「お金持ちになるにはそんな職業に就くべき?」「お金持ちに慣れそうな職業に就いていなんだけどお金持ちに近づくためににやれることは?」このような悩みを持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、お金持ちが多い職業やお金持ちになるためにできることをまとめました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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お金持ちになれる職業とは?

内容をまとめると

お金持ちになれる職業には以下のようなものがある

・上場企業のオーナー 

・非上場企業のオーナー 

・不動産オーナー 

・開業医 

・弁護士・会計士・税理士 

・外資系企業の社員 

・政治家 

・プロスポーツ選手 

・パイロット 

・芸能人 

積立投資などの資産運用はお金持ちへの第一歩

こんにちは。マネーキャリア編集部・FPの西田です。 


先日、高校生の親戚から次のような質問をされました。

私は、将来お金持ちになりたいと思っています。お金にゆとりがあって、キラキラとした暮らしをするのが夢なのです。一生懸命に頑張りますので、お金持ちになれる職業を教えてください

日本において「お金持ちになりたい」と声を大にして言う大人は少ないものの、多くの人たちが心の中でお金持ちに憧れているのです。


ニュースサイトしらべぇは、全国の20代~60代の男女1361人に財産について調査を行いました。 同調査(ニュースサイトしらべぇ)によると、「お金持ちになりたい」と答えた人は、全体の72.0%でした。 


この調査にも明らかなように、多くの人たちが「お金持ちになりたい」と思っているのです。 本記事では、お金持ちになれる代表的な職業を10こ紹介していきます。 


あわせて、すでに社会人の方がお金持ちになるためにできることについても解説してきます。 


本記事が、「お金持ちになりたい」と考えている方の参考になれば幸いです。

お金持ちになれる代表的な職業10選!



