ドル建て保険は円安・円高どっちがお得?保険料への影響も解説!のサムネイル画像

▼この記事を読んでほしい人
  • ドル建て保険に興味がある人
  • ドル建て保険への加入を検討している人
  • ドル建て保険に円安・円高がどう影響するか知りたい人

内容をまとめると

  • ドル建て保険への加入は円高時、保険金の受け取りは円安時がおすすめ
  • ドル建て保険は貯蓄性が高く保険料が割安
  • ドル建て保険は金利の高さによるメリットが大きいので金利の低下には要注意
  • ドル建て保険を選ぶならまずはマネーキャリアのFP相談がおすすめ!
  • マネーキャリアは顧客満足度93%で、何度でも無料相談が可能!

ドル建て保険は円安・円高どっちがお得?円安がもたらす保険料の影響についても解説していきます。後半ではドル建て保険(外貨建て保険)のメリット・デメリットや注意点も解説しているため、円安の中ドル建て保険の加入を検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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ドル建て保険は円安・円高どっちがお得?【円高がおすすめ】


ドル建て保険は、外貨建て保険のひとつで、保険料をドルで支払う保険のことです。


支払う保険料だけでなく、受け取る保険金や解約返戻金なども日本円でなくドルになります。


円安のなかで、このドル建て保険は円安と円高のどちらがお得なのか気になっている人もいることでしょう。


結論からお伝えすると、ドル建て保険への加入は円高がおすすめ、保険金の受け取りは円安がおすすめです。


今回の記事ではその理由も含め、以下の内容を解説します。

  • 円安・円高とは
  • ドル建て保険加入後の円安・円高の影響
  • ドル建て保険のメリットとデメリット
  • ドル建て保険に強いおすすめの保険相談窓口

この記事を読んでいただければ、ドル建て保険についてを理解し、適切なタイミングで加入と受け取りを選ぶことができるようになります。


ぜひ最後までご覧ください。

円安・円高とは【基礎知識】

円安・円高とは、海外の通貨とくらべた相対的な日本円の価値がどうなっているかを示しています

  • 円安:海外の通貨よりも日本円の価値が相対的に低い状態
  • 円高:海外の通貨よりも日本円も価値が相対的に高い状態

例えば1ドル100円から1ドル110円になったとします。これは1ドルを手に入れるために必要な日本円が100円から110円になったということです。


つまり相対的に日本円の価値が低くなった=円安になったということになります。


逆に1ドル100円から90円になった場合は円の価値が高くなった=円高です。


円安と円高はどちらがいいのか

円安と円高のどちらがいいかは一概には言えません。それぞれのメリットを受けられる立場がさまざまだからです。

例えば円安の場合は輸出企業が恩恵を受けられますが、逆に輸入企業は打撃を受けます。

ドル建て保険に関しても、円安か円高かでメリットが異なるので、それぞれ見ていきましょう。

ドル建て保険の加入は円高がおすすめな理由

一般的に、ドル建て保険に加入するタイミングは円高時がよいとされています。


その理由は円安時よりも保険料が安くなるからです。


たとえば保険料が100ドルの場合、円安・円高で保険料は以下のように変わります。

  • 1ドル100円:10000円
  • 1ドル110円(円安時):11000円
  • 1ドル90円(円高時):9000円

ただし保険料を毎月支払う場合は、相場の変動によってトータルでは得でも損でもなくなることが少なくありません。


加入する際はなるべく長期間分の保険料を一括で支払うことで、円高の恩恵を受けやすくなります。


予定利率が高い場合は円安時でも加入を検討しよう

予定利率とは、保険会社が保険料を運用する際の利回りのことです。


この利率が高いほど保険会社の収益が大きくなり、そのぶん保険料が割安になる傾向があります。予定利率によっては円安時でも保険料が通常の保険よりも割安になることがあるということです。


