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「年収200万円で生活が苦しい」「年収200万円の女性は貧困なの?」「年収200万円の女性が貯金を増やすには?」このような悩みを抱える人は多いでしょう。そこで本記事では年収200万円の女性の家計簿や貯金を増やす方法について紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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年収200万円の女性は貧困?生活レベルは低い?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


内閣府の世論調査では国民の29%が現在の生活に不満を持っていることがわかります。

※リンク先の表を挿入を願います。


この国民の不満はお金の不満・不安となっていることが多く、国民の所得と密接に関係しているものと考えられます。

厚生労働省の調査による国民の平均所得金額の推移では物価の上昇・消費税増税のタイミングにも上昇しておらず、自由に使えるお金が減っていることがわかります。


そんな中、友人からこのような相談・質問がありました。

年収200万円って低所得?
女性で収入UP・貯金をするにはどうすれば良い?

このように自身の所得によって生活に不安を持っている女性が多くいます。

所得に不満がある時は自身の雇用環境・生活を見直し、改善していくことが必要です。


この記事では

  • 年収200万円の女性の家計簿・生活スタイル
  • ローン・車購入の現実と対策
  • 年収200万円の女性が収入・貯金を増やす方法
について解説していきます。

少しでも皆さんのお手伝いになれば幸いです。

年収200万円は女性としては普通の収入

国税庁の調査では女性労働者の収入では年収100万円〜200万円の比率が約24%となり、1番多くなっています。

豊かな暮らしができる訳ではありませんが、女性の収入として200万円は平均的であり、普通の収入となります。


こちらでは次の項目に沿って年収200万円の女性について解説していきます。

  1. 給与所得者の構成比
  2. 手取り13万円・手取り年収は約160万円
1つ1つ詳しく解説していきます。

①給与所得者の構成比

こちらでは給与所得者の構成費について解説していきます。


日本で正規・非正規で働く給与所得者の構成費は次の通りとなります。

全体男性女性
労働者数5255万人3032万人2223万人
正規労働者3486万人2314万人1172万人
非正規労働者1215万人370万人845万人
給与支給額229兆円163兆円65兆円
この表から正規労働者として働く女性は男性の半数であり、非正規労働者の女性は男性の2倍以上あることがわかります。

また全体の労働者としては助成が約42%を占めていますが、女性の給与支給額の比率は28%程度となっています。


このデータから女性は男性より低所得であり、非正規労働者が多いことがわかります。

②手取り13万円・手取り年収は約160万円

こちらでは年収200万円の女性の手取り月収・年収について解説していきます。


「年収=手取り」といういった勘違いをされている方もいらっしゃいますが、それは違います。

手取り月収は支払われた給与から主に次の項目が引かれて支給されます。

  • 社会保険料
  • 所得税
  • 住民税
この金額は給与所得者の年収・家族構成によって変わりますが、年収200万円の場合は約20%程度となります。

なので年収200万円から20%差し引くと年収は約160万円となり、月収は約13万円程度となります。

ローン・買い物をする際に年収・月収ベースで考えてしまうと手元にお金がなくなってしまう場合があります。
給与所得者は自身の手に入る手取り給与がいくらになるかといったことを理解しておくことが必要となっています。

年収200万円の女性の家計簿を紹介!

「年収200万円の女性はどのような暮らしをしているか」気になる方もいると思います。


こちらでは次の項目に沿って年収200万円の女性の家計簿を紹介していきます。

  1. 年収200万円一人暮らしの女性の場合
  2. 年収200万円片働き夫婦の場合
こういったことを知ることで自身の暮らし・生活水準が理解できるようになります。
1つ1つ詳しく解説してますので、ぜひ参考にしてみてください、

①年収200万円一人暮らしの女性の場合

まずは一人暮らしの女性のケースを例にして解説していきます。


実際の家計簿は次の通りとなります。

  • 家賃・・・・・4万円
  • 食費・・・・・2万円
  • 外食費・・・・0.5万円
  • 水道光熱費・・1万円
  • 通信費・・・・1万円
  • 日用品費・・・1万円
  • 服飾費・・・・1万円
  • 交際費・・・・1万円
  • 合計支出額・・11.5万円
このように手取り月収が13万円の場合は日常生活を送っていく上で必要な費用が収入の約90%を占めています。
そのため娯楽・貯金に回せるお金も少なく倹約をする必要があります。

年収200万円の女性は生活ができない訳ではありませんが、贅沢ができない生活となります。

②年収200万円片働き夫婦の場合

次は片働き夫婦のケースを例にして解説していきます。


実際の家計簿は次の通りとなります。

  • 家賃・・・・・5万円
  • 食費・・・・・3万円
  • 外食費・・・・0円
  • 水道光熱費・・1万円
  • 通信費・・・・1.5万円
  • 日用品費・・・1万円
  • 服飾費・・・・0.5万円
  • 交際費・・・・1万円
  • 合計支出額・・13万円
このように片働き夫婦の場合は手取り月収の13万円とほぼ同等の支出となってしまいます。
そのため臨時支出に備えた貯金等がなければ不安な日々を過ごすこととなります。

年収200万円の片働き夫婦は生活が苦しく、不安が多い生活となることが予想されます。

年収200万円の女性の貯金目標は?車の購入は可能?

