月1万円を不労所得で目指すには?それぞれの不労所得の特徴も交えて解説のサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人 
  • 不労所得に興味がある人
  • 不労所得の始め方を知りたい人
  • 不労所得を得ている人の生活が気になる人
▼この記事を読んでわかること
  • 月1万円を目指すのにピッタリな不労所得の種類
  • 月1万円から不労所得を目指すのに向いている人の特徴
  • 月1万円から不労所得を目指す人が知っておきたいリスクについて

内容をまとめると

  • 完全な不労所得は簡単に得られず、リスクもともなうので注意
  • 月1万円の不労所得は、労力を一切使わない完全な不労所得ばかりではない
  • 長期的な目標を立てて行動ができる人は不労所得に向いている
  • 資産運用について悩んだらお金のプロであるFPに相談するべき 
  • FP相談サービスで迷ったらマネーキャリアがおすすめ

「不労所得で月1万円稼ぐにはどうすればいいの?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、不労所得で月1万円稼ぐ方法、不労所得で稼ぐ際の心構え、不労所得を目指すことに向いている人の特徴をまとめました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

目次を閉じる

月1万円を目指すのにピッタリな不労所得の種類4選

こんにちは、マネーキャリア編集部です。 


先日20代の男性の友人から、こんな相談がありました。

副業を始めようと考えているんですけど、月1万円を目指すのにピッタリな不労所得を教えてください。

ここ最近、月1万円を目指せる不労所得の種類や株式・投資信託についてなどの不労所得に関するご相談が非常に増えています。 


「月1万円を目指せる不労所得についてもっと早く知りたかった」 


日本では、金融教育が不十分との声を聞きます。 

実際、日本証券業協会が実施した「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」によると、約6割の教員が金融経済教育の授業確保時間について不十分であると回答しているのです。 


今回は、知る機会の少なかった不労所得の種類や不労所得を目指す上での心構え、向いている人の特徴などについて、詳しく解説していきます。 


月1万円を目指すのにピッタリな不労所得には何があるのか、どんな心構えが必要なのか、で悩んでいる方の第一歩のお手伝いになれば幸いです。 


はじめに、不労所得になりえる

  1. ブログ運営 
  2. 投資信託 
  3. 株・FX 
  4. シェアリングサービス

について詳しく解説していきます。

ブログ運営

初期費用が安く、参入ハードルが低い不労所得の代表格がブログです。


記事という名の資産を量産して月1万円の不労所得を得ることができます。


無料と有料のブログがありますが、オススメは有料のWordPressです。


無料ブログは、広告を掲載できなかったり、長期的な不労所得に不向きだったりするので、あまりオススメできません。


月1万円の不労所得を得るまでの道のり


まず、「ブログでどのようにして月1万円の不労所得を得られるのか」がわからない人も多いと思うので、大まかな道のりを解説します。


一般的な不労所得までの道のりは、以下の通りです。

  1. ブログの中で特に有名なWordPress(有料ブログ)を活用
  2. ブログのヘッダーやフッターなどを含めサイト全体を装飾
  3. 記事を量産
  4. Google AdSenseやASP(アフィリエイト)に申請・登録
  5. ブログの記事やサイドバーにGoogle AdSense・ASP等の広告を掲載
  6. 読者が広告をクリックor商品購入した場合に利益を獲得

ブログ全体を充実させて読者の満足度を高めることができれば、寝ている間も記事が利益を生み続け、月1万円の不労所得を得ることができます。


しかし、それまでの道のりは長く、ブログ運営者全員が“金のなる木”を構築できるとは限りません。


ブログで不労所得を得るための方法として、Google AdSenseやASP、純広告などがあります。


Google AdSense


Googleアドセンスの審査に合格することで、「クリック報酬型広告」をブログに掲載できるようになります。


クリック報酬型広告とは、その名の通り「クリックされることで利益が出る広告」のことです。


申請すれば誰でも通るわけではなく、Google独自の審査基準に合格しなければなりません。


とはいえ、インターネットにてGoogleアドセンス合格者がコツを公開しているので、それらを参考にすれば1ヶ月ほどで合格するでしょう。


アフィリエイト(ASP)


アフィリエイトは、広告主である「企業」と広告を掲載したい「ブログ運営者」をつなぐ広告仲介サービスです。


ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の略称で、会員登録することで「成功報酬型広告」を掲載できるようになります。


Google AdSenseのクリック報酬型広告と違って、基本的に成功報酬型広告はクリックされても報酬が発生せず、広告主の商品購入・資料請求などのアクションを起こさない限り利益がでません。


