電気代の高騰が続く中、エアコンを使う季節がやってきましたね。この記事では、節約・切電のための、効率的なエアコンの使用方法から、設置場所や購入する際のポイントまでご紹介します。電気代を上手に節約しつつ、快適にエアコンを使いましょう。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
エアコンを効率的に使う、省エネテクニック
気温が高い日や、雨でジメジメした日が多くなり、いよいよエアコンを使う季節になりましたね。この季節は、電気代を抑える工夫が欠かせません。
エアコンの効率を上げることで、電気代を抑えることが可能になります。
エアコンの電気代を節約するためには、以下のような方法を試すことが効果的です
- 適切な温度設定
室内の快適な温度設定を行います。
夏の場合、適切な設定温度はおおよそ 25-26℃です。
設定温度を低くしすぎると電力消費が増えますので、無駄な冷房を避けるためにも適切な設定温度を保つことが重要です。
- タイマー機能の活用
エアコンのタイマー機能を使って、不要な時間帯に自動的に運転を停止させることができます。
例えば、寝る前や外出時にエアコンを自動的に切るように設定することで、無駄な電力消費を避けることができます。
- 風量と風向きの調整
エアコンの風量や風向きを適切に調整します。
必要以上の風量や冷風の直接的な当たりを避けることで、快適さを確保しながら電力消費を減らすことができます。
- 断熱と遮熱の改善
室内の断熱性を向上させるために、ドアや窓の隙間を適切にシールするなどの対策を行います。
また、日差しを遮るカーテンや遮光フィルムの利用も効果的です。
これにより、室内の冷気が外に逃げるのを防ぎ、効率的に冷房を利用することができます。
エアコンの設置・清掃・お手入れで効率アップする方法
まずエアコンの設置場所ですが、エネルギー効率を最大限に高めるために、家の中で直接太陽の光が当たらない場所に本体を設置することが重要です。
また室外機も、直射日光が当たらない場所であるか、ファンの前に物が置かれていないかを確認しましょう。
気を付けるのは設置場所だけではなく、エアコンを定期的に清掃・点検するようにしましょう。
ホコリや汚れがたまると効率が著しく低下するので、これらを確実に除去することが重要です。
また、ユニットが最大効率レベルで動作していることを確認するために、摩耗や損傷がないかを定期的にチェックすることをお勧めします。
エアコンの除湿と冷房、電気代が抑えられるのはどっち?
一般的には、除湿モードの方が冷房モードよりも電気代を抑えることができます。
除湿モードでは、エアコンが冷却しながら湿度を下げるため、室温が大幅に下がることはありません。
そのため、冷房モードほどの電力消費は必要ありません。
一方、冷房モードでは、室温を下げるためにエアコンが冷媒を使用し、冷たい空気を送り出します。
室温を下げるためには、より多くの電力が必要となります。
ただし、具体的な電気代の節約効果は、使用環境や設定によって異なります。
湿度の高い場所や季節によっては、除湿モードを使用しても比較的多くの電力を消費することもあります。
除湿モードは冷房モードよりも電気代を抑える傾向がありますが、具体的な節約効果は状況によって異なるため、自分の使用環境や快適さの好みに合わせて適切なモードを選択することが重要です。
エアコンの最新製品とその節電機能をチェックする
昔のエアコンを使用するより、新しいエアコンに買い替えた方が電気代がぐっと抑えられ、エアコン本体代も数年で元が取れてしまうことも珍しくありません。
新しいエアコンを購入する場合、省エネラベルの星の数が多いなどの、省エネ機能を備えたものを購入するようにしましょう。
できるだけ省エネに配慮したモデルを選ぶと、光熱費を節約しながらも快適に過ごすことができます。
大きな買い物ですが、今後の電気代のことを考えると、エアコンが安なる時期を見計らって購入するのも良い方法かもしれませんね。
まとめ
エアコンの効率を上げるための対策を講じることは、夏の電気代を抑える効果的な方法です。
汚れたエアフィルターの交換から、省エネ機能を備えた新機種の購入まで、エネルギー効率を最大化するためのテクニックはたくさんあります。
この記事を参考に、この夏、省エネライフを満喫してください。
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