年収200万円の女性の場合「どの程度の貯金をして車を買っても良いか」ということが気になる方もいます。

ですが、貯金をしたいけど思うように貯金ができないことが一般的です。


こちらでは「貯金をしたい」「車を買いたい」といった方に向けて、次の項目に沿って解説していきます。

  1. 手取りの10%~30%を目標に貯金
  2. 自動車は軽自動車が現実的
1つ1つ詳しく解説していきます。

①手取りの10%~30%を目標に貯金

まずは貯金について解説します。


貯金をする際には自身の手取り収入・支出を基に目標設定をすることが大切です。

一般的な世帯の貯金額は手取り金額の10〜30%となっており、無理のない計画を立てましょう。


目標を立てたあとは貯金方法を検討しましょう。

大きく分けると貯金には次の方法があります。

  • 給与から天引きして貯金する
  • 月末に余った金額を貯金する
  • 貯金用口座・生活用口座を分けて管理する
このように貯金を行う際には各個人の特徴に合わせて行う必要があります。
筆者はお金を使うリスクを減らすために給与天引きで別口座に移動させることをオススメします。

②自動車は軽自動車が現実的

次は自動車購入について解説します。


自動車購入をする際に「1度お金を出したら終わり」と考える方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。

自動車個運輸を行った際には次の費用が必要となります。

  • 燃料代
  • 税金
  • 金利(ローン利用時)
  • 駐車場代
  • 保険代
  • 車検費用
このように多くの費用が必要となります。

また自動車購入時には軽自動車・普通自動車を選択する必要があり、この選択によってかかる費用が全く違います。
簡単な実例を挙げて解説していきます。
※費用は全て年間費用を計算しており、実際の費用と異なります。

★条件
ローン金利:3%
ローン年数:5年
借入金額 :軽  100万円
      普通 200万円
保険費用は車両保険なしの概算とします。

軽自動車
  • 燃料代・・・12万円
  • 税金・・・・1万円
  • 金利・・・・1.5万円
  • 駐車場代・・0.5万円
  • 保険代・・・9.5万円
  • 車検費用・・5万円
  • 合計・・・・29.5万円

普通自動車(2000cc)
  • 燃料代・・・12万円
  • 税金・・・・3.5万円
  • 金利・・・・3万円
  • 駐車場代・・0.5万円
  • 保険代・・・12万円
  • 車検費用・・10万円
  • 合計・・・・41万円
このように普通自動車を購入した場合には初期費用も高くなりますが、維持費も1.5倍近くかかります。
年収200万円の女性で家計が厳しい状態であれば軽自動車の購入をオススメします。

年収200万円の女性のローンや家賃は?住宅ローンは組める?

次は住宅ローン・家賃について解説していきます。


年収200万円の女性には「住宅ローンって組めるの?」と考えられている方もいらっしゃると思います。

こちらではそんな方のために次の項目に沿って解説していきます。

  1. 住宅ローン相場は1400万円程度で非現実的である
  2. 年収200万円の家賃相場は手取り収入の3分の1
1つ1つ詳しく解説していきます。

①住宅ローン相場は1400万円程度で非現実的である

住宅を購入する際には多くの方が住宅ローンを利用します。


住宅ローンを利用した場合の一般的な平均借入額は次の通りです。

  • 新築戸建・マンション・・・3000万円
  • 中古戸建・マンション・・・1400万円
このように中古戸建を購入した場合であっても1400万円の借り入れとなります。
これを月々の返済額にすると4万円程度となります。
※返済期間35年、金利1%で計算

また住宅ローンを利用する際には審査を受ける必要があり、次の項目があります。
  • 年齢
  • 年収
  • 雇用形態・勤続年数
  • 健康状態
  • 購入物件の担保評価
  • 信用情報
このように住宅ローンを借り入れる際には多くの情報が必要となります。

総合的な視点で見ると年収200万円で住宅ローンを組み、住宅を購入することは非現実的といえます。

②年収200万円の家賃相場は手取り収入の3分の1

住宅購入が難しいとなると賃貸で生活することとなります。


「でも、家賃相場がわからない」といった方もいらっしゃると思います。

基本的な家賃相場は手取り収入の3分の1となり、年収200万円の場合は4.4万円程度です。


家賃を手取り収入から考えずに賃貸契約を行ってしまうと生活が苦しくなったり、家賃を延滞してしまう結果となります。

賃貸に住む前には実際の収入・支出のシミュレーションを行いましょう。

年収200万円の女性が収入や貯金を増やすには?

