- ドル建て保険に興味がある人
- ドル建て保険への加入を検討している人
- ドル建て保険に円安・円高がどう影響するか知りたい人
内容をまとめると
- ドル建て保険への加入は円高時、保険金の受け取りは円安時がおすすめ
- ドル建て保険は貯蓄性が高く保険料が割安
- ドル建て保険は金利の高さによるメリットが大きいので金利の低下には要注意
- ドル建て保険を選ぶならまずはマネーキャリアのFP相談がおすすめ!
- マネーキャリアは顧客満足度93%で、何度でも無料相談が可能!
ドル建て保険は円安・円高どっちがお得?円安がもたらす保険料の影響についても解説していきます。後半ではドル建て保険(外貨建て保険)のメリット・デメリットや注意点も解説しているため、円安の中ドル建て保険の加入を検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
ドル建て保険は円安・円高どっちがお得?【円高がおすすめ】
ドル建て保険は、外貨建て保険のひとつで、保険料をドルで支払う保険のことです。
支払う保険料だけでなく、受け取る保険金や解約返戻金なども日本円でなくドルになります。
円安のなかで、このドル建て保険は円安と円高のどちらがお得なのか気になっている人もいることでしょう。
結論からお伝えすると、ドル建て保険への加入は円高がおすすめ、保険金の受け取りは円安がおすすめです。
今回の記事ではその理由も含め、以下の内容を解説します。
- 円安・円高とは
- ドル建て保険加入後の円安・円高の影響
- ドル建て保険のメリットとデメリット
- ドル建て保険に強いおすすめの保険相談窓口
この記事を読んでいただければ、ドル建て保険についてを理解し、適切なタイミングで加入と受け取りを選ぶことができるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
円安・円高とは【基礎知識】
円安・円高とは、海外の通貨とくらべた相対的な日本円の価値がどうなっているかを示しています。
- 円安:海外の通貨よりも日本円の価値が相対的に低い状態
- 円高:海外の通貨よりも日本円も価値が相対的に高い状態
例えば1ドル100円から1ドル110円になったとします。これは1ドルを手に入れるために必要な日本円が100円から110円になったということです。
つまり相対的に日本円の価値が低くなった=円安になったということになります。
逆に1ドル100円から90円になった場合は円の価値が高くなった=円高です。
円安と円高はどちらがいいのか
ドル建て保険の加入は円高がおすすめな理由
一般的に、ドル建て保険に加入するタイミングは円高時がよいとされています。
その理由は円安時よりも保険料が安くなるからです。
たとえば保険料が100ドルの場合、円安・円高で保険料は以下のように変わります。
- 1ドル100円:10000円
- 1ドル110円(円安時):11000円
- 1ドル90円(円高時):9000円
ただし保険料を毎月支払う場合は、相場の変動によってトータルでは得でも損でもなくなることが少なくありません。
加入する際はなるべく長期間分の保険料を一括で支払うことで、円高の恩恵を受けやすくなります。
予定利率が高い場合は円安時でも加入を検討しよう
予定利率とは、保険会社が保険料を運用する際の利回りのことです。
この利率が高いほど保険会社の収益が大きくなり、そのぶん保険料が割安になる傾向があります。予定利率によっては円安時でも保険料が通常の保険よりも割安になることがあるということです。
ですから、予定利率が高い場合は円安時でも加入を検討してみましょう。
ドル建て保険は円安時に受け取りがお得な理由
ドル建て保険の保険金や解約返戻金の受け取りは円安時にしましょう。
その理由は、日本円で受け取る金額が大きくなるからです。
たとえば保険金が10万ドルの場合、円安・円高で受け取る金額は以下のように変わります。
- 1ドル100円の場合:1000万円
- 1ドル110円の場合(円安時):1100万円
- 1ドル90円の場合(円高時):900万円
ドル建て保険の保険金と解約返戻金は、保険会社が日本円に両替して契約者の口座に振り込むことが少なくありません。
ですから、円安時に受け取ることでその金額をより大きくすることが可能です。
円高時の受け取りは元本割れのリスクが大きくなる
円高時の受け取りは元本割れのリスクが大きくなります。
ですから、保険料を支払ったときよりも円高になっている場合は注意しましょう。
解約返戻金はそのリスクがより大きいので、ドル建て保険の解約を検討する際は円安か円高かに特に注意が必要です。
ドル建て保険加入後の円安・円高の影響を2つで解説!