ですから、予定利率が高い場合は円安時でも加入を検討してみましょう。

ドル建て保険は円安時に受け取りがお得な理由

ドル建て保険の保険金や解約返戻金の受け取りは円安時にしましょう。


その理由は、日本円で受け取る金額が大きくなるからです。


たとえば保険金が10万ドルの場合、円安・円高で受け取る金額は以下のように変わります。

  • 1ドル100円の場合:1000万円
  • 1ドル110円の場合(円安時):1100万円
  • 1ドル90円の場合(円高時):900万円

ドル建て保険の保険金と解約返戻金は、保険会社が日本円に両替して契約者の口座に振り込むことが少なくありません。


ですから、円安時に受け取ることでその金額をより大きくすることが可能です。


円高時の受け取りは元本割れのリスクが大きくなる

円高時の受け取りは元本割れのリスクが大きくなります


ですから、保険料を支払ったときよりも円高になっている場合は注意しましょう。


解約返戻金はそのリスクがより大きいので、ドル建て保険の解約を検討する際は円安か円高かに特に注意が必要です。

ドル建て保険加入後の円安・円高の影響を2つで解説!



ここまではドル建て保険と円安・円高の基本的な考え方を解説してきました。


それでは実際に保険に加入した後、円安もしくは円高になった場合には、どのような影響が出るのでしょうか。


ここでは以下のふたつの観点から見ていきましょう。

  1. 保険料について
  2. 保険金・解約返戻金の受け取りについて
なお、いずれにしても短期的な影響が大きい傾向があるので、ドル建て保険に加入する際は基本的に長期の加入を前提とすることをおすすめします。

①保険料

ドル建て保険の保険料は、円安なら割高に、円高なら割安になります


例えば月々の保険料を100ドル、加入時の為替を1ドル100円としましょう。


加入時とくらべて円安もしくは円高になった場合、支払う保険料は以下のように変わります。

  • 1ドル100円のままだった場合:10000円
  • 1ドル110円の円安になった場合:11000円
  • 1ドル90円の円高になった場合:9000円
このように、保険料は円高の恩恵を強く受けますが、その反面、円安が進むと保険料はどんどん高くなってしまいます。

円安が続く場合は保険料が日本円で固定された保険を選ぶ

ドル建て保険のなかには保険料が日本円で固定されたものも存在します。

基本的には円高時の加入がおすすめですが、円安傾向が続くことが予想される場合は、保険料が日本円で固定された保険を選ぶことも選択肢のひとつです

②保険金・解約返戻金の受け取り

ドル建て保険の保険金と解約返戻金は、円安なら金額が大きく、円高なら小さくなります


たとえば受け取る保険金が10万ドルの場合、円安・円高で金額は以下のように変わります。

  • 1ドル100円の場合:1000万円
  • 1ドル110円の円安の場合:1100万円
  • 1ドル90円の円高の場合:900万円

このように、円安のときほど受け取る保険金は大きくなります。


保険金をまとめて受け取る場合や、解約を検討する場合は、なるべく円安時を選ぶことをおすすめします。


円高の場合はドルで据え置く

保険のなかには保険金をドルで受け取ったり、ドルで据え置きしたりできるものも存在します。


円高傾向が予想されるときに加入するのであれば、ドルで据え置くことができるかどうかを事前に確認しておきましょう。

ドル建て保険のメリット



ドル建て保険のメリットは大きく以下の3つです。

  1. 貯蓄性が高い
  2. 保険料が割安
  3. 保障がつく
ドル建て保険は利率が高いため、そのぶん貯蓄性が高くなります。為替の変動によっては利益が出ることも。

また、利率の高さは保険料の安さにもつながります。金利が高いほど保険会社の収益が大きくなり、そのぶん保険料が割安になるからです。

そのうえ、保険なので保障がつきます。老後資金や子どもの教育資金に備えるうえで、ただ貯金するのではなく保障や保険金がある保険に加入することで、リスクを軽減することが可能です。

このようなメリットからドル建て保険は、特に長期の預け先を選ぶうえで、利率の低い貯金とくらべて有用な選択肢のひとつといえるでしょう。

ドル建て保険のデメリット



ドル建て保険のデメリットは以下の3点です。

  • 為替手数料がかかる
  • 為替リスクがある
  • 運用先の金利が下がるとメリットがうすれる
為替手数料とは、日本円から外貨にもしくは外貨から日本円に両替する際にかかる費用のことです。

ドル建て保険の場合は、保険料を支払うときや保険料を受け取るときにこの為替手数料がかかります。保険料や保険金が大きくなるほど為替手数料も大きくなるので注意しましょう。