そのため、ブログの趣旨にマッチした商品を積極的にアピールできる、一つのジャンルに絞った特化型ブログの運営者におすすめです。


有名どころには、A8.netやAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトがあります。


純広告


純広告は、ブログの広告掲載枠を販売し、広告を掲載してお金を稼ぐ方法のことです。


企業や個人事業主に対して広告掲載の打診をして、一定期間の間広告を掲載した後に報酬を受け取る稼ぎ方になります。


広告の成果をまとめて広告主に提出するなど一定の労力はかかりますが、広告掲載中はノータッチでも問題ないので、不労所得に近い形で報酬を手にすることが可能です。


以上3つのお金の稼ぎ方で、完全なる不労所得まではいかないものの月に1万円の不労所得を目指せます。

投資信託

月1万円を目指せる不労所得には「投資信託」もあります。


長期投資を前提としており、保有中はほったらかしで問題ない、まさに不労所得にうってつけの方法です。


投資信託(ファンド)とは


そもそも投資信託とは、多数の投資家から集めたお金を元手に、資産運用の専門家であるファンドマネジャーが株式や債券などに投資・運用する金融商品のことです。


複数の株式や債券をまとめて購入できる、「セット買い」みたいなイメージで問題ありません。


「国内株式型 投資信託」や「外国株式型 投資信託」、「国内債券型 投資信託」など、主に7種類ほどの商品に分かれており、それぞれ異なる金融商品が組み込まれています。


投資信託は、銀行預金と違って元本を保証するものではなく、損をする可能性もあるので注意が必要です。


アクティブファンドとインデックスファンドについて


投資信託は、大きな儲けを狙う「アクティブファンド」と平均的な儲けを狙う「インデックスファンド」の2種類に分類されます。


※インデックスとは、市場全体の動きを示す指数のこと


簡単にいえば、ハイリスク・ハイリターンなのがアクティブファンドで、ローリスク・ローリターンなのがインデックスファンドです。

アクティブファンドインデックスファンド
手数料高い低い
運用目的ベンチマーク(指標)を上回ることベンチマーク(指標)に連動すること
運用方針ファンドマネージャーが調査を通じて優良な銘柄を選定指数に合わせた構成

月1万円の不労所得を狙う場合は、インデックスと同じ値動きを目指して運用する投資手法(=インデックス投資)がおすすめです。


投資信託の選び方


インデックス投資がおすすめである旨をお伝えしましたが、投資信託の選び方がわからない人も多いと思いますので、ここからは選び方について解説します。


選ぶ際に押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

  1. 手数料が低いものを優先して選ぶ
  2. 分散している投資信託を選ぶ
  3. 投資対象のリスクとリターンを考える

それぞれ詳しく解説していきます。


1.手数料が低いものを優先して選ぶ


手数料に関してはかなりシビアになった方がいいです。


なぜなら、いくら売却益(キャピタルゲイン)分配金(インカムゲイン)を得られたとしても、手数料が高ければその分利益が低くなるからです。


手数料が高い傾向にあるのは人手のかかっている投資信託で、銀行窓口で勧められるような投資信託は購入しない方が賢明と言えます。


月1万円の不労所得を本気で目指すのであれば、そのぐらいお金にシビアになった方がいいです。


2.分散している投資信託を選ぶ


地域資産を分散している投資信託の方がリスクを減らせます。


例えば、国内と国外を組み合わせた投資信託だったり、株式や債券、不動産など、特徴の異なる金融商品を組み合わせたりすることが大切です。


また、100銘柄しか含んでいない投資信託よりも、500銘柄、1,000銘柄含んでいる投資信託を選ぶ方が良いとも考えられます。


1カ国に集中投資するような投資信託は厳禁です。


3.投資対象のリスクとリターンを考える


投資対象が何かによってリスクとリターンは大きく異なります。


例えば、値上がり益に加えてリスクも高くていいなら「株式の割合が高い投資信託」を、長期投資を前提とした安定した運用を望むなら「債券の割合が高い投資信託」を選ぶべきです。


リスクを取りすぎると月1万円の不労所得どころか、元本が大幅に減少した、なんてことにもなり得るので、注意しておきましょう。

株・FX

未経験者でも参入ハードルが低い月1万円を目指せる不労所得に、「株・FX」があります。


それぞれ順番に解説していきます。


株式投資


株式投資は、上場企業の株式を売買することで配当金や売却益を得ることができます。


1.配当金について


株式を保有する人のことを株主と呼び、株主になることで利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持つことになります。


