- 積立NISAの20年後の利益がいくらになるかシミュレーションしたい人
- 積立NISAでの運用益がどのくらいになるのか知りたい人
- 積立NISAで非課税期間満了まで積み立て予定の人
- 将来の資産形成のために積立NISAの運用を考えている人
内容をまとめると
- 積立NISAの利益は「積立金額×運用年数×年利」でシミュレーション可能
- 20年後の資産形成のためには、無理のない投資額で継続することが大切
- ほったらかし運用でもOK!長期継続が利益を生む鍵
- 「72の法則」は資産が2倍になる期間を簡単に計算できる便利な法則
- 積立NISAの投資額でお悩みの場合はマネーキャリアの無料FP相談がおすすめです!
- オンライン相談無料!下ボタンから簡単に予約可能!
現行積立NISAでは最大20年間つみたて投資が可能です。しかし、20年後の利益がいくらになるのか、20年後に目標金額を得るためにいくらつみたてれば良いのか気になりますよね。本記事では、20年後・40年後のシミュレーションや目標金額積立のためのコツを紹介します。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 積立NISAの20年後のシミュレーション!いくらになる?
- シミュレーション①月々5000円の積み立ての場合
- 月々33,333円(年満額40万円)積み立ての場合
- 自分でシミュレーションするのにおすすめサイト2選
- 金融庁|資産運用シミュレーション
- auカブコム証券|つみたてNISA簡単シミュレーション
- 20年後の資産形成のために積立NISAを始めるべき理由
- 理由①利益に税金がかからない
- 理由②少額からでも投資を始めることができる
- 理由③投資商品は金融庁のお墨付きだから安心
- 理由④忙しくてもほったらかし運用でOK
- 20年後に目標金額を得るために気をつけたいこと3点
- 毎月無理なく続けることができる金額を設定する
- 一時の値動きで動揺しない
- 20年ではなく15年の運用で考えよう!
- シミュレーション以外の資産形成目安「72の法則」とは?
- 積立NISAの投資額・シミュレーションに関する相談はマネーキャリアへ!
- まとめ:積立NISAのシミュレーションで将来に備えよう!
積立NISAの20年後のシミュレーション!いくらになる?
積立NISAは、金融庁が推奨する少額投資非課税制度です。
現行の積立NISAでは、投資で得た運用益が最大20年間非課税となります。
積立NISAをはじめたものの、20年後の利益がいったいどれくらいになるのか分からない方も多いのではないでしょうか?
積立NISAで得られる利益は、以下の計算式で算出できます。
積立金額NISAで得られる利益=積立金額×運用年数×年利
ここでは、運用を継続した場合の20年後の利益を、以下の場合に分けてシミュレーションしてみましょう。
- 月々5000円を年利1%、3%、7%で積み立てた場合
- 月々33333円(年満額40万円)を年利1%、3%、7%で積み立てた場合
シミュレーション①月々5000円の積み立ての場合
月々5000円を20年間積み立てた場合のシミュレーションは、以下の通りです。
年利 | 積立金額+運用益 | 運用益 | 節税額 |
---|---|---|---|
1% | 132.8万円 | 12.8万円 | 2.6万円 |
3% | 164.2万円 | 44.2万円 | 9.0万円 |
7% | 260.5万円 | 140.5万円 | 28.5万円 |
月々5000円を20年間積み立てると、積立金額は120万円です。
控えめに年利1%で計算しても積立金額の約1割が、年利3%で計算すれば40万円以上の利益が得られます。
さらに年利7%で運用できれば、資産は約2倍に膨れ上がる計算です。
月々5000円の投資でも長期で運用することにより、上記のように効率的に資産を増やすことが期待できるでしょう。
月々5000円の少額投資では意味ないのでは?と不安に感じている方は、以下の記事で「少額投資でも始めるべき理由」を詳しく解説しておりますのでご覧ください。
月々33,333円(年満額40万円)積み立ての場合
月々33,333円(年満額40万円)を20年間積み立てた場合のシミュレーションは、以下の通りです。
年利 | 積立金額+運用益 | 運用益 | 節税額 |
---|---|---|---|
1% | 885.2万円 | 85.2万円 | 17.3万円 |
3% | 1094.3万円 | 294.3万円 | 59.8万円 |
7% | 1736.4万円 | 936.4万円 | 190.2万円 |
月々33333円(年満額40万円)を20年間積み立てると、積立金額は約800万円です。
年利1%で計算しても運用益と節税額をあわせて100万円以上、年利3%で計算すると300万円以上の利益が得られます。
さらに年利7%で運用できれば資産は2倍以上、利益も1000万円以上得られる計算です。
投資金額が大きく、積立期間が長いほど複利の効果で利益は拡大します。
年間投資枠と非課税期間をそれぞれ最大限活用できれば、積立NISAのみで老後2000万円の問題がほとんどカバーできてしまうのです。
