年収300万円の手取り額や生活レベルは?年収300万は世間的に低いの?のサムネイル画像

▼この記事を読んで欲しい人 

  • 年収300万円もらっている人
  • 年収300万円の生活が気になる人
  • 年収300万円で将来が不安な人

▼この記事を読んでわかること

  • 年収300万円の人の生活レベル
  • 年収300万円でもゆとりを持って暮らす方法
  • 年収300万円を目指すためにおすすめの業界や職種

内容をまとめると

  • 年収300万円でも結婚できるが節約が必要
  • 年収300万円の夫婦は共働き視野にいれるべき
  • 年収300万円で働く人の収入への満足度は11%
  • 今の時代年収300万でもライフプラン形成されていれば将来もお金に困らなくなる 
  • ライフプランに関する相談はお金のプロであるFPに相談すべき  
  • FP相談で迷ったらマネーキャリアがおすすめ

「年収300万円の手取り額はどれくらい?」「年収300万円の生活レベルはどう?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、年収300万円の手取り額、年収300万円の生活レベル、年収300万円の人が年収をあげる方法についてまとめました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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年収300万の手取り額はいくら?生活レベルは低い?

こんにちは。マネーキャリア編集部です。
年収300万円の手取り額や生活レベルはどんなものか知りたい

という方は多いのではないでしょうか。 


年収300万円といえば、大卒すぐ〜2,3年目の社会人の方に多いかと思います。

一人暮らしを始める際に、税金が引かれた手取りや、生活レベルについて知っておくことで、ある程度社会人生活のイメージができます。


また、年収300万の事情について知ることで、より年収をアップさせたい、と思う方もいるかもしれません。


この記事では、

  • 年収300万円の場合の手取り額
  • 年収300万円の生活レベル
  • 年収をアップさせる方法
について解説していきます。


「年収ごとの生活感をイメージしたい」

「これから一人暮らしを始めるので不安」

「今の年収からアップさせたい」


 そういった方のお手伝いになれば幸いです。

年収300万の手取り額は約240万円!計算方法を解説!

まず最初に、手取り額について説明していきます。


年収300万円の場合、手取り額はおよそ240万円となります。


計算方法は、額面上の年収から

  1. 所得税
  2. 住民税(2年目以降)
  3. 社会保険料
以上3点を引くことで、手取り額を算出します。


まず所得税ですが、こちらは年収によって税率が変わる累進課税制度が採用されており、その税率は以下の表のとおりです。

所得税率控除額
195万円以下5%0円
195~330万円10%97,500円
330~695万円20%
427,500円
695~900万円23%636,000円
900~1800万円33%1,536,000円
1800~4000万円40%2,796,000円
4000万円~45%2,796,000円



