20代で不労所得の生活を解説!20代でセミリタイアする際の注意点ものサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人 
  • 20代の人
  • 20代で不労所得に興味がある人
  • 20代で将来の収入に不安がある人
▼この記事を読んでわかること
  • 20代でもはじめやすい不労所得のメリット・デメリット
  • 20代がセミリタイアする目安
  • 20代で不労所得のみの生活を目指す場合の注意点

内容をまとめると

  • 20代におすすめの不労所得はアフィリエイトや不動産投資
  • 20代から不労所得を得るには時間やリスクがかかる
  • 20代がセミリタイアを検討しても良い目安は「不労所得>生活費」
  • 資産運用について悩んだらお金のプロであるFPに相談するべき 
  • FP相談サービスで迷ったらマネーキャリアがおすすめ

「20代で不労所得を得る方法はあるのだろうか?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、20代で不労所得を得る際の実際の例、いくらあればセミリタイアできるのか、不労所得のみで生活を目指す場合の注意点を解説しました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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20代が不労所得で生活を送ることは可能か

こんにちは。マネーキャリア編集部です。 


先日、20代男性の友人からこんな相談を受けました。

20代が不労所得で生活を送ることは出来る?実際にどのような方法があるのか、また気を付けることがあれば知りたい

「不労所得」とは、働かないで得られる収入のことです。


働いて得る収入以外に、不労所得があると生活が豊かになり、また不労所得だけで生きていくことは誰でも一度は憧れるかと思います。


今回の記事では

  • 20代からでも出来る不労所得の主な例
  • どのくらいの不労所得でセミリタイアを検討するのか
  • 不労所得のみで生活を目指す場合の注意点
についてお伝えしていきます。

不労所得の主な例


不労所得だけで生活したい、働いている人なら誰でも一度は夢見ることだと思います。

また、仕事による収入以外に不労所得があると生活費に余裕が出るので、月に1万円でも不労所得が欲しいものです。

以前ですと、不労所得だけで生活できるのは、不動産や株式を相続した人や生まれながらに裕福な一握りの人でしたが、近年では、ネット証券により投資のハードルが下がったことやブログなど個人でも始めれるネットビジネスにより、初期費用や特別な知識がない20代でも不労所得が得られるようになってきました

今回はたくさんある不労所得の中から、20代でも初められるように少額の資金や知識が少ない状態からで始められるものをご紹介します。

実際に不労所得を安定して得る以外にも、方法そのものを知っておくことで今後の人生にも役立つことでしょう。

例えば株式の投資で不労所得を得ようすると、株式市場の知識や経験が身につくので、本業のビジネスにも繋がり収入が上がったり、転職の際にも役に立つ、というような事が起こります。

20代からでも始めやすい不労所得は以下になります。

  • ブログによるアフィリエイト
  • 不動産投資
  • FX・株・仮想通貨のトレード
  • 自販機・コインロッカー
  • 駐車場経営
それぞれについて不労所得を得るまでの大まかな道筋、メリット、デメリットについてお伝えしていきます。

ブログによるアフィリエイト

ブログによるアフィリエイトとは、ブログを利用した広告宣伝のひとつです。


ブログの閲覧者がブログに掲載している広告主の商品あるいはサービスなどを購入し、生じた利益に応じてブログに成功報酬が支払われます。


ブログを初めていきなり収益が出るということは少なく、人気のあるブログ記事を書き、ブログの中のどの記事にニーズや人気があるのかを定期的にリサーチして改善していくうちに安定して収益が出るようになります。

ブログによるアフィリエイトのメリット

  • 初期費用がほとんどかからない
  • 在庫などを用意する必要がない
  • 収入の上限がない

ブログのメリットはなんといっても、初期費用がほとんどかからないということでしょう。


不動産や株式を始め投資の殆どは初期費用がかかりますが、ブログは初期費用がほとんどかかりません。そのため20代でも問題なく始めることができます。


また、広告宣伝による利益なので、材料を仕入れて加工をしたり、商品の在庫を確保するなどの必要がないので、在庫を保管する倉庫代や在庫の値崩れを心配する必要もありません。


収入に上限がないのもポイントです。ブログによるアフィリエイトは、自分の書いた過去すべての記事から収益が生まれる可能性があるので、収入の上限がなく、収益性の高いブログによっては月に100万円以上の収入が得られます。

ブログによるアフィリエイトのデメリット

  • 収益化まで時間がかかる
  • 常に情報を新しくする必要がある
  • 競合が多い
ブログの一番のデメリットは、収益化まで時間がかかることです。

個人差はありますが、ブログを開設してから収益が生まれるまで平均で半年〜一年はかかります。収益が出ない状態で記事を書き続ける必要があるので、多くの人は収益化をするまでに諦めてしまいます。


一度収益化をしたとしても、情報は常に更新する必要があるので、自分の書いた記事の情報は最新のものなのか、また、自分よりもネット検索で上位にある記事がどのような内容なのか、など定期的にブログに手を加える必要があります。


