
「食洗機は節約にならないって聞いたけれど本当?」
「食洗機を導入したいけれど費用が気になる」
とお悩みではないでしょうか。
結論、食洗機は正しく利用すれば節約になります!
▼この記事がおすすめな人
- 食洗機の節約効果について知りたい人
- 節約につながる食洗機の使い方を知りたい人
- 「食洗機は節約にならない」という意見の真相を知りたい人
- 食洗機のメリット・デメリットを知りたい人

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 食洗機が節約にならないと言われる理由5選
- 電気代が予想以上にかかる
- 乾燥機能を使うと電気代が上昇する
- 予洗いが必要なら手間もコストも増える
- 初期費用がかかる
- 洗えない食器がある
- 食洗機と手洗いどっちが節約できるかはライフスタイルによって異なる
- 食洗機を導入するメリット3選
- 手間を減らせて時短になる
- 高温洗浄で汚れを落としやすい
- 手荒れを防げる
- 節約・家計改善のお悩みは専門家(FP)に無料相談がおすすめ
- 食洗機を節約して使う方法6選
- 乾燥機能をオフにする
- 電気代が安い時間に稼働させる
- まとめ洗いをする
- 食洗機と洗剤の選び方を工夫する
- 洗剤の適量を守る
- 汚れがひどい場合は予洗いする
- 節約・家計の悩みはマネーキャリアに無料相談【まとめ】
食洗機が節約にならないと言われる理由5選
まずは、食洗機が節約にならないと言われる理由5選について紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 電気代が予想以上にかかる
- 乾燥機能を使うと電気代が上昇する
- 予洗いが必要なら手間もコストも増える
- 初期費用がかかる
- 洗えない食器がある
電気代が予想以上にかかる
食洗機は手洗いよりも節水できるメリットがあるものの、電気代が意外とかかる点がデメリットと感じられているようです。
一般的な食洗機の1回あたりの消費電力は0.5kWh〜1.5kWh程度で、電気料金に換算すると約15円〜45円。
これに加え、水道代も1回あたり約10円〜20円かかるため、合計で1日あたり25円〜65円ほどのコストが発生します。
仮に毎日使用すると、月間750円〜1,950円、年間9,000円〜23,400円程度のランニングコストが必要です。
特に、高温のお湯で洗浄し、乾燥機能まで使うと消費電力が増えるため、予想以上のコストになることもあります。
電気代を節約するには、乾燥機能をオフにして自然乾燥を活用したり、深夜の割安な電気料金プランを利用するなどの工夫が必要です。
乾燥機能を使うと電気代が上昇する
食洗機の乾燥機能は、洗浄後に高温の風を送ることで食器を素早く乾かす便利な機能ですが、その分電気代が大幅に上がる要因となります。
特に、ヒーターを使う「高温乾燥」を利用すると消費電力が増え、「電気代が高い」と感じてしまいがちです。
食洗機の乾燥機能にかかる消費電力量は1回あたり0.3kWh〜0.8kWh程度で、電気料金に換算すると約9円〜24円。
洗浄時の電気代、水道代と合わせると、1回の使用で34円〜89円ほどかかる場合もあります。
毎日使用すると、月間で1,020円〜2,670円、年間では12,240〜32,040円のコストが発生する計算です。
このように乾燥機能は思った以上に電気代を押し上げるため、節約したい場合は自然乾燥を活用する、ドアを開けて余熱で乾かすなどの方法を取り入れると良いでしょう。
予洗いが必要なら手間もコストも増える
食洗機は手間を省ける便利な家電ですが、食器にこびりついた汚れがしっかり落ちるようにするために予洗いが必要になる場面は少なくありません。
特に、油汚れや焦げ付き、ソースが残った皿をそのまま入れると、洗浄後に汚れが残ることがあり、結局手洗いが必要になるケースもあり、水道代や洗剤代が増える可能性があるのが問題です。
