妻名義で新たな融資を受ける必要が生じた場合に、その借入枠をより確保しやすくなります。

  • 子どもの教育ローン
  • 自動車ローン
  • 将来的に妻が投資用不動産を購入する際のローン

銀行などの金融機関は融資審査の際に申込者の既存借入状況を重視します。妻が住宅ローン債務を負っていなければ、審査上のマイナス要因が一つ減るため、必要な資金を借りやすくなるというメリットがあるのです。


夫婦共同で住宅ローンを借りている場合、妻も住宅ローン残高を抱えているぶん他のローン審査で返済負担比率が高く算定され、追加の借入余力が小さく見積もられてしまう可能性があります。

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<ワンポイントアドバイス>


夫単独ローンであれば妻の信用枠は手付かずの状態となり、家計としてトータルの借入可能額の余裕が大きく保たれます。今後子どもの進学やライフイベントで多額の資金需要が見込まれる場合、妻名義でローンを組める余地を残しておくことは安心材料となるでしょう。


このように、夫のみで住宅ローンを組むことは、家族の将来的な資金ニーズに柔軟に対応できるよう妻の借入余力を確保する効果が期待できます。総返済負担率(年収に占める全借入返済の割合)は金融機関の審査基準の一つで、一般に年収の30~35%以下である必要があります※。

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妻に住宅ローンの返済があるとこの負担率がその分高くなり、教育ローン審査でも返済余力が少ないとみなされ審査に通りにくくなるのです。夫のみが住宅ローンを抱えている場合、妻はその負担率を低く維持でき、必要な借入額をより確保しやすくなります。


さらに、万が一夫の収入源が途絶えるなど緊急時に妻が代わりに資金を借り入れる必要が生じても、妻に借入余力が残っていれば対応がしやすくなるのです。妻の借入余力を温存できることは、このように将来的な家計の資金調達において家計にとって心強い備えとなるでしょう。

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共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むデメリット

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むデメリット

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むデメリットは、以下の5つです。

  • 借入可能額が低くなる場合がある
  • 住宅ローン控除を夫しか受けられない
  • 夫に万一のことがあった場合に所有権の手続きが複雑
  • 離婚や相続時に妻の権利が制限される場合がある
  • 返済負担が夫に集中する

こうしたデメリットについて事前に理解し、必要に応じて対策を講じることが大切です。

借入可能額が低くなる場合がある

住宅ローンの借入可能額は、返済者の年収に応じて金融機関が算定します。そのため、夫一人の収入のみで審査する場合、夫婦2人の収入を合算して審査できるケースと比べて融資可能額が少なくなる傾向があるのです。


金融機関によって異なりますが、年収に対する全借入返済の割合には上限が定められており、一人分の年収だけでは二人分を合算した場合より借入可能額の上限が低くなります。


例えば、世帯年収を夫400万円・妻400万円とする共働き世帯では、夫単独(年収400万円)の場合より夫婦合算(年収800万円)の方がより高額なローンを組める計算になります。そのため、夫のみでローンを組む場合、購入したい物件価格に対して融資額が不足し、希望の住宅を諦めざるを得なくなる可能性があるのです。


住宅価格が高い都市部では、夫一人の年収では希望額に届かないことも多いため十分に注意が必要です。

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<ワンポイントアドバイス>


借入額が小さいことで購入できる住宅の選択肢が狭まり、希望するエリアや広さの物件を諦めざるを得ないケースも出てきます。夫の収入だけで十分に希望物件の予算を賄える場合、この問題は小さくなります。


しかし、夫婦で希望する物件の価格帯と借入上限額をシミュレーションし、無理のない借入計画を立てることがポイントです。


住宅ローン利用者の約4割(ペアローン22.8%、収入合算15.4%)※がこれらの方法を利用していることが明らかになっています。共働き世帯では夫婦で収入を合算して借入可能額を増やすケースも少なくありません。夫単独の借入可能額が希望物件価格に届かない場合、頭金を増やしたり、購入時期を見直して物件価格を再検討するといった対策も検討すべきでしょう。