「お金持ちになりたい」とぼんやりと思ってはいるものの、お金持ちにはどうしたらなれるのか分からないという方が大半です。


以下、お金持ちになれる代表的な職業を厳選して10こ紹介していきます。

中学生、高校生、大学生の方は、進路を考えるにあたって参考にしてみてください。

➀上場企業のオーナー

上場企業のオーナーはお金持ちになれる職業の代表です。


日本におけるトップクラスの上場企業のオーナーであれば、年収は数億円~数十億円になります。


上場企業のオーナーは平均をはるかに超える額の給与をもらっていますが、彼らがお金持ちであることの大きなポイントは配当金にあります。


上場企業のオーナーの多くが自社株だけではなく、多くの企業の株を保有しているのです。


上場企業のオーナーは日本で最高レベルのお金持ちです。


しかし、上場企業のオーナーは創業者一族で受け継がれることがほとんどですので、新卒で入社したとしてもオーナーになれる可能性は限りなく低いといえるでしょう。

②非上場企業のオーナー

非上場企業のオーナーの平均年収は、1500万円~2500万円程度です。


高額な年収ではあるものの、比較的現実味のある年収といえるでしょう。


非上場企業のオーナーの平均年収を出すことは非常に難しいところもあります。


非上場企業と一言で言っても、上場はしていないもののかなりの利益を得ている企業から、破産寸前の企業まで含まれているからです。


非上場企業のオーナーのなかにも年収3000万以上の方もいらっしゃいますが、年収300万円に満たない方もいらっしゃいます。

③不動産オーナー

不動産オーナーの年収の相場は400万円~500万円といわれています。


不動産オーナーの多くが家賃数万円から10万円以内のアパートやマンションの保有者であるため、毎月入って来るお金はそこまで大きくはありません。


不動産オーナーは本業を持っていることも多く、不動産から発生するお金は副収入になっていることも多いです。 


本業の収入と併せれば、1000万円近い年収も難しくありません。


優れた経営センスを持つオーナーや、高級マンションのオーナーは数千万円以上の年収を得ていますが、この額を手にしているオーナーは極一部です。

④開業医

開業医の平均年収は2888万円です。


医師全体の平均年収は1456万円程度であるため、医師のなかでも開業医の年収は非常に高いことは明らかです。


開業医のなかでも年収の開きはあり、眼科、整形外科、耳鼻科の順で高くなっています。


一方、外科、産婦人科の平均年収は開業医のなかでも低い傾向にあります。


眼科の平均年収は4000万円近い一方、外科、産婦人科医の平均年収は2000万円に到達しません。

⑤弁護士・会計士・税理士

弁護士の平均年収は750万円会計士の平均年収は992万税理士の平均年収は892万円となっています。


これらの士業はいずれにおいても勤務先やクライアントの層によって、年収が大きく変わります。


たとえば、弁護士の平均年収は750万円となっていますが、四大法律事務所の場合は入社1年目にして年収1000万円超えます


入社5年目には2000万円以上の年収も期待できるでしょう。


会計士、税理士なども同様で、大手事務所に新卒で入社した場合、1年目から1000万円前後の年収を期待できます。


弁護士、会計士、税理士は本業だけではなく、講演会、大学講師、著書などからも副収入を得ていることも多いです。

⑥外資系企業の社員

外資系企業の社員の平均年収は800万円程度です。


外資系企業は日系企業よりも年収が高いことで知られています。


外資系と日系では、スタッフの時点で80万円近く年収の差があり、部長クラスになると500万円近くの差が出ます。


外資系企業のなかでもトップクラスの企業であれば、1年目から平均年収1000万円も夢ではありません。

1年目から年収1本超える給与が支給される企業の場合、30代から40代には3000万円以上の年収も期待できます。


しかし、入社してすぐに高額な年収を得られる外資系企業は全体の数%程度となっており、多くの年収を求める方は外資系のなかでもトップクラスの企業に入社する必要があります。

⑦政治家

国会議員の平均年収は2000万円程度、市議会議員の年収は都心でも500万円程度です。


国会議員の年収は大企業の社員よりも高額に設定されています。


しかし、政治家として働くためには事務所の運営費や交際費などなにかとお金はかかります。

そのため、手元に残るお金はそこまで多くはないでしょう。

⑧プロスポーツ選手

プロスポーツ選手と一言でいっても、スポーツによって年収は異なります。


サッカー選手は2000万円~3000万円競輪選手は1300 万円力士(横綱)は3000万円ゴルファーは800万円となっています。


非常に高額な年収をもらっているプロスポーツ選手もいる一方、競技によっては大企業の社員と変わらない年収のプロスポーツ選手も少なくありません。


プロスポーツ選手といえども、試合で活躍しなければ年収は下がります。


また、スポンサーがついていたとしても、スポーツをするには何かとお金はかかるものです。

そう考えると、上述の年収は必ずしも高いとはいえないでしょう。

⑨パイロット

パイロットの平均年収は1584万円です。


パイロットの平均年収は高額ですが、初任給は意外と少ないようです。


日本におけるトップクラスの航空会社(JAL、ANAなど)でも、入社1年目は月給21万円程度に設定されています。

⑩芸能人

芸能人の平均年収を出すことは非常に難しいです。


日本におけるトップクラスの役者や歌手であれば、年収は数億円にのぼります。


一方、売れない女優、モデル、アイドル、芸人の年収は100万円に満たないことも少なくありません。


日本一稼いでいる女優は綾瀬はるかさん(推定年収は6億1000万円だと言われています。(参考サイト New See


また、日本で最も稼いでいる歌手は福山雅治さん(推定年収は7億円だそうです。(参考サイト News See


芸能人について「全員がお金持ち」だとは言えませんが、人気のある芸能人の年収はサラリーマンがイメージできる金額をはるかに超えています。

そもそもいくら持っていたらお金持ちなの?お金持ちの定義を確認

「お金持ちになりたい」「あの人はお金持ちだろうね」と思うことは時々あるでしょう。


しかし、「いくら持っていたらお金持ちなのか」「お金持ちの定義」まで具体的に言える人はほとんどいません。


意外にも、お金持ちの定義とは曖昧であり、はっきりとしたものはないのです。


一般的に、お金持ちかどうかを決めるにあたって純金融資産保有額が鍵となります。


1億円以上の純金融資産を保有していれば、富裕層として見做されます。


NRIによると、2020年において日本の富裕層は133万世帯に及ぶといいます。

純金融資産が1億円に満たず5000万円以上ある場合は準富裕層3000万円~5000万円がアッパーマス層3000万円以内はマス層になります。


お金持ちの定義は大変難しく、人によって捉え方なども変わるでしょう。

現在の日本においては、お金持ちかどうかは資産額で決まり、1億円以上の純金融資産を保有しれいれば富裕層、つまりお金持ちと見做されます。

お金持ちがお金持ちになる理由や経緯について解説!