資金に余裕のある方は、ぜひ年満額40万円、20年間運用を目指していきましょう。
自分でシミュレーションするのにおすすめサイト2選
月々5000円、33333円で20年間運用した場合のシミュレーションを解説しました。
しかし、月々の積立金額や購入する商品によって期待できる利回りはそれぞれ異なるため、個別にシミュレーションしたい方もいるでしょう。
ここでは、自分で積立NISAの利益をシミュレーションするのにおすすめのサイトを2つ紹介します。
おすすめサイトは、以下の2つです。
- 金融庁|資産運用シミュレーション
- auカブコム証券|つみたてNISA簡単シミュレーション
金融庁|資産運用シミュレーション
1つ目は、金融庁「資産運用シミュレーション」です。
金融庁の公式ホームページで、以下の3つのシミュレーションができます。
- 将来いくらになる? (最終積立金額)
- 毎月いくら積立てる? (毎月積立金額)
- 何年間積み立てる? (積立期間)
また、積立金額と運用成果がグラフで表示されるため、金額の推移がわかりやすいです。
国が公式で出しているサイトなので、シミュレーションしてみたい方はまずチェックすべきサイトといえるでしょう。
auカブコム証券|つみたてNISA簡単シミュレーション
2つ目は、auカブコム証券「つみたてNISA簡単シミュレーション」です。
こちらはauカブコム証券が提供するシミュレーションサイトで、毎月の積立金額、積立期間を入力することで、以下の項目が自動計算で表示されます。
- 最終金額
(累計積立額+運用益)
- 累計積立額
(積み立てた金額)
- 増えた額
(運用益)
- 非課税メリット
(節税額)
20年後の資産形成のために積立NISAを始めるべき理由
積立NISAは少額からでも始められ、誰でも簡単に積立投資できるのが魅力です。
20年後の経済状況はどうなっているか誰にもわかりません。
将来のために、今からコツコツと資産形成を進めていきたいといころですよね。
ここでは、20年後の資産形成のために積立NISAを始めるべき理由を4つ紹介します。
- 理由①利益に税金がかからない
- 理由②少額からでも投資を始めることができる
- 理由③投資商品は金融庁のお墨付きだから安心
- 理由④忙しくてもほったらかし運用でOK
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由①利益に税金がかからない
1つ目は、利益に税金がかからないことです。
通常、株式や投資信託を運用するときは、その運用益に対して20.315%の税金が課せられます。
たとえば、投資信託を運用して10万円の運用益が出た場合、2万315円の税金がかかるため、実質の手取りは8万円程度になってしまうのです。
それが積立NISAを活用すると、最長20年間にわたって運用益が非課税となります。
20年後には課税口座に移管されてしまいますが、本来引かれるはずの税金分も投資に回せることを考えれば、とてもお得な制度といえるでしょう。
理由②少額からでも投資を始めることができる
2つ目は、少額からでも投資を始めることができることです。
投資と聞くと、まとまったお金が必要なイメージがありますよね。
たとえば、株式の場合は100株単位で購入する決まりとなっているため、投資するためには数十万単位で資金が必要になります。
それが積立NISAでは、ネット証券などを利用することで、100円から投資を始めることができるのです。
投資は少額であっても長期で継続することが大切になります。
無理のない範囲で資産運用できるのが積立NISAの魅力です。
理由③投資商品は金融庁のお墨付きだから安心
3つ目は、投資商品は金融庁のお墨付きだからです。
積立NISAの投資対象商品は、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されています。
手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、金融庁が厳格にルールを定めているため、基準を満たす商品はそこまで多くありません。
投資の経験がないと、多くの投資商品から何を基準に選んだらいいのか迷いますよね。
対象商品が厳選されているのに加えて金融庁のお墨付きなので、投資初心者でも安心して始めることができるでしょう。
理由④忙しくてもほったらかし運用でOK
4つ目は、忙しくてもほったらかし運用できるからです。
投資と聞くと、トレーダーのように1日中パソコン画面を見ているイメージを思い浮かべる方もいるでしょう。
積立NISAでは、毎月の積立金額や投資商品をはじめに決めてしまえば、その後は自動で買い付けを行ってくれます。
つまり、購入のたびに売買の注文を出す必要はなく、ほったらかしで運用できるのです。
毎回買い付ける手間や時間が省けるため、忙しくても無理なく投資を続けられるのが積立NISAのメリットといえます。
20年後に目標金額を得るために気をつけたいこと3点
積立NISAは、長期的に積立投資を継続することで資産拡大が期待できる制度です。
しかし、積立NISAはあくまで投資であるため、誰もが資産拡大できるわけではありません。