住宅ローン控除を夫しか受けられない

住宅ローンを夫のみにする場合のデメリットは、共働きでも一人分しか住宅ローン控除を受けられないことです。


  • 住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合に年末時点での住宅ローンの残高の0.7%が、入居時から最長13年間にわたって所得税や住民税から控除される制度

※参照:住宅ローン減税|国土交通省


共働きでも住宅ローン控除を夫一人分しか受けられない点は、デメリットとなります。住宅ローン控除は各個人が納めた所得税・住民税の範囲内でしか控除されないため、夫のみで控除を受ける場合、夫の所得税額では控除枠を使い切れず減税メリットを受けられない可能性があるのです。


例えば、夫と妻それぞれに十分な所得がある共働き世帯では、夫婦でローンを組んでいればそれぞれが控除を受けられるため控除枠をフルに活用できます。


しかし、夫のみの契約だと、妻に収入があった場合でも妻側の控除枠は活かせず、世帯全体で見た減税額が小さくなってしまいます。

井村FP
<ワンポイントアドバイス>


夫婦合算でローンを組んだ場合と夫のみの場合とでは、所得税から控除できる総額に差が出る場合があります。世帯所得が高く住宅ローン残高も大きい場合には、夫一人では控除しきれない部分が生じ、控除枠を無駄にしてしまう恐れがあります。


共働きで妻も高収入であるケースでは、ペアローンや収入合算で双方が住宅ローン控除を受けた方が節税効果が高くなることも多いのです。逆に、夫の所得税・住民税だけで控除枠をほぼ消化できてしまうような場合(妻の収入が低い場合など)は、このデメリットは小さくなります。

夫に万一のことがあった場合に所有権の手続きが複雑

夫のみが住宅ローン契約者となっている場合、夫に万一のことがあった際の不動産の所有権手続きが複雑になる点に注意が必要です。夫が死亡すると、住宅ローンは団信により完済されますが、住宅の名義が夫単独の場合、妻は自動的にその不動産の所有権を得られるわけではありません。


住宅は夫の遺産として相続の対象となり、妻が引き続きその家に住み続けるためには、相続手続きを経て妻が所有権を取得する必要があります。


具体的には、法定相続人である妻と子ども(夫の両親などを含む場合もあります)が遺産分割協議を行い、誰が住宅を相続するかを決めなければいけません。

井村FP
<ワンポイントアドバイス>


法定相続では妻と子がそれぞれ持分を取得するため、妻が家を単独所有するには子の持分を譲り受ける(代償金を支払う等)必要が生じます。


つまり、夫婦共同名義で持分を保有している場合に比べ、夫のみの名義だと妻が住宅を単独で取得するまでに煩雑な手続きが発生するのです。不動産の名義変更(相続登記)や相続税の申告など各種手続きも必要となり、そうした点でも手間がかかります。


万が一の場合に備えて、こうしたリスクについて夫婦で事前に話し合っておき、必要に応じて専門家に相談しておくことが望ましいでしょう。

離婚や相続時に妻の権利が制限される場合がある

住宅の名義が夫単独になっている場合、離婚や相続といった場面で妻の権利が制限される可能性があります。夫の単独名義の住宅は法律上夫だけが所有者であり、妻には所有権がありません。


一方、共有名義にしておけば夫婦それぞれが持分に応じた所有権を持つことになるため、離婚や相続が発生した際に妻の権利が明確に保護されます。婚姻期間中に妻が住宅ローンの支払いや維持管理に貢献していても、その貢献が妻には所有権として反映されない可能性があります。


妻はその住宅の権利を直接主張できず、財産分与の手続きで夫に対して請求するしかありません。住宅が夫名義だと協議が整わない限り妻がその家に住み続けることは難しく、権利の主張が複雑になります。

