自衛隊の生命保険の団体生命保険について解説!退職後の保険も解説のサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人
  • 自衛隊の団体生命保険について知りたい方
  • 団体生命保険の保険料計算方法が分からない方
  • 自衛隊団体生命保険加入時に注意点を知りたい方

内容をまとめると

▼内容をまとめると
  • 団体生命保険以外の自衛隊用団体保険も紹介
  • 団体生命保険だけでは不安という人はマネーキャリアにご相談ください
  • マネーキャリアはスマホひとつですぐに相談可能!

自衛隊の多くが加入する防衛省の団体生命保険。加入時の注意点はあるのか、どれくらい口数を購入すべきなのか気になりますよね。本記事では、自衛隊団体生命保険の概要から、受け取れる還付金、自衛隊退団後の生命保険について解説します。

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

自衛隊の団体生命保険とは?特徴を紹介


自衛隊員の人が加入可能な団体生命保険には、「防衛省団体生命保険」があります。


防衛省団体生命保険と聞いても、その家族は「分からない」「特徴を知りたい」という悩みも多いですよね。


もしも家族が亡くなってしまった時、いくら受け取れるのかを知っておくことは、その後の生活を守る上で重要なポイントです。


防衛省団体生命保険における特徴は以下の2つ。

  • 自衛隊員・家族が加入可能
  • 保険料を1口100円〜自由に設定することができる
  • 防衛省団体生命保険は最低600円〜

ここでは自衛隊の団体生命保険の特徴について、詳しく紹介しています。


これから自衛隊に入ろうと考えている方も、団体生命保険について知りたい方もぜひ参考にしてみてください。


また、団体生命保険だけで大丈夫?とお悩みの人はぜひマネーキャリアにご相談ください。

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特徴①自衛隊員と家族が加入できる

防衛省団体生命保険の特徴、1つ目は一般の人は入れない「自衛隊員とその家族が加入できる」ことです。


本人(自衛隊員)だけではなくそれを支える配偶者、子どもも加入することができるので家族で保険にまとめて入ることが可能。


防衛省団体生命保険に加入後は、健康状態が悪化してしまっても保険料が上がらずにそのまま継続できます。


退職後も保険料を一括で支払い「一時払退職後終身保険」に切り替えることで、生涯に渡って保証を受けることが可能です。


また、以下では保険料の下限口数と上限口数を本人、配偶者、子どもごとに紹介していますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。


民間の保険とは違い、手頃な価格なのも魅力ですので、他の保険と組みあわせて加入するのもおすすめ。


生命保険についてしっかり理解した上で加入するようにしましょう。

特徴②保険料を自由に設定できる

防衛省団体生命保険の特徴、2つ目は「保険料を自由に設定できる」ことです。


防衛省団体生命保険では、一口100円〜保険料が設定可能で、最低600円から加入することができます。


防衛省団体生命保険の下限口数と上限口数は以下の表を参考にしてみてください。


下限口数上限口数
本人(自衛隊員)650
配偶者814
子ども33


保険金額は上限口数だと以下のようになっています。

本人(自衛隊員)配偶者子ども
3000万円812万円321万円


家族全員が加入した場合、最低1,700円、最高6,700円で済む計算になります。


これは民間の保険よりも割安ですので、他の保険と併用して加入しておくのもおすすめ。


自衛隊員として、国のために働いてくれているからこそ、安心できる保証を選びましょう。

団体生命保険の保険料計算方法

自衛隊員が加入する団体生命保険の保険料計算方法は、一月あたり何口かけたかによって変わってきます。


上記でも紹介しましたが、自衛隊員が加入できる防衛省団体生命保険は一口100円から、本人最大で50口まで加入が可能。


本人(自衛隊員)・配偶者・子ども2人の場合、最低と最大口数で計算すると以下のようになります。


今回はさらに詳しく解説していくため、計算式まで合わせて紹介していきます。


【最低口数で4人家族を計算した場合】

  • 本人(最低6口:600円)+配偶者(最低8口:800円)+子ども(最低3口:300円×2)=2,000円
【最高口数で4人家族を計算した場合】
  • 本人(最高50口:5,000円)+配偶者(最高14口:1,400円)+子ども(最高3口:300円×2)=7,000円
団体生命保険の保険金は以下のようになっています。

保証内容保険金
事故によって死亡
または高度障害
本人:4,000万円
配偶者:1,162万円
子ども:396万円
病気で死亡
または高度障害
本人:3,000万円
配偶者:812万円
子ども:321万円
不慮の事故で
障害が残ってしまった場合
本人:第6級100万円~第2級700万円
配偶者:第6級35万円~第2級245万円
子供:第6級7.5万円~第2級52.5万円 