年収200万円の女性の中には「もっと収入・貯金を増やしたい」と考えている方が多くいらっしゃると思います。


こちらではそんな方のために次の項目に沿って解説していきます。

  1. 雇用保険や公的なサービスを利用する
  2. 正社員やフルタイム勤務への転職を考える
  3. 無職の方は就職サポートサービスを利用
  4. コツコツを貯金を貯める
1つ1つ詳しく解説していきます。

①雇用保険や公的なサービスを利用する

日本の社会保険は世界最高水準となっており、優れた公的サービスが多くあります。


雇用保険等の公的サービスを受けることで次のような教育訓練・就業支援を受けることができます。

  • 求職者給付・・・失業時に受けることができる給付金
  • 就職促進給付・・再就職するため、長く仕事を続けるための給付金
  • 教育訓練給付・・失業者のスキルアップ・資格取得のための給付金
  • 雇用継続給付・・育児休業手当等の雇用を継続するための給付金
このように日本の雇用保険には様々な給付金があります。

こういった知識を知っておくことで退職・転職の際に役立ちます。
自身のためにしっかり学んでいきましょう。

②正社員やフルタイム勤務への転職を考える

年収200万円の女性の多くは非正規・パートタイム勤務をされている方が多くなっています。


非正規・パートタイム勤務は労働時間が少なく、自由に働くことができます。

ですが、給与は正社員・フルタイム勤務より少なく、生活は決して楽ではありません。


収入・貯金を増やそうと考える場合には正社員・フルタイム勤務への転職も視野に入れていきましょう。

③無職の方は就職サポートサービスを利用

無職の場合は新しい職場を探す必要があり、苦労をされている方が多くいます。


そんな場合には就職サポートサービスを利用しましょう。

筆者がオススメする就職サポートサービスは次の通りです。

  • ハローワーク
  • ジョブカフェ
  • 社会人インターンシップ
無職の方が転職・就職エージェントを利用した場合は職歴を理由に断られる可能性があります。
無職で特別なスキル・経験がない場合は公的機関のハローワーク・スキルアップのためのジョブカフェ・社会人インターンシップを利用しましょう。

④コツコツを貯金を貯める

貯金を効率的に増やす方法は「収入を増やす」または「貯金を習慣化する」ことです。


収入を増やすことは非常に難しく、一般的には毎月定額をコツコツ貯金をすることをオススメします。

自身の意思で貯金ができないといった方は給与天引き等を利用して強制的に貯金をする仕組みを作っていきましょう。


また目標・ご褒美を決めることでモチベーションを保つことができます。

貯金をする際には楽しく、コツコツとしていきましょう。

人口の約15%が年収200万円の現実

国税庁の調査によると日本人口の約15%が年収200万円となっています。


年収200万円は決して生活できないわけではありませんが、生活に余裕がある訳ではありません。

こちらではそんな年収200万円の現実を次の項目に沿って解説していきます。

  1. 年収200万円の割合は女性が高い
  2. 13.6%の世帯が年収200万円
1つ1つ詳しく解説していきます。

①年収200万円の割合は女性が高い

先ほどの年収200万円の日本人口あたりの割合は男女を合計した数値となっています。

女性単体で見ると年収200万円の方は23.7%です。

対して男性の年収200万円の割合は7.2%となり、男女に大きな格差があることがわかります。


この格差は「非正規労働・育児・学歴」によって、発生しているケースが多くあります。

日本は男女共同参画社会を目指していますが、未だ格差は大きく残っています。

②13.6%の世帯が年収200万円

先ほどは個人の収入について解説しましたが、次は世帯年収について解説ていきます。

日本に居住する世帯の中で年収200万円となる世帯は13.6%となります。


世帯年収が200万円で子供がいる世帯の生活は楽なものではありません。

収入によって子供の教育・発育に影響を与えてはなりませんが、現実として起こり得る事態です。


年収が低いからといって結婚ができない訳ではありませんが、生活が苦しくならないように専門性・知識を蓄えていきましょう。

資産形成について迷ったらお金のプロに相談すべき理由

ここまで年収200万円の生活について詳細に解説してきました。


とはいえ、

どうやって貯金すれば良いかわからない
老後までいくら貯めれば良いかわからない

このような悩みを抱える方は多いでしょう。


結論から言うと、そのような方は、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。


FPは、iDeCoだけではなく、様々な金融商品を比較検討しながら、相談者の資産状況や、家計の状況に合わせて最適な提案をすることができます。


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まとめ:年収200万円の女性は貯金を増やすことを考えよう

年収200万円の女性の生活について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 年収200万円は女性としては一般的な収入
  • 貯金をする際には手取り収入の10〜30%を目業とする
  • 貯金を増やす際には転職・公的サービスの利用を検討する

でした。


人生の中では病気・事故などで大きな支出がある場合があります、

そんな時に貯金がなければ、精神・家計面においても非常に苦しくなります。

そのような貯金がないという悩みを解決するために自身の収入・貯金方法と向き合い、知識を深めていくことが重要です。

この記事で皆さんの収入が安定し、家計改善が出来れば幸いです。


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