また、大手メディアや新規参入のブロガーなど、手軽で収益をあげやすいジャンルのブログは競合が多くなります。

不動産投資

不動産投資とは土地や建物を購入して、それらを賃貸として貸したり、他人に売却したりして収益を得る投資方法です。


基本的に自己資金で行うことは少なく、銀行からの融資を元に不動産投資を行い、得た収入から返済額を引いたお金が収益となります。


銀行からの融資は、社会的信用が必要になりますが、20代であってもある程度の頭金や高収入であれば借り入れが可能です。


また近年では少額からでも始められるREIT(リート)という金融商品もあります。

 

REITは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する金融商品です。投資信託の不動産版と考えるとわかりやすいでしょう。

不動産投資のメリット

  • 銀行からの融資を受けることができる
  • 時間や手間が少なくて済む
  • インフレに強い

不動産投資のメリットは、銀行からの融資を受けることができる点です。これによって自分が持っている資産以上のお金を動かすことができます。動かすお金が大きくなるほどに利益の幅も大きくなります。


個人が銀行からの融資を受けて行うことのできる投資は、不動産のみです。


不動産投資は、ブログと比べて時間や手間が少なく不労所得を得ることができます。不動産売買は別として、家賃で利益を上げる場合には、管理会社に費用を払い管理や修繕を頼むことが可能です。


貯金ですと長期間でインフレの影響を受けてしまうのですが、不動産の場合はインフレに準じて不動産価格や賃料も上昇するのでインフレの影響を受けにくいです。

不動産投資のデメリット

  • 初期費用が高い
  • 空室や修繕などのリスクがある
  • 売却価格の変動リスク
  • 流動性が低い
不動産投資のデメリットは、なんといっても初期費用の高さです。銀行からの融資を受けられるとはいっても、20代で信用が少なく投資用の融資となると少なくとも数百万円の頭金は必要になります。

不動産資産にこだわる場合にはREITであれば少額からでも始めることも出来るので、そちらを考えても良いでしょう。

実際に、不動産投資で家賃収入を得られた後でも、物件が空室になったり年月による劣化の修繕などのリスクは生じます。

また、売却価格も周囲の環境の変化や年月による物件の劣化などで変動するので、ある程度物件の見極める必要もあります。

不動産投資は流動性の低い点も忘れてはいけません。急にお金が必要になったときにすぐに不動産を現金化出来るという事が難しいので、貯金や株式など流動性が高い資産も持っておく必要があります

FX・株・仮想通貨のトレード

FX・株・仮想通貨のトレードも20代で不労所得を得る方法としてはおすすめです。

FXとは、「Foreign Exchange」の略称で「外国為替取引」のことです。ドルやユーロなどの為替相場の変化で利益を得ます


株や仮想通貨は、株式や仮想通貨、それぞれの相場変動を利用し、売買して利益を得ます


どれも少額から始めることが出来るので20代の方にもおすすめです。

FX・株・仮想通貨のトレードのメリット

  • 流動性が高い
  • 短期間で多くの利益を稼げる可能性がある
  • iDeCoやNISAには節税効果や税制優遇がある

FX・株・仮想通貨は、不動産投資と違ってすぐに現金化することが出来ます。20代は、結婚や住宅ローンの頭金などまとまったお金が必要になる事が多いので、流動性が高い資産で運用することは大切です。


FX・株・仮想通貨のトレードは、短期間で多くの利益を稼げる可能性があります


FXのトレードは、レバレッジをかけることで投資額よりも多くの金額で取引を行うことが出来るので利幅を大きくできます。


株式は、変動の大きい株価を選ぶことで多くの利益を、また売買益に加えて配当金も貰える利益を望めます。


仮想通貨は、仮想通貨バブルと言われるように、相場の上がり下がりの幅自体が大きいので、価格が数十倍になることもあります。


また株式投資はNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)など、運用益に税金がかからないなどの税制優遇がある制度も国によって設けられているので、それも活用することでより多くの不労所得を目指すことが可能です。

FX・株・仮想通貨のトレードのデメリット

  • 利益を多く出すには初期費用が必要
  • 元本割れのリスクがある
  • 知識や経験が必要
FX・株・仮想通貨のトレードで利益を多く出すには、その分の初期費用が必要になります。

FXはレバレッジによって投資額以上の金額で取引が出来るのですが、レバレッジを多くかければかけるほどリスクが生じるので、実際のトレードではそこまで多くのレバレッジをかけることはおすすめしません。

FX・株・仮想通貨のトレードでは、投資した金額よりも金融商品の金額が下回る元本割れのリスクがあります。20代はまだ自分で稼ぐことが出来るので、そのまま保有して長期間での相場回復を待つことも出来ますが、自分の許容できる範囲での投資をおすすめします。

FX・株・仮想通貨のトレードは、どれを行うにしても知識や経験が必要です。最初から大きな利益を狙うのではなく、ある程度少額から初めて知識や経験を溜めることも大切です。