井村FP
<ワンポイントアドバイス>


住宅を売却してローンを完済したうえで財産分与を行うなど、妻にとって不利な選択を迫られるケースもあります。法律上、婚姻中に形成した財産は夫婦の共有財産とみなされますが、登記名義が夫単独だと妻の権利は表面化せず、離婚時には改めて財産分与として請求しなければいけません。


相続の場合も、夫名義のままだと夫が死亡した際に妻は相続によって権利を取得することになります。妻が生前から住宅を共有持分で所有している場合に比べ、妻単独の所有権にするまでに相続手続きが必要となり、その過程で他の相続人(子どもなど)がいると妻の権利が制限される場面も出てきます。

井村FP

以上のように、夫のみがローンを組み単独名義になっている場合、離婚や相続時に妻の権利保護が不十分となり、調整が難航するリスクがあります。


夫婦間であらかじめ万一の際の取り決めをしておく、必要に応じて婚姻協議書や遺言書を用意しておくなど、妻の権利を守る対策を検討しておくことが大切です。

返済負担が夫に集中する

住宅ローンの契約上の返済義務は夫一人に集中するため、共働き世帯であっても実質的な返済負担が夫に偏るリスクがあります。夫婦で協力して返済するつもりでも、ローン債務者が夫のみである以上、その返済責任は夫が全額負う形です。


そのため、妻の収入が減少したり支払いに協力できなくなった場合でも、契約上は夫がローン全額を返済し続けなければいけません。


例えば、妻が出産や病気で長期間十分な収入を得られなくなった場合、夫一人の収入でローン返済を賄う必要が生じ、家計に大きな負担がかかることになります。また、離婚など夫婦関係が破綻した際には、妻は契約者ではないため以後ローン返済に関与せず、残りの債務はすべて夫が背負うことになります。

井村FP

<ワンポイントアドバイス>


場合によっては、夫が単独で返済できなくなり住宅を手放してローンを清算せざるを得ない事態に陥る可能性もあります。最初から夫だけの名義・返済とする場合には、こうした万一の際に夫に返済負担が集中してトラブルになり得る点を十分に認識しておく必要があります。


夫婦間で事前に返済方法や緊急時の対応策を話し合い、無理のない返済計画を立てておくことが重要です。


なお、団信によって夫の死亡時にはローン残高がゼロになりますが、病気や失業による収入減少への備えも必要となります。就業不能保険に加入しておくなど、夫に返済負担が集中するリスクをカバーする対策を検討しておくと安心でしょう。


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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説

共働き世帯で住宅ローンを夫のみにするべきか迷った際は無料FP相談を活用しよう

住宅ローン相談窓口マネーキャリア


共働き世帯では、住宅ローンを夫のみの名義で組むか、それとも夫婦で共同名義にするか迷うケースが少なくありません。夫単独名義にすれば離婚時の財産分与でトラブルになりにくい一方で、借入可能額が夫一人の収入に限定されてしまうなど、他にも住宅ローン控除の適用範囲が変わるといった違いもあります。


それぞれにメリット・デメリットがあるため将来のライフイベントや収入変動も見据えてどちらが適切か判断するのは容易ではなく、不安を感じる方も多いでしょう。そこで役立つのが無料のFP相談です。


住宅ローンの名義選択に悩んだ際に、専門家による無料相談サービスを活用して自分たちに合うローンの組み方を明確にする共働き夫婦が増えています。

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共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組む際の単独名義と共有名義の違いとは?

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組む際の単独名義と共有名義の違い
マイホームを購入する際、ほとんどの人は住宅ローンを検討します。


住宅ローンを組むときには夫のみでローンを組む単独名義と、住宅ローンを2人以上で組む共有名義があります。


本記事では住宅ローンを夫婦で返済していく場合を想定し、「夫のみ」もしくは「夫と妻が2人で組む」場合を解説していきます。


まず、用語の意味をおさえておきましょう。

単独名義共有名義
意味物件に対して所有者が1人だけ
存在する状態のこと
物件の所有者が複数存在する
状態のこと
所有権所有権全てが出資者(本記事では基本的に夫)
にある
夫婦それぞれの負担金額に準じた所有権(共有持分)が
双方に与えられる


