住宅購入の相談を得意としていて、ご自身もお子様を3人育てられている岸FPに、新NISAについてインタビューをしてきました!
広島県出身。2児の母として育児をしながらファイナンシャルプランナーを取得。現在は、マネーキャリアの広報として活動中。NISA歴 6年目!
専門家プロフィール:マネーキャリア岸FP
専門家プロフィール
- 氏名:岸友泰
- 年代:50代
- 出身地:神奈川県
- 趣味:ゴルフ・オートバイ
- 得意な相談ジャンル
資産形成・老後の年金対策・少額投資(iDeCo・NISAなど)、住宅購入・住宅ローン、家計・固定費の見直し、保険の新規加入・見直し、社会保険・税金の効率化、ライフプラン設計、子供の教育費の積立
今回は、岸FPに資産形成、新NISAにまつわるインタビューをしていきます。
インタビュー質問1:新NISAについては相談者からどんな質問がある?
- 新NISA制度について、どのような相談が寄せられることが多いですか?
利用できる枠が大幅に増えましたので、資金をお持ちの方から毎月10万円づつ資金移動する形で利用する場合や、まとまった子供用の資金があるので積立NISAを利用するのはいかがでしょうか?といったご相談は多く頂きます。既に旧NISAを利用されている方は、それなりに手応えを感じている方が多いので、今年からつみたて枠を増やしていこうと思っているので無理のない拠出額についてのご相談もいただきます。
インタビュー質問2:投資先のファンドの選び方のポイントは?
- 投資先のファンドの選び方についてどのようなポイントを重視して選ぶべきでしょうか?
初心者の方でしたら先ずは右肩上がりで成⻑しているファンドをお選び頂く事をおすすめします。今だとS&P500やeMAXISSslimオールカントリーなどを選ばれている方も多いと思います。証券会社によっては積立て設定ランキングが見れる会社もありますので、皆さんが何を使って積み立ているのかを見て頂き上位ベスト5ぐらいを組んでいただくのも1つの手法かなと思っています。始めるにあたってYouTubeやインターネットなどの記事で情報収集をされている方が多い印象です。だいたい米国系や全米株式、S&P500、オールカントリーなどで手堅く運用にするように勧めているところが多いように感じます。投資は利用される方がそれぞれ使うタイミングが違うため、最終的に何が正解で何が一番増やせるのかは分からないのです。ですが積み立て投資については早く始めて時間を掛けることは正解だと考えます。良い時悪い時を繰り返しながら時間を掛ける事で量を獲得できます。ファンド選びも何が一番かは分かりませんが、S&P500やオールカントリー、バンガード投信などとても魅力的だと思います。資産に色分けをして頂き生活防衛費としての「使うための貯蓄」とNISAの資産形成は「すぐ使わない貯蓄」として時間をかけて、育てるという意味で早めにスタートしていただくのが一番の正解かなと思っています。
インタビュー質問3:新NISAの投資策の活用方法は?
- 新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠が併用できるようになりますが、どのような使い方があると思いますか?
積み立て投資枠は年間120万円まで使えますので、初心者の方は積み立て枠を使っていただくのが手堅いかな思っています。成長投資枠はスポット購入や成長投資枠でしか購入出来ない銘柄を敢えて定額積み立てとして購入するのも楽しみの一つと考えています。これからNISAを始めてどうしようか迷っている方は、基本はつみたて投資枠を使っていただくのが無難かと思います。長期投資が積み立て投資基本の考え方ですが、ある程度資産形成の手応えを感じたら、つみたて投資枠ではスポット購入はできないので、相場が下がったタイミングなどで成⻑投資枠を利用して同銘柄をスポット購入するような使い方も効率的ではと考えています。成長投資枠は市場の値動きを見ながらタイミングで利用する投機的な楽しみがあると思います。ETF(上場投資信託)も成⻑投資枠で購入できますが、自動的に再投資する仕組みが無い為、複利の効果を出す為には基本は投資信託を使った積立の方が初心者の方には向いていると思います。まとまった資金を手堅く運用したいのであれば成長投資枠を使ってETF(上場投資信託)で資産をじっくり育てていくのも選択肢の一つと考えます。
インタビュー質問4:新NISAを活用するか悩んでいる方へのアドバイス
- 新NISA制度を利用するか悩んでいる方にアドバイスはございますか?
NISAをまだ始められていない方は、運用は難しい、良く解らない、リスク=キャンブルとご自身の中でハードルを上げてしまっているように感じます。今はネット証券等で簡単に証券口座は開設できます。証券口座を開設していただければいつでもNISAは始められるのでまずは口座開設からスタートすることをお勧めします。NISAはご自身のタイミングで資産利用出来て運用益も非課税という魅力的な仕組みです。旧NISAでは売却すると利用枠は消滅しましたが、新NISAでは利用枠は復活しますので非常に使い勝手の良い仕組みだと思います。銀行預金は短期利用の貯蓄をベースとしてご利用頂きNISAを中長期の貯蓄・資産形成としてお気軽にご利用頂ければと思います。ご不安であれば月々2000円くらいでも良いので少額から始めてみてはいかがでしょうか?1、2年のご利用でも手応えは感じて頂けると思います。また資産形成が順調に推移していますとワクワクして取り崩したくなくなるので、貯蓄の苦手な方にも向いてるのかなとも感じます。
インタビュー質問4:教育資金も新NISAを利用して積立が可能?
- 新NISAの相談を受ける中で気になっている事柄はございますか?
最近ご相談を受けていて思うのが、教育資金をNISAを使って積み立ている方が非常に多いと感じます。教育費の積立は使うタイミングが決まっている貯蓄です。NISA制度は個人の資産として厳格に管理されているので、万が一口座名義の方が亡くなった場合には遺産分割協議(法定相続人の承諾)が必要な資産になるので、どの様な手続きが必要になるかは把握しておいてくださいとお伝えしています。NISA口座で保有している資産は相続の場合、即現金化が出来ないので、皆様が該当する訳ではないですが、教育費としてNISAを利用する場合の注意点とお考え頂ければと思います。
岸FP、貴重なお話を聞かせいただきありがとうございました!新NISAを始めるか悩んでいる方はまずは開設だけてもしてみてください。早期スタートが成功の鍵です。長期の貯蓄として資産形成の手段として活用するといいですね。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
注意喚起
投資信託に関する情報提供について株式会社Wizleapがウェブページ上で掲載している投資信託関連ページは、情報の提供を目的として作成したものであり、投資勧誘や特定銘柄への投資を推奨するものではありません。各投資信託関連ページに掲載している投資信託は、お客様の投資⽬的、リスク許容度に必ずしも合致するものではありません。各投資信託の詳細は目論見書をご確認ください。また投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。