例えば、1回の予洗いで約2~3Lの水を使うと仮定すると、毎日食洗機を使用する家庭では月に60L~90L、年間720L~1,080Lの水を余分に使う計算になります。
また、洗剤も追加で使うため、その分コストがかかります。
さらに、食洗機にかける前に手洗いの時間が増えることで、「結局、手間もお金もかかる」と感じる人も多いです。
食洗機の効果を最大限に引き出すためには、予洗いを最小限に抑える工夫が必要でしょう。
初期費用がかかる
食洗機を導入する際にネックとなるのが、購入費用が由来の初期費用の高さです。
特に、ビルトインタイプや大容量のモデルになると価格が上がり、初期投資が大きな負担になることがあります。
食洗機の価格は、卓上型で3万円〜10万円程度、ビルトイン型では10万円〜30万円以上と幅広く、家計にとって少なくない出費になります。
さらに、ビルトインタイプの場合は設置工事費も必要になり、数万円の追加費用が発生することも。
コストを回収するには、長期間にわたって使用する必要があるため、本当に節約につながるのか疑問を持つ人も少なくありません。
導入を検討する際は、購入費用だけでなく、長期的なランニングコストや節約効果を考慮することが重要です。
洗えない食器がある
食洗機は便利な家電ですが、すべての食器を洗えるわけではありません。
耐熱性の低いプラスチック製品、木製の器、漆塗りの食器、アルミや銅製の鍋などは、食洗機に入れると変形や劣化する可能性があります。
そのため、こうした食器は結局手洗いが必要になり、負担が完全にゼロになるわけではないことに注意してください。
また、手洗いの機会が減ったとしても、一部の食器を洗うために水や洗剤を使う必要があり、思ったほど節約効果が得られないことにも考慮が必要です。
特に、家族が多く手洗いが頻繁に発生する場合、節約効果が限定的になることが考えられます。
さらに、キッチンの広さによっては食洗機の置き場所に困る場合もあり、特に卓上型の場合、シンク周りのスペースを圧迫して作業しにくくなることもあるため、設置する際は慎重に検討する必要があります。
食洗機と手洗いどっちが節約できるかはライフスタイルによって異なる
結論から申し上げますと、食洗機と手洗いどっちが節約になるかは家庭ごとのライフスタイルによって異なります。
以下の表は、一人暮らしと二人以上の家庭で、手洗いと食洗機の年間コストや稼働回数を比較したものです。
一人暮らし (手洗い) | 一人暮らし (食洗機) | 二人以上 (手洗い) | 二人以上 (食洗機) | |
---|---|---|---|---|
年間水道代 | 約5,000円 | 約3,000円 | 約10,000円〜 | 約6,000円〜 |
年間電気代 | 0円 | 約8,000円 | 0円 | 約12,000円〜 |
年間洗剤代 | 約3,000円 | 約2,500円 | 約5,000円〜 | 約4,000円〜 |
稼働回数 | 1日2~3回 | 2日に1回 | 1日3回 | 1日1回 |
節約効果 | 高い | やや低い | 低い | 高い |
このように、一人暮らしの場合、食器の量が少なく、食洗機を稼働させる頻度が少ないため、手洗いのほうがコストを抑えられるケースが多いです。
一方で、二人以上の家庭では、一度に大量の食器を洗える食洗機のほうが水道代の節約につながりやすくなります。
ただし、電気代や初期費用も考慮する必要があり、どちらが節約になるかは家庭ごとの使い方次第といえるでしょう。
食洗機を導入するメリット3選
ここからは、食洗機を導入するメリット3選について紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 手間を減らせて時短になる
- 高温洗浄で汚れを落としやすい
- 手荒れを防げる
手間を減らせて時短になる
食洗機を導入する最大のメリットの1つ目が、洗い物の手間を減らし、時間を有効に使えることです。
