
「住宅ローンを組んだけど無謀だったかもしれない...」
「住宅ローンが無謀と感じる理由は?」
とお悩みではないでしょうか。
結論、住宅ローンが「無謀」と感じる主な原因は、年収に対する借入額の高さ、ライフイベントの想定不足、金利上昇リスクへの対策不足です。
この記事では、実際に住宅ローンで後悔した人の体験談と、失敗しないためのチェックポイントを紹介します。
また、無謀な住宅ローンを避けるためのFP相談の活用法についても紹介します。
この記事を読むことで、自分に合った適切な住宅ローン計画を立てられるようになるので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 【体験談】住宅ローンが「無謀だった」と思う人とは?
- 住宅ローンで「無謀だった」と思った経験はありますか?
- なぜ「無謀だった」と思いましたか?
- 「もっとこうしておけばよかった」と思うことは?
- 住宅ローンで失敗した人の体験談
- 無謀な住宅ローンを組まないために!FPによる診断がおすすめ
- 「住宅ローンが無謀だった」のはなぜ?事例から学ぶ3つの失敗パターン
- 年収に対して借りすぎてしまった
- ライフイベントを想定していなかった
- 金利が予想以上に上がってしまった
- 無謀な住宅ローンを組まないためのチェックポイント5つ
- 借入額は適正か
- 月々の返済額が多すぎないか
- もしもの時の備えは充分か
- 金利上昇のリスクは理解しているか
- ライフステージの変化に対応できるか
- この住宅ローンは無謀じゃない?不安な人はマネーキャリアのFPに相談してみよう
- 【まとめ】住宅ローンが無謀だった原因はマネープランの設計不足!自分に適した返済計画を
【体験談】住宅ローンが「無謀だった」と思う人とは?
住宅ローンが「無謀だった」と思う人の経験は、これから住宅購入を考えている方にとって貴重な情報源となります。
紹介する体験談の内容は以下のとおりです。
- 住宅ローンで「無謀だった」と思った経験はありますか?
- なぜ「無謀だった」と思いましたか?
- 「もっとこうしておけばよかった」と思うことは?
- 住宅ローンで失敗した人の体験談
住宅ローンで「無謀だった」と思った経験はありますか?
住宅ローンで「無謀だった」と思った経験について一番多かったのは「いいえ」で45.9%という結果でした。
しかし、「はい」と回答した方が37.8%、「どちらともいえない」と回答した方が16.3%で半数以上が何らかの不安や無謀を感じています。
なぜ「無謀だった」と思いましたか?

なぜ「無謀」と思ったかについて一番多かったのは「収入が不安定だった」で33.3%という結果でした。
次いで「予想外の支出が多かった」が27.8%、「金利が上昇した」が22.2%となりました。
「もっとこうしておけばよかった」と思うことは?
「もっとこうしておけばよかった」と思うことで一番多かったのは「頭金をもっと用意すればよかった」で36.0%という結果でした。
次いで「借入額を少なくすればよかった」が24.0%、「金利や銀行の選択をもっと慎重にすればよかった」と「返済計画をもっと慎重に立てればよかった」が20.0%となりました。
住宅ローンで失敗した人の体験談

30代女性
頭金不足で家計が圧迫されました

40代男性
借入額の大きさに生活の負担が大きかった
借入額を抑えずにローンを組んだ結果、毎月の返済が家計を圧迫しています。ペアローンを選んだことも影響し、金利上昇でさらに厳しい状況に。返済計画をもっと慎重に立てるべきでした。将来の人生設計に不安を感じ、生活の質が低下しています。
無謀な住宅ローンを組まないために!FPによる診断がおすすめ

無謀な住宅ローンを組まないためには、専門家による診断がおすすめです。
自分にとって適正な住宅ローンの条件は、収入だけでなく、ライフプランや将来の支出予測によって大きく変わってきます。
例えば、同じ年収800万円の家庭でも、子どもの人数や教育方針、親の介護予定、自身のキャリアプランなどによって、適切な借入額は大きく異なります。
FPに相談すれば、これらの要素を総合的に考慮した上で、無理のない返済計画を立てることができます。
住宅ローンが「無謀だった」と後悩する人の多くは、将来のライフプランを十分に考慮せずに借入額を決めてしまったケースが多いです。
そこで、マネーキャリアのようなFP相談サービスを利用し、専門家の視点から自分の住宅ローン計画を診断してもらうのがおすすめです。