なかには、資産形成の失敗につながってしまう行動もあるのです。
間違った行動をとってしまうと、20年後に目標金額を得られないばかりか、資産を減らしてしまうリスクも出てきます。
そこで、20年後に目標金額を得るために気をつけたいことを、ここでは3つ紹介します。
- 毎月無理なく続けることができる金額を設定する
- 一時の値動きで動揺しない
- 20年ではなく15年の運用で考える
毎月無理なく続けることができる金額を設定する
1つ目は、毎月無理なく続けることができる金額を設定することです。
投資は余剰資金でおこなうのが基本になります。
無理のある金額で積立投資してしまうと、生活が苦しくなったときにやめてしまうことになりかねません。
20年後に備えて投資することは大切です。
しかし、今の生活を犠牲にしてしまっては本末転倒でしょう。
たとえば、余剰資金もないまま、積立NISAがお得だと聞いただけで月の満額である33333円を積み立てるのは危険です。
積立NISAの積立金額はあとからでも変更できます。
まずは、毎月の生活の範囲内で無理なく続けられる金額を設定し、生活に余裕が出てきたら徐々に金額を増やしていくようにしていきましょう。
一時の値動きで動揺しない
2つ目は、一時の値動きで動揺しないことです。
投資信託の値段(基準価額)はさまざまな要因によって上下します。
購入した商品が値下がりすると、焦って売却してしまいたくなりますよね。
しかし、積立NISAは長期的に運用することで価値の変動を平均的にし、リスクをおさえる効果があります。
たとえば、積み立てていた投資信託の価値が暴落し、これ以上損したくないから売却してしまったが、もう少し保有していれば価値は回復していたというケースはよくあることです。
そのため、一時の値動きで動揺せず、長く積み立て続けることが大切になります。
値動きは気にせず、目標金額に向かって毎月決めた額をコツコツ積み立てていきましょう。
20年ではなく15年の運用で考えよう!
3つ目は、20年ではなく15年の運用で考えることです。
積立NISAは最長20年間非課税で運用できる制度であり、長期的に積立投資することで資産拡大が期待できるものになります。
しかし、20年後に必ずしも利益が出ているとは限りません。
20年後に価値が暴落する可能性もあるでしょう。
また、価値は下落と回復を繰り返していきますが、回復期間は投資信託によってそれぞれ異なります。
そのため、非課税期間満了まで運用するのではなく、15年を超えたあたりから徐々に売却を検討していきましょう。
目的は資産の拡大であり、20年間運用を続けることではありません。
利益の出ている時期に適当なタイミングで売却することが大切です。
運用は15年を目処にし、20年後に向けた出口戦略を考えていきましょう。
シミュレーション以外の資産形成目安「72の法則」とは?
積立NISAは、長期で運用することで複利の効果を利用して利益の拡大を狙うものです。
ここでは、複利の効果を計算してシミュレーション以外で資産形成の目安を算出する方法を紹介します。
みなさんは「72の法則」をご存知でしょうか?
「72の法則」とは、投資したお金が複利の効果で2倍になるまで、どのくらいの期間がかかるかを算出するものです。
計算式は、以下のように表せます。
72 ÷ 運用利回り(%) ≒ 資産が2倍になる期間(年数)
この法則を利用すれば、資産が2倍になるまでのおおよその期間を知ることができます。紹介したシミュレーションと同様に、年利1%、3%、7%で運用した場合の期間を見てみましょう。
運用利回り | 資産が2倍になる期間 |
---|---|
1% | 72年 |
3% | 24年 |
7% | 10年4ヶ月 |
表のように、複利の効果によって運用利回りが高いほど資産が2倍になるまでの期間を短縮できることがお分かりいただけます。
「72の法則」は計算が簡単で便利な法則ですので、資産形成を考える際の目安として参考にしてみてください。
積立NISAの投資額・シミュレーションに関する相談はマネーキャリアへ!
NISAの投資額にお悩みの方はマネーキャリアに相談しましょう。
20年後のシミュレーションをしてみたものの、いざ投資をはじめようと考えたときに、具体的なアクションに踏み出せない方も多いです。
マネーキャリアでは、シミュレーションをもとに投資額の設定や投資信託の選定など、具体的な行動に移せるよう丁寧にサポートいたします。
今回のような、積立NISA運用における注意点などのアドバイスも聞けるので安心です。
オンラインで手軽に予約でき、納得いくまで何度でも無料で相談いただけます。
少しでも興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ:積立NISAのシミュレーションで将来に備えよう!
今回は、積立NISAの20年後のシミュレーションを解説いたしました。
この記事のポイントは以下のとおりです。
- 積立NISAの利益は「積立金額×運用年数×年利」でシミュレーション可能
- 20年後の資産形成のためには、無理のない投資額で継続することが大切
- ほったらかし運用でもOK!長期継続が利益を生む鍵
- 「72の法則」は資産が2倍になる期間を簡単に計算できる便利な法則