手洗いの場合、食器をひとつひとつこすり洗いし、すすいで乾燥させる必要がありますが、食洗機なら食器をセットしてスイッチを押すだけで完了します。
一般的に、手洗いにかかる時間は1回あたり15分~30分程度ですが、食洗機を使えば、セットする時間を含めても5分程度で済みます。
1日2回食器を洗うと考えると、1か月で約15時間~30時間の節約になる計算です。
その時間を家事や趣味、リラックスする時間に充てられるのは大きなメリットといえるでしょう。
忙しい家庭や共働きの家庭にとって、日々の負担を軽減し、より効率的に家事をこなせる便利な家電といえます。
高温洗浄で汚れを落としやすい
食洗機の大きなメリットの2つ目は、手洗いでは難しい高温洗浄が可能な点です。
通常、手洗いで使用するお湯の温度は40℃前後ですが、食洗機では約60℃~80℃の高温のお湯を使って洗浄できます。
この高温により、油汚れやこびりついた食べかすが落ちやすくなり、食器をより清潔に保てるのが特徴です。
また、高温洗浄には除菌効果も期待でき、衛生面を重視する家庭にも適しています。
特に、小さな子どもがいる家庭では、哺乳瓶や子ども用食器の洗浄にも安心して使用できるでしょう。
さらに、高温洗浄の効果で水切れがよくなり、食器に水滴が残りにくいのも利点となり、手洗いのように水滴を拭き取る手間が省けるため、家事の負担も軽減できます。
手荒れを防げる
食洗機の大きなメリットの3つ目は、食洗機を導入することで、手洗いによる手荒れのリスクを軽減できることです。
食器を手洗いする際には洗剤やお湯を使うため、皮脂が奪われやすくなり、肌が乾燥しやすくなります。
特に冬場や乾燥しやすい季節には、ひび割れやかゆみが発生することもあり、手荒れが気になる人にとっては負担となるでしょう。
食洗機を使用すれば、直接洗剤やお湯に触れる機会が減るため、肌の乾燥やダメージを抑えられます。
食洗機なら食器をセットするだけで済むため、手荒れを防ぎつつ家事の負担も軽減できるでしょう。
手荒れに悩みやすい人や敏感肌の人にとっては、ハンドクリームや保湿ケアの手間やそれにかかる費用を減らせる点も魅力的です。
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食洗機を節約して使う方法6選
ここからは、食洗機を節約して使う方法6選について紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 乾燥機能をオフにする
- 電気代が安い時間に稼働させる
- まとめ洗いをする
- 食洗機と洗剤の選び方を工夫する
- 洗剤の適量を守る
- 汚れがひどい場合は予洗いする
乾燥機能をオフにする
食洗機の電気代を抑えるためには、乾燥機能をオフにするのが効果的です。
特に、ヒーターを使う高温乾燥は電気代がかさみやすく、毎回使用すると年間の電気料金が大きく変わることもあります。
乾燥機能をオフにし、洗浄が終わったら食洗機の扉を開けて自然乾燥させることで、電力を使わずに済みます。
さらに、電気料金の安い時間帯に稼働させることで、コストをさらに抑えることも可能です。
乾燥機能を使わなくても、洗浄時の高温で食器が温まっているため、水滴は自然に蒸発しやすくなります。
扉を少し開けておくだけでも十分乾燥できるため、電気代を節約しながら効率よく食器を片付けることができるでしょう。
電気代が安い時間に稼働させる
食洗機を節約して使うためには、電気代が安い時間帯に稼働させるのが効果的です。
多くの電力会社では、時間帯別に電気料金が異なるプランを提供しており、特に23時から翌7時にかけて料金が安くなるケースが一般的ですので、その時間帯に食洗機を使うことで、電気代を抑えることができます。
例えば、昼間に1回使用する場合と、夜間の割安な時間帯に使用する場合とでは、年間で数千円以上の差が出ることもあります。
また、食洗機には予約機能が付いているモデルも多いため、あらかじめ夜間に動作するよう設定しておけば、手間をかけずに電気代を抑えることができます。
