「NISAは今から始めても遅くないの?」
「NISAを今から始めても意味があるのか不安」
とお悩みではないでしょうか。
- 結論、NISAを始めるタイミングは今からでも全く遅くありません。むしろ資産寿命を延ばすために積極的に活用すべき制度です。
この記事ではNISAを今から始めるメリットや最適なポートフォリオの組み方を紹介します。
この記事を読むことで、NISAを始めるタイミングに関する不安が解消され、自信を持って資産運用をスタートできるようになるので、ぜひご覧ください。
内容をまとめると
- 今からNISAを始めることは決して遅くなく、非課税期間の恒久化や年間投資額の上限設定、複利効果の最大化などを踏まえると今すぐ始めるのがおすすめ!
- 平均寿命などを踏まえると、70代の方でも10年以上運用できる可能性が高いため、少なくとも10〜20年先を見据えた長期的な運用が大切
- 生活資金と投資資金を分け、余裕資金でリスクを抑えた運用を行うのが安心
- リスク管理を怠ると、本来得られるはずだった運用益を逃すリスクもあるため注意
- 一人で判断するのが難しい場合は、FP相談で客観的なアドバイスを受けるのがおすすめ
- 「本当に今から始めていいか知りたい」「効率的な運用方法を行いたい」そんな方はマネーキャリアのプロ(FP)に無料相談して、将来どれくらい悪寒が増えそうかシミュレーションしてもらうのがおすすめ
- FP相談で、あなたの老後資金計画におけるNISAの必要性と最適な目標金額がはっきり見えます!

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
NISAは今から始めても遅くない!【FPの結論】
NISAは今から始めても遅くありません。むしろ投資は「時間」が最も重要な要素であるため、始めるのが早ければ早いほど有利になります。
特に11月や12月など年末が近づいている時期であっても、「来年から始めよう」と先延ばしにするよりも、今すぐ始める方が圧倒的にメリットが大きいです。
なぜなら、投資の複利効果は時間が長いほど威力を発揮するからです。
また、新しいNISA制度は非課税期間が恒久化されており、年間投資枠も大幅に拡大されているため、今から始めても十分に制度のメリットを享受できます。
NISAを今始めないと損する理由
NISAを始めるタイミングを先送りにすると、後から取り返しのつかない損をする可能性があります。
- 【制度的損】非課税・節税のチャンスを逃す
- 【金銭的損】複利の効果が薄れる
- 【機会損】上昇相場に乗り遅れる
- 【心理的損】始めるきっかけを失う
- 【将来損】目標達成の負担が増える
中でも特に大きいのが【制度的損】と【金銭的損】です。
NISAでは、通常なら約20%かかる運用益の税金が一切かかりません。この非課税枠を使わないのは、優遇を自ら手放していることに等しいです。また、一年ごとに上限額が設定されているためできるだけ早く投資を行うことが重要です。
さらに、複利の力は「始める時期」で大きく差がつきます。月3万円を30年間積み立てるのと25年間では、最終的な資産額に約600万円もの差が生まれる可能性があり、迷っている時間がそのまま数百万円の差になるかもしれません。
今からNISAを始めるか迷ったらプロ(FP)に無料相談しよう
NISAを今から始めるべきかどうか迷っている方は、プロ(FP)に無料相談することをおすすめします。
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、それぞれ投資できる商品や上限額が異なります。また、個人の年齢、収入、投資経験、リスク許容度によって最適な運用プランは大きく変わってきます。
例えば、20代の方と50代の方では、同じNISAでも運用期間や投資方針が全く異なります。さらに同じ年齢でも資産状況やライフプランによって最適解が変わってきます。
そこで専門家に相談することで、あなたの状況に合った最適なNISA活用法を見つけることができ、効率的な資産形成を実現できます。
今からNISAを始めるとどれくらい変わる?運用益をシミュレーション!