障害の度合いによって、保険金は異なる 

自衛隊員の団体生命保険はかなり手厚い保証内容になっていますので、ぜひ加入できる方は検討してみてください。


団体生命保険加入のメリット4選


自衛隊員とその家族が団体生命保険に加入するメリット4選を紹介します。


ここで紹介するメリットは以下の通りです。

  • 加入資格を満たす限り入り続けることが可能
  • 自衛官の健康状態の告知だけで加入可能
  • 生命保険料控除対象
  • 還付金がある

自衛隊員だからこそ加入できる保険のため、メリットも多いのが特徴。


順にそれぞれのメリットについて紹介しています。

メリット①加入資格を満たす限り入り続けることが可能

自衛隊員は自衛官として在籍している限り、団体生命保険に加入することができます。


防衛省団体生命保険に加入できる条件は「防衛省共済組合の組合員である」こと。


自衛隊員は、一度加入してしまえばその後健康状態が悪化しても病気になっても更新することが可能。


加入条件を満たしている限りは1年ごとに更新をして、入り続けられるメリットがあります。


加入条件を満たしている方は、手厚い保証の団体生命保険を検討してみましょう。


他の保険と合わせて加入するのもおすすめです。

メリット②自衛官の健康状態の告知だけで加入可能

防衛省団体生命保険は、自衛官の健康状態を医療機関でも検査の必要なく、告知だけで加入することができます。


民間の生命保険では、医療機関での検査が必要な場合も多く、手間や時間がかかってしまうことがデメリットでもありました。


防衛省団体生命保険なら、本人による告知だけで加入することができるため、入りやすいのがメリットといえます。

メリット③生命保険料控除対象

自衛隊員が加入できる団体生命保険は、一般の保険と同じように生命保険料控除の対象になっています。


そのため年末調整や確定申告時に申請することで、住民税・所得税の控除を受けることが可能。


生命保険料控除を受ける際に、ひとつ注意して欲しいのが還付金です。


還付金については以下で詳しく紹介していますが、防衛省団体生命保険には還付金があるため、支払った保険料から還付金を差し引いた額が生命保険料控除の対象です。


一般的な生命保険にはないため、還付金を忘れずに計算するようにしましょう。

メリット④還付金がある

上記で説明しましたが、ここでは防衛省団体生命保険の還付金についてさらに詳しく紹介していきます。


防衛省団体生命保険には還付金があり、5月末〜6月末に受け取ることができます。


還付金を受け取れる時期は指定されていないため、変動する可能性もあります。


また、防衛省団体生命保険の還付金は、本人に手渡しで渡される仕組みになっていてその金額は上限口数で約3万円程度。


還付金の額は決まっていないため、毎年変動する可能性があるので注意しておきましょう。

自衛隊団体生命保険加入時に注意したいこと


自衛隊の団体生命保険加入時に注意したいポイントは以下の5つです。


  • 加入は強制ではないのでよく検討する
  • 上司の言われるがまま入らない
  • 防衛省生協にある生命や医療共済も確認しておく
  • 保険を一定期間ごとに見直す
  • 他の保険と組み合わせてもいい
自衛隊の団体生命保険は「任意加入」です。


必ず加入しなければいけないわけではなく、自分で考えて加入するようにしましょう。


しかし、自衛隊の団体生命保険は民間の保険に比べて手厚い保証であることは確かです。


もしもが起こってしまった場合でも、残された家族が困ることのないよう保険を検討しておきましょう。


また、保険は入った後の見直しを怠ってしまいがちですが、定期的な見直しが必要不可欠です。


固定費として引かれてしまう保険料は、家計を圧迫していないか、もしもの時に足りる保証になっているか、日々変わりゆく暮らしの中で一定期間ごとに保険を見直していきましょう。

