
内容をまとめると
- プロポーズに必要な貯金額は、婚約指輪や演出費用をふまえ30万円〜40万円程度を目安にすることで、無理なく準備ができる。
- 貯金が十分でなくても、プロポーズ後にふたりで協力して資金計画を立てることで、段階的に結婚費用を整えることができる。
- 結婚にかかる総費用や出費のタイミングを把握することで、必要な支出を逆算しながら、安心して未来の計画を立てられる。
- プロポーズや結婚準備を効率よく進めたい方は、相談実績10万件以上・満足度96%のマネーキャリアで、資金計画のアドバイスを受けるのがおすすめである。

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 結婚にかかるお金の総額
- 結婚式・新生活などの平均費用は416万円
- 二人で準備した貯金額の平均は317万円
- プロポーズに必要な貯金額の目安は30万円
- 婚約指輪の費用目安は10万〜40万円
- プロポーズ演出にかかる費用は0〜5万円
- プロポーズ後にかかる費用はケースバイケース
- 貯金がなくてもプロポーズが可能な理由
- プロポーズ自体には大きな費用がかからないから
- 結婚費用は段階的に発生するから
- プロポーズの貯金額が不安なら専門家(FP)に無料相談がおすすめ
- 結婚費用の内訳
- 結婚指輪の平均価格は27万円
- 結納式は21万円
- 結婚式は327万円
- 新婚旅行は43万円
- 新生活準備費は53万円
- 結婚資金の貯め方
- 先取り貯金と自動積立を活用する
- 固定費を削減する
- ボーナスや副収入を活用する
- 無理のない日々の節約を取り入れる
- プロポーズの貯金額に関するよくある質問
- 婚約指輪を買ったら貯金がほぼなくなりそうです。どうしたらいいですか?
- プロポーズにお金をかけすぎたくありません。どうすればいいですか?
- プロポーズの貯金の不安は乗り越えられる!無理のない準備で成功をを目指そう【まとめ】
結婚にかかるお金の総額
結婚にかかるお金の総額について、重要なポイントを2つ紹介します。
紹介する内容は以下のとおりです。
- 結婚式・新生活などの平均費用は416万円
- 二人で準備した貯金額の平均は317万円
数字を見ると驚くかもしれませんが、一部の高額なカップルが平均値を押し上げている可能性もあります。
そのため、このあとの解説で自分たちに必要なリアルな金額を把握し、無理のない資金計画を立てる参考にしてください。
結婚式・新生活などの平均費用は416万円
結婚式や新生活にかかる平均費用は、約416万円(※)というデータがあります。
この金額には、結納式・婚約指輪・挙式・披露宴・新婚旅行・新生活準備費など、結婚全般にかかる支出が含まれます。
どの費用にどれだけかけるかはふたり次第で、希望に合わせて調整が可能です。
すべての費用をかける必要はないため、ふたりの価値観に合わせて取捨選択すれば、費用をぐっと抑えることもできるでしょう。
二人で準備した貯金額の平均は317万円
二人で準備した貯金額の平均は、約317万円(※1)というデータがあります。
高額だと思う方もいるかもしれませんが、心配しすぎる必要はありません。
なぜなら、平均額の約317万円未満で結婚したカップルも約4割(※2)おり、必ずしもこの金額が必要とは限らないからです。
具体的には、結婚に向けて準備した貯金額が100万円未満の割合は6.5%、100〜200万円未満は15.3%、200〜300万円未満は18.2%となっています。
このように、平均額に達していないカップルは決して少なくありません。
平均額に振り回されず、二人に合った無理のない貯金計画を立てることが、結婚に向けた準備をスムーズにしてくれます。
プロポーズに必要な貯金額の目安は30万円
プロポーズに必要な貯金額の目安は30万円です。
代表的な費用項目を、以下のとおり解説します。
- 婚約指輪の費用目安は10万〜40万円
- プロポーズ演出にかかる費用は0〜5万円
- プロポーズ後にかかる費用はケースバイケース
プロポーズに必要な費用感をつかめば、無理のない貯金計画を立てやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
婚約指輪の費用目安は10万〜40万円
婚約指輪の費用目安は10万〜40万円です。
婚約指輪の平均価格は約38万円(※)ですが、一部の高額な指輪が平均を押し上げている可能性もあります。
実際には、10〜20万円台の指輪を選ぶカップルも一定数いるので、必ずしも高額品を選ぶ必要はありません。
無理なく準備できる範囲で選ぶことで、プロポーズに向けた負担を抑えやすくなります。
プロポーズ演出にかかる費用は0〜5万円
プロポーズ演出にかかる費用は、5万円程度を目安にすると無理なく準備しやすくなります。
この5万円は、レストランでのディナーやちょっとしたサプライズで、十分に思い出深い時間を演出できる金額になります。
ただし、ホテル宿泊や高価なプレゼントなどを加える場合は、さらに余裕を持った資金計画を立てると安心でしょう。
どんな演出を選ぶかは人それぞれなので、ふたりに合ったスタイルを大切にしましょう。
プロポーズ後にかかる費用はケースバイケース
プロポーズ後は、両親への挨拶にともなう交通費・宿泊費・手土産代などが発生する可能性があります。
とはいえ、すべてのカップルに必ず大きな出費が生じるわけではありません。
状況に応じて支出を見極めれば、無理のない範囲でプロポーズ後の結婚準備を進めることができます。
理想や形式にとらわれず、必要な準備を進める意識を持つと、スムーズに進めやすくなります。
貯金がなくてもプロポーズが可能な理由