しかし、絶対にもらえるわけではなく、企業が配当金を設けている場合のみもらえるので注意が必要です。


配当金は、増配(配当が増えること)減配(配当が減ること)復配(配当が復活すること)することがあります。


2.売却益について


保有する株式の株価が上昇したタイミングで売ることによって、売却益を手にすることができます。


例えば、株価1,000円の銘柄を100株購入して、株価が1,500円になった場合は、

(1,500円ー1,000円)×100株=50,000円

の売却益を得ることが可能です。


他にも、株主優待と呼ばれる、企業が株主に対して自社サービスや商品をプレゼントする特典を受けられることもあるため、実質的な利回りを高めることができます。


FX投資


FXは、スワップポイント(スワップ金利)で月1万円の不労所得を得ることができます。


スワップポイントとは、通貨間の金利差調整分のことを指し、高い金利の通貨(例:2%)を購入して安い金利(例:1%)の通貨を売却すれば、2通貨間の金利差(2ー1=1%)にともなう利益を受け取ることが可能です。


逆に、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買った場合は、損失が発生するので注意が必要になります。

シェアリングサービス

シェアリングサービス(シェアリング・エコノミー)とは、有形・無形を問わず、遊休資産を貸し借りするサービスのことです。


このシェアリングサービスで、現在使っていない資産を他人に貸して月1万円の不労所得を得ることができます。


例えば、出張で自宅を離れるときに遊ばせている家を第三者にシェアすることが、これに該当します。


このように“所有しているけど使っていない資産”を活用するだけでお金が稼げるので、初期投資や時間を割く必要がなく、楽して不労所得を得ることができるのです。


家だけでなく、駐車場や物置、会議室、お金を他人に貸すこともできます。


もちろん他人に貸すことによって損害を被る可能性もあるため、最善の注意が必要です。


他の不労所得に比べて知識を身につける必要がないことから、本業が忙しくて副業に手が回らない人でも簡単にできるので、サラリーマンの方はぜひ検討してみてください。

不労所得を目指す上での心構え


月1万円の不労所得を目指す場合、ついつい利益ばかりに目が行きがちです。


成功後の自分を想像し、苦労とは無縁の世界に転生したかのように有頂天になる人もいるでしょう。


しかし、現実はそこまで甘くありません。


そこでこの項目では、不労所得を目指す上での心構えについて解説します。


解説内容は、以下の2つです。

  1. 最初から不労は不可能
  2. リスクのある不労所得もある

完全に近い不労所得は簡単に得られるものではなく、またリスクを伴うものでもあるので、しっかりと頭に入れておきましょう。

最初から不労は不可能

不労所得と聞くと響きがよく、「何も労力をかけずともお金を稼げる」と考えてしまいます。


しかし、最初から不労は不可能です。


ブログも投資信託も株式も何でもそうですが、労力0でお金を得る仕組みをいきなり構築することはかなり難しいです。


まれに広告やメッセージ等で「誰でも簡単に100万円の不労所得を構築できる」「一切の労力を使わずに初心者でも不労所得を手にできる」というような魅力的に感じる謳い文句が流れてきますが、詐欺業者である確率が高いので鵜呑みにしないよう注意しておきましょう。


確かに月1万円ほどの不労所得なら正しい手順を踏めば実現できますが、「誰でも簡単に100万円」というわけにはいかず、不労所得を構築するまでの過程で苦労をするのが実情です。


もちろん一定の資金があれば、その資金を使って手間がかかる部分を全て第三者に委託することができますが、ほとんどの人はそこにお金をかけられるほど余裕がありません。


ですので、現実的な有効策にはなり得ないでしょう。


最初から不労は不可能であること、完全なる不労所得は不可能に近いこと、詐欺業者が不労所得という名のエサをチラつかせて罠を仕掛けてくること、の3点を理解することが大切です。

リスクのある不労所得もある

4つの不労所得があることをお伝えしてきましたが、それぞれの不労所得にはリスクが潜んでいます。


リスクが潜んでいる


リスクの大小の差はありますが、基本的には何をやるにしてもリスクはつきものです。


例えばWordPressでのブログ運営では、年間の費用が1万円〜2万円程度かかる上に、ブログ全体を整えたり記事を作成したりするので、お金に加えて時間や労力もかかります。