「お金持ちの人はどうしてお金持ちなのか?」「お金持ちにどうしたらなれるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。


以下、お金持ちの人が金持ちである理由に加えて、お金持ちになる経緯を解説していきます。

➀生まれつきお金持ち

資産家大企業の創業者一族開業医一家売れっ子芸能人の家庭などに生まれたら、生まれつきお金持ちになります。


家にはかなりの資産があり、親が毎月稼いでくるお金も非常に大きな額です。


お金持ちの家庭に生まれた子どもは、高度な教育を受ける傾向にあります。


また、優れた能力を持つ親の子どもは、子どもも高い能力を持っていることも多いです。


大人になってからは自分自身で大手企業や芸能界に属して稼ぐ、もしくは起業して大金を生み出す人も少なくありません。

②事業に成功してお金持ちになる

親が高卒の家庭、シングルマザーの家庭、借金がある家庭で育った人のなかにも、自分で事業を立ち上げて成功し、お金持ちになる人は多いです。


起業に成功してお金持ちになるためには、学歴、コネ、親の職業などは関係ありません。

自分自身のビジネスセンス、経営力、クリエイティブ力が成功のカギになります。


近年では、IT関連の事業で成功してお金持ちになる人が多いです。

20代でも数億円の年収所得を獲得し、億ションに住んでいる方も少なくありません。

③お金持ちと結婚する

玉の輿」「逆玉」という言葉がある通り、お金持ちと結婚して金持ちになることは昔からしばしあることでした。


お金持ちと結婚するためには、自分の魅力や長所を磨かなければなりません。

お金持ちは交友関係が広く、相手を選べる立場にあります。

相手に恋愛感情をもってもらえるよう、お金持ちと結婚するためには自分磨きは不可欠です。


古くからの資産家や政治家などの家庭であれば、結婚相手に対して学歴や実家なども判断基準になることもあるでしょう。

一方、独力でお金持ちになった人であれば、結婚相手に対して学歴、実家などを重視しない傾向にあります。

④お金持ちになれる職業に就く

お金持ちになれる職業に就き、コツコツと年収を上げていく方法は最も安定感のあるお金持ちのなり方といえるでしょう。


大企業であっても、新卒、ないし20代の年収は他の企業とさほど変わりません。

また、医者、弁護士などの専門職においても若いうちは給与水準が驚くほどに高いというわけではないです。


しかし、日々自己成長しながら、仕事に対して真面目に向き合っていれば50代、60代になれば年収は2000万円前後になるはずです。

若い時から継続して貯蓄積立などを行っていれば、ある程度の資産も形成できます。

現在お金持ちになれる職業についていない人ができること


お金持ちになるためには、実家が資産家ではない限り、職業が重要です。


小学生の時からお金持ちになれる職業を目指して勉強したり、大学生以上になったらビジネススキルを磨いて起業したりすることがお金持ちになるための方法といえるでしょう。

しかし、この方法は、社会人にとっては難しいものです。


しかし、現在お金持ちになれる職業についていない人であっても、お金持ちになるためにできることはあります。


以下、お金持ちになれる職業についていない人ができることをみていきましょう。

➀副業を始め収入減を増やす

既に本業を持つ方は、副業を始めて収入源を増やす方法があります。

週5勤務で残業がほとんどない方であれば、副業で3万円~5万円稼ぐことは難しくありません。


たとえば、副業には以下の職業があります。

  • Webライター
  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • ブログの運営、アフィリエイト
  • SNSの運営(インスタグラマーなど)
  • ハンドメイド
副業ではじめた仕事が自分に向いていた場合、本業以上に稼げることは珍しくありません。
たとえば、Webライターの場合、数千円の報酬で記事を納品していた人が、執筆力を認められて、本業の収入を超えるケースもあります。

ブロガーの場合、運営していたブログが大人気になって、ブログ収入が年間数百万円をのぼる可能性も少なからずあります。

優れた感性を持つ、オシャレな女性はインスタグラムを継続するなかでフォロー数が増え、人気インスタグラマーとして月に数十万円~数百万円稼げるようになるかもしれません。

副業は収入源をすぐに増やすことができるだけでなく、副業にはチャンスが潜んでいるのです。
副業は初期費用0円、ノーリスクで始められる仕事が多いので、ウリにできるスキルがある方は検討してみてください。

②➀の副業は熱中できるものにする

副業は自分が熱中できるものを選ぶようにしてください。

「ネットに一番稼げる副業とかいてあったから」、「友達がこの副業で成功したから」という理由で選んだ副業は失敗に終わることがほとんどです。


副業は以下の基準で選ぶようにしましょう。

  • 作業をしていて楽しいか
  • 自分の学歴、職歴、専門性は活かせるか
  • 副業を趣味としても捉えられるか
  • 作業に熱中できるか
自分の好きなこと、楽しくて熱中できることであれば長続きしますし、スキルもおのずとアップするものです。
副業は自分がやりたいと思える職業魅力的に感じる職業を選びましょう。