自販機・コインロッカー

自販機投資、コインロッカー投資とは、駅前や商業施設、住宅地周辺などに自販機やコインロッカーを設置し、その利用料を得ることで収益化を目指すビジネスのことです。

仕入れから管理まで自分で行う場合と、管理会社に手数料を支払い委託する場合があります。

自販機・コインロッカーのメリット

  • 手間がかからない
  • 初期のコストが少なくて済む
  • 安定して収益が出る

自販機・コインロッカーのメリットとしては、設置してしまえばその後は自然に収益が生まれるので、手間がかからないということがあります。


また、不動産経営や駐車場経営に比べて初期のコストが少なくて済みます。


収益そのものは少ないものの、人の動きが変わらなければ安定して収益が出るのもポイントです。

自販機・コインロッカーのデメリット

  • 多くの収益は見込めない
  • 高収益を望める土地が少ない
自販機・コインロッカーは単価が小さいため、多くの収益を望むことは出来ません。

また、行楽地や商業地の近くなど土地単価あたりの売上が見込める場所はすでに使われているため20代の方は資金もそこまでなく新規参入が難しいのが現状です。

駐車場経営

駐車場経営とは、月極駐車場やコインパーキングなどを経営することで継続的な不労所得を得る方法です。

月極駐車場として継続して契約する場合と、一時利用駐車場として使用してもらう場合があり、管理の方法も自分で管理する方法と管理会社に委託する方法があります。20代の方は仕事で忙しいので管理会社にいたくする方法になるかと思います。

駐車場経営のメリット

  • 少ない初期投資
  • 月極は安定した収益、コインパーキングは高い収益が望める
  • 転用や更地への復帰が簡単

駐車場経営は、土地を用意して整備し支払機を必要するだけで始められるので、初期投資で数千万円必要な不動産経営に比べて、少ない金額で始められるのが魅力です。


月極駐車場は、支払機の設置の必要がないので更に初期費用を抑えることができ安定した収益が望めます。一方でコインパーキングは、回転率を重視することで高い収益を得ることが可能です。


また、まとまった投資がうまく行って同じ土地を利用して不動産経営を始めようと思ったときに転用しやすかったり、撤退する場合に更地に戻しやすいのもメリットです。

駐車場経営のデメリット

  • 税制上のメリットは少ない
  • 立地に左右されやすい 
  • 土地あたりの収益性が低い
駐車場経営は、更地と同じ扱いのため固定資産税が安くなるということはありません。

駐車場(特にコインパーキング)の集客は立地によって大きく収入が左右されます。経年劣化する設備が少なく、管理のコストは低いのですが、近くにある他の駐車場と値段が離れていないかなどは気にする必要があります。

また、不動産経営に比べると土地あたりの収益性が低いので、駐車場経営のみで生計を立てるのは難しいでしょう。

どれくらいの不労所得でセミリタイアを検討する?

20代でも可能な不労所得を得る方法についてお伝えしてきました。


セミリタイアとは、メインの仕事を退職して不労所得で生活するスタイルのことです。


メインの仕事から得られる収入が減ってしまうので、セミリタイア後は、貯金や不労所得で得る収入で生活していくことになります。


では、実際にどのくらいの不労所得があればセミリタイアを検討する事が出来るのでしょうか。


セミリタイアな必要な条件は、不労所得で毎月の生活費が払えること、それに加えて何か合ったときのために生活費2年分の貯金です。


毎月の生活費は、家族構成やライフスタイルによって変わって来るのですが、例えば

  • 20代独身男性
  • 生活費12万円
  • 不労所得12万円
  • 貯金240万円
でセミリタイアが可能になります。

不労所得>生活費

が重要です。

ただし、早期にセミリタイアをしてしまうと年金の受取額が少ないもしくはもらえないことに注意する必要があります。

不労所得そのものを増やすことだけでなく、生活費をさげることでもセミリタイアが可能になるのがポイントです。

不労所得のみで生活を目指す場合の注意点


最後に不労所得のみで生活を目指す場合の注意点についてお伝えしていきます。

  • 時間がかかる
  • リスクがある
  • 収入が不安定
・時間がかかる
リーマンショックなどの株価の暴落、暗号通貨のバブルに乗る、などの好条件が重なった場合をのぞいて、不労所得のみで生活を遅おくれるようになるには時間が必要です。

そういう意味では、投資の時間を長く取れるので20代から取り組むほうが有利です。

・リスクがある
安全に資産を増やすことが出来る投資は存在しません。ある程度の不労所得を得るためには時間かリスクのどちらかを取る必要があります

自分の取れるリスクの範囲で不労所得を目指して行くことが重要になります。

・収入が不安定
本業による収入は、解雇もしくは会社が倒産しない限りは一定の収入が保証されますが、不労所得のいくつかは収入が不安定です。

何か問題が合っても良いようにある程度の貯金を確保しておくようにしましょう。

まとめ

20代からでも始められる不労所得の方法についてお伝えしてきましたがいかかだったでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 20代からでも出来る不労所得の具体的な方法
  • セミリタイアを検討しても良い条件は「不労所得>生活費」
  • 不労所得を得るには、時間かリスクを取ることが必要
でした。

不労所得のみで生活するのは難しくても、本業以外の収入があることで生活に余裕が出ます。

若いうちから不労所得に取り組むことで、仕事以外の知識や経験も溜まるのでより多くのお金を得るチャンスが増えます

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