ちなみに、「年収」と「課税所得」は異なります。

課税しすぎていたぶんは年末調整で還付されますが、ここでは計算をわかりやすくするために、課税所得を200万円とします。


年収300万円の場合の所得税は、

200万×0.10-97500 = 102500円

となります。


続いて、住民税ですが、税率はほぼ全国一律で、およそ10%です。

年収300万円の場合の住民税は、


200万×0.10 = 200000円

となります。

最後の社会保険料は会社によっても異なり、複雑な計算式となるので、


200万×0.15 = 300000円

これらをすべて、額面の年収から引くと、

300万-(102500+200000+300000) = 2397500円

以上より、年収300万円の手取り額は240万円となります。


年収300万円の生活レベルを解説!【年収300万円の家計簿を紹介】


続いて、生活レベルについて説明していきます。


年収300万円というと、皆さんはどのような生活をイメージするでしょうか。

「あまり余裕がなさそう」

「贅沢な暮らしは無理」

というふうに感じる方も多いのではないでしょうか。


ここでは、実際の家計簿を参考に、生活費の内訳まで詳しく見ていきたいと思います。


独身か、家庭持ちかでも変わってきますので、それぞれ場合に分けて紹介していきますので、参考にしてください。

➀年収300万円で独身実家暮らしの場合【余裕のある生活が送れる】

まずは、「年収300万円で独身実家暮らし」という状況について説明します。


大卒1~2年目の社会人に多く当てはまっている状況かと思います。


独身で実家暮らしの方は、平均貯蓄額9万円と、ある程度余裕のある生活ができるだと思われます。


 実家暮らしの方の場合は、一般的に月収の40%を貯蓄に回すとよいといわれていますので、月収20万円と仮定した場合、毎月8万円程度の貯蓄ができると安心でしょう。


手元に自由なお金があるからといって、趣味や娯楽にお金を使い過ぎてしまないよう、予め貯蓄に回す金額を抜いて生活費としてやりくりしていくことが大切です。


生活費の内訳は以下の通り。

項目収入支出備考
月収(手取り)20万円税引き後手取り、ボーナス除く
家賃5万円実家に入れると想定
食費2万円
交際費2万円
雑費2万円
貯金9万円

②年収300万円で独身一人暮らしの場合【節約すればある程度余裕がある】

続いて、「年収300万円で独身一人暮らし」という状況についてです。


単身者の場合、「年収300万円」はそれほど厳しい生活とは言えません。 少しだけ節約をすれば、遊びの費用を削る必要もないので、将来を見越して貯金にも励みましょう。


独身で一人暮らしの場合は、家賃やその他生活費分の支出が増えてくるため、実家暮らしに比べてより節約を意識した生活を心がけていく必要があります。 


例えば、食費を毎月3万円でやりくりするには自炊することが必須です。


食費をはじめ、細かな出費を抑えなければ毎月の貯蓄が難しくなるので、どのようなものにお金がかかっているのかをきちんと把握していくことを忘れないようにすることが大切です。


生活費の内訳は以下の通り。


項目収入支出備考
月収(手取り)20万円税引き後手取り、ボーナス除く
家賃6万円
水道光熱費1万円
食費3万円
通信費1万円
交際費2万円
雑費2万円
貯金4万円


③年収300万円で夫婦二人暮らしの場合【共働きを視野に】

次に、「年収300万円で夫婦二人暮らし」という状況についてです。


夫婦だけで子どもがいない世帯のケースです。 所帯を持っている方にとって、年収300万円の生活はかなり厳しいものとなってきます。 


生活費を工面するので精一杯といったイメージを持っていただけるとよいかと思います。そのため、レジャーや外食などの費用を捻出しにくいといえます。


地域によっては年収300万円では家族を養っていくことが難しいため、共働きを選択している家庭が増えています。


もし、妻がフルタイムで働けるのであれば、世帯の年収はぐんと上がります。フルタイムが無理であれば、パートでも大丈夫です。


扶養に入りながらパートとして働くだけでも月10万円弱の収入が見込めるため、かなり生活に余裕が生まれ、無理なく暮らせるはずです。


生活費の内訳は以下の通り。


項目収入支出備考
月収(手取り)20万円税引き後手取り、ボーナス除く
家賃6万円
水道光熱費1万円
食費4万円
通信費1万円
交際費3万円
雑費2万円
貯金2万円

④年収300万円で夫婦二人+子供一人の3人暮らしの場合【細かい部分も節約】

続いて、「年収300万円で夫婦二人+子供一人の3人暮らし」という状況についてです。


お子さんが生まれた場合は、年収300万円での暮らしはより一層厳しいものとなっていくでしょう。


家族が増えた分、食費や光熱費などがかさんでいく上、お子さんの教育費などもかかってくるため、上手にやりくりしていく必要があります。 


そのため、お子さんがいるご家庭は共働きが選択肢になってくるようです。パートとして働くことはもちろん、正社員として働くことで収入アップを目指している方も多くいます。


お子さんの進学など、将来のことを考えて貯蓄をしていくことも重要です。

保険や通信費などを見直すことで、貯金や学資保険加入も可能です。


生活費の内訳は以下の通り。


項目収入支出備考
月収(手取り)20万円税引き後手取り、ボーナス除く
家賃7万円
水道光熱費1万円
食費5万円
通信費0.5万円格安simなどを活用し節約
交際費3万円
雑費2.5万円
貯金1万円