うまく軌道に乗れば、今までにかけたリソース(お金、時間、労力)を回収できますが、途中でブログの更新をやめてしまったり、世間のニーズがなかったりした場合には、注ぎ込んだリソース分を回収できません。


運営を開始してから間もない頃に見切りをつけるのであれば、それほど損をする結果にはなりませんが、2年以上続けても結果が出ないのであれば、かなりの痛手を負うはずです。


これがリスクのある不労所得になります。


月1万円の不労所得を稼ぎ続けることは容易ではない


先ほどと同じように、ブログ運営を例に説明します。


ブログでは、新規読者やリピーターが日を重ねるごとに増加し、過去に投稿した記事を読み漁ってくれるのであれば、月1万円の不労所得は容易に実現できるでしょう。


しかし、長い目で見れば物事は順調に進まないことの方が多いです。


例えばその要因の一つに、ブログ運営においてはGoogleコアアップデートというものがあります。


定期的に更新されるGoogleコアアップデート(検索順位の更新)を確認して、柔軟にSEO対策をしなければならず、Googleの指針に沿わないブログは検索結果の順位が低くなるのです。


※SEO対策とは、検索順位を上げるための施策のこと


そうなると読者の数が減り、収入が激減する恐れがあります。


ブログ運営だけでなく、他の不労所得においても同じような問題に直面することがあるのです。


また、不労所得のように見えて実はやるべきことがたくさんある、なんてことも“はたから見たら不労所得に見えるビジネス”の中にはありますので、それらの壁にぶち当たる前に心構えをしておく必要があるでしょう。

不労所得を目指すのに向いている人の特徴


不労所得を目指すのに向いている人と向いていない人がいます。


そこでこの項目では、不労所得を目指すのに向いている人の特徴について解説します。


向いている人は、以下に当てはまる人です。

  1. 空き時間を有効活用したい人
  2. 長期的な目標を立てて行動ができる人

それぞれ解説していきます。

空き時間を有効活用したい人

月1万円の不労所得を目指すのであれば、スキマ時間空き時間を有効活用しなければなりません。


本業の就業時間を終えた帰宅後に、勉強や副業に取り掛からなければ、いつまで立っても“不労でお金が入ってくる仕組み”を構築できないからです。


多くの人が本業とは無関係なビジネスで月1万円の不労所得を得ようとすることになるわけですから、それに関わる知識を身につけるのはもちろんのこと、いかにして目標を達成させるかを考え続けなければいけません。


ですので、休日に友達と遊んだり、映画やアニメを観たりすることなく、空き時間を有効活用したいという方が不労所得を目指すのに向いている人になります。


一方、空き時間のほとんどを娯楽に充てたいと考える人は、月1万円の不労所得を実現できる確率が極端に低くなるため、不向きと言えるのです。

中途半端な志や努力は、自分の大切なリソースを無駄にしてしまうことがあるので、覚悟を決めて取り掛かることが大切です。

長期的な目標を立てて行動ができる人

はっきり言うと、最初から不労所得を目指すことは不可能です。


人によって不労所得を得るまでの期間に違いはあれど、誰でも最初は必ず労力を遣います。


そのため、最初の段階で諦めることなく、長期的な目標を立てて行動できる人が不労所得を目指すのに向いている人と言えるでしょう。


働くことを毛嫌いし短期的な利益だけを追い求める方は、嫌な問題に直面した瞬間に挫折しかねないので不向きと言えます。


段階ごとに「いま自分が何をすべきか」を考え、しっかりと計画立てて行動しましょう。

まとめ:不労所得で生活を豊かにしよう

この記事では、不労所得の種類や不労所得を目指す上での心構え、不労所得を目指すのに向いている人の特徴についてお伝えしてきました。

  • 不労所得の種類は、「1.ブログ運営」「2.投資信託」「3.株・FX」「4.シェアリングエコノミー」の4つ
  • 月1万円の不労所得は、労力を一切使わない完全な不労所得ばかりではない
  • リスクを持つ不労所得もある
  • 月1万円の不労所得を目指すのに向いている人は、「空き時間を有効活用できる人」「長期的な目標を立てて行動できる人」が該当する

月1万円の不労所得を早いうちに構築できれば、生活をかなり豊かにすることができます。


本業での収入に加えて、あまり手のかからないビジネスから収入が入ってくるので、可処分時間はそのままで可処分所得が増えるはずです。


また、お金に関する不安ごとが減り、ストレスを感じる機会が少なくなるので、心や生活が豊かになります。


ぜひ、自分に合った「月1万円を目指すための不労所得」を探してみてください。