以下では、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

住宅ローンを組む際には、夫だけでなく私も一緒に組んだ方がメリットがあるのでしょうか?
井村FP
共同名義にすることが一概にメリットがあると言い切れないため、その方に状況に合わせて検討する必要があります。
私の場合は、どちらにしたらよいでしょうか?
井村FP

計画した住宅ローンの内容が自身に合っているのか、どのような行動をとるべきかを迷った場合、なかなかひとりで情報収集するのは大変です。


そのため、気軽に「相談満足度の高いプロ(FP)」に無料相談できるマネーキャリアを使い、理想の住宅を手にするための計画を気軽に相談してみましょう。 


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住宅ローンのFP相談窓口おすすめ15選!後悔しない選び方を解説

【実際どうだった?】共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組んだ方にアンケート

共働き夫婦が住宅ローンを組む際に、夫のみの単独名義か夫婦共有名義かは大きな決断です。単独名義を選んだ方の中には「妻が将来仕事を辞めた場合を考えて」「手続きが簡単そうだから」など理由はさまざまあります。


ただ、実際にローン返済が始まってからも選択に満足しているのか、返済時の負担はどのように感じているのか、本音を知りたい方も多いでしょう。


実際に夫単独で住宅ローンを組んだ共働き世帯の方にアンケート調査を実施しました。ここからは、夫単独名義を選んだ理由や住宅の所有名義、返済中に感じた困りごとや良かった点など、生の声を具体的に紹介します。

住宅ローンを夫のみで組んだ理由は何ですか?

アンケート結果をみると、「夫の収入が高い」が最も多く、次いで「妻の収入が不安定だったため」と続きます。つまり、夫婦間で収入格差が大きい場合や、妻の働き方が変わる可能性のある世帯ほど、夫のみで住宅ローンを組む傾向が強まります。


さらに「ローン額を抑えたい」「制度的なメリットを考慮した」という慎重な意見も一定数あり、計画的に単独名義を選んでいる夫婦もいます。しかし「特に深く考えていなかった」と回答した方も一定数おり、慎重な検討がなされていないケースも散見されます。

井村FP

この結果から、夫婦それぞれの収入状況や今後のライフプランを正確に把握し、単独名義が最適か事前に検討する重要性が浮き彫りとなりました。


また、住宅ローン控除や団信のような制度が自分たちに適用されるか具体的に確認し、数字を用いてシミュレーションを行うと、より適切な選択に近づけます。

家の名義はどうしましたか?

アンケート結果によれば、住宅ローンを夫のみで組んだ場合、住宅の名義も夫単独が圧倒的多数を占めます。一部で共同名義を選択したケースもありますが、非常に少数派といえるでしょう。
井村FP

単独名義が多く選ばれる理由には、住宅ローン契約者と名義人を同一人物にした方が手続きがシンプルになり、制度的メリットを受けやすくなるからです。ただし、単独名義の場合、離婚や相続が発生した際に妻側の権利が制限されるリスクも考えられます。特に妻が住宅購入費用を負担した場合、権利関係でトラブルになる可能性があるため注意が必要です。


そのため、住宅の名義を夫単独に決定する前に、夫婦間で将来的なリスクを共有し、万一の際の対策をあらかじめ検討しておく必要があります。また、不動産の名義変更や財産分与に関する具体的な取り決めを行い、公正証書や遺言書を作成しておけば、トラブル防止につながります。

実際に返済をしていて困ったことや良かったことはありますか?