⑤年収300万円のひとり親+子供二人の場合【公的支援を利用しよう】

次に、「年収300万円のひとり親+子供二人」という状況についてです。


ひとり親で子供が二人となると、かなり厳しい生活が予想されます。

生活費と子供の養育費を差し引くと、手元にはほとんどお金が残らないでしょう。


日本のひとり親家庭の貧困率は、74.3%と、先進国の中では飛び抜けて高い数値になっています。


先進諸外国に比べて手薄になっていますが、それでも、ひとり親への支援制度がいくつかあります。具体的には以下の通り。

  • 寡婦(夫)控除(特定寡婦控除)
  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • ひとり親家庭等医療費助成制度

これらの制度についてしっかりと調べて、賢く利用することで、少しでも生活費を楽にしましょう。


ちなみに、下記で頻出する「控除」とは、その金額分が課税対象額から減額される、ということです。例えば、年収300万円に対して寡婦控除27万円が適用されれば、課税対象は273万円になり(年収273万円相当の課税額となり)、手取りは増えます。

年収300万円のローンや家賃の相場を解説!


次に、年収300万円のローンや家賃の相場を解説していきます。


「今の年収で家は買えるのだろうか?」


と不安な人も多いと思いますので、各種ローンや家賃の相場について説明していきます。

年収300万円の住宅ローンの相場は1800万円【まずは頭金を貯める】

まず、住宅ローンについてです。


頭金をしっかりと貯めている人を除けば、まずは、「住宅ローンの審査に通るかどうか」という問題があります。 


銀行が貸してくれる住宅ローンの目安は、「年収の6倍」と言われていますので、年収300万円の6倍であれば、1800万円。 これが、相場になってきます


 しかしローンの種類によっては、「前年の年収が400万円以上」という条件がついていることがあるので、まずはその確認から始めましょう。 


 たとえば、頭金がある程度貯まっていて、「返済期間35年」が可能なら、2000万円を超える物件でもそれほど無理ではないかもしれません。


ただし、税金や社会保険料などを支払った後に借入金額の75万円を差し引くと、月々13〜14万円で生活していかなくてはならない計算になります。


この金額からも贅沢のできる生活を送るのはとても難しいことがわかると思います。


なので、転職やスキルアップなど、少しでも年収増加につながる行動がおすすめです。

年収300万円のマイカーローンの相場は150万円

続いて、マイカーについてです。


一般的に購入予算は年収の半分ほどがいいと言われています。


年収の半分くらいが、無理なく生活水準をできるだけ維持しながら、快適なマイカーライフを送るための目安になります。


そのため、年収300万の方ですと、150万が予算として妥当と考えられます。 


詳しくは、以下の記事も参考にしてみてください。

年収300万円の車の価格はいくらが適切?適正価格や目安、種類を紹介

年収300万円の家賃の相場は6.5万

続いて、家賃についてです。


昔からよく言われる、「家賃は手取りの3分の1」というのは一種の正解ですが、余裕を持った生活を送るためには、もう少し家賃を押さえても良いかもしれません。


年収300万円の人は、手取りの3分の1である6.5万円が家賃の目安です。


年収300万円の場合、保険料や税金を引いた手取り額が年間で235万円ほどです。月の給料で換算すると約19.5万円になるので、その3分の1が家賃の目安となります。


もし、家賃が手取りの3分の1を超えてしまうと、冠婚葬祭や会社の付き合いなどの急な出費に対応できなかったり、趣味に使えるお金を削らなくてはならなくなります。 


また、そもそも、家賃が年収の36分の1以下でないと、賃貸の入居審査に落ちる可能性が高くなります。


審査基準を超えないためにも、手取りの3分の1ほどを目安にしておくと安心です。


ちなみに、前述の通り、余裕の生活を送るために手取りの3割を目安に考えると、5.5~6万円となります。

年収300万円でも結婚できる!【ただし無駄遣いは減らそう】


続いて、結婚についてです。


結論から言うと、結婚は可能です。


年収300万円の「夫婦2人」「夫婦+子ども1人」の家計簿を紹介しましたが、それらを見ていただければ、赤字もなく、貯蓄もできているのがわかるはずです。 


もちろん、家賃は住む場所によってその額が異なるため、勤務地などの都合で「東京都心に住まざるをえない」などの制約があるなら、年収300万円での生活は難しいかもしれません。