③サラリーマンとして年功序列や終身雇用に頼るマインドを捨てる

大手企業に就職すれば、将来は安定するかもしれません。

入社時は年収200万円程度でも、50代になれば年収1000万円は期待できるでしょう。

しかし、年収1000万円前後ではお金持ちとは言い難いです。

子ども二人を育てるのも、奥さんの収入なしには難しいのが現実です。


現在の日本では、「サラリーマンではお金持ちになれない」という見方が一般的です。

資産家、大企業の創業者一族、医師家庭以外のお金持ちは、投資起業などで成功をおさめた人たちが多いです。

投資と起業はリスクがあり、0か100といえるところが大きいです。

お金持ちになるには、それだけの覚悟や冒険心が必要ということかもしれません。

お金を稼ぎ方は「労働」「事業」「投資」の3つ【事業・投資がお金持ちへの道】

お金の稼ぎ方は労働だけではありません。


日本では見落とされる傾向にありますが、事業投資もお金の稼ぎ方に含まれます。

そして、お金持ちへの道は事業と投資と言われています。
事業とは企業の経営的な立場にあることをいい、稼げる仕組みを作れば、自分が働かなくてもかなりの収入が入っていきます。
投資は、企業、国などに出資し、自分の代わりにお金に働いてもらう稼ぎ方です。

事業や投資はセンスや才能が必要であり、全ての人にできるものではありません。
事業や投資において稼げるようになるためには時間を費やし、勉強する必要があります。
成功をおさめることができれば、少ない労働時間で、サラリーマンでは手にできない金額を得ることができます。

日本の金融教育は遅れている【お金について迷ったらお金のプロに相談】


日本の教育ではお金を稼ぐ方法は教えてもらえません。


学校や親から「お金は働いて稼ぐものだ」「お金は一生懸命働かないともらえない」と言われることはあっても、「お金を効率よく、なるべく少ない負担で稼ぎなさい」と言われることはあまりないでしょう。


日本においてラクして稼ぐことや、少ない労力で大金を稼ぐことは否定的に見られています


学校教育の目的は社会に適応できるサラリーマンの育成にあります。


学校において定められた通りに授業や宿題をこなすことが求められ、服装などの校則が課されるゆえんもここにあります。


投資家、芸能人、起業家の育成が考慮されて、教育カリキュラムが組まれていることはあり得ません。


しかし、サラリーマンでは稼げるお金に限界があり、有名大学を卒業して、大手企業に入ったとしても贅沢な暮らしをできるだけの給与は難しいです。


お金持ちになるためには、企業や他人に依存せずに自分の頭で考え、計画を立てて、行動を起こす必要があるのです。


リスクがあるので安易には勧められませんが、投資はお金持ちになるための一つの方法です。

日本では投資とギャンブルの区別がつかない大人は多いですが、アメリカの公教育では投資の授業があり、投資は教育の場でも肯定的に捉えられています。


お金について迷ったり、資産形成を考えたりする際は、お金のプロ(ファイナンシャルプランナーなど)に相談することをおすすめします。

参考:業界別の年収ランキング

マイナビ転職の調査によると、年収の高い業界は以下の通りになります。


順位業種名平均年収
外資系金融1515万円
専門コンサルタント775万円
不動産754万円
生命保険・損害保険723万円
環境関連設備685万円
金融総合グループ676万円
 住宅・建材・エクステリア648万円
証券・投資銀行642万円
 精密機器635万円
10 政府系・系統金融機関631万円

これから就職・転職をする方、「子どもをお金持ちにしたい」と考えている親御さんは参考にしてみてください。

お金持ちになれる職業まとめ

子どもの頃から「お金持ちになりたい」と思い、大人になってからもお金持ちに憧れる人はとても多いです。


お金持ちになるためには勉強努力が不可欠であり、自分自身で将来を切り拓いていく必要があります。


お金持ちの人は、成功するために並大抵ならぬ努力をし、ある程度のリスクも抱えて、今のポジションにいることがほとんどです。


お金持ちになるためには、学校での勉強はもちろん、自分自身で本やインターネットを活用してさまざまなことを学ぶことが大切です


日本の学校教育で「お金持ちになる方法」を教えてもらえることはほとんどありません。


大手企業に就職したり、士業に就いたりすれば、数千万円の年収を獲得することはできても、1億円以上の純金融資産を保有する富裕層になることは難しいです。


数億単位のお金を稼ぐ方法として、業界においてトップになる、売れっ子の芸能人になる、事業で成功、投資で成功などを挙げられます。


マネーキャリアでは、他にも読んでおきたいお金に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。 

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