「住宅ローンが無謀だった」のはなぜ?事例から学ぶ3つの失敗パターン

「住宅ローンが無謀だった」と感じる人には、いくつかの共通パターンがあります。
主な失敗パターンは以下の3つです。
- 年収に対して借りすぎてしまった
- ライフイベントを想定していなかった
- 金利が予想以上に上がってしまった
年収に対して借りすぎてしまった
年収に対して借入額が大きすぎると、返済に困るケースが最も多いパターンです。
一般的に、住宅ローンの総借入額は年収の5~7倍、返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)は25%以内が目安とされています。
例えば、年収600万円の場合、借入総額は3,000万円~4,200万円程度、月々の返済額は12.5万円以内が理想的な範囲です。
しかし、理想の物件を購入したいという気持ちから、この範囲を超えた借入をしてしまう人が少なくありません。
「今は共働きだから大丈夫」「将来昇給するから問題ない」と楽観的に考えがちですが、収入は予想通りに増えるとは限りません。
理想の物件に手が届かない場合は、頭金を増やすために数年貯蓄に励むか、予算内で妥協できる物件を探すことも検討するのがおすすめです。
ライフイベントを想定していなかった
将来のライフイベントを十分に想定せずに住宅ローンを組むと、後で苦労するケースが多いです。
特に多いのが、出産による収入減少を考慮していなかったケースです。
共働き世帯で現状の収入が高くても、出産・育児により一時的または長期的に収入が減少することがあります。
産休・育休だけでなく、時短勤務や退職による収入減少も考慮する必要があります。
また、子どもの教育費や親の介護費用など、将来増える可能性のある支出も計算に入れておくことが重要です。
住宅ローンを組む前に、「子どもは何人欲しいか」「出産後の働き方はどうするか」「転職の可能性はあるか」など、夫婦で将来のライフプランをしっかり話し合っておくことが大切です。
金利が予想以上に上がってしまった
変動金利で住宅ローンを組んだ場合、金利上昇リスクを甘く見ていたというパターンも多いです。
変動金利は固定金利に比べて当初の金利が低いため魅力的に感じますが、金利が上昇すると返済額が増える可能性があります。
特に返済期間が長いローンほど、金利上昇の影響を受ける期間も長くなります。
変動金利には「5年ルール」や「125%ルール」といった返済額の急激な増加を抑える仕組みがありますが、それでも数千円の返済額増加は家計に影響を与えます。
また、金利上昇が続くというニュースを見るたびに「固定金利にしておけばよかった」と不安や後悔を感じる人も少なくありません。
変動金利を選ぶ場合は、将来金利が上昇した場合のシミュレーションを行い、その場合でも返済が可能かどうかを確認しておくことが大切です。
無謀な住宅ローンを組まないためのチェックポイント5つ