しかし、そのような制約がなければ、そして贅沢や無駄遣いをしなければ、家族で楽しい生活が送れるはずです。


むしろリスクヘッジという意味では、一方が失業したり病気で倒れたりしたときでも、他方が働いて収入を得ることができるため、単身者よりも夫婦のほうが安心です


 子どもが産まれると、夫婦の一方は(あるいは両方が)子育てのためにできる仕事が制限されることもあります。その時期までは、できるだけ共働きをして収入を増やし、貯金をしておきましょう。


また、結婚相手と、お金のことについてしっかりと話しておくことが必要です。


結婚後の生活は、節約を心がけていく必要があること、子どもがほしい場合は、共働きをしてもらう必要があること。これらをしっかりと相手に伝えましょう。


専業主婦に憧れている方の場合は、上記のような条件に納得できない場合もあります。結婚前にきちんとお金について話し合うこと、そしてお互いの金銭感覚についてしっかりと見定めていくことが大切です。

年収300万の平均貯金額は190万円


続いて、貯金額です。


生活状況や年齢などによってもかなりの差が出る可能性がありますが、とはいえ、同じ年収の方がどのくらい貯金しているのかが気になるという方も多いでしょう。


リクナビNEXTが2018年に行った調査では、年収300万円台の方の平均貯金額は約190万円となっています。


月の給料の範囲で生活をし、ボーナスが出たら貯蓄に回せる、といったような生活が中心になっていくと考えられます。


月の給料からも貯蓄に回すためには、節約をして月の生活費を抑える必要があります。

年収300万円でもゆとりを持って暮らす方法【節約・節税・資産運用が大事】


続いて、年収300万円でもゆとりを持って暮らすにはどうしたらよいか、その対策をお伝えします。


節約・節税・資産運用の3つに分け、具体的な方法を解説しますので、今よりもゆとりのある生活を送りたい、と考えている方には、是非参考にしていただきたい、そんな内容になっております。

年収300万円の人におススメの節約方法は「無駄な支出をとにかく減らす」

まずは節約についてです。


年収300万円の人におススメの節約方法は「無駄な支出をとにかく減らす」に尽きます。


具体的には、変動費より固定費を削り、生活費に占める割合が高いものから手を付けていきましょう。


例えば以下のような費用です。


家賃

多くの人がもっとも生活費に占める割合が高いのは、おそらく家賃でしょう。この家賃を下げることができれば、生活はぐっと楽になります。

家賃は、間取り、面積、築年数、駅からの距離など、様々な要素が絡み合って決まります。

もし、この要素の中で、満足度を下げることなく妥協できるものがあれば、家賃を下げることができます。

「駅まで15分歩くのは別に苦にならない」
「駅から近くないと嫌だが、いまより少し狭くなっても大丈夫」

このように、人によって妥協できる範囲は異なりますが、無駄な要素に高い家賃を払っていないか、一度見直して見る価値はあります。

車代

次に負担の大きい費用として、車代が挙げられます。


車は、購入時の負担もさることながら、維持費も相当家計を圧迫します。

ガソリン代、駐車場代、車検、各種保険料、修理費…

自家用車を所有することで、様々な費用が発生し、それらは車を持っている限りつきまとう支出です。


もし、普段あまり車に乗らない方や、交通の便が良い都市部に住んでいる方は、車を手放してカーシェアに切り替える、という選択肢を検討してみてください。


使うときだけ借りることができるカーシェアは、人によっては大きな固定費削減に繋がります。手続きも簡単で、使いたいときに気軽に車を使えるというのは、一度体験してみるとなかなか戻れない便利さがあります。