為替リスクとは、相場の変動により損失が発生するリスクのことを指します。

保険料を支払ったときよりも円高になっていた場合、受け取る保険金が元本割れをおこすリスクがあるということです。

ただしこのリスクは、円安が進んだ場合に利益が発生するというメリットと表裏一体でもあります。

そして運用先の金利が下がるとメリットがうすれるというデメリットも見過ごせません。

ドル建て保険のメリットの多くは金利の高さによるものなので、金利が下がるとそのメリットがうすれるということを意識して保険を選びましょう。

ドル建て保険に強い保険相談窓口3選【無料】


ここまでお伝えしてきたように、ドル建て保険は円安・円高の理解も必要になるので、一般的な保険とくらべて自身で選ぶ難易度は高くなります。


保険商品の選択や加入・受け取りのタイミングが適切でなかったせいで、元本割れをおこすことも少なくありません。


ですからドル建て保険を選ぶ際は、まずは保険のプロに相談してみましょう。


ここではおすすめの保険相談窓口を3つご紹介します。

  • マネーキャリア
  • ほけんのぜんぶ
  • 保険見直しラボ
いずれも無料で相談できる窓口です。ぜひ参考にしてみてください。

1番おすすめ:マネーキャリア

  • 3000人以上のFPと連携していて、相談員ひとりひとりの質が高い
  • 日程調整から相談までのすべてをオンラインで完結できる
  • 保険だけでなくお金全般やライフプランなど相談の幅が広い
マネーキャリアはFP(ファイナンシャルプランナー)の質が高く、人気の無料相談窓口です。

ここではスマホだけで保険に関する悩みを解決することができます。相談の予約はLINEで、相談はZOOMでとオンライン対応が充実しているからです。もちろん希望すれば対面での相談も可能です。 

顧客満足度は93%と高水準で、何度でも無料で相談することができます。 

保険選びやお金に不安があるなら、まずはマネーキャリアに相談してみましょう。

ほけんのぜんぶ

  • 累計申込件数は19万件をこえていて、幅広い年齢層の相談実績がある
  • 24時間365日無料でオンライン相談できる
  • 自宅やカフェなど都合の良い場所での訪問相談も可能
ほけんのぜんぶは19万件をこえる相談実績がある相談窓口です。 

24時間365日、何度でも無料で相談することができます。 

オンライン相談ではなく直接相談の場合は、自宅や近くのカフェ、オフィスなど自身の都合の良い場所を指定することが可能です。

FP資格取得率が高く、保険以外にも教育資金や老後資金、ローンや家計の見直しなどさまざまなお金の不安を相談することができる窓口になっています。

保険見直しラボ

  • 全国に約70拠点ある、訪問相談が中心の相談窓口
  • ベテラン相談員が在籍していて、平均業界歴は12.1年
  • 約30の保険会社から最適な保険をオーダーメイドできる
保険見直しラボは全国に約70拠点あり、訪問相談を中心に何度でも無料で相談することができます。

平均業界歴12.1年とベテラン相談員が多く在籍していることもポイントです。年数が長いだけはでなく、顧客からの点数評価制度によって相談員の質を高める努力をしています。

約30の保険会社を取り扱っているので、特定の保険会社にこだわらず、自身に最適な保険をオーダーメイドすることが可能です。

まとめ:ドル建て保険は円安・円高どっちもメリット、デメリットがある!

ドル建て保険と円安・円高について解説してきましたが、いかがでしたか?


この記事のポイントは以下のとおりです。

  • ドル建て保険への加入は円高時がおすすめ
  • ドル建て保険の保険金や解約返戻金の受け取りは円安時がおすすめ
  • ドル建て保険は貯蓄性が高く保険料が割安
  • ただし利率が下がるとメリットがうすれるので要注意
  • ドル建て保険に加入するならまずは保険のプロに相談しよう
ドル建て保険を含む外貨建て保険は、円安・円高の理解が必要なため、難しいと思われて敬遠されがちです。

しかし、高い利率や割安な保険料など大きなメリットが存在するので、特に保障と長期の資産形成のどちらも得たい人にとっては加入を検討したい保険のひとつです。

ほけんROOMでは、ほかにも保険に関する読んでおきたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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