住宅ローンを夫のみで組む場合、返済が始まってから具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのか気になる方も多いでしょう。


そこで、実際に夫単独で住宅ローンを組んだ方に返済時の困ったことや良かったことを詳しく伺いました。ぜひ、生の体験談を参考にしてください。

30代女性


返済計画が立てやすく、家計管理が楽になった

夫のみの収入でローンを組んだため、毎月の返済額が明確で計画的な家計管理が可能になりました。私の収入は貯蓄や生活費の予備費に回せるので、子どもの将来や万一の備えにも役立っています。夫婦間のお金のやり取りもシンプルになり、夫婦間で金銭面でのストレスが減りました。

40代男性


想定外の収入減で返済が苦しくなった

夫単独でローンを組んでいたため、私の収入が減った時に返済負担が非常に大きくなりました。妻の収入が安定している時は安心ですが、収入が不安定になると途端に苦しくなります。夫婦で返済できる仕組みを検討しておけば良かったと後悔しています。今後借りる方は注意が必要です。

30代女性


住宅ローン控除をフルに受けられた

夫の収入が高く所得税額も多かったため、夫単独名義で住宅ローンを組んだことで住宅ローン控除のメリットを最大限に活用できました。毎年まとまった還付金があり、繰上げ返済にも回せました。家計としても大きく助かっています。控除の制度を事前に調べて正解だったと感じています。

40代男性


万一の際のリスクが不安

夫のみの収入で住宅ローンを組んだため、自分に万一のことがあった時に妻や子どもへの影響が心配です。団信に加入していますが、相続の手続きが煩雑にならないか不安が残ります。今は定期的に専門家に相談し、万一の備えやリスク対策を検討しています。最初の段階からもっと考えるべきでした。

30代女性


FP相談のおかげで安心して返済できている

住宅ローンを夫だけで組むことに不安があったため、FPに相談しました。専門家のアドバイスで、夫の収入だけで無理なく返済可能な金額を把握でき、安心してローンを組めました。プロに相談したことで、漠然とした不安が解消され、自分たちに最適な返済計画を立てることができました。

口コミ結果から、住宅ローンを夫のみで組んだ方は「返済計画が立てやすい」「家計管理がシンプルになる」とメリットを感じています。さらに、夫の収入が高い場合は住宅ローン控除を効率よく活用でき、大きな節税メリットも実感されています。


しかし、収入が予想外に減少した場合、返済負担が一気に大きくなるリスクも存在します。また、「夫に万一のことがあった場合、相続手続きが複雑になるのではないか」と将来的な不安を感じているケースもあります。

井村FP

これらの口コミを踏まえると、夫単独で住宅ローンを組む際は、現在の収入状況だけでなく、将来の収入変化や予期せぬ事態にも対応できる返済計画を事前に立てる必要があるとわかります。特に、相続や離婚など万一の事態を考えると、住宅ローンを組む前に専門家のアドバイスを受けておく方が安心です。


住宅ローンは長期的な契約のため、自分たちだけの判断では見落とすリスクがあります。プロのFPに相談し、具体的な返済プランやリスク対策を明確にした上で、住宅ローンの契約に進むようにしましょう。


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もし今からやり直すとしたら、同じ方法を選びますか?

実際に住宅ローンを夫のみで組んだ方々に、もし今からやり直せるとしたら同じ方法を選ぶのか尋ねてみました。結果として、多くの方は現在の選択に満足していますが、一部の方は異なる選択肢を検討する可能性も示しています。

ここでは、具体的な口コミを紹介するので、今後の住宅ローンの名義選びの参考にしてください。

30代女性


シンプルな家計管理に満足している

夫のみでローンを組んだおかげで、毎月の家計管理が非常にシンプルになりました。私自身の収入は教育費や貯蓄に回す余裕が生まれ、家族の将来設計にも安心感があります。再びやり直す場合でも、間違いなく夫のみの名義でローンを組みます。

40代男性


妻の収入も合算すべきだったかも

当時は手続きが楽だと思い夫単独名義にしましたが、今となっては妻の収入も安定しているため、ローン控除を夫婦それぞれで活用できたかもしれません。改めてやり直す機会があれば、夫婦共有名義も検討する可能性が高いと感じています。

30代女性


FPに相談して後悔のない選択ができた

最初は夫単独でローンを組むことに不安がありましたが、FPに相談して、私たちの収入や生活スタイルを踏まえた返済計画を立てました。専門家にしっかりシミュレーションしてもらえたおかげで、不安なく夫単独名義の決定ができて満足しています。