通信費

みなさんは、月々のネット回線やスマホ代、いくらかかっているでしょうか。
スマホ(本体代金の分割払いは除く)に3000円以上かかっている、という方は注意が必要です。

3大キャリアのプランを特に考えずに契約している方は、「とくに車が好きではないけど、おすすめされるままベンツやBMWに乗っている」状態だと言えます。

月々10GBを超える高速通信、あなたには必要でしょうか。
外で動画を見ない、普段は連絡やインターネットブラウジングがメインの使用、という方には、3大キャリアの高額なプランはあまりにオーバースペックです。

格安simもありますし、もう少ししっかり使う方のために、ahamo,povoなどの各種キャリアの格安プランの提供もあります。

これらに乗り換えることで、月の固定費を下げることにつながるので、ぜひ検討しください。

年収300万円の人におススメの節税方法は「ふるさと納税」

続いて、節税です。


会社員の場合、給料天引きで税金や社会保険料が引かれるため、節税対策として有効なものは限られてきます。そのため、税金について意識している方は多くないかもしれませんが、それでも使える節税対策があります。


おすすめは「ふるさと納税」です。

ふるさと納税とは、応援したい自治体に寄付ができる制度のことで、寄付のうち2,000円を超える部分は所得税の還付や住民税の控除が受けられます。


しかも、返礼品としてその地域の名産品がもらえるという特典もあるので、ぜひ活用してみてください。


ふるさと納税の上限額は年収や家族構成によって決まりますが、年収300万円の方の場合の限度額の例はおよそ1~3万円となっています。


詳しい上限額は、ふるさと納税のHPから調べることもできますので、ご自身の情報を入力して調べてみるのもよいでしょう。

年収300万円の人におススメの資産運用

続いて、資産運用です。


節約、節税で浮いたお金を資産運用にまわすことで、数年後、数十年後に余裕のある生活を送ることができるようになります。


おすすめは、つみたてNISAの活用です。

つみたてNISAとは、年間40万円まで、資産運用による利益を非課税にすることができる制度で、運用利益に対して通常20%かかる税金を完全にカットできるため、利用しない手はありません。


資産運用というと、

「元本割れして損をすることになるかも…」

「なんだか難しそうでハードルが高い」

と感じる方もいるかと思いますが、


運用する商品を正しく選び、長期・分散・積立を守って運用すれば、損をする可能性は非常に低いです。


投資する商品にもよりますが、正しく運用した場合、年利にして4~5%のリターンが期待できます。銀行預金の金利が0.001%ほどですから、資産運用の有効性がよく分かると思います。


投資する商品は、「つみたてNISAで取り扱っている投資信託のうち、信託報酬(手数料のこと)が低いもの」を選ぶと良いでしょう。


つみたてNISAで取り扱っている投資信託であれば、先程述べた「長期・分散・積立」を手間なく実現できるため、初心者には非常におすすめです。


年収300万円の割合について解説!年収300万は低い?


続いて、年収300万円の人が労働者に占める割合について解説します。


年収300万は低い?という疑問をお持ちの方は、統計情報を参考にしてみてください。

年収300万円台は労働者の約40%!

