2022年もあと少し!締め切り期限が間近なお金のニュースのサムネイル画像

2022年も残すところわずかとなりましたが、2022年に締め切りを迎えるお金に関する制度についてご存じでしょうか。知っているだけでお金をもらえるお得な制度ばかりです。この記事では2022年に締め切りを迎える制度について紹介します。

この記事の目次

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締め切りが近いお金の手続きはお早めに

2022年も残りわずかとなりました。

2022年12月末をもって締め切りを迎えるお金に関する公的制度について、手続きはもう済まされましたか?


2022年は電気代の高騰や物価の高騰が続きました。そんな中で、少しでも生活費の助けになるためのお金はもらっておきたいですよね。


2022年中に締め切りを迎えてしまうお金に関する制度について紹介していきますので、忘れないうちに手続きをしておきましょう。

マイナポイント第2弾

2022年に締め切りを迎えるお金の制度として、まずはマイナポイント第2弾について見ていきましょう。


3つの手続きを行うことで最大20,000ポイントを獲得できる制度です。マイナンバーカードの取得を2022年12月末までに申請することが必須となります。


20,000円のお金と同等の価値があるポイントなので、締め切り前に申請しましょう。


  • マイナンバーカードを新たに取得する

マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントの申し込み後に、紐づけたキャッシュレス決済(楽天ペイなど)に20,000円のチャージか買い物をすると、5,000円分のポイントを獲得できます。


この手続きをすることで、利用金額の25%(最大5,000ポイント)が獲得できます。


楽天ペイを紐づけていれば楽天ポイントが付与されるので、5,000円分のお金を獲得したのと同義です。


ただし、第1弾に申し込んですでに5,000ポイントを取得済みの方や、マイナンバーカードを2022年12月末の締め切りまでに申請できなかった方は対象外となりますので、注意が必要です。


今後は、事実上、マイナンバーカードの取得が義務化されることになります。


利便性も向上しますので、締め切りを迎える前に2022年中に手続きしておきましょう。


  • マイナンバーカードを健康保険証として利用の申し込みをする
マイナンバーカードを健康保険証として利用の申し込みをすると、7,500ポイントを獲得できます。

こちらの手続きは2023年2月末が締め切りとなっており、申し込みをするだけで7,500円のお金と同等のポイントを獲得できます。

この手続きをしておくと、マイナポータルで確定申告の医療費控除ができたり、薬剤情報や医療費について確認できるようになるのもメリットです。

  • 公金受取口座の登録をする
使っている預貯金口座をデジタル庁に登録することで、7,500ポイントを獲得できます。

こちらの手続きも2023年2月末が締め切りとなっており、申し込みをするだけで7,500円のお金と同等のポイントを獲得できます。

この手続きをしておくことで、新型コロナウイルスの際に支給されたような「国からの給付金など」を受け取る際に口座を登録する手間が省けるのもメリットです。



健康保険証としての利用申込みと、公金受取口座の登録は2023年2月末までの手続きで大丈夫ですが、マイナンバーカードの新規取得の申請は2022年12月末が締め切りです。

締め切りを過ぎてしまうだけで2万円のお金をもらえなくなりますので、まだ受け取っていない人は漏れることなく申請をしましょう。


【追記:マイナンバーカード取得の申請期限を2023年2月末に延長すると、12/20に総務省より発表されました。】

コロナ生活困窮者自立支援金

次に、2022年に締め切りを迎えるお金の制度として、コロナ生活困窮者自立支援金について紹介します。


新型コロナウイルスが流行し始めてから間もなく3年が経過しようとしており、これまで延長を続けていたこの制度も、2022年12月末をもって締め切りとなります。


コロナ生活困窮者自立支援金の対象者や支給額は以下の通りです。


収入収入が以下2つの合計値を超えない
①市町村民税均等割非課税額の12分の1
②生活保護の住宅扶助基準額
資産預貯金が市町村民税均等割非課税額の6倍以下
※100万円以下であることが条件
求職等以下どちらかを満たすこと
①ハローワーク等で熱心に求職活動をすること
②就労による自立等が困難である場合に、生活保護の申請をすること
支給額単身世帯:6万円、2人世帯:8万円、3人以上世帯:10万円

(参照:厚生労働省)


新型コロナウイルスで仕事を失った人もいる中でこのようなお金をもらえる制度があるのに、知らないと損をしてしまいます。


2022年に締め切りを迎えてしまうので、受け取れるお金はすべて受け取りましょう。

2023年末でジュニアNISAが終了


2022年ではありませんが、2023年に締め切りを迎えるお金の制度として、ジュニアNISAについて紹介します。


ジュニアNISAとは、子どもの将来のために未成年の子どもや孫の名義で非課税口座を開設して資産形成する制度です。


年間の非課税枠が80万円のため、2022年が終わるまでに急いでやれば160万円の非課税枠を利用でき、2024年以降は名義人の年齢にかかわらず引き出しが可能です。


2023年に締め切りを迎えてしまいますが、制度終了に伴って引き出し制限がなくなり、使い勝手がよくなりました。


お金に余裕がある人は、締め切りを迎える前に2022年の非課税枠も使って資産形成に役立てましょう。

福沢諭吉の1万円札はすでに製造終了

2022年に締め切りを迎えるお金の制度とは異なりますが、実は、福沢諭吉が印刷されている1万円札など、現行のお札は2022年9月に製造が終了していたことはご存知でしょうか。


現紙幣と新紙幣に印字されている著名人は以下の通りです。

現紙幣新紙幣
千円札野口英世北里柴三郎
5千円札樋口一葉津田梅子
1万円札福沢諭吉渋沢栄一


新紙幣は2024年4月から9月にかけて流通する予定とのことです。

まとめ

今回は、2022年に締め切りを迎えるお金に関する制度について紹介しました。


貰えるお金も手続きをしないと貰えなくなってしまいますので、2022年中に忘れずに手続きをしておきましょう。


補助金などのお金に関する制度は、知っているか知らないかだけで生涯で受け取ることができる金額に差が生じます。


今回は2022年に締め切りを迎えるお金の制度をご紹介しましたが、お金のニュースや制度については常にアンテナを張っておくといいですね。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。