今からNISAを始めることで、将来の運用益にどれくらいの差が生まれるのかをシミュレーションで確認してみましょう。
年利5%で運用した場合のシミュレーション結果は以下の通りです。
| 運用益 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約34万円 | 約166万円 | 約455万円 |
| 月3万円 | 約103万円 | 約497万円 | 約1,366万円 |
| 月5万円 | 約172万円 | 約829万円 | 約2,277万円 |
仮に月1万円の積立を10年継続すれば約34万円、月5万円の積立を30年継続すれば約2,277万円増える可能性があります。
NISAはiDeCoと異なり、受取年齢に制限がなく、平均寿命が85歳程度であることを踏まえると、70代の方でも10年以上の運用が可能である可能性が高いです。
月々1万円や5,000円のような少額投資でもいいので、早めに始めて少しでも長く運用することが利益を増やすポイントです。
失敗しないためのNISA運用方法
NISAで失敗しないためには、正しい運用方法を理解することが重要です。
特に投資初心者の方は、リスクを抑えながら着実に資産を増やせる方法を選ぶことが大切です。
以下では、失敗しないためのNISA運用方法について詳しく解説します。
これらのポイントを押さえることで、NISA投資で失敗する可能性を大幅に抑えることができます。
まずは「つみたて投資枠」から始める
NISA初心者は、まず「つみたて投資枠」から始めることをおすすめします。
つみたて投資枠は年間120万円まで投資でき、金融庁が認定した長期・積立・分散投資に適した投資信託のみが対象となっています。
これらの商品は販売手数料が無料で、信託報酬も低く設定されているため、初心者でも安心して選ぶことができます。
また、毎月一定額を自動で積み立てる仕組みなので、投資タイミングを考える必要がなく、ドルコスト平均法の効果により価格変動リスクを軽減できます。
成長投資枠は個別株式なども選択できますが、初心者には商品選択が難しいため、まずはつみたて投資枠で投資に慣れることが重要です。
低コストのインデックスファンドを選ぶ
NISA投資では、低コストのインデックスファンドを選ぶことが重要です。
インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの株価指数と同じ値動きを目指す投資信託で、運用コストが低いという特徴があります。
信託報酬が年0.1%程度の商品も多く、長期投資においてコストの差は運用成果に大きく影響します。
また、インデックスファンドは市場全体に分散投資するため、個別企業のリスクを軽減できるメリットもあります。
初心者におすすめのインデックスファンドとしては、全世界株式や米国株式、国内株式のインデックスファンドが挙げられます。
相場に左右されずに継続することが最重要
NISA投資で最も重要なのは、相場に左右されずに継続することです。
株式市場は短期的には大きく変動しますが、長期的には成長する傾向があります。
例えば、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックなど、大きな下落局面でも、その後回復し新たな高値を更新しています。
下落局面で投資をやめてしまうと、その後の回復による利益を逃してしまう可能性があります。また、積立投資では下落時により多くの口数を購入できるため、長期的には平均購入価格を下げる効果があります。
市場の変動に一喜一憂せず、設定した投資計画を継続することが、NISA投資成功の鍵となります。
最適なNISAのポートフォリオの組み方!あなたはどのタイプ?
NISAで成功するためには、自分に合ったポートフォリオを組むことが重要です。
ポートフォリオとは、複数の投資商品を組み合わせた資産の構成のことで、リスクとリターンのバランスを調整する役割があります。
以下では、代表的な3つのタイプについて詳しく解説します。
| タイプ | 株式比率 | 債券比率 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 成長重視型 | 80-90% | 10-20% | 20-30代、高リスク許容度 |
| バランス型 | 60-70% | 30-40% | 30-40代、中リスク許容度 |
| 安定型 | 40-50% | 50-60% | 50代以降、低リスク許容度 |
成長重視型は高いリターンを期待できる一方でリスクも大きく、安定型はリスクを抑える代わりにリターンも控えめになります。
バランス型は両者の中間で、多くの方に適したポートフォリオと言えます。
ただし、上記の向いている人の特徴は一般化されたものであるため、あくまで運用時の基準として考えて、実際に運用する際は自分の状況に合わせて微調整することが重要です。
NISAは今からでも遅くない!むしろ今がベスト【まとめ】

ここまで、NISAを今から始めるメリットや最適なポートフォリオの組み方などを紹介してきました。内容をまとめると以下のとおりです。
- NISAは今から始めても遅くない!
- 始めるのを先延ばしにすると複利効果や非課税メリットを逃す
- つみたて投資枠から始めて低コストのインデックスファンドを選ぶ
- 自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを組む
- 相場に左右されずに長期継続することが最重要
しかし、NISA投資では商品選択を間違えたり、リスク許容度を超えた投資をしてしまうリスクがあります。
そこでおすすめなのが、マネーキャリアのNISA無料相談窓口への相談です。
マネーキャリアでは、あなたのライフプランに合わせた最適な運用プランやNISA活用法をアドバイスいたします!
相談料は無料なのでお気軽にご相談ください!