2022年10月は値上げラッシュ!値上げに負けない家計見直し方法のサムネイル画像

2022年10月は、今年最多となる約6500品目以上の値上げが実施されます。そのほとんどが私たちの生活に身近なものばかりです。何が値上げされるのか、値上げに負けない家計の見直しや節約方法を、この記事ではお伝えしていきます。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

目次を閉じる

10月は2022年最大の値上げ月!


原材料の高騰、混乱が続く世界情勢、長引く円安の影響により、私たちの生活に直結する食品や日用品などの値上げが止まりません。 2022年10月は、値上げされるものの数が今年最多となっており、家計への負担は年間約7万円にのぼるとも言われています。 「値上げに負けないように今一度家計を見直ししたい」「でも、すでに色々な節約に取り組んでいる」「これ以上どうやって節約すればいいの?」という方に向けて、更なる節約方法についてもお伝えしていきます。 

2022年10月に値上げされるもの


まずは10月に値上がりする商品やサービスを紹介します。

  

食品、外食

ハム、ソーセージ、マヨネーズ、たれ、チーズ、レトルトカレーなどの食品6500品目以上および、ハンバーガー、ファミレスなど外食産業が値上げされます。回転寿司からは「100円寿司」がなくなるお店もあります。

飲料、アルコール類

ペットボトル飲料はおよそ140円から160円へ、ビール、発泡酒、チューハイなどほとんどのお酒がは平均およそ15%値上がりします。

たばこ

銘柄によっては価格据え置きのものもありますが、10円~20円の値上げが実施されます。加熱式たばこにおいては、11月に20円~30円値上げが予定されています。

保険料

各種保険料も保険料率が見直され、保険料が値上がりします。 通常給与から天引きされている雇用保険は、会社員であれば保険料率が0.3%が0.5%へ見直しとなり、仮に額面給与が30万円だった場合、900円だった雇用保険料は1,500円となります。 また、火事や自然災害などから住宅を守る火災保険も、近年大規模な自然災害が相次いで発生しているため、保険金の支払いが増加していることが要因となり、最大で1.5倍保険料が高くなります。  

大手外食チェーン店の値上げ一覧

私たちが利用する機会の多い外食チェーン店にて、10月から値上げされる主要商品の一覧を見てみましょう。 



 上記はほんの一例です。値上げを公表した外食店のほとんどが、原材料の高騰を理由に挙げています。ファストフード店と言えば「単価の安さ」が売りでしたが、徐々に過去の話になっていくのかもしれません。

値上げに負けない家計見直し方法


すでに実施されている方も多いかもしれませんが、節約の大原則は「固定費の見直し」です。 

だからと言って、家賃を下げるために今すぐ引っ越し!というのはなかなか難しいですよね。(支出における住宅費の割合は大きいので、可能であれば住宅費の見直しはオススメです)生命保険もすでに本当に必要な保障だけに絞っているので、今より保障を削ることはできない…という方もいらっしゃると思います。 

今すぐ、お手軽にできる節約術をいくつかご紹介させていただきます。 

光熱費

電気・ガスは、自由化された時にいちばんお得な電力会社・ガス会社と契約してるから大丈夫と安心していませんか?相次ぐ値上げで、契約している電気やガスの料金が他社より高くなっていませんか?今とは違う電力会社・ガス会社の方が、今の自分にとって更にお得な新しいプランが出来ていたりしませんか? 案外今よりお得になることもありますので、以前契約した時からそのままにしている方は、一度見直ししてみる価値はありますよ。

食費

固定費ではありませんが、食費についても考えましょう。新型コロナの感染拡大とともに、外食の機会は減り、おうちごはんの回数が増えた方が多いと思います。当初は外出などの楽しみが制限された分、家での食事くらいは楽しもうと「プチ贅沢な食事」をする人が増えました。 そのプチ贅沢、エスカレートしていませんか?普段の生活を取り戻しつつある今でも、プチ贅沢な食事が普通になってしまっていませんか? もしプチ贅沢が原因で食費が高くなったままという方がいれば、見直しが必要かもしれません。

保険料

まずは保険に過剰に加入しすぎていないかを確認してみてください。「すでに本当に必要な保障だけに絞っている。今より保障を削ることはできない」というのであれば、保険料の払い方を見直ししてみてください。 月払いを年払いにすれば多少は保険料が割安になります。口座引落しをクレジットカード払いに変更すれば、クレジットカードにポイントが付与されます。

やってはいけないNG節約術


やってはいけない節約術とは、「食費、光熱費を必要以上に削ること」です。 贅沢をしている、使いすぎているのであればもちろん節約が必要です。しかし、極端に節約をした結果、栄養不足になってしまったり、暑さ寒さで体調を崩してしまったりと、健康を損なってしまっては元も子もありません。 健康で快適な生活を送る為に、食事と生活環境については極端な節約をしすぎないようにしましょう。

まとめ


10月から生活に必要な様々なものが値上げされる一方、私たちのお給料はなかなか増える兆しがありません。だからこそ、今一度家計をしっかりと把握し、日々の暮らしを見直すことが必要となってきます。 また、節約で支出を減らす努力だけではなく、副業やつみたて投資などで収入を増やす努力も必要です。 2022年10月は値上げラッシュの月となりましたが、これを機会に、今後のお金のことについてしっかりと対策をたてていけると良いですね。