口コミ結果から、住宅ローンを夫のみで組んだ方は「家計管理がシンプルになる」「妻の収入を貯蓄や教育費に回せる」といった点に満足しています。一方で「妻の収入も安定しているため、夫婦共有名義で住宅ローン控除を利用すればよかった」と後悔の声もあります。


特に、契約当初と現在の収入状況が変化している場合、共有名義を選ぶべきだったと感じている方が多く見受けられます。また、専門家であるFPに相談し、事前に具体的な返済計画やリスクシミュレーションを行った方は「自分たちに最適な住宅ローンを選択できた」と高い満足度を示しています。

井村FP

住宅ローンは長期間にわたり家計に影響を与える重要な選択のため、自分たちだけの判断には限界があります。そのため、住宅ローンを検討する段階でFPなどプロに相談し、客観的で専門的なアドバイスを受けることが大切です。


専門家のアドバイスを踏まえることで、将来的なリスクや収入変動にも対応でき、安心して住宅ローンを組めます。住宅ローンはプロに相談し、納得できるプランを選ぶようにしましょう。

住宅ローンを夫のみで組むべきか迷っている方にアドバイスがあれば教えてください

住宅ローンを夫のみで組むことを検討中の方は、「単独名義のメリットやデメリットは?」「夫婦共有名義に比べてリスクはある?」など、さまざまな疑問や不安を抱えています。

そこで、実際に夫単独で住宅ローンを組んだ経験者の方に「事前に知っておくべきポイント」「選択する際の注意点」についてアドバイスを伺いました。ぜひ、経験者の声を参考にしてください。

40代女性


夫婦間で将来設計をしっかり話し合うことが大切

夫単独名義は家計管理が簡単になる利点がありますが、万一夫が働けなくなった場合のリスクもあります。妻の収入や働き方が今後どうなるかをよく検討する必要があります。特に妻が出産や育児などで収入が減る可能性がある場合は、夫単独が安心でしょう。逆に妻も安定して働き続ける場合は、夫婦共有名義の方が住宅ローン控除などのメリットを最大限に活用できます。

30代男性


制度のメリットとリスクを両方理解して決めておくことが大切

夫単独名義の場合、住宅ローン控除をフル活用できたり、手続きがシンプルになったりするメリットがあります。ただ、妻の収入を含めて審査を受ける方が借入額を増やせるため、物件選びの幅も広がります。どちらを選ぶにしても制度的なメリットだけでなく、リスクも把握しておくと後悔がありません。慎重にシミュレーションをして選ぶことをおすすめします。

30代女性


FPのアドバイスを受けて納得の選択ができた

最初は夫だけで住宅ローンを組むことに不安がありましたが、FPに相談したことで自分たちに合った返済計画やリスクへの対応策が明確になりました。特に将来的な収入の変化や子どもの教育費まで考慮してもらえたので、安心して決定できました。住宅ローンは専門的な知識が必要になるため、迷っている方は専門家に相談してみることを強くおすすめします。

口コミ結果では、住宅ローンを夫のみで組む際に重要なポイントが明確になりました。まず「夫婦間で将来設計を具体的に話し合う必要がある」と指摘されています。単独名義で住宅ローンを組むメリットは、家計管理の簡便さや住宅ローン控除の最大活用です。


しかし、夫の収入が途絶えた場合や妻が今後安定収入を維持できるかどうかなど、将来的なリスクも考慮しなければなりません。また「制度のメリットとリスクを両方理解し、慎重にシミュレーションすべき」という声もあります。


住宅ローンは長期的な契約となるため、目先のメリットだけではなく将来的なライフプラン全体を踏まえた判断が求められます。そのため、住宅ローン選びに際しては、自分たちだけで判断せず、専門知識を持つプロのFPに相談し、客観的な意見や返済シミュレーションを受けるのが重要です。

井村FP

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共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組む際によくある質問