ここまではドル建て保険と円安・円高の基本的な考え方を解説してきました。
それでは実際に保険に加入した後、円安もしくは円高になった場合には、どのような影響が出るのでしょうか。
ここでは以下のふたつの観点から見ていきましょう。
- 保険料について
- 保険金・解約返戻金の受け取りについて
①保険料
ドル建て保険の保険料は、円安なら割高に、円高なら割安になります。
例えば月々の保険料を100ドル、加入時の為替を1ドル100円としましょう。
加入時とくらべて円安もしくは円高になった場合、支払う保険料は以下のように変わります。
- 1ドル100円のままだった場合:10000円
- 1ドル110円の円安になった場合:11000円
- 1ドル90円の円高になった場合:9000円
②保険金・解約返戻金の受け取り
ドル建て保険の保険金と解約返戻金は、円安なら金額が大きく、円高なら小さくなります。
たとえば受け取る保険金が10万ドルの場合、円安・円高で金額は以下のように変わります。
- 1ドル100円の場合:1000万円
- 1ドル110円の円安の場合:1100万円
- 1ドル90円の円高の場合:900万円
このように、円安のときほど受け取る保険金は大きくなります。
保険金をまとめて受け取る場合や、解約を検討する場合は、なるべく円安時を選ぶことをおすすめします。
円高の場合はドルで据え置く
保険のなかには保険金をドルで受け取ったり、ドルで据え置きしたりできるものも存在します。
円高傾向が予想されるときに加入するのであれば、ドルで据え置くことができるかどうかを事前に確認しておきましょう。
ドル建て保険のメリット
ドル建て保険のメリットは大きく以下の3つです。
- 貯蓄性が高い
- 保険料が割安
- 保障がつく
ドル建て保険のデメリット
ドル建て保険のデメリットは以下の3点です。
- 為替手数料がかかる
- 為替リスクがある
- 運用先の金利が下がるとメリットがうすれる
ドル建て保険に強い保険相談窓口3選【無料】
ここまでお伝えしてきたように、ドル建て保険は円安・円高の理解も必要になるので、一般的な保険とくらべて自身で選ぶ難易度は高くなります。
保険商品の選択や加入・受け取りのタイミングが適切でなかったせいで、元本割れをおこすことも少なくありません。
ですからドル建て保険を選ぶ際は、まずは保険のプロに相談してみましょう。
ここではおすすめの保険相談窓口を3つご紹介します。
- マネーキャリア
- ほけんのぜんぶ
- 保険見直しラボ
1番おすすめ:マネーキャリア
- 3000人以上のFPと連携していて、相談員ひとりひとりの質が高い
- 日程調整から相談までのすべてをオンラインで完結できる
- 保険だけでなくお金全般やライフプランなど相談の幅が広い
ほけんのぜんぶ
- 累計申込件数は19万件をこえていて、幅広い年齢層の相談実績がある
- 24時間365日無料でオンライン相談できる
- 自宅やカフェなど都合の良い場所での訪問相談も可能
保険見直しラボ
- 全国に約70拠点ある、訪問相談が中心の相談窓口
- ベテラン相談員が在籍していて、平均業界歴は12.1年
- 約30の保険会社から最適な保険をオーダーメイドできる
まとめ:ドル建て保険は円安・円高どっちもメリット、デメリットがある!
ドル建て保険と円安・円高について解説してきましたが、いかがでしたか?
この記事のポイントは以下のとおりです。
- ドル建て保険への加入は円高時がおすすめ
- ドル建て保険の保険金や解約返戻金の受け取りは円安時がおすすめ
- ドル建て保険は貯蓄性が高く保険料が割安
- ただし利率が下がるとメリットがうすれるので要注意
- ドル建て保険に加入するならまずは保険のプロに相談しよう