自衛隊退団後は一時払退職後終身保険がおすすめ


自衛隊の団体生命保険は、加入の条件に「防衛省共済組合の組合員であること」とあるため、退職後に引き続き加入することができない保険です。


保険に入れない場合は、どうしたらいいのか悩んでしまいますよね。


実は、自衛隊退団後は「一時払退職後終身保険」というものがあります。


一時払退職後終身保険に加入する条件は以下の2つ。

  • 退職後1ヶ月以内に一時払退職後終身保険に加入
  • 保険料は一括で支払う

一時払退職後終身保険は、退団後一括して保険料を支払う必要があるためまとまったお金が必要になります。


一括して支払わなければいけない保険料は、元自衛官のケースで約880万円ほど。


高額になってしまいますが、保証は終身で掛け捨てでないのが魅力です。


また、途中で解約したいと考えた場合は保険料はほぼ全額返還され、さらに年を増すごとに解約返戻金は増額するというメリットも。


一時払退職後終身保険は、死亡時・高度障害時に保険金1,000万円を受け取れる保証の手厚い保険でもありますので、退職後は検討してみるのがおすすめです。


加入する場合は忘れずに1ヶ月以内に手続きを行うようにしましょう。

【番外編】団体生命保険以外の自衛隊用団体保険を紹介


「団体生命保険以外の自衛隊用団体保険はないの?」


そんな疑問をお持ちではありませんか?


自衛隊員は危険な職業でもあるため「保険には入れないかも」と諦めてしまいがち。


ここでは団体生命保険以外の自衛隊用団体保険について紹介します。


自衛隊員が加入できる保険は以下のものがあります。

  • ケガによる通院や入院に備える団体傷害保険
  • 病気による通院入院手術に備える団体医療保険
  • 防衛省生協の生命・医療共済

それぞれ詳しく解説していきます。

団体傷害保険|ケガによる通院や入院に備える

団体障害保険は、ケガによる入院や通院、死亡などに対応してくれる保険です。


自衛隊員は災害時に危険な場所などに駆けつけ、救助や対応を求められる危険な職業でもあります。


その他にも武道などの取得や強化訓練などケガのリスクがつきもの。


そんな時に団体傷害保険に加入しておくことで、ケガの通院や入院時の費用をカバーしてくれることが期待できます。


また、団体障害保健にはオプションで総合賠償型をつけることも可能。


月々90円程度で、偶然の事故で他人やその財物に損害を与えてしまったときに最大2億円まで保証してくれますので、付けておくのがおすすめです。


団体障害保険の保険料は以下の表を参考にしてみてください。

タイプ保険料
家族型
A型
1,450円/1口
個人補償型
B型
670円/1口


団体障害保険は、A型もB型も7口が上限。


他の保険とも組み合わせながら、適切な保証を考えるようにしましょう。

団体医療保険|病気による通院入院手術に備える

団体医療保険は、病気による通院や入院、手術、さらに所定の3大疾病や死亡まで保障することのできる保険です。


自衛隊員として活躍している中、予期せぬ病気などで入院や手術が必要になった場合にも保証してくれます。


団体医療保険は年齢によって保険料が変わます。病気のリスクが高いとされる高齢になるほど、保険料も上がってきますので加入をお考えの方は早めに入るのがおすすめ。


また、ひとつ注意してほしいのが、自衛官だと医務室や自衛隊病院があるため、通院にかかる医療費が無料という点です。


団体医療保険は使用する機会が少ないことも予想されるため、加入の際は必要性を考えて検討するようにしましょう。

防衛省生協の生命・医療共済も確認しておこう

ここまで、団体傷害保険・団体医療保険について紹介してきましたが、防衛省生協の生命・医療共済も一度確認しておきましょう。


防衛省生協の生命・医療共済は1口あたり1,000円から加入可能です。


手頃な掛け金で手厚い保証のある保険のため、「団体保険以外も検討してみたい」という人におすすめです。


月々の掛け金に対する保証内容は以下の表を参考にしてみてください。

掛け金保証内容
本人・配偶者
1,000円/1口
(本人は4口
配偶者は3口が上限)
死亡:500万円/1口
高度障害:500万円/1口
3日以上の入院:3千円/1口
手術(支払い対象のもの):3万円/1口
子ども
250円/1口
(子どもは1人3口が上限)
死亡:70万円/1口
高度障害:70万円/1口
3日入院:3千円/1口
手術(支払い対象のもの):3千円/1口


入院時は3日以上の場合に1日目の分から支払われます。


子どもから大人まで家族みんなで加入できる保険のため、他の保険と合わせて加入するのもおすすめです。

まとめ:自衛隊の団体生命保険相談はマネーキャリアへ


本記事では自衛隊の団体保険の特徴やメリット、生命・医療の共済保険について紹介しました。


団体生命保険やその他のポイントはこちら!

  • 自衛隊の団体生命保険相談は自衛隊員と家族が加入できる保険
  • 一口100円〜保険料が設定可能
  • 団体生命保険では還付金が受け取れる
  • 退団後は一時払退職後終身保険がおすすめ
  • 団体保険だけでは不安が残ってしまう場合も
  • マネーキャリアなら自分に合った保険をプロが提案
  • その後のライフスタイルに合わせて適切な保険を無料で紹介
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