共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組む際によくある質問

夫のみで住宅ローンを組む場合、妻の年収や借入状況も審査対象になるのか、住宅ローンを夫のみで組んだ家は離婚したらどうなるのか、といった疑問が多く寄せられています。


基本的に住宅ローンの審査では申込者本人(夫)以外の収入や信用情報は参照されないため、妻が連帯保証人などにならない限り夫単独の審査に妻の収入や借入が影響することはありません。


審査上は夫単独の年収で算定されます。

離婚時についても、ローン契約者である夫が離婚後も引き続き返済義務を負い、妻にはローンの返済義務が生じないのが一般的です。妻が離婚後もその家に住み続けたい場合は、夫から妻へのローン名義変更(借り換え)が必要になるケースがあります。


共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組む際によくある質問について詳しく回答します。

妻の年収や借入状況も審査対象になる?

共働きでも住宅ローンを夫のみで組む場合、審査対象となるのは夫本人の収入や信用情報のみです。審査で重視されるのは夫本人の年収や勤続年数、個人の信用情報であり、妻の属性は審査に含まれません。銀行は申込者以外の個人信用情報を通常調査しないため、妻の収入や借入は審査に一切反映されません。


ただし、妻の収入を合算しない分、借入可能額は夫単独の年収に基づく範囲となり、夫婦2人で収入を合わせた場合より低くなります。夫の年収が500万円・妻が300万円の場合、単独では借りられない額でも年収800万円として審査できれば借入可能になるケースがあります。

井村FP
このように、夫のみの名義だとローン審査上は妻の経済状況が完全に切り離されるため、メリットとして妻に収入変動があっても返済計画が崩れにくい点が挙げられます。妻が産休や退職で収入ゼロになったとしても、もともと夫一人の収入で返済可能と判断されたローンならば問題なく返済を続けられるでしょう。

住宅ローンを夫のみで組んだ場合、離婚したらどうなる?

住宅ローンを夫のみで組んだ家は、離婚時にトラブルになりにくいのがメリットです。共有名義の場合は離婚時にどちらがローンを払うかで揉める可能性がありますが、夫単独名義ならその点が明確で安心でしょう。


契約者である夫が離婚後もローン返済義務を負い続け、妻はローン支払いの責任を負いません。問題は住宅の処遇ですが、家の名義人=ローン名義人となっているため基本的に夫がそのまま支払いと居住を続けます。

井村FP

妻が離婚後も同じ家に住みたい場合は、金融機関の同意を得て住宅ローンの名義を夫から妻に変更(借り換え)する必要があります。妻自身に十分な収入がなければローンの引き受けは難しく、住み続けるのは困難でしょう。


夫がローンを払い妻がその家に住み続ける取り決めも考えられますが、離婚後は他人になるためリスクが高い方法です。夫が住まず、元妻が住み続ける場合、金融機関によっては契約上問題とされる可能性があります。さらに、夫が返済不能になれば家が競売にかけられて妻は退去を迫られる可能性もあります。

井村FP
共有名義はトラブルが発生する可能性が高いですが、事前に理解しておけば難しいことはありません。


とはいえ、どうすればいいのかと悩む人も多く、マネーキャリアのような無料相談サービスを使って「果たして自分に住宅ローンが組めるのか」「住宅購入ができるのか」を気軽に相談して、悩みを解消する人も増えています。


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【まとめ】共働き世帯で住宅ローンを夫のみで組むメリット・デメリット

住宅ローン相談窓口マネーキャリア
夫のみで住宅ローンを組むことには、離婚時のトラブル回避や妻の収入変動に左右されにくいといったメリットがあります。
一方で借入可能額が夫一人の収入に限定されて小さくなり、共働きでも住宅ローン控除を夫一人分しか受けられないなどデメリットもあります。

どちらが得策かは各家庭の家計状況や将来設計によって異なるため、一概に決められません。判断に迷う場合は無理に抱え込まず、専門家に相談して客観的なアドバイスをもらうと安心でしょう。
井村FP

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