無謀な住宅ローンを組まないためのチェックポイントは以下の5つです。
- 借入額は適正か
- 月々の返済額が多すぎないか
- もしもの時の備えは充分か
- 金利上昇のリスクは理解しているか
- ライフステージの変化に対応できるか
借入額は適正か
借入額が適正かどうかは、住宅ローンを組む上で最も重要なチェックポイントです。
金融機関が提示する「借入可能額」と「無理なく返済できる額」は異なることを理解しておく必要があります。
金融機関の審査では、現在の年収や勤続年数などから機械的に借入可能額を算出しますが、これはあくまで上限額であり、理想的な借入額ではありません。
一般的な目安として、借入総額は年収の5~7倍以内、返済負担率は年収の25%以内が望ましいとされています。
しかし、この目安も家族構成や将来のライフプランによって変わってくるため、個々の状況に合わせた判断が必要です。
適正な借入額を判断するためには、将来の収入見込みや支出予測を含めた長期的なキャッシュフロー表を作成し、無理のない返済計画を立てることが大切です。
月々の返済額が多すぎないか
月々の返済額が家計を圧迫しないかどうかも重要なチェックポイントです。
「今の家賃と同じくらいなら大丈夫」という考えは危険で、住宅購入後は家賃以外にも管理費や修繕積立金、固定資産税などの費用が発生します。
理想的には、返済負担率(手取り年収に占める年間返済額の割合)を20~25%以内に収めることが望ましいでしょう。
例えば、手取り年収600万円の場合、月々の返済額は10~12.5万円程度が目安となります。
返済額が多くなりそうな場合は、返済期間を延ばす、頭金を増やす、あるいは購入する物件の価格を見直すなど、無理のない返済計画を立てることが重要です。
また、ボーナス払いを活用する場合は、ボーナスが減額または廃止されるリスクも考慮しておくべきです。
もしもの時の備えは充分か
住宅ローンを組む際は、「もしも」の時の備えも重要なチェックポイントです。
住宅ローンとは別に、生活費の半年~1年分程度(最低でも100万円以上)の予備費をすぐに使える形で確保しておくのがおすすめです。
長いローン返済期間中には、病気やケガ、失業、収入減少など、予期せぬ出来事が起こる可能性があります。
そうした事態に備えて、団体信用生命保険(団信)への加入は必須ですが、それだけでは十分とは言えません。
収入保障保険や医療保険など、収入が途絶えたり減少したりした場合に備えた保険の検討も必要です。
また、住宅の修繕費用や設備の買い替え費用なども将来必要になるため、これらの費用も計画に入れておくことが大切です。
金利上昇のリスクは理解しているか
金利上昇のリスクを理解しているかどうかも重要なチェックポイントです。
特に変動金利を選択する場合は、将来金利が上昇した場合の返済額増加に対応できるかどうかを検討しておく必要があります。
変動金利は当初の金利が低いため魅力的に感じますが、金利環境の変化により返済額が増加するリスクがあります。
例えば、借入額3,000万円、返済期間35年の場合、金利が1%上昇すると月々の返済額は約1.5万円増加する可能性があります。
金利上昇に備えて、繰り上げ返済できる資産を持っておくか、収入増加の見込みがあるかを確認しておくことが大切です。
また、変動金利と固定金利のメリット・デメリットを十分に理解し、自分のリスク許容度に合った選択をすることが重要です。
ライフステージの変化に対応できるか
ライフステージの変化に対応できるかどうかも重要なチェックポイントです。
住宅ローンの返済期間は通常20~35年と長期にわたるため、その間にはさまざまなライフイベントが発生します。
出産や子どもの教育、転職や退職、親の介護など、将来起こりうるライフイベントとそれに伴う支出増や収入減を考慮に入れておく必要があります。
例えば、子どもが大学に進学する時期は教育費が大幅に増加するため、その時期に住宅ローンの返済額が多いと家計が圧迫される可能性があります。
長期的な視点で、返済計画に柔軟性を持たせることが重要です。
具体的には、繰り上げ返済が可能な住宅ローン商品を選んだり、返済額の見直しができる商品を検討したりすることが有効です。
この住宅ローンは無謀じゃない?不安な人はマネーキャリアのFPに相談してみよう

住宅ローンが無謀かどうかは、個々のライフプランによって大きく異なります。
同じ条件の住宅ローンでも、家族構成や将来の収入見込み、教育方針などによって、無理なく返済できるかどうかは変わってきます。
例えば、子どもの教育方針が公立志向か私立志向かによって、必要な教育費は大きく異なりますし、共働きを続けるか一方が専業主婦(夫)になるかでも収入状況は変わります。
組もうとしている住宅ローンが無謀ではないか、具体的な試算のもとで確認したい場合は、マネーキャリアのFP相談がおすすめです。
マネーキャリアでは、住宅ローンに詳しい専門家が、あなたのライフプランに合わせた返済シミュレーションを作成し、適切なアドバイスを提供します。
借入額の妥当性だけでなく、金利タイプの選択や団信の種類、繰り上げ返済の効果など、総合的な住宅ローン計画をサポートしてくれます。
【まとめ】住宅ローンが無謀だった原因はマネープランの設計不足!自分に適した返済計画を
ここまで、住宅ローンが「無謀だった」と感じる人の体験談や失敗パターン、チェックポイントなどを紹介してきました。
住宅ローンが無謀だったと感じた人の多くは、将来のライフイベントを考慮せずに借入額を決めたり、金利上昇リスクを甘く見たりするなど、マネープランの設計不足が原因でした。
しかし、住宅ローンの適切な借入額や返済計画は、個々のライフプランによって大きく異なるため、一般的な目安だけで判断するのは難しい問題です。
そこで、マネーキャリアのようなFP相談サービスを活用し、専門家の視点から自分に適した住宅ローン計画を立てることが重要です。
マネーキャリアのFP相談では、現在の収支状況の見える化からライフプランの設計、返済シミュレーションの作成まで、総合的なサポートを受けることができます。
- 家計状況とライフプランを踏まえた適正借入額の算出ができる
- 金利タイプの選択や返済計画の立案をサポートしてもらえる
- 相談満足度98.6%の質の高いFPに相談できる

住宅ローンを組む際、頭金をもっと用意すれば良かったと後悔しています。月々の返済が重く、予想外の出費や金利の変動で家計が厳しくなっています。もっと貯金を増やし、金利の低い銀行を探すべきでした。生活費に影響が出ており、計画の甘さを痛感しています。