貯金がなくてもプロポーズが可能な理由について、2つ解説します。
紹介する理由は以下のとおりです。
- プロポーズ自体には大きな費用がかからないから
- 結婚費用は段階的に発生するから
焦って貯金を準備しなくてもよいと知ることで、安心してプロポーズに踏み出しやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
プロポーズ自体には大きな費用がかからないから
プロポーズ自体には大きな費用がかからないので、貯金がなくてもプロポーズが可能と考えられます。
思い出の海や夜景スポットでのプロポーズなら、ガソリン代程度の負担で済むこともあります。
また、手紙や言葉だけで「結婚してください」と伝える選択肢もあります。
演出の豪華さにこだわらず、相手に想いをまっすぐ届けることも、素敵な選択肢のひとつでしょう。
結婚費用は段階的に発生するから
結婚費用は段階的に発生するので、貯金がなくてもプロポーズが可能と考えられます。
プロポーズ直後にすべての費用が必要になるわけではなく、挙式費用や新生活費、新婚旅行代などは、時期に応じて支払いが発生するケースがほとんどです。
また、婚約から結婚まで半年から1年以上かけるカップルも多いため、時間を活かして資金を整えることもできます。
ふたりで協力して計画を立てれば、無理なく結婚準備を進めていけるでしょう。
プロポーズの貯金額が不安なら専門家(FP)に無料相談がおすすめ
結婚費用の内訳
結婚にかかる主な費用と、平均的な金額を5つ紹介します。
紹介する内容は以下のとおりです。
- 結婚指輪は27万円
- 結納式は21万円
- 結婚式は327万円
- 新婚旅行代は43万円
- 新生活準備費は53万円
なお、各項目の支払いタイミングは異なります。
例えば、結婚式費用は挙式の2〜3週間前に支払うのが一般的です。
結婚指輪や新生活準備費も、式や婚姻届提出、引越し時期にあわせて支払うケースが多いため、スケジュールを逆算して備えていきましょう。
結婚指輪の平均価格は27万円
結婚指輪の平均価格は二人合わせて約27万円(※)ですが、一部高額な指輪が平均を押し上げている可能性があります。
例えば10〜20万円台の指輪もあり、自分たちに合った無理のない価格帯を選ぶことが大切です。
また、結婚指輪は購入から手元に届くまで1〜3ヵ月かかるため、式や婚姻届提出などの予定から逆算して、3〜4ヵ月前には検討を始めるとよいでしょう。
さらに、オーダーや刻印を希望する場合は、より余裕を持ったスケジュール管理がおすすめです。
無理なく準備を進めるためにも、早めに行動をスタートさせましょう。
結納式は21万円
結納式をおこなった場合の費用は、平均約21万円(※1)です。
このなかには、飲食代や会場代などが含まれます。
一方で、よりカジュアルなスタイルとして、顔合わせの食事会を選ぶケースもあります。
こちらは平均約7万円(※2)とされ、地域や家庭ごとの慣習によって費用感に差が出やすい点も特徴です。
なお費用の支払いタイミングは、当日払いか事前払いどちらになるか、あらかじめ会場に確認しておくと安心です。
※1・2参照:ぜクシィ結婚トレンド調査2023|株式会社リクルート
結婚式は327万円
結婚式の費用は、挙式・披露宴・ウエディングパーティーを合わせて平均約327万円(※)とされています。
ただし、会場選びや招待人数によって大きく変動するため、希望に合わせて柔軟に調整しましょう。
費用の支払いは、成約時に5万〜20万円程度の内金を納め、残りの金額は式の2〜3週間前に清算する流れが一般的です。
また、当日払いに対応している会場もあり、その場合はご祝儀を充てる選択肢も考えられます。
新婚旅行は43万円
新婚旅行にかかる平均費用は、約43万円(※1)とされています。
さらに、お土産代も平均約6万円(※2)かかるため、旅費とは別に余裕を持って見積もっておきましょう。
こうした付随費用も含めた計画を立てることで、安心して新婚旅行を楽しめます。
新婚旅行の支払いタイミングは、手配方法によって異なります。
インターネット予約では申し込み時に一括支払いが多く、クレジットカード決済なら引き落とし日に支払う流れです。
一方、店頭申し込みでは、予約時に内金を支払い、出発の数週間前を目安に残金を支払うケースが一般的です。
※1・2参照:ぜクシィ結婚トレンド調査2023|株式会社リクルート
新生活準備費は53万円
新生活準備費は、家電・家具・インテリアの購入費用を含めて、平均約53万円(※)とされています。
家具や家電は購入時に支払うのが一般的ですが、インテリアや家電のグレードによって予算調整しやすい点がポイントです。
また、新居の契約時には敷金・礼金の支払いが発生し、引越し代は当日支払いが基本となります。
こうした支払いタイミングを把握しておくことで、無理のない資金準備がしやすくなります。
最近は式前から同居を始めるカップルも増えているため、ふたりのライフプランに合わせて柔軟にスケジュールを組むことが大切です。
結婚資金の貯め方
- 先取り貯金と自動積立を活用する
- 固定費を削減する
- ボーナスや副収入を活用する
- 無理のない日々の節約を取り入れる
先取り貯金と自動積立を活用する
固定費を削減する
ボーナスや副収入を活用する
無理のない日々の節約を取り入れる
プロポーズの貯金額に関するよくある質問
プロポーズの貯金額に関するよくある質問について、2つ解説します。
紹介する質問は以下のとおりです。
- 婚約指輪を買ったら貯金がほぼなくなりそうです。どうしたらいいですか?
- プロポーズにお金をかけすぎないための相場はありますか?
よくある疑問の答えを知ることで、プロポーズの準備に自信を持ちやすくなるので、ぜひ参考にしてください。