こうした時間帯の活用を意識することで、食洗機を効率よく使いながら節約につなげることが可能です。
まとめ洗いをする
食洗機を節約して使うためには、1日に何度も稼働させるのではなく、できるだけまとめて洗うことが重要です。
食器の量が少ない状態で何回も使用すると、その分水道代や電気代がかさみ、節約の効果が薄れてしまいます。
食洗機は1回の使用で一定量の水と電力を消費するため、なるべく庫内を満たした状態で稼働させることで効率よく洗浄可能です。
例えば、朝と昼の食器を一緒に夜に洗うなど、1日の使用回数を減らすことで、水道代や電気代を抑えられるでしょう。
また、食洗機のモデルによってはエコモードや少量洗い機能が搭載されているものもありますが、基本的にはまとめて洗うほうが節約につながります。
食器の配置を工夫して無駄なスペースを減らし、一度に多くの食器を洗えるようにするのも有効な方法です。
食洗機と洗剤の選び方を工夫する
食洗機の節約効果を高めるには、電気代や水道代を抑えられるモデルを選ぶことが重要です。
近年では、省エネ性能が高いモデルが多く販売されており、少ない水量でしっかり洗浄できるタイプや、エコモードを搭載した機種を選ぶことで、ランニングコストを抑えられます。
特に、使用水量が少なく、消費電力の低い省エネタイプの食洗機は、長期間使用することで節約効果に大きく差が開きます。
また、洗剤の選び方も重要なポイントであり、高濃度タイプの食洗機用洗剤を使用すれば、少量でしっかり汚れを落とせるためコストを抑えながら効率よく洗浄可能です。
食洗機本体と洗剤の選び方を工夫することで、節約しながら快適に食洗機を活用できるでしょう。
洗剤の適量を守る
食洗機を節約して使うためには、洗剤の適量を守ることが大切です。
洗剤を多く入れるほど汚れがよく落ちると思われがちですが、実際には過剰な洗剤がすすぎ残りの原因となり、追加のすすぎ回数が必要になることがあります。
その結果、水道代がかさみ、節約のつもりが逆にコスト増につながることにもなりかねません。
適切な洗剤の量を守ることで、余分なすすぎが不要になり、水の使用量を抑えられます。
また、食洗機用洗剤は少量でも高い洗浄力を発揮するものが多いため、必要以上に使わなくても十分に汚れを落とすことが可能です。
食洗機の取扱説明書に記載されている適量を確認し、正しく使用することで、洗剤の消費量だけでなく、水道代や電気代の節約にもつながります。
汚れがひどい場合は予洗いする
食洗機を効率よく使うためには、汚れがひどい食器はあらかじめ軽く予洗いしておくことが有効です。
特に、油汚れや焦げつきが強いものは、食洗機だけでは落としきれず、長時間の運転や追加のすすぎが必要になることがある点は無視できません。
その結果、水道代や電気代が余分にかかってしまう可能性があります。
予洗いをすることで、食洗機の標準コースではなく、短時間のエコモードや節水モードを利用しやすくなり、全体的な稼働時間を短縮可能です。
例えば、食器の表面についた油汚れをさっと拭き取ったり、軽く水ですすいでからセットするだけでも、洗浄効率が向上し、使用する水や電力を抑えられるでしょう。
ただし、予洗いをしすぎると逆に水道代がかかるため、食洗機の性能を活かしながら最小限にとどめることがポイントです。
節約・家計の悩みはマネーキャリアに無料相談【まとめ】
「食洗機は節約にならない?」という疑問は解決できましたか?
まとめると、食洗機は適切な条件で適切に使用すれば家事の負担を大幅に下げつつ節約にもつながる便利な家電ですので、導入の価値は十分あるでしょう。
ただし、節約効果は大幅なものではないので、今すぐ効果的な家計改善に取り組みたい方には無料FP相談サービスであるマネーキャリアの利用がおすすめです。
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