国税庁が調査した給与に関するアンケート調査の結果によれば、年収300万円以下の人の割合は、37%です。 


 ちなみに、ここでいう「年収」は、「給料」「手当」「賞与」を加えた「額面」のことであり、税金や社会保険等を支払うと、手取り額は240万円前後になります。


つまり、給与所得者(非正規雇用を含む)の4割が、年収300万円以下です。 これは実数にすると1,860万人。もはや少数派ではないのです。 


ただし、男女別にすると、その割合が大きく異なります。


まとめると、労働者の約40%が年収300万円以下であり、決して少数派ではないということです。

年収の割合を男女別に紹介

男女別で見たときに、差が大きいのは100万円以下と200万円以下の所得の人を合わせた割合です。


400万円以下の所得者には男女間でそこまでの差はありませんが、200万円以下所得の合計を見ると男性が9.9%であるのに対し、女性は38.8%です。


 これは、非正規雇用で働く人の割合が男性よりも女性の方が多いということが一因として挙げられます。

年収300万円で働く人の収入への満足度は11%【年収をあげる方法とは】


年収300万円で働く人の収入への満足度は11%と、非常に低くなっています。


日々の生活をもう少し豊かにしたい、もう少し金銭的な余裕がほしい、そう考えている人が多いことがわかります。


そこで、年収を挙げる方法について解説します。


かんたんにできることではありませんが、少しずつ実施していき、年収アップにつなげましょう。

年収300万から年収をあげる方法➀会社で昇進する

シンプルな方法として、今いる会社で昇進することが挙げられます。


年功序列なのか、実力主義なのかは、会社にもよりますが、いずれにしても、仕事で成果を出すことが、昇進への道であることは確かなはずです。


年次が上がるにつれて段階的に昇進する、という方は、節約など支出を減らす努力を行い、昇進を待ちましょう。もちろん、普段の仕事に精力的に取り組むことは前提です。

年収300万から年収をあげる方法②資格を取得する

前述の昇進と被る部分もありますが、資格を取得するというのも一つの方法です。


メーカー系であれば技術者の資格、IT企業であれば情報処理試験への合格など、資格と昇格が結びつく業界も多くあります。


年収を上げるためには、その業界で専門性を獲得し、人材価値を上昇させることが効果的ですので、そのための自己投資は惜しまないようにしましょう。


資格取得の講座を開講していたり、合格した場合には受験料を負担してくれる企業もあると思いますので、自社の制度について調べ、利用できるものは利用しましょう。

年収300万から年収をあげる方法③残業をする

続いての方法が、残業をするというものです。


定時を過ぎても働くことで残業代を得る、という方法ですが、こちらはあまりおすすめしません。


今、どの業界でも働き方改革が進み、長時間の残業ができなくなっていることや、身体的にも精神衛生上も長くは続かない方法であることは大きな理由です。


やはり時代も変わってきていますので、短い時間でいかに成果を出すか、ということを考えたほうが良いと思います。

年収300万から年収をあげる方法④転職する

次に、転職です。


今いる会社の給料に納得がいかないのであれば、転職活動をすることで自分の市場価値を知るというのも一案です。


実際に転職するとなるとリスクが伴いますが、「転職活動をするだけ」ならタダです。

気に入る条件でなければ転職しなければ良いだけなので、ノーリスクです。


現状を変えるために、行動だけでも起こしてみるのはいかがでしょうか。

年収300万から年収をあげる方法⑤副業をする

最後の方法が、副業をするというものです。


会社と別に自分で稼ぐというのは、給料の面以外でも様々なメリットがあります。

  • 収入源が分散し、リスク軽減になる
  • 副業で成功すれば、いつでも会社をやめられるようになり、精神的に楽になる
  • 青色申告特別控除を使うことができ、税金の面でもお得


こちらも、会社をやめて独立・企業するとなると大きなリスクがありますが、会社に通いながら元手のかからない小さなビジネスを始めるのであれば、ほぼノーリスクです。


本業もあるので時間的に大変になりますが、残業と比べると、好きな副業に可能な範囲で取り組む、ということができるので、少し楽だと思います。

年収300万円を目指すためにおすすめの業界や職種


最後に、年収300万円を目指すためにおすすめの業界や職種を紹介します。

具体的には以下の通り。


  • 一般事務
  • 警備員
  • 飲食業界

まとめ:手取り額は約240万円程度!年収アップには昇進や副業を!

について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 今回の記事のポイントは、 

  • 労働者の40%が年収300万円以下であり、決して少数派ではない
  • 単身ならゆとりのある生活が送れるが、世帯持ちだと厳しく、共働きも選択肢に
  • 節約、節税、資産運用の3軸で生活を楽にし、資格取得や転職などで年収アップを狙おう
 でした。 是非、参考にしていただければと思います。